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別室王太子

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王太子も、もちろん側妃として、いや。王太子妃にしたいと考えていて、フロンティアを諦めていなかった。

「フロンティア。」

プライズは、王太子に近づいて、耳元で、


「王太子、ティアは、渡さないよ。こんな美人なティアが欲しくなったんだろ?
きちんとキミがティアを愛していたら、こんなことにならなかったのにな。
まぁ、私は感謝している。ファミリアに入れ込んでくれたから、私の元にティアがきたからな。」


「、、、、、」


「残念なことをしたな、ティアは、俺の言う通りにしてくれるよ。
順応だよ。
お前の求めていた通りの女だよ?
残念だったな。
ファミリアも飽きさせないんだろうな。フロンティアを選ばず、ファミリアを選んだのだからな。」

「何を、、、」

「いやっファミリアって、あまり胸がないからな。あれは盛ってあるだろ?
違うか?王太子の前で下着を外したことがあるか?
やる時は、下着を脱がないんじゃないか?
昔から特注品の高級下着を用意していたよ。
フロンティアの胸は本物だよ。すごいよ、」


「うそだろ、、、」

確かにファミリアは、下着を脱がない。
寄せ上げしてあるってことか。。
知らなかった。


「フロンティアは、俺が育てたんだよ。順応で、それだけじゃ無く、俺を求めるんだよ。本物を抱けるんだよ。
もう乙女じゃないから、側妃には無理だな。それより、俺の形になってるからな。俺しか受け付けないよ。」


プライズは、王太子から離れた。

王太子はワナワナとして顔が赤くなっていた。

怒りを抑えていた。


プライズは、普段はこんなこと言わないタイプだったけど、絶対に離したくないから、王太子を打ちのめしたかった。

フロンティアが聞いたら怒りそうだけど、そこは黙っていたらわからない。


フロンティアが、、
「王太子が、怒ってるよ?何を言ったの?」


「俺のものだ。って言ったんだよ。」


「ふーん。それだけ?」

「俺以外は無理だってね。」
嘘はついていない。少し教えないだけ。。


「恥ずかしい」

真っ赤になっていた。

「可愛い。めっちゃ可愛い。早く帰りたいな。」


本当は泊まりたくないが、予定より遅くなってしまい、皇后様にも泊まって行くように言われたら、泊まらないわけにはいかない。

まず疲れただろうから、ティアにはゆっくりして欲しい。

あんな人たちと関わってほしくない。
ティアには、本当は、何もせずに、俺のそばにいて欲しい。
俺の横で笑っていて欲しい。

辛い思いなんてさせたくない。
でも、皇后様は何かを考えている。
公爵を許すと思わない。

フロンティアは、疲れたようで、俺の隣で眠っていた。






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