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助太刀異世界2
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エレベーターを下りると、何やら人がいっばまい居て、ざわざわしていた、
僕らがどうしたのだろうと、あたりをキョロキョロしていると、一人の新撰組隊士がきた、
「日咲局長!大変です」
「どうしたの?」
その隊士は息を切らしていて、凄い慌てた感じで
「実はそこの路地で刀を奪われたカダル様はこの全責任を新撰組にあるとし、新撰組の解散及び全隊士の処刑を命じ、3日後に異世界グルデール島にて処刑を開始するとの事です、自分は逃げ切ったのですが、現時点で、各地にいる隊士達が捕まり強制的にグルデール島に飛ばされています」
日咲さんの顔が険しくなっている
「強制的に?そんな事は出来ないはずよ、転移リングは着けた人が行きたい異世界の名前を思う事で飛ぶ事が出来る物よ?」
「そうっすよね、そんな他人を好きな所に飛
ばすようなリングなんかないっすからね」
転移リングは他人を好きな所飛ばせないらしい、それもそうだ、もし飛ばせたら大変なことになる、じゃ~彼等は一体どうやって、
悩んでいると一星さんが
「私、知っています」
と言った
「知ってるって何を知ってるんすか!」
「実は護衛を任された時、一人の隊士にカダルの調査をお願いしたんです、そしたらカダル達は転移リングの研究をしてるらしく、その研究の過程で、作り出しものが2つあるみたいです」
「2つ?その2つって何かしら?もったいぶらないで言いなさいよ」
月菜さんに急かされ、一星さんは話を続ける
「一つはこの世界にもある、転移バリア装置」
「あれを、まかさ、カダル達も開発したと言うの?」
転移バリア装置って何だろう?
「あの、すいません、転移バリア装置って何ですか?」
僕の質問に月菜さんが答えてくれた
「まったく、そんな事も知らないの?これだから童貞は!」
「童貞関係ないだろ!」
「まぁ要するに転移バリア装置って言うのは、あれをあれするあれだわ!!」
「いや!あれしか言ってないだろ!」
僕らの話をずっと黙って聞いていた竜真さんがここで口を開いた
「転移バリア装置って言うのはな、この世界だとコノハ横丁以外のすべての場所に張り巡らされているものだよ」
「コノハ横丁以外のすべての場所?」
「そうだ、バリアがある場所では転移リング使えないし、そこから異世界に行くことも、逆に異世界から帰ってくる時もその場所には戻れない、行くのも帰ってくるもの、この世界では唯一バリアがない、コノハ横丁だけなんだ、まぁ簡単に言えば仕事の直行直帰禁止って感じだな」
コノハ横丁、ここはすごい特別は場所なんだ!確かにいきなり地上で、人が消えたり現れたりしたら問題になるな、あくまで僕達の職業は裏の仕事なのだ
「まさかカダルが転移バリアを開発するなんて…それでもうひとつは?」
「もうひとつは、私達のの世界にはない、特殊はリングが作られたそうで、そのリングを着けた人間はすべてカダルの思い通りに異世界に飛ばせるようです」
「そんな、好きな世界に飛ばすですって、そんなリング、表に出たら大変な事になるじゃない!」
確かにそんなリングが出回ったら大変だ、着けた人間はをカダルは思いのままの世界に飛ばせるし、国を滅ぼすのも簡単に出来てしまう、そのリングを出回ってしまったら
「でも一星、そのリング外せば関係無いんじゃないっすか?」
「いや、それは出来きないです」
なぜ?と日咲さんが聞く
「そのリングは指に着けられたら、もう自分の意思では外す事が出来ないそうです、当然壊すことも、もし外す方法があるとするならば、一つはカダルがリングが外れるように思う事です、そしてもうひとつは…」
バン!ギルドの入り口扉が凄い勢いで開いた
「居たぞ!!!新撰組だ!全員捕らえよ!!!」
「チッ、カダルの兵士達か、竜!私達は今から異世界グルデール島に飛ぶ、新撰組隊士を一人残らず救出する、後は頼んだわよ」
そう言った日咲さん含め新撰組は転移リングを使い、グルデール島に飛んだ
「逃げられたか、奴らはどこに飛んだんだ?」
「分かりません、他の世界に逃げられちゃ見つけようがありませんぜ?」
「いや、案ずるな、奴等を見つけ出す方法はある」
一人の男が竜真さんに近づいてくる、そして刀を抜き刃を竜真さんの顔に向け
「奴等は何処に逃げた?」
と言った
「言え、言わねば殺す、さぁ奴等は何処に飛んだ?」
何も答えない竜真さん、その目からは恐怖と呼べるものは一切感じ取れなかった
「貴様!バカにしているのか!!私がお前を殺せないと、冗談じゃない、そこまで死にたいなら、お望み通り」
そう言いながら剣を振り上げるカダルの兵士
「さらばだ」
竜真さんに剣を振り下ろした、しかし竜真さんは立っている、それどころが剣を振り下ろした男が血を流して崩れ落ちてゆく
「悪いがお前の言葉さっぱりわからなかった、それに忠告しとくぞ、尖った物をむやみに人に向けるんじゃねー、そして他人の玉取りに行く時は、自分の玉も取られるかも知れねーって事をな!」
一人の男を殺した竜真、アツキもそれを見て戦う覚悟を決め、剣を抜いた
「おうアツキ、お前も自分の玉取られる覚悟は出来たみたいだな!」
「そんなもん誰にもあげる気はありません、でもそれは竜真さんも同じでしょ?」
「いや、俺は女になら喜んで玉の1つや2つ出すぞ」
「いや、何の話してるんですか?誰がそんな汚ねー玉の話してるんですか?命の話をしてるんですけど」
ここに居るカダルの兵士は残り二人、どうにかなりそうだ
「貴、貴様ら!我等に歯向かってただで済むと思っているのか!」
「そんなもん知ったこっちゃねー、目の前に気に食わねー奴がいるならゲンコツくれてやるのが俺らのやり方だ!」
竜真とアツキ以外のギルドに居る人達も、それぞれ、刀や銃、斧などそれぞれを武器を持ち先頭体制に入る
「く、くそ、退くぞ」
戦況が、不利だと思った二人の兵士は転移リングを使い、逃げていった
「なんとかなりましたね」
「まぁな」
「これから行くんでしょ?グルデール島に!」
竜真さんは、あー!と返事をし、僕達がリングを使い、飛ぼうとすると、
「おいおい、あんたらだけに良いところは持っていかせねーぜ?」
「そうだそうだ!新撰組は異世界だけでなく俺らの居るこの世界も守ってる連中だ、俺達皆がお世話になってるんだ!」
「ここいらで恩返ししなくちゃ男じゃねー!行くぞお前ら!!」
なんとギルドに居る人達も行く気みたいだ
「まったく、どいつもこいつもお節介が好きだねー」
日咲!お前ら新撰組が救ってきた人達が、今度はお前らを救う気でいるらしい、人の繋がりって言うのは、例え、世界が違っても切れねーみたいだぜ
「よっしゃー行くぞ!てめーら!」
と竜真が叫んだ
「いやいや、竜真さん、僕達だけは恩返しじゃなくて罪滅ぼしですよ」
「ギクッ、そ、そうだったな」
僕達は転移リングを使い、異世界グルデール島に飛ぶのであった、
転移リングはその場所の異世界名を思うことで飛ぶことが出来る優れ物だ、さらに飛ぼうとしてる世界の人目のつかない場所に自動的に飛ばされるらしい、僕らは異世界の人間にけして、異世界から来たとバレてはならない、
だが今回の話は別らしい、なぜならグルデール島はそもそも、他の貴族が住んでいたらしい、カダルは転移リングを使い、グルデール島に行き、その貴族や民、その世界に居る住人をすべて殺してその世界に住んでいるみたいだ、富豪だけが許される特許、異世界への移住だった、つまり今グルデールにいる人達は皆、すべて僕らの世界の人と言う訳だ。
リングを初めて使った僕は初めての景色を見る事になる、ギルドに居たのに、辺りが真っ白になり無になる、隣に居た竜真さんも消えたった一人の世界に居るみたいだ、いや無とは、その言葉通り何もない、自分の体さえもなかった、
時間にしてほんの数秒だったが、確かに無の空間に居た、その後、人や建物が構築されだし、気が付くと、僕は廃墟に居た、
「どうだった?初めての異世界転移は」
その聞き覚えのある声に僕は振り返り
「なんか気持ち悪かったです」
と言った、すると竜真さんは納得とした顔で
「最初は皆そう言うんだよ、まぁ慣れるまでだな」
「はい、そういえば他の人達や日咲さん達はどうしたんですか?」
そう、僕らは夜の廃墟の中の一つの部屋に竜真さんと二人で居た、先に飛んだ日咲さん達はおそらく城に向かったんだろうが、僕らと一緒に飛んだ他の人達が見当たらない
「まぁ着地地点は人目のつかないランダムな場所だからこの辺にいるんじゃねーか?」
「そうですね」
僕らは階段を下りることにした、どうやらここは4階らしい、階段を下りて行くと
「おーい!」
と近くから大声が聞こえた
「竜真さん!誰か居るみたいですよ、僕達も行きましょう!」
僕と竜真さんは、階段を下り外に出た、すると声を出した人の周りにすでに人が集まっていた
「もう全員集合って感じですね」
僕らは全員揃ったか確認し、日咲さん達を追いかけて城へ向かって走り出した。
この世界はグルデール島って名前の通り、島くらいの大きさしかない、だからここからでも城が見える、僕らはそれを目指して走る、
数十分走ると
「ちょっと止まれ」
と先頭にいる人が言った
「なんだ、これ…」
月明かりに照らされ、僕らの目に入ってきたのは大量の死体だった、その死体はまるで城までの足跡のように一直線に城まで続いていた
「竜真さん、これって」
「大方、日咲達だろうな、城に向かう途中に襲われたんだろ、まったくあいつらも派手にやりやがるぜ」
僕が死体慣れしていないと言うのもあるけど惨過ぎる、僕は頭から足まで電気が流れた、恐怖、僕はその言葉に捕まってしまった、これが新撰組幹部の力、これが新撰組、なんて恐ろしい化け物集団なんだ、今さっきまで話していたと思うと尚更恐怖に取り付かれた、
僕が青ざめていると、竜真さんが僕の肩に手を乗せ
「安心しろ、新撰組は仲間だ、それにお前も俺も死ぬ事ねーからさ、互いの背中を互いが守る、俺はさ新撰組にもお前にも背中を預けられる、だからお前も安心して背中預けやがれ!」
僕はその言葉を聞き、落ち着きを取り戻した
「すみません、竜真さん、取り乱してしまって」
「いいって事よ!気にすんな」
僕らは死体の道を進み続けた、新撰組ともそんなに離れていないだろうから、いずれ追い付くのか、そんな事を思っていると城のすぐ近くまで来てしまっていた
「ここは小屋や家が多く見通しが悪いから慎重に進むぞ」
僕らは家の視角などを警戒しながら歩いて行く
「なんか僕達以外に人が居ないと、なんか不気味ですね」
「そ、そ、そ、そ、そうだよな~不気味だよな~」
竜真さんは暗闇が嫌いらしい
「ちょっと竜真さん、それでも侍ですか!なんで死体には一切ビビらなかったのに暗いくらいでビビってるんですか?子供じゃないんだし、しっかりしてくださいよ」
竜真さんは体をブルブルさせながら
「いや~、だってあれだろ、その、幽霊とか出るかもしれないじゃん、あいつら物理攻撃一切通用しないしさ、でもでもけして、ビビってる訳じゃねーぞ、幽霊出たら危険だなって思ってさ、ほら、余裕ぶっこいてると幽霊にイタズラとかされるじゃん、だからあえてビビってるフリをよ」
「はいはい分かりましたから、行きますよ」
そう言った時、人影がいきなり現れ、こちらに向かってゆっくり近づいてきた
「ほらー!!!だから言ったじゃねーかよ!余裕ぶっこくなって!」
いや、そんな非科学的な事がありえるのか?そういえばこの場所は昔人がたくさん住んでたんだっけ?それをカダル達に殺されて占拠されたんだっけ?いや完全に心霊スポットじゃねーか!
「いや、まじで、まじで、こっちに来るなー!」
「あら、やっぱり貴方達だったのね」
ん?その声は
「な、なんだ、日咲さんだったんですか?」
「だったんですか?って一体なんだと思ったのよ?」
「いや、それはこっちの話で」
やっと日咲さん達に追い付いたみたいだ、これには竜真さんも安心したみたいで
「いやー、日咲かよ~まったく驚かせやがって」
「さっきから貴方達なんなのよ」
「いやーすいません、それは気にしないで下さい」
「まぁいいわ」
同じように家の影から、真二さん、一星さん月菜さんと隊士の一人も出てきた
「何?私のファンの子達が着いてきちゃった?」
と月菜が言う
「誰がてめーなんかのファンになるか!それにてめーなんかにファンがいるか!」
「はー!?何ですってこのバカ侍が!」
「バカは、てめーだろうが!」
相変わらず月菜さんと竜真さんは仲が悪いなー
「日咲さん、あの二人昔からあんな感じなんですか?」
「そうなのよ、昔から目が合えば喧嘩ばかりしていたわ、喧嘩するほど仲がいいってやつなのかしら?私には犬と猫が喧嘩してるようにしか見えないんだけどね」
「日咲さん、せめて人として見てあげてください」
「それにしてもこんな所までくるなんて、相変わらず旦那は無茶しますね」
「あー?それはお前らが言えた事かよ」
真二さんは笑いながら
「それもそうっすね」
と言った
「で、てめーらなんでこんな所で足止めしてんだ?」
竜真さんの言う通り、城に続く橋はもうすぐそこなのに、なんでこんな所で足止めをしていたのだろうか?
「俺達もここを進みたいんすけど、実はここから橋まで50メートルの間に地雷があちこちにあるらしくて、進めないんすよ」
「地雷?」
「そうっす、その地雷の所さえ抜けられたら、後はあの長い橋だけなんす」
地雷か~、
僕はここであることをひらめいた
「あの、地雷を避けるんじゃなくて、地雷を片っ端から爆発させるのはどうですか?」
「爆発?一体どうやってっすか?」
「石とか投げて、爆発させるのはどうですか?」
「石ねー、たぶん、石くらいじゃ反応しないんじゃないかしら」
「そ、そうですよね」
方法が見つからない中、一星さんが
「なら人を転がすのはどうですか?」
「人を転がす?!」
僕らの声が揃ってしまった
「はい、ここにある鎖で人をぐるぐる巻きにして、ボウリングみたいに、転がすのはどうですか?」
「それだわ!それなら確かに突破出来るわ!」
「ちょ、ちょっと待ってください、そんな事したら、その人はヤバイんじゃないんですか?」
月菜がアツキにはぁ?って表情を向け
「あんたさバカなんじゃないの?この状況、一人犠牲になってみんながここを通れるならいいじゃない!」
「バカはお前だろ!あんたこれでも新撰組副長でしょ!仲間を見捨ててどうするんですか!」
「うっさいわね~!もうこれしか方法ないんだからしょうがないじゃない!」
まじで、まじでこの方法で行くの?人助けに行くのに人犠牲にして矛盾なんだけど、
ここで、竜真はあることを言う
「まぁ問題は誰が生け贄になるか、だけどな」
その言葉を聞いた瞬間全員の顔色が変わった、全員自分が助かることしか考えてないそうだ、
誰も喋らない中、口を動かしたのはアツキ
「まぁこうゆう事は運命に任せてじゃんけんなんてどうでしょうか?」
じゃんけん、それはグーチョキパーで行われる勝負、この答えは神しか知らない、完全なる運の勝負である
「あー、そういえば昔流行ったろ?なんかチョキ出した奴は心理的に変態だってやつ、アツキ、お前チョキ出そうとしてたろ」
「いやまさか、そんな話迷信ですよ、だいたいじゃんけんでそんなの分かりはしないですって」
この二人の何気ない会話、もちろんその裏に高密に設計された作戦があった、この状況でチョキを出した奴は変態などという、汚名をつけられたとしても勝たなくてはならない、なぜなら負ければ地雷の爆発を受け続ける羽目になるからだ、普通の人間ならそんな言葉には耳を貸さない、が!この人達は違った、
全員、超が付くくらいプライドが高いのだ、なので、変態などと言う汚名を付けられるなら死んだ方がマシだと、ここに居る人間は思っていた
日咲は、変態?この私が、へ、へ、へ、変態ですって、冗談じゃない、
月菜は、変態ですって?この美しいあたしが変態…殺してやる、
一星は、変態?それはキモいです、人に言うのは好きですが、言われるとなるとムカつきます、
つまりこの状況でチョキは出せない、残る攻撃はグーとパーだけになる、当然パーの方が強いから、全員パーを出す、がしかし!ここで変態と言う汚名を付けられても何も思わない、チョキの器に相応しい人間が居るとしたら、その人こそがこの場を勝つことが出来るだろう、そう!これは恋愛
「ちょっと待てーー!なんだよこのナレーション!完全にかぐ◯◯だろ、どんだけぐだらねー事を頭脳戦にしてんだコラ!僕らの何処に恋愛要素があるんですか!」
アツキを見て日咲が
「アツキったら、お可愛い事」
「やめろーー!」
「おい、アツキ」
竜真がアツキを呼ぶ
「なんですか?竜真さん、今竜真さんにかまってる暇は」
「お可愛い奴め!」
「やめろっつうのが聞こえねーのか!てめーらそれ言わねーと会話できねーのかこら!」
「ねね、アツキ」
一星がアツキの裾を引っ張る
「どうしたの?一星さん」
「どーんだよっ!!」
「か、可愛すぎる!」
「いやアツキ、ツッコミ違うだろそれ」
僕としたことが周りに乗せられてしまった
「さて、気を取り直して、じゃんけんですよね」
そうじゃんけん、チョキを出せないこの状況で変態の汚名を付けられても気にしない者達が居た、それは男だ、だかしかし、ブスの男はNGだ、ブスは顔が整っていない分性格が命だ、なのでブスなのに変態などと言われるわけにはいかないのだ、少なくともここにいる3人の男は見た目だけは良い、よって変態などと言われても気にしないのだ
「では竜真さん、新撰組の皆さん、始めます、全員で声を出してください!いきますよ!」
全員で声を合わせて
「最初はパー!」
「え?」
この時、え?と言ったのはたった一人月菜だけだった、つまり月菜以外全員パーを出していた
「月菜、貴方の葬式、密葬と国葬、どっちがいいかしら?」
「密葬の方がいいんじゃねーか?こうゆうのは家族だけでひっそうりやる方が嬉しいだろうしな」
「それもそうっすね」
葬儀について話し合いをする僕達、
「ねぇ~、ちょっと待ってよ、こんなのあり?なんで最初は、パーなのよ、普通はグーじゃないの?」
竜真さんが、え?と言う顔をしながら
「俺の学校では最初はパーだったぞ?なぁ日咲」
「そうね、私の学校もそうだったわ、他の学校もそうじゃないかしら?」
「ちょっと待ってー!貴方達学校なんて通ってないでしょ!え?ほんとにあたしがやるの?」
戸惑う月菜さん一星さんが
「うるさいですねー」
と言い、鎖でぐるぐる巻きにしてしまった
「これで完了です」
「ちょっ!これ解きなさいよ、あたし、プリンセスなんですけど!解いて解いてよー!なんでもしますから、この前勝手に日咲のプリン食べたことも謝るし、一星のお菓子、一口食べたら止まらなくて全部食べたことも謝るから~」
日咲さんと一星さん、完全にキレてるじゃないですか
「でもでも、あたし一人じゃ効率悪いんじゃない?3人くらい居ないと、時間もないしさ」
「それもそうね」
日咲さんが納得って顔をした
「でも今からさらに二人決めるってめんどくないっすか?」
「それなら大丈夫よ、残りの二人ならもう決まってるから」
そう言って日咲はアツキと竜真を鎖でぐるぐる巻きにした
「ちょっと、あれ?なんで俺らなの?」
「一星!真二!この3人運ぶの手伝って」
鎖に巻かれた3人は地雷の目の前まで運ばれた
「さて、ここから転がすわよ」
転がす準備をする一星と真二と日咲
「ちょっと、待ってーー!なんで僕達もなんですか!僕と竜真さん何かしました?」
「そうだ!日咲、てめー俺らが主役だからってムカついてんだろ!ざけんな解け!」
「お母さん、お父さん、あたし、今からそっちに行くよ」
諦めてるー!月菜さん早くも諦めてる!なんで僕らがこんな目に、
ごねている僕らを日咲さんが見て
「何もしてないですって?その刀を持っときながら、良く言うじゃない」
その言葉に僕と竜真さんは
「バ、バ、バレてた~!!!!」
その言葉を最後に僕達はボウリングの様に転がされ、地雷を片っ端から起動させた
「いーーーーやーーーー」
その爆発の中で僕達の声が響き渡った
「さて、地雷も無くなったし、進もう」
「そうっすね、旦那達には悪いけど、しょうがないっすね」
「悪いことするからですよ」
日咲達は橋の目の前に着いた、そこで一人のギルドに居た人が
「局長さんよ?なんでこの橋、こんなに長いんだ?」
そうこの橋は100メートル近くある長い橋で、下には川が流れている
「さぁ?防衛のためだと思うわ、ここは霧が濃いから長い橋なら先が見えない」
「なんか不気味っすね」
「でも行くしかないのなら行きましょうよ」
「それもそうね」
私達一行は橋を渡った、不気味なのは人の気配がまったくない、地雷をあんなに派手に起動させたのに、カダルの兵士が全然出て来ない、なぜ?
私達達が丁度4分の3を渡った時だった
「やっと橋の端っこが見えてきましたね?」
真二の言うとおり、やっと端っこが見えてきたけど、
「ん?」
何かいる?私は目を凝らして見る、
「あれは!」
そこには銃を構えた6人の兵士だった
僕らがどうしたのだろうと、あたりをキョロキョロしていると、一人の新撰組隊士がきた、
「日咲局長!大変です」
「どうしたの?」
その隊士は息を切らしていて、凄い慌てた感じで
「実はそこの路地で刀を奪われたカダル様はこの全責任を新撰組にあるとし、新撰組の解散及び全隊士の処刑を命じ、3日後に異世界グルデール島にて処刑を開始するとの事です、自分は逃げ切ったのですが、現時点で、各地にいる隊士達が捕まり強制的にグルデール島に飛ばされています」
日咲さんの顔が険しくなっている
「強制的に?そんな事は出来ないはずよ、転移リングは着けた人が行きたい異世界の名前を思う事で飛ぶ事が出来る物よ?」
「そうっすよね、そんな他人を好きな所に飛
ばすようなリングなんかないっすからね」
転移リングは他人を好きな所飛ばせないらしい、それもそうだ、もし飛ばせたら大変なことになる、じゃ~彼等は一体どうやって、
悩んでいると一星さんが
「私、知っています」
と言った
「知ってるって何を知ってるんすか!」
「実は護衛を任された時、一人の隊士にカダルの調査をお願いしたんです、そしたらカダル達は転移リングの研究をしてるらしく、その研究の過程で、作り出しものが2つあるみたいです」
「2つ?その2つって何かしら?もったいぶらないで言いなさいよ」
月菜さんに急かされ、一星さんは話を続ける
「一つはこの世界にもある、転移バリア装置」
「あれを、まかさ、カダル達も開発したと言うの?」
転移バリア装置って何だろう?
「あの、すいません、転移バリア装置って何ですか?」
僕の質問に月菜さんが答えてくれた
「まったく、そんな事も知らないの?これだから童貞は!」
「童貞関係ないだろ!」
「まぁ要するに転移バリア装置って言うのは、あれをあれするあれだわ!!」
「いや!あれしか言ってないだろ!」
僕らの話をずっと黙って聞いていた竜真さんがここで口を開いた
「転移バリア装置って言うのはな、この世界だとコノハ横丁以外のすべての場所に張り巡らされているものだよ」
「コノハ横丁以外のすべての場所?」
「そうだ、バリアがある場所では転移リング使えないし、そこから異世界に行くことも、逆に異世界から帰ってくる時もその場所には戻れない、行くのも帰ってくるもの、この世界では唯一バリアがない、コノハ横丁だけなんだ、まぁ簡単に言えば仕事の直行直帰禁止って感じだな」
コノハ横丁、ここはすごい特別は場所なんだ!確かにいきなり地上で、人が消えたり現れたりしたら問題になるな、あくまで僕達の職業は裏の仕事なのだ
「まさかカダルが転移バリアを開発するなんて…それでもうひとつは?」
「もうひとつは、私達のの世界にはない、特殊はリングが作られたそうで、そのリングを着けた人間はすべてカダルの思い通りに異世界に飛ばせるようです」
「そんな、好きな世界に飛ばすですって、そんなリング、表に出たら大変な事になるじゃない!」
確かにそんなリングが出回ったら大変だ、着けた人間はをカダルは思いのままの世界に飛ばせるし、国を滅ぼすのも簡単に出来てしまう、そのリングを出回ってしまったら
「でも一星、そのリング外せば関係無いんじゃないっすか?」
「いや、それは出来きないです」
なぜ?と日咲さんが聞く
「そのリングは指に着けられたら、もう自分の意思では外す事が出来ないそうです、当然壊すことも、もし外す方法があるとするならば、一つはカダルがリングが外れるように思う事です、そしてもうひとつは…」
バン!ギルドの入り口扉が凄い勢いで開いた
「居たぞ!!!新撰組だ!全員捕らえよ!!!」
「チッ、カダルの兵士達か、竜!私達は今から異世界グルデール島に飛ぶ、新撰組隊士を一人残らず救出する、後は頼んだわよ」
そう言った日咲さん含め新撰組は転移リングを使い、グルデール島に飛んだ
「逃げられたか、奴らはどこに飛んだんだ?」
「分かりません、他の世界に逃げられちゃ見つけようがありませんぜ?」
「いや、案ずるな、奴等を見つけ出す方法はある」
一人の男が竜真さんに近づいてくる、そして刀を抜き刃を竜真さんの顔に向け
「奴等は何処に逃げた?」
と言った
「言え、言わねば殺す、さぁ奴等は何処に飛んだ?」
何も答えない竜真さん、その目からは恐怖と呼べるものは一切感じ取れなかった
「貴様!バカにしているのか!!私がお前を殺せないと、冗談じゃない、そこまで死にたいなら、お望み通り」
そう言いながら剣を振り上げるカダルの兵士
「さらばだ」
竜真さんに剣を振り下ろした、しかし竜真さんは立っている、それどころが剣を振り下ろした男が血を流して崩れ落ちてゆく
「悪いがお前の言葉さっぱりわからなかった、それに忠告しとくぞ、尖った物をむやみに人に向けるんじゃねー、そして他人の玉取りに行く時は、自分の玉も取られるかも知れねーって事をな!」
一人の男を殺した竜真、アツキもそれを見て戦う覚悟を決め、剣を抜いた
「おうアツキ、お前も自分の玉取られる覚悟は出来たみたいだな!」
「そんなもん誰にもあげる気はありません、でもそれは竜真さんも同じでしょ?」
「いや、俺は女になら喜んで玉の1つや2つ出すぞ」
「いや、何の話してるんですか?誰がそんな汚ねー玉の話してるんですか?命の話をしてるんですけど」
ここに居るカダルの兵士は残り二人、どうにかなりそうだ
「貴、貴様ら!我等に歯向かってただで済むと思っているのか!」
「そんなもん知ったこっちゃねー、目の前に気に食わねー奴がいるならゲンコツくれてやるのが俺らのやり方だ!」
竜真とアツキ以外のギルドに居る人達も、それぞれ、刀や銃、斧などそれぞれを武器を持ち先頭体制に入る
「く、くそ、退くぞ」
戦況が、不利だと思った二人の兵士は転移リングを使い、逃げていった
「なんとかなりましたね」
「まぁな」
「これから行くんでしょ?グルデール島に!」
竜真さんは、あー!と返事をし、僕達がリングを使い、飛ぼうとすると、
「おいおい、あんたらだけに良いところは持っていかせねーぜ?」
「そうだそうだ!新撰組は異世界だけでなく俺らの居るこの世界も守ってる連中だ、俺達皆がお世話になってるんだ!」
「ここいらで恩返ししなくちゃ男じゃねー!行くぞお前ら!!」
なんとギルドに居る人達も行く気みたいだ
「まったく、どいつもこいつもお節介が好きだねー」
日咲!お前ら新撰組が救ってきた人達が、今度はお前らを救う気でいるらしい、人の繋がりって言うのは、例え、世界が違っても切れねーみたいだぜ
「よっしゃー行くぞ!てめーら!」
と竜真が叫んだ
「いやいや、竜真さん、僕達だけは恩返しじゃなくて罪滅ぼしですよ」
「ギクッ、そ、そうだったな」
僕達は転移リングを使い、異世界グルデール島に飛ぶのであった、
転移リングはその場所の異世界名を思うことで飛ぶことが出来る優れ物だ、さらに飛ぼうとしてる世界の人目のつかない場所に自動的に飛ばされるらしい、僕らは異世界の人間にけして、異世界から来たとバレてはならない、
だが今回の話は別らしい、なぜならグルデール島はそもそも、他の貴族が住んでいたらしい、カダルは転移リングを使い、グルデール島に行き、その貴族や民、その世界に居る住人をすべて殺してその世界に住んでいるみたいだ、富豪だけが許される特許、異世界への移住だった、つまり今グルデールにいる人達は皆、すべて僕らの世界の人と言う訳だ。
リングを初めて使った僕は初めての景色を見る事になる、ギルドに居たのに、辺りが真っ白になり無になる、隣に居た竜真さんも消えたった一人の世界に居るみたいだ、いや無とは、その言葉通り何もない、自分の体さえもなかった、
時間にしてほんの数秒だったが、確かに無の空間に居た、その後、人や建物が構築されだし、気が付くと、僕は廃墟に居た、
「どうだった?初めての異世界転移は」
その聞き覚えのある声に僕は振り返り
「なんか気持ち悪かったです」
と言った、すると竜真さんは納得とした顔で
「最初は皆そう言うんだよ、まぁ慣れるまでだな」
「はい、そういえば他の人達や日咲さん達はどうしたんですか?」
そう、僕らは夜の廃墟の中の一つの部屋に竜真さんと二人で居た、先に飛んだ日咲さん達はおそらく城に向かったんだろうが、僕らと一緒に飛んだ他の人達が見当たらない
「まぁ着地地点は人目のつかないランダムな場所だからこの辺にいるんじゃねーか?」
「そうですね」
僕らは階段を下りることにした、どうやらここは4階らしい、階段を下りて行くと
「おーい!」
と近くから大声が聞こえた
「竜真さん!誰か居るみたいですよ、僕達も行きましょう!」
僕と竜真さんは、階段を下り外に出た、すると声を出した人の周りにすでに人が集まっていた
「もう全員集合って感じですね」
僕らは全員揃ったか確認し、日咲さん達を追いかけて城へ向かって走り出した。
この世界はグルデール島って名前の通り、島くらいの大きさしかない、だからここからでも城が見える、僕らはそれを目指して走る、
数十分走ると
「ちょっと止まれ」
と先頭にいる人が言った
「なんだ、これ…」
月明かりに照らされ、僕らの目に入ってきたのは大量の死体だった、その死体はまるで城までの足跡のように一直線に城まで続いていた
「竜真さん、これって」
「大方、日咲達だろうな、城に向かう途中に襲われたんだろ、まったくあいつらも派手にやりやがるぜ」
僕が死体慣れしていないと言うのもあるけど惨過ぎる、僕は頭から足まで電気が流れた、恐怖、僕はその言葉に捕まってしまった、これが新撰組幹部の力、これが新撰組、なんて恐ろしい化け物集団なんだ、今さっきまで話していたと思うと尚更恐怖に取り付かれた、
僕が青ざめていると、竜真さんが僕の肩に手を乗せ
「安心しろ、新撰組は仲間だ、それにお前も俺も死ぬ事ねーからさ、互いの背中を互いが守る、俺はさ新撰組にもお前にも背中を預けられる、だからお前も安心して背中預けやがれ!」
僕はその言葉を聞き、落ち着きを取り戻した
「すみません、竜真さん、取り乱してしまって」
「いいって事よ!気にすんな」
僕らは死体の道を進み続けた、新撰組ともそんなに離れていないだろうから、いずれ追い付くのか、そんな事を思っていると城のすぐ近くまで来てしまっていた
「ここは小屋や家が多く見通しが悪いから慎重に進むぞ」
僕らは家の視角などを警戒しながら歩いて行く
「なんか僕達以外に人が居ないと、なんか不気味ですね」
「そ、そ、そ、そ、そうだよな~不気味だよな~」
竜真さんは暗闇が嫌いらしい
「ちょっと竜真さん、それでも侍ですか!なんで死体には一切ビビらなかったのに暗いくらいでビビってるんですか?子供じゃないんだし、しっかりしてくださいよ」
竜真さんは体をブルブルさせながら
「いや~、だってあれだろ、その、幽霊とか出るかもしれないじゃん、あいつら物理攻撃一切通用しないしさ、でもでもけして、ビビってる訳じゃねーぞ、幽霊出たら危険だなって思ってさ、ほら、余裕ぶっこいてると幽霊にイタズラとかされるじゃん、だからあえてビビってるフリをよ」
「はいはい分かりましたから、行きますよ」
そう言った時、人影がいきなり現れ、こちらに向かってゆっくり近づいてきた
「ほらー!!!だから言ったじゃねーかよ!余裕ぶっこくなって!」
いや、そんな非科学的な事がありえるのか?そういえばこの場所は昔人がたくさん住んでたんだっけ?それをカダル達に殺されて占拠されたんだっけ?いや完全に心霊スポットじゃねーか!
「いや、まじで、まじで、こっちに来るなー!」
「あら、やっぱり貴方達だったのね」
ん?その声は
「な、なんだ、日咲さんだったんですか?」
「だったんですか?って一体なんだと思ったのよ?」
「いや、それはこっちの話で」
やっと日咲さん達に追い付いたみたいだ、これには竜真さんも安心したみたいで
「いやー、日咲かよ~まったく驚かせやがって」
「さっきから貴方達なんなのよ」
「いやーすいません、それは気にしないで下さい」
「まぁいいわ」
同じように家の影から、真二さん、一星さん月菜さんと隊士の一人も出てきた
「何?私のファンの子達が着いてきちゃった?」
と月菜が言う
「誰がてめーなんかのファンになるか!それにてめーなんかにファンがいるか!」
「はー!?何ですってこのバカ侍が!」
「バカは、てめーだろうが!」
相変わらず月菜さんと竜真さんは仲が悪いなー
「日咲さん、あの二人昔からあんな感じなんですか?」
「そうなのよ、昔から目が合えば喧嘩ばかりしていたわ、喧嘩するほど仲がいいってやつなのかしら?私には犬と猫が喧嘩してるようにしか見えないんだけどね」
「日咲さん、せめて人として見てあげてください」
「それにしてもこんな所までくるなんて、相変わらず旦那は無茶しますね」
「あー?それはお前らが言えた事かよ」
真二さんは笑いながら
「それもそうっすね」
と言った
「で、てめーらなんでこんな所で足止めしてんだ?」
竜真さんの言う通り、城に続く橋はもうすぐそこなのに、なんでこんな所で足止めをしていたのだろうか?
「俺達もここを進みたいんすけど、実はここから橋まで50メートルの間に地雷があちこちにあるらしくて、進めないんすよ」
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「そうっす、その地雷の所さえ抜けられたら、後はあの長い橋だけなんす」
地雷か~、
僕はここであることをひらめいた
「あの、地雷を避けるんじゃなくて、地雷を片っ端から爆発させるのはどうですか?」
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「石とか投げて、爆発させるのはどうですか?」
「石ねー、たぶん、石くらいじゃ反応しないんじゃないかしら」
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「人を転がす?!」
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「はい、ここにある鎖で人をぐるぐる巻きにして、ボウリングみたいに、転がすのはどうですか?」
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「あんたさバカなんじゃないの?この状況、一人犠牲になってみんながここを通れるならいいじゃない!」
「バカはお前だろ!あんたこれでも新撰組副長でしょ!仲間を見捨ててどうするんですか!」
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「まぁ問題は誰が生け贄になるか、だけどな」
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誰も喋らない中、口を動かしたのはアツキ
「まぁこうゆう事は運命に任せてじゃんけんなんてどうでしょうか?」
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「あー、そういえば昔流行ったろ?なんかチョキ出した奴は心理的に変態だってやつ、アツキ、お前チョキ出そうとしてたろ」
「いやまさか、そんな話迷信ですよ、だいたいじゃんけんでそんなの分かりはしないですって」
この二人の何気ない会話、もちろんその裏に高密に設計された作戦があった、この状況でチョキを出した奴は変態などという、汚名をつけられたとしても勝たなくてはならない、なぜなら負ければ地雷の爆発を受け続ける羽目になるからだ、普通の人間ならそんな言葉には耳を貸さない、が!この人達は違った、
全員、超が付くくらいプライドが高いのだ、なので、変態などと言う汚名を付けられるなら死んだ方がマシだと、ここに居る人間は思っていた
日咲は、変態?この私が、へ、へ、へ、変態ですって、冗談じゃない、
月菜は、変態ですって?この美しいあたしが変態…殺してやる、
一星は、変態?それはキモいです、人に言うのは好きですが、言われるとなるとムカつきます、
つまりこの状況でチョキは出せない、残る攻撃はグーとパーだけになる、当然パーの方が強いから、全員パーを出す、がしかし!ここで変態と言う汚名を付けられても何も思わない、チョキの器に相応しい人間が居るとしたら、その人こそがこの場を勝つことが出来るだろう、そう!これは恋愛
「ちょっと待てーー!なんだよこのナレーション!完全にかぐ◯◯だろ、どんだけぐだらねー事を頭脳戦にしてんだコラ!僕らの何処に恋愛要素があるんですか!」
アツキを見て日咲が
「アツキったら、お可愛い事」
「やめろーー!」
「おい、アツキ」
竜真がアツキを呼ぶ
「なんですか?竜真さん、今竜真さんにかまってる暇は」
「お可愛い奴め!」
「やめろっつうのが聞こえねーのか!てめーらそれ言わねーと会話できねーのかこら!」
「ねね、アツキ」
一星がアツキの裾を引っ張る
「どうしたの?一星さん」
「どーんだよっ!!」
「か、可愛すぎる!」
「いやアツキ、ツッコミ違うだろそれ」
僕としたことが周りに乗せられてしまった
「さて、気を取り直して、じゃんけんですよね」
そうじゃんけん、チョキを出せないこの状況で変態の汚名を付けられても気にしない者達が居た、それは男だ、だかしかし、ブスの男はNGだ、ブスは顔が整っていない分性格が命だ、なのでブスなのに変態などと言われるわけにはいかないのだ、少なくともここにいる3人の男は見た目だけは良い、よって変態などと言われても気にしないのだ
「では竜真さん、新撰組の皆さん、始めます、全員で声を出してください!いきますよ!」
全員で声を合わせて
「最初はパー!」
「え?」
この時、え?と言ったのはたった一人月菜だけだった、つまり月菜以外全員パーを出していた
「月菜、貴方の葬式、密葬と国葬、どっちがいいかしら?」
「密葬の方がいいんじゃねーか?こうゆうのは家族だけでひっそうりやる方が嬉しいだろうしな」
「それもそうっすね」
葬儀について話し合いをする僕達、
「ねぇ~、ちょっと待ってよ、こんなのあり?なんで最初は、パーなのよ、普通はグーじゃないの?」
竜真さんが、え?と言う顔をしながら
「俺の学校では最初はパーだったぞ?なぁ日咲」
「そうね、私の学校もそうだったわ、他の学校もそうじゃないかしら?」
「ちょっと待ってー!貴方達学校なんて通ってないでしょ!え?ほんとにあたしがやるの?」
戸惑う月菜さん一星さんが
「うるさいですねー」
と言い、鎖でぐるぐる巻きにしてしまった
「これで完了です」
「ちょっ!これ解きなさいよ、あたし、プリンセスなんですけど!解いて解いてよー!なんでもしますから、この前勝手に日咲のプリン食べたことも謝るし、一星のお菓子、一口食べたら止まらなくて全部食べたことも謝るから~」
日咲さんと一星さん、完全にキレてるじゃないですか
「でもでも、あたし一人じゃ効率悪いんじゃない?3人くらい居ないと、時間もないしさ」
「それもそうね」
日咲さんが納得って顔をした
「でも今からさらに二人決めるってめんどくないっすか?」
「それなら大丈夫よ、残りの二人ならもう決まってるから」
そう言って日咲はアツキと竜真を鎖でぐるぐる巻きにした
「ちょっと、あれ?なんで俺らなの?」
「一星!真二!この3人運ぶの手伝って」
鎖に巻かれた3人は地雷の目の前まで運ばれた
「さて、ここから転がすわよ」
転がす準備をする一星と真二と日咲
「ちょっと、待ってーー!なんで僕達もなんですか!僕と竜真さん何かしました?」
「そうだ!日咲、てめー俺らが主役だからってムカついてんだろ!ざけんな解け!」
「お母さん、お父さん、あたし、今からそっちに行くよ」
諦めてるー!月菜さん早くも諦めてる!なんで僕らがこんな目に、
ごねている僕らを日咲さんが見て
「何もしてないですって?その刀を持っときながら、良く言うじゃない」
その言葉に僕と竜真さんは
「バ、バ、バレてた~!!!!」
その言葉を最後に僕達はボウリングの様に転がされ、地雷を片っ端から起動させた
「いーーーーやーーーー」
その爆発の中で僕達の声が響き渡った
「さて、地雷も無くなったし、進もう」
「そうっすね、旦那達には悪いけど、しょうがないっすね」
「悪いことするからですよ」
日咲達は橋の目の前に着いた、そこで一人のギルドに居た人が
「局長さんよ?なんでこの橋、こんなに長いんだ?」
そうこの橋は100メートル近くある長い橋で、下には川が流れている
「さぁ?防衛のためだと思うわ、ここは霧が濃いから長い橋なら先が見えない」
「なんか不気味っすね」
「でも行くしかないのなら行きましょうよ」
「それもそうね」
私達一行は橋を渡った、不気味なのは人の気配がまったくない、地雷をあんなに派手に起動させたのに、カダルの兵士が全然出て来ない、なぜ?
私達達が丁度4分の3を渡った時だった
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「ん?」
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そこには銃を構えた6人の兵士だった
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