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アイリーンと

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今日は、前夜祭として、アイカと一緒に女子会をしたいの。

だめかな?と聞かれたので、カインに聞くと、今日だけはいいよ。
あとはだめだよ。俺のそばから離れないで。
隣の部屋にいるから、安心して。

王太子達も明日の昼から来る。
私たちが招待されていることは、知らない。
だから、今日は、安心できるのだ、

明日やばいだろうね。
まぁ、部屋が違うから、会わなければいいが、、無理だろうな。


隣にアイカがいないのは、寂しかった。
やばい寝れんな。
アイカの温もりが欲しい。
毎日抱いていたから、アイカが欲しくなるな。

翌日の朝、早くに目が覚めた。
剣の練習もあったから、庭に出て、素振りをしていた。
そこに王子たちも素振りをしにきた。

「おはようございます。
私、カスピ王国のサンドリア侯爵のカインと申します。」

「アイカの旦那さんね。
アイリーンから聞いてるよ。
アイカをわたしの夫にしたかったのに、仲直りしたんだね。」

「はい。、おかげさまで。」

「残念だね。アイカは、王族が似合うのにね。」

第二王子が、勝負を挑んできた。

受けてたつしかなかった。アイカのためにも、、


朝の練習だけだったけど、
アイカが狙われている。
ここで負けたら、奪われそう。


第二王子もやはり強かった。
接戦ながら、カインが勝つことができた。

「負けたよ。カイン殿はすごいね。」

「いえ。王子も素晴らしいです。」

「カイン様。タオルを」
アイカが持ってきてくれた。
アイリーンと2人で見ていたよう。

「お兄様、残念でしたね。アイカはカインのものですわ」

「そうだね。残念だよ。カインは強い。アイカも守れるね。」

「今日は、一波乱あるからよろしくね。」

「はい。」

「?何があるの?」

「アイカは、カインの横から離れてはダメよ。
それは約束してね。
準備をしないとね。」

「アイカ。部屋に行こう、」
よくわからなかったけど、アイカはカインと一緒にいたらいいから、まぁいいかと、、、

シャワーを浴びて、バスローブを着たカイン。
「うわあっ」と声を出してしまった。

「どうしたの?」

「カイン様、さっきの剣の振る舞い素敵でした。
あの、、わたし昨日アイリーン様と楽しい時間を過ごしました。
でも、、寝る時にカイン様の温もりがなくて寂しかったの。」

カインは、手で顔を覆って、冷静になろうとした。

「アイカ。そんなこと言ったらダメだよ」

「ごめんなさい。」
唇を塞がれた。

「んんっ。ダメっ、、んっ」

「可愛すぎるよ。俺も、アイカの温もりがなくて、寂しかったよ。」

「本当に?」

「ああ。今すぐ抱きたいけど、もう時間がないから、キスだけはいいよね。」

アイカからくっついてきた。


「アイカ。好き。」

「カイン様。好き。」


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