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金婚式パーティ

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パーティの招待はすぐに届いた。
霧矢くんと二人分。
そして、香子ちゃんの、ところにも届いたそう。
島崎夫婦の金婚式のお祝い。
ちなみに、このパーティは、基本、グループ単位で招待状が届く、
山根社長に招待状が届いたということは、ランクが上がるらしい。
山根社長は、星名グループと呼ばれる星名派。情報によると、またまたランク的には下だったのが、他のものを抜き、星名夫人に近くなった。
招待状のおかげで、、、

いろんな派閥があるなか、長嶋派が今は一番の勢力なのだ。
長嶋会長が一番であるから、
だから、みんなが好かれようと媚を売る。
めんどくさい社会なのである。


瑞希はそんなこと考えるわけなく、純粋に長嶋夫婦のことを考えていた。

瑞希は、ブレスレットをプレゼントをすることにした。

ブレスレットは、金とトルマリンで、おそろいのものを作ることにした。

金を溶かし、、型に流し、固めて部品を作る。
そして石を嵌め込む。

島崎の紋章をいれる。

世界に一つだけのものである。



香子ちゃんは、それを入れるケースを作ってくれた。
これは、木箱で、桜を掘ってあった。
あっちゃんが好きな花である。



プレゼントの準備は、できて、
あとは、香子ちゃんのドレスを決めた。

今回は、正装なので、しっかりメイクすることに、、、

香子ちゃんの着飾る姿を初めてみる。

「香子ちゃん。惚れちゃうよ。。向井部長もメロメロになるね。」

「瑞希ちゃんは相変わらず可愛い。霧矢社長も大変ね。」

「ん?なんで?」

「自覚をもった方がいいよ。瑞希ちゃんは、超可愛いし、しっかりしてるのに守ってあげたくなる。
霧矢社長が、離せないわけわかるもん。来世は、絶対男に生まれ変わり、瑞希ちゃんと出会いたい。」

「山田課長。やめて下さいね。私の妻なんだから。来世も瑞希のそばにいるのは私ですから。」

「わかってますよ。その可愛さを引き出してるのは、霧矢社長だということも。でも、可愛すぎる。。私の目の保養。。」

「山田課長と瑞希の話をしたら、ずっと話をしてられるかもしれませんね。途中で喧嘩しそうですけど、、、」

「霧矢くん。」

「もうすぐ向井部長みえますよ。今日は堂々として下さいね。


会場に4人ではいり、長嶋夫妻に挨拶に行き、その後向井部長と二人でいて下さい。必ず離れないで下さいね。瑞希と私は、挨拶周りをするので、それが終わるまで、」


向井部長と合流して、パーティ会場に4人で入った。
長嶋夫妻に挨拶に行った。

「この度は、金婚式を迎えられ、おめでとうございます。長嶋夫妻のように私達も夫婦で力合わせ、過ごしていけると思っております。」

「霧矢社長、瑞希ちゃん。今日はありがとう。ゆっくり楽しんでおくれ。
向井部長だったね。霧矢くんから優秀と聞いている。頑張って霧矢社長を支えてあげてくれ。」

「ありがたいお言葉、感謝しております。微力ながら、霧矢社長を支えたいと思っております。」

「長嶋夫人。金婚の記念になればと、、」
用意したプレゼントを渡した。

と挨拶が終わり、香子ちゃんたちと別れ、挨拶回りをし、
また、香子ちゃんと合流した。

「向井部長と少し抜けるから、二人でなんか食べてて。」

仕事の話をしたいそうなので、香子ちゃんとおいしいものを探しに行った。

そこへ山根社長がやってきた。

「とても綺麗な子達がいるね。よかったら、僕と一緒に、、、」
山根社長が声をかけてきた。
「先日は、お会いしましたね。」香子ちゃんが話をしたら、
山根夫人が、

「あらっやまこ、、今日はそれなりに見れる格好ね。ほらっ私を見てご覧なさい。このドレス、私に似合ってるでしょう。宝石も、、、」

キラキラしてた。今日は金婚式だから?金を使うことは、ご法度。
なのにキラキラさせていた。

「あなたは地味なのにもう少し派手にした方がよろしいのでは?」

山根社長は黙った。そう、気がついていなかったのだ、私たちのことを、、、

「長嶋夫妻にプレゼントも渡したのかしら?貴方達のプレゼントは大したものではないだろうけど、後に、発表されるわよ。優秀なプレゼントだったらね。」

「そうなんですか?」

「長嶋夫人の趣味ですもの。人にもらったプレゼントを評価するのが、、、」

「え?そんなこと、、、」

「あなた方、長嶋夫人のこと知らないだけよ。」

その時に、霧矢くんと向井部長が戻ってきた。

「瑞希。どうした?」

「霧矢くん。おかえりなさい。」

「あれっ山星カンパリーの山根社長ではありませんか?お久しぶりですね。」

「伊藤社長。お久しぶりです。えーとこの方は?」

「私の妻の瑞希です。」

「伊藤瑞希と申します。」

「何?誰なの?」

「Kグループホープアローの取締役社長の伊藤霧矢社長だよ。妻の涼子です。」

「よろしく。」

「霧矢くん。山根夫人は、内田課長の同級生みたいです。この前の話した、、、」

「そう。内田課長の同級生ね。」

「やまこは、私の友達なのよ。」

「涼子、そろそろ失礼しよう。」

「なんで?」
「次の挨拶、、」

涼子は機嫌が悪くなった。
なんであんなやつに負けないといけないの?

霧矢社長は若いけど、やり手だよ。
特に奥さん絡みになると冷徹になるから危険なんだよ。
気をつけてよ。
と言って山根社長が注意をしてたけど、無視してた。

涼子は、自分が一番じゃないと気が済まない性格、それに、やまこの友達というのが一番気に食わない。


「香子ちゃん。あっちゃんは、私たちが知らない人生を過ごしている。昔は、はめられたりすることもあったみたい。何かの意図があるはずよ。今日は、長嶋会長の奥様だから。」

「瑞希ちゃんはしっかりしてる。」

「そんなことないよ。あっちゃんが好きだから。」

「瑞希ちゃん。これからも私と友達に居てね。」

「もちろん。」
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