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4.学園
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「おはようございます」
振り向いた誰もが、キャリーだとわからないみたいだった。リーナのセンスを少し取り入れてみたのだ。やりすぎはいけない。濃い化粧などもってのほかだ。学生らしく、を忘れずに、モサモサしていたのをピシッとしてシャッとしてみた。何を言ってるかわからないが、ともかく、今までのトロいキャリーから、あいつなんかよくねぇ?という感じに進化したのだ。
「今日は音楽の授業あったよね?」
キャリーの問いに周りにいたみんなが、頷く。
「三時限目が音楽よ」
キャリーの中のリーナはそれまで寝てるわね?と言った気がする。融合したはずなのに、リーナが我が道を行きすぎるから、うまくいかない。でも、リーナが静かなのは助かる。キャリーはまだ、リーナとうまく付き合えない。外見を変えてもトロいのは変わらないのだ。
「さあ、みんなで歌いましょう」
音楽の授業が始まると、目を覚ましたリーナは、思いっきり歌い出した。キャリーの声にみんな驚いて、歌声はキャリーのみになった。先生もクラスのみんなも、キャリーの歌に聞き惚れた。自分が歌うのも先生はピアノを弾くのも忘れて、ただただ、キャリーの声を追いかけた。じわじわと涙がこぼれている生徒も多い。キャリーの声は天使の声だ。みんなにそう受け止められた。キャリーは自分が出している声がリーナのものではあるのだけれど、自分でもあるから、なんだか混乱した。
「素晴らしいわ。キャリーにこんな才能があったなんて。今まで隠していたのかしら」
先生にそう言われて、キャリーはなんて答えたらいいかわからなかった。
「これなら、このクラスからはキャリーを代表にしましょう」
全員一致で何かが決まった。キャリーにはわけがわからない。
「あら、聞いてなかったのね。もうすぐ王国の音楽祭があるでしょう?学園からも何名か出ると決まっているのよ。誰か伴奏者を探した方がいいわね」
「はい、はい!隣のクラスのカルティ侯爵の次男バレンタイン様がいいと思います!」
クラスの中でも積極的な生徒たちの推薦で、キャリーはバレンタイン・カルティと一緒に歌うことになった。
バレンタイン・カルティは攻略者の一人だ。音楽祭で仲良くなってバレンタインルートに入るのかな?キャリーはドキドキした。まだ恋をしたことがないキャリーには緊張する相手だ。リーナは、バッカみたいと言っている気がする。音楽祭に出るにはたくさん練習をするから、バレンタインと接する時間は長くなる。モブのキャリーが音楽祭に出るなんて、ストーリーが壊れないかな?とキャリーは心配になった。
振り向いた誰もが、キャリーだとわからないみたいだった。リーナのセンスを少し取り入れてみたのだ。やりすぎはいけない。濃い化粧などもってのほかだ。学生らしく、を忘れずに、モサモサしていたのをピシッとしてシャッとしてみた。何を言ってるかわからないが、ともかく、今までのトロいキャリーから、あいつなんかよくねぇ?という感じに進化したのだ。
「今日は音楽の授業あったよね?」
キャリーの問いに周りにいたみんなが、頷く。
「三時限目が音楽よ」
キャリーの中のリーナはそれまで寝てるわね?と言った気がする。融合したはずなのに、リーナが我が道を行きすぎるから、うまくいかない。でも、リーナが静かなのは助かる。キャリーはまだ、リーナとうまく付き合えない。外見を変えてもトロいのは変わらないのだ。
「さあ、みんなで歌いましょう」
音楽の授業が始まると、目を覚ましたリーナは、思いっきり歌い出した。キャリーの声にみんな驚いて、歌声はキャリーのみになった。先生もクラスのみんなも、キャリーの歌に聞き惚れた。自分が歌うのも先生はピアノを弾くのも忘れて、ただただ、キャリーの声を追いかけた。じわじわと涙がこぼれている生徒も多い。キャリーの声は天使の声だ。みんなにそう受け止められた。キャリーは自分が出している声がリーナのものではあるのだけれど、自分でもあるから、なんだか混乱した。
「素晴らしいわ。キャリーにこんな才能があったなんて。今まで隠していたのかしら」
先生にそう言われて、キャリーはなんて答えたらいいかわからなかった。
「これなら、このクラスからはキャリーを代表にしましょう」
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「あら、聞いてなかったのね。もうすぐ王国の音楽祭があるでしょう?学園からも何名か出ると決まっているのよ。誰か伴奏者を探した方がいいわね」
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バレンタイン・カルティは攻略者の一人だ。音楽祭で仲良くなってバレンタインルートに入るのかな?キャリーはドキドキした。まだ恋をしたことがないキャリーには緊張する相手だ。リーナは、バッカみたいと言っている気がする。音楽祭に出るにはたくさん練習をするから、バレンタインと接する時間は長くなる。モブのキャリーが音楽祭に出るなんて、ストーリーが壊れないかな?とキャリーは心配になった。
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