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「ちなみに、マイケル様は国民全てがマッチョで有名な戦闘民族の大国のゴツいマッチョ王子に嫁に欲しがられています。でも私と婚約していたからお断りできてました。しかし、その婚約がなくなった今、マイケル様はゴツいマッチョ王子からの婚約を断ることはできません。何故なら、その国は私達の国より強いから逆らえません。ナージャ様は確か男爵家でしたわよね?マイケル様を諦めないと貴女………どうなるのかしらね?身の程知らずは命を縮めるのよ。よく考えなさいね。私は貴女が消えることを望まないわ。だって、悪いのは浮気する男ですもの」
「ふぁっ!?なにその情報!!」
「あ、アイリ様………!!」
まさかの情報に絶望で打ちひしがれるマイケル。
そして、アイリがナージャを心配してくれていることで感動に打ち震えるナージャ。
「う…嘘だよな?」
「嘘ではないぞ」
「父上!?」
王族主催のダンスパーティーなので、この場には当然ながら国王夫妻もいた。
王妃はやらかした息子に涙が止まらない様子で、ガチ号泣をしている。
「マイケルの純潔が……腹ボテエンドでアヘ顔ダブルピースを決めて散らされてしまう………!」
「母上!貴婦人が貴腐人になってしまう恐ろしい発言はお控えください!?玉ヒュンしたじゃないですか!!」
「玉がヒュンヒュンどころか、玉をコロコロされて弄ばれてしまうのね!」
「母上!止めてください!!」
マイケルを心配しているのはわかるが、そこはかとなく腐女子っぽい王妃だった。
そして、マイケルの隣にいたナージャはいつの間にかアイリの隣にいた。
「私、真実の愛に目覚めました。アイリ様、愛してます!」
アイリをみつめるナージャの瞳は、間違いなく恋する乙女の眼差しだ。
「ナージャ様、可愛い子ね」
「アイリ様♡」
いつも叫んでから何か言っていたナージャだが、実はぶりっ子だったのである。つまり演技だったのだ。
真実の愛とやらに目覚めたナージャは、もう演技なんてどうでも良かった。
本気の愛に演技なんて必要ないから………。
こうして、アイリとマイケルは婚約がなくなった。
アイリには国王からしっかり慰謝料が払われた。
そして、アイリはナージャと現在百合の花を咲かせている。
ナージャは叫ばなくなったから、周りと打ち解けるようになって、アイリとの仲を応援されている。
マイケルは、大国の王子に嫁いで監禁されてるらしい………。
何故かというと、浮気で婚約破棄をやらかした話を聞いた王子が、浮気防止のためにそうしたらしい。
………うん、愛されてるね。たぶんいろんな意味で。
マイケルは叫ぶ。
誰にも届かない助けを求めて………。
「誰か、たしゅけてーーーっ!」
「はあはあ!俺の可愛い嫁ちゃん、可愛がってやるからな!」
「いやぁーーーっ!?」
マイケルよ、母上は遠く離れた場所から貴方のお尻の無事を祈っているわ。
王妃は女神に祈った。
マイケルのお尻が裂けませんようにと………。
女神は思った。
裂けてはないけど、心は折るつもりよと………。
マイケルが監禁から開放されることはないので、そう遠くない未来にマイケルの心はポッキリと折られることだろう。
「ふぁっ!?なにその情報!!」
「あ、アイリ様………!!」
まさかの情報に絶望で打ちひしがれるマイケル。
そして、アイリがナージャを心配してくれていることで感動に打ち震えるナージャ。
「う…嘘だよな?」
「嘘ではないぞ」
「父上!?」
王族主催のダンスパーティーなので、この場には当然ながら国王夫妻もいた。
王妃はやらかした息子に涙が止まらない様子で、ガチ号泣をしている。
「マイケルの純潔が……腹ボテエンドでアヘ顔ダブルピースを決めて散らされてしまう………!」
「母上!貴婦人が貴腐人になってしまう恐ろしい発言はお控えください!?玉ヒュンしたじゃないですか!!」
「玉がヒュンヒュンどころか、玉をコロコロされて弄ばれてしまうのね!」
「母上!止めてください!!」
マイケルを心配しているのはわかるが、そこはかとなく腐女子っぽい王妃だった。
そして、マイケルの隣にいたナージャはいつの間にかアイリの隣にいた。
「私、真実の愛に目覚めました。アイリ様、愛してます!」
アイリをみつめるナージャの瞳は、間違いなく恋する乙女の眼差しだ。
「ナージャ様、可愛い子ね」
「アイリ様♡」
いつも叫んでから何か言っていたナージャだが、実はぶりっ子だったのである。つまり演技だったのだ。
真実の愛とやらに目覚めたナージャは、もう演技なんてどうでも良かった。
本気の愛に演技なんて必要ないから………。
こうして、アイリとマイケルは婚約がなくなった。
アイリには国王からしっかり慰謝料が払われた。
そして、アイリはナージャと現在百合の花を咲かせている。
ナージャは叫ばなくなったから、周りと打ち解けるようになって、アイリとの仲を応援されている。
マイケルは、大国の王子に嫁いで監禁されてるらしい………。
何故かというと、浮気で婚約破棄をやらかした話を聞いた王子が、浮気防止のためにそうしたらしい。
………うん、愛されてるね。たぶんいろんな意味で。
マイケルは叫ぶ。
誰にも届かない助けを求めて………。
「誰か、たしゅけてーーーっ!」
「はあはあ!俺の可愛い嫁ちゃん、可愛がってやるからな!」
「いやぁーーーっ!?」
マイケルよ、母上は遠く離れた場所から貴方のお尻の無事を祈っているわ。
王妃は女神に祈った。
マイケルのお尻が裂けませんようにと………。
女神は思った。
裂けてはないけど、心は折るつもりよと………。
マイケルが監禁から開放されることはないので、そう遠くない未来にマイケルの心はポッキリと折られることだろう。
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読んでいて笑ってしまいました!
マイケルがもう 笑
ちょっと可哀想な感じもしますが
面白いかったです。
コメントありがとうございます(*´ω`*)
笑ってもらえて嬉しいです!(≧▽≦)