8 / 36
褒美
しおりを挟む
「あの。少しよろしいでしょうか。王女の件として、褒美をいただきたいのです。」
「ああ。そうだね。なんだい?」
「あの。王太子殿下の権限で、私を北の修道院に送ってほしいのです。」
「え?何を言ってるんだ。褒美だよ?」
「私、修道院にいこうと思います。」
「カイン殿は、知っているのか?」
「いえ。話をしていません。
内緒にしていてくださいよ。
カイン様は、リーナ様を思っているのです。
リーナ様が一人の今、二人は結婚するべきなのです。
私が、二人の邪魔をしているのです。」
「それは聞いたのか?」
「わたしには見せたことがない笑顔をリーナ様に見せるのです。
最近帰りも遅いですし。私といるよりリーナ様といる方が、カイン様にとっても良いのです。」
「アイカはそれでいいのか?」
「はい。私は、修道院にいきたいのです。」
「でも、公爵令嬢だったアイカにとって、修道院は過ごしにくいところだよ。」
「いえ。わたくし、、最近修道院で、過ごしていますの。」
「どうゆうことだ?」
「、、、、、あの。お願いできませんか?」
「待ってくれ。」
「無理なら大丈夫ですわ。なんとかしますわ。」
「もう決めてるのか?」
「私がいない方がいいのです。皆さまが幸せになるのですから。」
「アイカの幸せは?」
「私の幸せは、みんなが幸せになれば良いのです。」
「それでは、、アイカ自身の幸せは?」
「私は幸せを望んではいけなかったのです。
両親からも愛されないのに、私が愛されるわけないのに、愛されたいと思ってしまったのです。」
「アイカが、両親に愛されていない?」
「はい。両親は自分達の子供って思っておりませんわ。道具でしょうね。
公爵令嬢として役立たずだそうです。
たまたまカイン様が結婚をしてくださったのです。かわいそうだと思ってくれたのだと思います。
離縁をしても、わたしは公爵家に戻る事はできません。ですから、修道院へ行きたいのです。
この王都から遠い、北の修道院なら、わたしの存在は、なくなります。誰も噂もしません。」
「アイカ。すまない。わたしは、君は、公爵令嬢だから、縁談も父上が持ってきてくれると思ったし、父上に愛されていて、アイカは強いからと思っていた。」
「父は、他人には、大事な娘と言ってましたからね。母も。だから、他人から見たら、何一つ不自由なく、生きていける公爵令嬢として、映っていたのでしょうね。だから、街の方々も私をよく思わないのは、わかっています。」
「すまない。」
「大丈夫ですよ。殿下は、愛するシオリ様を選んだのです。
私は選ばれなかっただけですから。。
気にしないでください。
気にされるなら、修道院の件なんとかお願い出来ませんか?」
「とりあえず。王女のことは頼む。その後のことは、また話し合おう。」
「ありがとうございます。前向きにおねがいします。」
「ああ。そうだね。なんだい?」
「あの。王太子殿下の権限で、私を北の修道院に送ってほしいのです。」
「え?何を言ってるんだ。褒美だよ?」
「私、修道院にいこうと思います。」
「カイン殿は、知っているのか?」
「いえ。話をしていません。
内緒にしていてくださいよ。
カイン様は、リーナ様を思っているのです。
リーナ様が一人の今、二人は結婚するべきなのです。
私が、二人の邪魔をしているのです。」
「それは聞いたのか?」
「わたしには見せたことがない笑顔をリーナ様に見せるのです。
最近帰りも遅いですし。私といるよりリーナ様といる方が、カイン様にとっても良いのです。」
「アイカはそれでいいのか?」
「はい。私は、修道院にいきたいのです。」
「でも、公爵令嬢だったアイカにとって、修道院は過ごしにくいところだよ。」
「いえ。わたくし、、最近修道院で、過ごしていますの。」
「どうゆうことだ?」
「、、、、、あの。お願いできませんか?」
「待ってくれ。」
「無理なら大丈夫ですわ。なんとかしますわ。」
「もう決めてるのか?」
「私がいない方がいいのです。皆さまが幸せになるのですから。」
「アイカの幸せは?」
「私の幸せは、みんなが幸せになれば良いのです。」
「それでは、、アイカ自身の幸せは?」
「私は幸せを望んではいけなかったのです。
両親からも愛されないのに、私が愛されるわけないのに、愛されたいと思ってしまったのです。」
「アイカが、両親に愛されていない?」
「はい。両親は自分達の子供って思っておりませんわ。道具でしょうね。
公爵令嬢として役立たずだそうです。
たまたまカイン様が結婚をしてくださったのです。かわいそうだと思ってくれたのだと思います。
離縁をしても、わたしは公爵家に戻る事はできません。ですから、修道院へ行きたいのです。
この王都から遠い、北の修道院なら、わたしの存在は、なくなります。誰も噂もしません。」
「アイカ。すまない。わたしは、君は、公爵令嬢だから、縁談も父上が持ってきてくれると思ったし、父上に愛されていて、アイカは強いからと思っていた。」
「父は、他人には、大事な娘と言ってましたからね。母も。だから、他人から見たら、何一つ不自由なく、生きていける公爵令嬢として、映っていたのでしょうね。だから、街の方々も私をよく思わないのは、わかっています。」
「すまない。」
「大丈夫ですよ。殿下は、愛するシオリ様を選んだのです。
私は選ばれなかっただけですから。。
気にしないでください。
気にされるなら、修道院の件なんとかお願い出来ませんか?」
「とりあえず。王女のことは頼む。その後のことは、また話し合おう。」
「ありがとうございます。前向きにおねがいします。」
応援ありがとうございます!
4
お気に入りに追加
214
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる