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第三王子編
家族のかたち
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ロイさんが去った後、俺はわかっている事を全て皆に話した。
「なるほど……。このまま行くと、確実にサークは南の国に引き渡されるの。」
「ええ、ですからお力添え頂けないかと。」
「う~ん。ロナンドが旅に出てしまったのが痛いな。」
「そうだねぇ。サークに譲る前は王宮魔術師総括をしていたから、我々の中で一番、王宮政府に知り合いが多いからのぅ……。」
「よしなさい。あの子だってまだ若いわ。自分のやりたいことをやらせてあげるべきだわ。」
俺の師匠であるロナンド様は、王宮魔術師総括を俺に譲った後、本当に旅に出てしまった。
ゴツい男の上腕二頭筋が私を呼んでいるの!という謎のメッセージを最後に、今は行方知れずだ。
魔術はどうした、師匠!?
魔術の追究がしたいみたいな事を言っていたのに、上腕二頭筋ってなんだよ?
まぁ、大胸筋じゃなくて良かったけど。
どこかで誰か、師匠の犠牲になってなければ良いのだが……。
「ほならぁ~、ワシが行ってこようかぇ??」
その声に、全員が顔を向けた。
ここの総責任者であるナーバル議長が、にこにこと笑っていた。
「……ええぇっ!?今日は聞こえてるんですか!?」
思わず突っ込む。
いや、大事なのはそこじゃないんだけど、いつも聞こえないがお約束だったから、思わず突っ込んでしまった。
ナーバルさんはにこやかに言った。
「可愛いサークが、久しぶりに帰ってきたからのぅ~。先に自分で魔術をかけておいたんじゃぁ~。」
おじいちゃん!!
少し照れ臭そうなナーバル議長に、俺は立ち上がってハグをした。
ナーバル議長は震える手で、よしよしと頭を撫でてくれる。
実際に俺におじいちゃんがいたら、こんな感じなのだろうか?
そんな事を思う。
「何だか困っとるみたいじゃし、王の種が関わっているかも知れぬのなら、ワシが行くのが良かろうて。」
「ありがとうございます。ナーバル議長~。」
「いいんじゃよ~。ここにいるのは、みんな、ワシの可愛い家族なのじゃからのぅ~。」
ナーバルおじいちゃんは俺の手を握って、にっこりと笑った。
森の町といい、別宮といい、外壁警護の仲間といい、俺は東の国から家を捨てて出てきたのに、今ではたくさんの帰る場所がある。
もちろん、東の国の義父さんの家もそうだ。
たくさんの人が、俺を家族同然に受け入れてくれる。
何だろう、泣きたくなる。
「どうしたのぅ?サーク?」
「え?」
「泣いておる。」
泣きたくなると思ったが、実際、泣いていたらしい。
何だかんだで、俺も気が張っていたんだろうな。
それがここに来て一気に弛んだようだ。
ナーバルおじいちゃんが骨ばった腕を伸ばし、抱き締めてくれた。
俺はおかしな意地は張らず、素直に抱き止めてもらった。
無条件に自分を大切に思ってくれる人がいるというのは、とても幸せな事だ。
他の皆も温かく見守ってくれた。
「でもそうだな。ここの長であるナーバル議長がわざわざ来たとなれば、それが魔術本部の総意であり、それだけの重さがあると認識させられる。」
「ああ、下手にサークに手を出したら、こちらとの縁が切れる覚悟をしてもらわないとな。」
「でも、ナーバルも年じゃし、一人で行かせる訳にもいかんじゃろ?」
皆が顔を見合わせる。
俺が同行できれば良いが、南の国にいるはずの俺が一緒に行く訳にはいかない。
どうしたものかと思っていたところで、フレデリカさんが声をあげた。
「いいわ。私が一緒に行くわ。久しぶりに買い物もしたいし。国王にもたまに誰かが忠告しませんとね。最近、気が緩みすぎなのでは?って。」
「おお怖!さすがは王宮も黙らす女帝フレデリカ!!」
まわりの反応が凄い。
やんややんやと大盛り上がりだ。
ていうか、なんだ?この盛り上がり方は??
確かにここでもほぼ紅一点、誰も逆らえない影の女帝と言われているが、フレデリカさんて王宮すら黙らす程の影響力があるのか!?
そう思ったら、知的な貴婦人のフレデリカさんが急に恐ろしくなる。
本当にここにいる人達は、のどかなようで一癖も二癖もあるので気を抜けない。
「……フレデリカさんて、国王とお知り合いなんですか?」
「ちょっとね?……いやね、勘違いしないでね?たいしたことじゃないのよ。ずっと昔に側仕えをした事があって、その流れで国王にお貸ししているものがあるだけ。あまり適当な事をなさってるなら、返していただきますよって言うだけよ?」
「ははは。だがあれを返せと言われたら、国王もかなり困るだろうよ。」
そう言って皆がゲラゲラ笑う。
俺には全く訳がわからない。
いったい、フレデリカさんは国王に何を貸しているんだろう??
この流れから、よほどの物であることは間違いない。
だが、何か恐ろしくて聞くに聞けなかった。
「ほっほっほっ。ワシだけでなくフレデリカ女史も行ってくれる。だからお前は何も心配しなくていいんじゃよ?サーク。」
「はい。ありがとうございます。議長。本当にありがとうございます。皆さん。」
俺は心からお礼を言って頭を下げた。
魔術本部から本気で牽制してもらえる事になった。
王子程ではないが、魔術本部に釘を刺されたら簡単には俺を身代わりに引き渡す事は出来なくなるだろう。
何故、皇太子が王子や俺を必要としているかはわからないままだが、ひとまず何とかなりそうだ。
根本的な解決はまだだが、糸口を探す時間は確保できそうだと思った。
「……てな訳なんだよ。」
「ふ~ん。でも、それで解決にはならないんだよね?」
「まあな。何で王太子が王子や俺を欲しがるかはわかってないからな。でも、いきなりここから帰れなくなったり、帰ったとたん捕まって有無を言わさず強制連行って事はないだろうな。何にしても猶予はできた。」
俺がシルクと話していると、ガチャリとドアが開いた。
話している声を聞いてギルが顔を覗かせたのだ。
俺は作業の手を止めて、お礼を言った。
「おう、ありがとな。連絡がついたよ。」
「………何してるんだ?お前たち……。」
ギルは俺の話には答えず、ぽかんとこちらを見ている。
まぁそれもそうだ。
俺とシルクは魔術本部での事を話しながら、今後もこういう事があった場合、どんなものが使えるかを実験していた。
どれぐらいの大きさまでイケるかと、倉庫にされていたこの部屋にあった扉つきの本棚に入れるか入れないかを確認している真っ最中だった。
本は全部出されているし、そこに入ろうとしているし、カオス極まりないよな。
俺とシルクは顔を見合わせた。
「……ええと??」
「いや~、何か盗聴魔術がかかってないか、調べててさ~。」
「今更?連絡がついた後でか?」
「ええと~??まぁ、うん。そんな感じ。」
どのみち苦しい言い訳だったな。
怪訝そうな顔をするギルを横目に、俺たちは本を中に素早くしまい始める。
「そう言えばギル、お前、警護はどうした??」
「ああ、お前の様子を見るために、少し変わってもらった……。」
それでやって来てみたら、このカオスって状況か。
苦笑いするしかない。
「あ、うん。とりあえず魔術本部から王宮に、俺を勝手に身代わりに渡したりしたら、滅亡より痛い目にあわせてやるって圧力をかけてもらえる事になったよ。」
「……ずいぶん、物騒な脅し文句だな?」
俺の言葉にギルは顔をしかめた。
ちょっと過剰な言い方をしたが、結果報告をすることで俺はギルの気をまぎらわす事に成功したのだった。
「なるほど……。このまま行くと、確実にサークは南の国に引き渡されるの。」
「ええ、ですからお力添え頂けないかと。」
「う~ん。ロナンドが旅に出てしまったのが痛いな。」
「そうだねぇ。サークに譲る前は王宮魔術師総括をしていたから、我々の中で一番、王宮政府に知り合いが多いからのぅ……。」
「よしなさい。あの子だってまだ若いわ。自分のやりたいことをやらせてあげるべきだわ。」
俺の師匠であるロナンド様は、王宮魔術師総括を俺に譲った後、本当に旅に出てしまった。
ゴツい男の上腕二頭筋が私を呼んでいるの!という謎のメッセージを最後に、今は行方知れずだ。
魔術はどうした、師匠!?
魔術の追究がしたいみたいな事を言っていたのに、上腕二頭筋ってなんだよ?
まぁ、大胸筋じゃなくて良かったけど。
どこかで誰か、師匠の犠牲になってなければ良いのだが……。
「ほならぁ~、ワシが行ってこようかぇ??」
その声に、全員が顔を向けた。
ここの総責任者であるナーバル議長が、にこにこと笑っていた。
「……ええぇっ!?今日は聞こえてるんですか!?」
思わず突っ込む。
いや、大事なのはそこじゃないんだけど、いつも聞こえないがお約束だったから、思わず突っ込んでしまった。
ナーバルさんはにこやかに言った。
「可愛いサークが、久しぶりに帰ってきたからのぅ~。先に自分で魔術をかけておいたんじゃぁ~。」
おじいちゃん!!
少し照れ臭そうなナーバル議長に、俺は立ち上がってハグをした。
ナーバル議長は震える手で、よしよしと頭を撫でてくれる。
実際に俺におじいちゃんがいたら、こんな感じなのだろうか?
そんな事を思う。
「何だか困っとるみたいじゃし、王の種が関わっているかも知れぬのなら、ワシが行くのが良かろうて。」
「ありがとうございます。ナーバル議長~。」
「いいんじゃよ~。ここにいるのは、みんな、ワシの可愛い家族なのじゃからのぅ~。」
ナーバルおじいちゃんは俺の手を握って、にっこりと笑った。
森の町といい、別宮といい、外壁警護の仲間といい、俺は東の国から家を捨てて出てきたのに、今ではたくさんの帰る場所がある。
もちろん、東の国の義父さんの家もそうだ。
たくさんの人が、俺を家族同然に受け入れてくれる。
何だろう、泣きたくなる。
「どうしたのぅ?サーク?」
「え?」
「泣いておる。」
泣きたくなると思ったが、実際、泣いていたらしい。
何だかんだで、俺も気が張っていたんだろうな。
それがここに来て一気に弛んだようだ。
ナーバルおじいちゃんが骨ばった腕を伸ばし、抱き締めてくれた。
俺はおかしな意地は張らず、素直に抱き止めてもらった。
無条件に自分を大切に思ってくれる人がいるというのは、とても幸せな事だ。
他の皆も温かく見守ってくれた。
「でもそうだな。ここの長であるナーバル議長がわざわざ来たとなれば、それが魔術本部の総意であり、それだけの重さがあると認識させられる。」
「ああ、下手にサークに手を出したら、こちらとの縁が切れる覚悟をしてもらわないとな。」
「でも、ナーバルも年じゃし、一人で行かせる訳にもいかんじゃろ?」
皆が顔を見合わせる。
俺が同行できれば良いが、南の国にいるはずの俺が一緒に行く訳にはいかない。
どうしたものかと思っていたところで、フレデリカさんが声をあげた。
「いいわ。私が一緒に行くわ。久しぶりに買い物もしたいし。国王にもたまに誰かが忠告しませんとね。最近、気が緩みすぎなのでは?って。」
「おお怖!さすがは王宮も黙らす女帝フレデリカ!!」
まわりの反応が凄い。
やんややんやと大盛り上がりだ。
ていうか、なんだ?この盛り上がり方は??
確かにここでもほぼ紅一点、誰も逆らえない影の女帝と言われているが、フレデリカさんて王宮すら黙らす程の影響力があるのか!?
そう思ったら、知的な貴婦人のフレデリカさんが急に恐ろしくなる。
本当にここにいる人達は、のどかなようで一癖も二癖もあるので気を抜けない。
「……フレデリカさんて、国王とお知り合いなんですか?」
「ちょっとね?……いやね、勘違いしないでね?たいしたことじゃないのよ。ずっと昔に側仕えをした事があって、その流れで国王にお貸ししているものがあるだけ。あまり適当な事をなさってるなら、返していただきますよって言うだけよ?」
「ははは。だがあれを返せと言われたら、国王もかなり困るだろうよ。」
そう言って皆がゲラゲラ笑う。
俺には全く訳がわからない。
いったい、フレデリカさんは国王に何を貸しているんだろう??
この流れから、よほどの物であることは間違いない。
だが、何か恐ろしくて聞くに聞けなかった。
「ほっほっほっ。ワシだけでなくフレデリカ女史も行ってくれる。だからお前は何も心配しなくていいんじゃよ?サーク。」
「はい。ありがとうございます。議長。本当にありがとうございます。皆さん。」
俺は心からお礼を言って頭を下げた。
魔術本部から本気で牽制してもらえる事になった。
王子程ではないが、魔術本部に釘を刺されたら簡単には俺を身代わりに引き渡す事は出来なくなるだろう。
何故、皇太子が王子や俺を必要としているかはわからないままだが、ひとまず何とかなりそうだ。
根本的な解決はまだだが、糸口を探す時間は確保できそうだと思った。
「……てな訳なんだよ。」
「ふ~ん。でも、それで解決にはならないんだよね?」
「まあな。何で王太子が王子や俺を欲しがるかはわかってないからな。でも、いきなりここから帰れなくなったり、帰ったとたん捕まって有無を言わさず強制連行って事はないだろうな。何にしても猶予はできた。」
俺がシルクと話していると、ガチャリとドアが開いた。
話している声を聞いてギルが顔を覗かせたのだ。
俺は作業の手を止めて、お礼を言った。
「おう、ありがとな。連絡がついたよ。」
「………何してるんだ?お前たち……。」
ギルは俺の話には答えず、ぽかんとこちらを見ている。
まぁそれもそうだ。
俺とシルクは魔術本部での事を話しながら、今後もこういう事があった場合、どんなものが使えるかを実験していた。
どれぐらいの大きさまでイケるかと、倉庫にされていたこの部屋にあった扉つきの本棚に入れるか入れないかを確認している真っ最中だった。
本は全部出されているし、そこに入ろうとしているし、カオス極まりないよな。
俺とシルクは顔を見合わせた。
「……ええと??」
「いや~、何か盗聴魔術がかかってないか、調べててさ~。」
「今更?連絡がついた後でか?」
「ええと~??まぁ、うん。そんな感じ。」
どのみち苦しい言い訳だったな。
怪訝そうな顔をするギルを横目に、俺たちは本を中に素早くしまい始める。
「そう言えばギル、お前、警護はどうした??」
「ああ、お前の様子を見るために、少し変わってもらった……。」
それでやって来てみたら、このカオスって状況か。
苦笑いするしかない。
「あ、うん。とりあえず魔術本部から王宮に、俺を勝手に身代わりに渡したりしたら、滅亡より痛い目にあわせてやるって圧力をかけてもらえる事になったよ。」
「……ずいぶん、物騒な脅し文句だな?」
俺の言葉にギルは顔をしかめた。
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