15幼き頃からそばにいたお兄ちゃんは、溺愛社長でした。

友人のはず、、、

香子さんとは、メールをするとが多い。
久しぶりにランチに行くことになった。
霧矢くんは、仕事だったので、
香子さんと二人で会うことにした。

カフェに行き、ゆっくり話をする。
そしたら、偶然香子ちゃんの友達と会った。、
「やまこ」と呼ばれて、香子ちゃんは振り返ると高そうな服を着たカップルがいた。
「川辺さん。お久しぶり。」

「今は、川辺じゃなく、山根なのよ。
山星カンパリーの社長夫人よ。」

「そうなん「」だ。」
「友達もよく似て地味なんだね。」
「この子は、、、」

「初めまして、山田さんの仕事相手です。山田さんにはお世話になっています。」と挨拶した。
名前は名乗らなかった。山星、、、
星ね、、、これは警戒しないといけない。

「そうなのね。やまこ、また遊びましょうよ。私の家にきてよ。豪邸なのよ。」

「そうなのね。私、今休みがないから、、」

「暇な時でいいからきてよ。良いワイン、良い料理でもてなすわ。」

「山田さんそろそろよろしいでしょうか？行かないといけませんよ。」

「そうですね。行きましょう。じゃあ山星さん。」

「待ちなさいよ。私から逃げるの？」

「えーと。逃げるというより、私は、今、仕事中なのですが？」

「はぁ？やまこの分際で、私に楯突く気？」

「よくわかりませんが、山根社長も同じ考えでよろしいでしょうか？」

「そうだね。妻がそー言ってるんだから、そーしたら良い」

「そうですか。では、こちらが出た損失を埋めてもらえるなら、このまま留まりましょう。」
「損失？」


そこへ島崎会長の奥様が、
「あらっ。お待たせしてしまってごめんなさいね。」
偶然に驚いたけど、話を合わせた。


「申し訳ありません。私の方がお迎えに行かなければならないのに、遅れてしまい、」
「宜しいのよ。急ぎの用事かしら？」
「いえ。」


「なら行きましょう。」

「何なの？私のが先に、話していたのに、、、」

「やまこのくせに、私の約束のが先でしょ」

「約束？」

「私の家に来るのよ。今すぐ、、、」

「おっしゃる意味がわかりません、、、」

「うちのが先だよ。」

「山根社長。あまりにも理不尽なこと言っていますよね。さっきたまたま会ったばかりですよね？では、損失分出してくれるのですね。後日請求しましょうか？」

「貴方達ぐらいの損失なんて払いましょう。」

「そうなの。えーと。こちらは？」

「山星カンパリーの社長、山根さんと夫人です。」

「そう。損失なんて、払えないから、いいわ。それより、あなた方の好きなパーティが近いうちに、あるから、招待するわ。それで今日はよろしい？」

「パーティですか？」

「島崎会長のパーティよ。」

「本当に？島崎会長は、なかなか会えない人なのに、、、、」

「え？そうなのですか？」

「あんた達が、会えるわけないわ。」

「あの。そこに居る、山田も一緒にいいですか？」

「いいわよ。では、後日招待状を送るようにしますね。
もうよろしいよね。行きましょう。」


「奥様。先ほどの宜しいのでしょうか？」

「パーティね。大丈夫よ。今から仕事ではないよね？」

「バレましたか？」

「あなたは仕事の時の格好ではないもの。少し付き合ってくれる？行きたいところがあるのだけど、私は入りにくくて。」

「どこですか？」

「プリクラを撮りたいの。」

「いいですね。あっちゃん。クレープを食べませんか？」

「クレープ？食べたことないわ。」

「なら行きましょう。」


「瑞希ちゃん。あっちゃんと呼んでるけど、島崎会長の奥様でしょ？」

「そうなの。前に意気投合してね。仲良くなったの。」

「瑞希ちゃんは、すごいよね？」

「え？何が？」

「普通は仲良くならないものよ。」

「そうなんだ。一緒に話しをしてる楽しいよ。色々教えてもらえるし、、、」

3人はプリクラをとって、クレープを食べた。
「おいしいものなのね。瑞希ちゃんまた教えてね。」

「はい。」

「そうそう山田さん。パーティの時にエスコートしてくださる方は見えるのかしら？」

「はい。えーと。同じ会社の上司なのですが、、、向井と言います。」

「あっちゃん。山田さんは、Ｋグループのブライダル部門の向井部長とお付き合いしているそうです。社内なので、内緒にしているそうです。」

「あの向井さんね。そう。お似合いね。じゃあ。あなた宛に招待状は送るから、二人できてね。」

あっちゃんとはここで別れた。

部下の人が、少し急がしていたので、わざわざ時間を作ってくださったよう。