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正月
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大晦日は、おせちを作ろうと考えた瑞希。
簡単なものだけど、初めて作ることにした。
霧矢くんの家もうちもおせちは作らない。
でも今年は作ろうと思った。
田作りときんとんとごぼうと寒天、
エビ、肉巻き、伊達巻、蒲鉾。
買ってきたものも使って、それらしくなった。
うちの分と霧矢くんの家の分を作って、元旦に食べてもらおうと思う。
霧矢くんは、仕事をしてから、家に帰ってから来るみたいで、遅くなるみたい。
急いできてくれたみたいで髪が湿っていた。
「霧矢くんつ。ドライヤーしてあげる。」
髪を乾かした。
「ありがとう。」
近くのお寺に除夜の鐘を聞きに行った。
毎年訪れるお寺なので、近所の人は顔見知り。
「今年も二人仲良しだったのね。来年も仲良しでね。良いお年を、、、、」
「良いお年を、、、」
みんな二人が一緒にいることに疑問に思うことはない。
いつもお世話になっている小料理屋さんの女将さんが、
「霧矢くん。良かったわね。長年の想いが伝わったのね。」
「わかりましたか?」
「わかるでしょ。瑞希ちゃんを見つめる目が違うもの。今年は、瑞希ちゃんが霧矢くんを見る目が違うから。そーかなって思ったのよ。」
「はい。最近付き合うことになりました。」
「良かったわね。また二人で一緒にきてね。」
「はい。」
12時になり、年が変わった。
「今年もよろしくお願いします。」
「今年も、可愛い瑞希の隣にいることができるのは幸せだよ。よろしくね。」
「家に帰ろうか。寒いしね。」
「霧矢くん。毎年帰っちゃうけど、今年は、まだ居てくれるの?」
「もう少し居るよ。でも、今日は帰るよ。」
「なんで?」
「明日の朝、自分の家を出て、瑞希の家に迎えにきたいんだ。」
「わかった。」
その日は少し話をして、瑞希の作ったおせちを持って帰って行った。。
朝、、
9時ぐらいに迎えにきてくれた。
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。」
「あけましておめでとう。今年も宜しくね。」
「今日は、どこかに行くの?」
「今日は、去年と一緒ですよ。」
「そうなんだ。」
毎年、9時ごろにきて、お年玉をくれて、初詣にいく。
それからいつもと一緒のように家で、ゲームをする。
瑞希は少しだけ、残念に思った。
霧矢くんとゲームをするのは楽しい。
いつも笑って過ごせるから、良いんだけど、、
今年は恋人同士。。なんて考えていると、、
「瑞希。初詣行くよ。」
「はい。」
参拝して、
今年一年も平和に過ごせるように、、、
いつも通りにおみくじを引く、、
いつも、末吉、吉、中吉、凶、、
あまり運がないけど、今年は二人とも大吉だった。こんなことは初めてで、、びっくりした。
今年買った手帳に挟むために持ち帰った。
絵馬に願い事を書くことにした。
霧矢くんが、家で頼まれたものを買う間、私は絵馬に願い事をかいた。
「霧矢くんと一生、一緒に過ごせますように。伊藤瑞希」
と書いて、掛けた。
その時に、若い男の人に声をかけられた。
「一人なの?」
「いえ。」
「君可愛いよね。これから一緒に遊びに行かない?」
「私彼氏と来ているので、失礼します。」
とその場を去った。
霧矢くんが、もうあと少しで、走り出してこようとしてた。
私のが早かった。
霧矢くんが並んでるところに、走っていった。
「大丈夫だった?」
「うん。ごめんね。」
「よかったよ。」霧矢くんは機嫌がよかった。
瑞希がすぐに危険察知して、すぐにきてくれた、、、
守るだけじゃなく、ちゃんと学んでくれてることが嬉しかった。
「瑞希お守りも買おうか。」
「うん。」
交通安全のお守りを買った。
霧矢くんの車の中に入れてもらおうと思って。
瑞希がトイレに行っている間に、さっきの絵馬を見かけた。
見るつもりはなかったけど、目に入った。
その絵馬を見て霧矢は、嬉しかった。
絵馬に追加して、
瑞希を一生愛するよ。伊藤霧矢。
と書いた。
ここの絵馬は、3年そのまま置かれる。
しかも、きちんと一枚ずつ日ごとに整理される。
来年見つけることが楽しみだった。
簡単なものだけど、初めて作ることにした。
霧矢くんの家もうちもおせちは作らない。
でも今年は作ろうと思った。
田作りときんとんとごぼうと寒天、
エビ、肉巻き、伊達巻、蒲鉾。
買ってきたものも使って、それらしくなった。
うちの分と霧矢くんの家の分を作って、元旦に食べてもらおうと思う。
霧矢くんは、仕事をしてから、家に帰ってから来るみたいで、遅くなるみたい。
急いできてくれたみたいで髪が湿っていた。
「霧矢くんつ。ドライヤーしてあげる。」
髪を乾かした。
「ありがとう。」
近くのお寺に除夜の鐘を聞きに行った。
毎年訪れるお寺なので、近所の人は顔見知り。
「今年も二人仲良しだったのね。来年も仲良しでね。良いお年を、、、、」
「良いお年を、、、」
みんな二人が一緒にいることに疑問に思うことはない。
いつもお世話になっている小料理屋さんの女将さんが、
「霧矢くん。良かったわね。長年の想いが伝わったのね。」
「わかりましたか?」
「わかるでしょ。瑞希ちゃんを見つめる目が違うもの。今年は、瑞希ちゃんが霧矢くんを見る目が違うから。そーかなって思ったのよ。」
「はい。最近付き合うことになりました。」
「良かったわね。また二人で一緒にきてね。」
「はい。」
12時になり、年が変わった。
「今年もよろしくお願いします。」
「今年も、可愛い瑞希の隣にいることができるのは幸せだよ。よろしくね。」
「家に帰ろうか。寒いしね。」
「霧矢くん。毎年帰っちゃうけど、今年は、まだ居てくれるの?」
「もう少し居るよ。でも、今日は帰るよ。」
「なんで?」
「明日の朝、自分の家を出て、瑞希の家に迎えにきたいんだ。」
「わかった。」
その日は少し話をして、瑞希の作ったおせちを持って帰って行った。。
朝、、
9時ぐらいに迎えにきてくれた。
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。」
「あけましておめでとう。今年も宜しくね。」
「今日は、どこかに行くの?」
「今日は、去年と一緒ですよ。」
「そうなんだ。」
毎年、9時ごろにきて、お年玉をくれて、初詣にいく。
それからいつもと一緒のように家で、ゲームをする。
瑞希は少しだけ、残念に思った。
霧矢くんとゲームをするのは楽しい。
いつも笑って過ごせるから、良いんだけど、、
今年は恋人同士。。なんて考えていると、、
「瑞希。初詣行くよ。」
「はい。」
参拝して、
今年一年も平和に過ごせるように、、、
いつも通りにおみくじを引く、、
いつも、末吉、吉、中吉、凶、、
あまり運がないけど、今年は二人とも大吉だった。こんなことは初めてで、、びっくりした。
今年買った手帳に挟むために持ち帰った。
絵馬に願い事を書くことにした。
霧矢くんが、家で頼まれたものを買う間、私は絵馬に願い事をかいた。
「霧矢くんと一生、一緒に過ごせますように。伊藤瑞希」
と書いて、掛けた。
その時に、若い男の人に声をかけられた。
「一人なの?」
「いえ。」
「君可愛いよね。これから一緒に遊びに行かない?」
「私彼氏と来ているので、失礼します。」
とその場を去った。
霧矢くんが、もうあと少しで、走り出してこようとしてた。
私のが早かった。
霧矢くんが並んでるところに、走っていった。
「大丈夫だった?」
「うん。ごめんね。」
「よかったよ。」霧矢くんは機嫌がよかった。
瑞希がすぐに危険察知して、すぐにきてくれた、、、
守るだけじゃなく、ちゃんと学んでくれてることが嬉しかった。
「瑞希お守りも買おうか。」
「うん。」
交通安全のお守りを買った。
霧矢くんの車の中に入れてもらおうと思って。
瑞希がトイレに行っている間に、さっきの絵馬を見かけた。
見るつもりはなかったけど、目に入った。
その絵馬を見て霧矢は、嬉しかった。
絵馬に追加して、
瑞希を一生愛するよ。伊藤霧矢。
と書いた。
ここの絵馬は、3年そのまま置かれる。
しかも、きちんと一枚ずつ日ごとに整理される。
来年見つけることが楽しみだった。
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