欠片の軌跡④〜南国の王太子

ねぎ(塩ダレ)

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第三王子編

賢者の誕生 ☆

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はぁ…と熱い息を吐き出したウィルは、酷く妖艶だった。
汗で体が濡れ、艶かしく匂いたっていた。
吐き出された欲望がべっとりと俺の手にこびりついている。
それを少し舐めた。

「う~ん。濃いね?自分でしなかったの?」

「……待ってるって言っただろ?」

気だるそうにウィルは答えた。
なんか本当、何でウィルはこんなに俺に従順なんだろう?
かえって申し訳なくなる。

なんだかんだ、ウィルは結構、性欲が強い。
本人は認めないけど、後ろの開発だって自分でしたし、したい時はこうやってエロい下着を自ら着ちゃったりするくらい積極的だ。
それを我慢していたと思うと、余裕なく俺を求めて来たのもわかる。
くたっとしたウィルを抱き寄せながら、俺は手についた白濁を拭い取った。
両手が自由になってから、引っ掻けていたウィルのワイシャツを脱がせた。

「……こっちは?」

「脱がさないよ?着たままが醍醐味なんだから。」

ウィルは汗やら何やらで濡れたランジェリーも脱ぎたそうだったが、あえて脱がさなかった。
不満そうな顔にキスして、ベッドに寝かせる。
久しぶりの快楽で、高ぶっていた分体力を使ったのだろう。
おまけにあまり休めてない状態だ。
いくらこっちも高ぶっているとはいえ、無理はさせられない。
スイッチが入って、ランジェリーまで着ちゃったエロ可愛いウィルなので、たっぷり堪能したいのは山々だが、今日は仕方がない。
まぁ、自ら前例を作ってくれたので、今後また楽しめばいいだけの話だ。

「……いやらしい顔で、何を考えてるんだ?サーク…?」

どうやら考えていた事が顔に出ていたらしい。
言われて見れば、にまにました笑いを浮かべていた事に気づく。

「ん~?次は何を着て貰おうかと思って。」

「……もう着ない。」

そう言って顔を赤らめる。
見下ろすウィルは本当に淫らな姿だ。
本人は気づいてないが、乳首はブラから顔を出したままだし、落ち着きを取り戻したぺニスだって、丸出しだ。

「エロい格好でそんな事言われても、説得力がないよ?ウィル?」

そう言われて、はっと自分の姿を見返し、声にならない悲鳴を上げて、ウィルは横向きになって体を縮めた。
今更、そんな風に照れられても、かえってエロいだけなんだけど……。

羞恥するウィルに欲情を覚える。
ズキンと頭の奥がどんより痛んだ。
気づかれないよう、汗を拭う振りをして軽く頭を押さえる。
確かに気にはなるが、そこまで酷くはない。
俺は横向きになった事で、露になった可愛い尻をやんわりと撫でた。
途端にビクンッとウィルが震えた。

「可愛いお尻……。」

やわやわと揉みしだいて、顔を近づける。
ティーバッグの紐パンなんて着けてる意味がないと思ったが、大有りだ。
臀部の盛り上がりが紐によって強調され、頼りない面積の紐が、蕾を隠している。
ちょっとずらせば丸見えだが、やはり見えそうで見えないと言うのは永遠のロマンだ。
臀部を飾るガーターベルトのレースも堪らない。
クイッと紐を引き上げめり込ませると、ウィルが可愛い声で鳴いた。

「ぐいぐいされるの気持ちいい?」

「やっ……ちょっと痛いから……!」

「ふ~ん?アナルはピクピクしてるけど?」

意地悪く言うと、ウィルは赤くなって黙ってしまった。
本当に可愛い。

「どうする?ウィル?」

「え……?」

「俺もあんまり無理させたくないし、出すもんも出したし、今日はここでやめようか?」

「それは……。」

ウィルが言い淀む。
わかってる。
ひくひくしているって事は、奥が疼いてるのだろう。
無理をさせたくないのも本心だが、やめるつもりはなかった。
優しく労るように体を撫でる。
ウィルは赤くなって葛藤していた。

「………やめないでくれ…サーク……。」

恥ずかしさに真っ赤になりながら、ウィルは言った。
内心、ニヤッとした笑いが込み上げたが、あえてそれは出さずに心配して見せる。

「体、辛くない?」

「……大丈夫…。」

「本当に?」

しつこくそう言うと、ウィルは欲情に目を潤ませて、大胆に足を開いて俺に見せた。

「お願い、やめないでくれ!サークっ!奥まで欲しくて堪らないんだ…っ!!」

片足を自ら抱え、開いた股間の奥にある蕾を、反対の手で開いて見せる。
熱に溺れたその顔は淫らに濡れて切実だ。
その姿は本当に美しい。

「わかったよ、ウィル……。」

俺はそう言ってニヤッと笑った。
言わされた事に気づいたウィルが抗議の目を向けたが、俺はウィルの腰を抱き上げ、蕾を舐めた。

「~~~っ!!」

何か言おうとしていたウィルの口からは、音は出なかった。
変わりに大きく開かれて、仰け反った。
ぐちりと舌を入れ込んだそこは、思いの外やわらかかった?

「???」

なんとなくおかしな感じがして、俺はローションを手に取ると、そこに指を差し入れた。
指もやはり、あまり抵抗なく入っていった。
さっと自分の思考が冷えたのがわかった。

「………ウィル…自分でほぐしたね?」

「ごめん……待ちきれなくて……。」

「いつ?」

「サークとダイニングで会う前……。」

「どこで?」

「……ここで…少しだけ……。」

「……やっぱり、ウィルにはお仕置きがいるね?そんなエッチな状態で他の人もいる所を歩いたの?」

「だって…サークがなかなか来てくれないから……。」

「だからって、誰に見られるかわからないのに、ぐちゅぐちゅにほぐした穴で歩き回ったの?」

「ごめん…もうしないから……っ!!」

「ダメ。疲れてるだろうから優しくしようと思ったけど、そう言う事なら酷くするから。許さないよ?」

さすがにこれは許しがたい。
ただでさえ、別宮に来てからのウィルは、以前のようにタチだと思われていなくて、女神信仰の対象だ。
いくら信者間で個人的に感情を持たないようになんて規則があったとしても、そういう目で絶対に見てないなど言えるわけがない。

イヴァンだってたまに、別れたらウィルを口説いていいかとか冗談を言うのに、当のウィルがそんなエロエロな隙を見せていたら、どこでどんな間違いが起こるかわかったものじゃない。
そりゃヴィオールをつけているから、襲われたって手出しは出来ないだろうが、本人がそんな調子では問題がある。

俺は素早くぺニスバンドを着けた。
もう慣れたものである。
ズキズキと頭が痛み始めたが、そんな事はどうでもいい。
足を閉じてしまったウィルを捕まえて、片足を抱え込んだ。

「サーク!ごめん!謝るからっ!!」

「ダメ。許さない。ウィルが誰のものが、しっかり体に教え込むから。」

俺の勢いに怯えるウィルを押さえ込んで、俺はローションで疑似ぺニスを濡らすと、そのまま奥まで一気に押し込んだ。

「ひっ……っ!やだっ!サークっ!!痛いっ!!」

「その割にはすんなり入ったけど?」

「ごめんなさいっ!!酷くしないでくれっ!!」

「やだ。」

俺は感情のまま、乱暴に腰を打ち付けた。
ウィルが泣いていたけれど、止まらなかった。
ズキズキしていた頭痛はガンガンしはじめて、さらに思考が混乱した。

「う…っ……ううぅっ!」

「あ~、クソッ!頭いてぇ……っ。」

「サーク!?……まっ!あっああっ!」

「嫌がってた割りに感じてんじゃん?ウィル?」

「まっ…って……っ!!ああぁっ!!」

「待たない。反省してっ。」

「ああっ!反省する……っ!だから……っ!!あああぁぁっ!!」

ガツガツと奥までめり込ませる。
ウィルははじめは痛かったり怖かったりで固くなっていたが、今はもう、乱暴に与えられる刺激によがって体を跳ねさせている。

「お仕置きされてるのに、気持ちよさそうだな、ウィル?」

「あっあっ……サーク…っ!待って……っ!!………あああぁぁっ!!」

「ダメだって。」

煮えたぎるような衝動のまま、いいようにウィルを犯す。
頭の奥からガンガンと痛みが襲うが、どうでも良かった。
乱れるウィルを思うがまま抱いている事が、酷く衝動を掻き立てた。

ああ、この人を好き放題に犯してる。

狂った熱気が思考をおかしくして、本当にいきり立った自分の雄で乱暴を働いている気分になる。

「あっあああぁぁ……っ!!」

「ウィル…っ、二度としないで……っ!」

「しない…っ!!絶対にしないからぁっ!!」

「嫌なんだ…っ、俺以外の人間に、ウィルが性的な目で見られるのは……っ!」

「わかったっ!!だから……っ!!ああぁっ!!」

自分がどんなに勝手な事を言っているか、頭の片隅ではわかっている。
この独占欲は常軌を逸しているとわかっている。
それでも抑えられなかった。
頭痛はガンガン鳴り響いて、何が何だかわからなくなってきた。

ただもう、夢中だった。

ウィルが気持ちがいいかとか、そんな事は考えられなくて、腹の奥からどす黒い衝動が止まらなくて、こうしてウィルを犯してると言うことが、俺に犯されてウィルがなりふり構わず乱れている様が、気が狂うほど気持ち良かった。

「サークっ!!」

「え?何?」

「ぁ…頭……っ!!」

「え?」

「痛…いの…か…っ!!」

「え?……ああ……。」

「ならもうやめろっ!!」

「え?」

「頼むからっ!!」

ウィルが必死に俺に呼び掛けた。
自分でも、反応がおかしい気はした。

頭は痛い。
狂いそうなほど痛い。

でもそれ以上に酷く快楽を覚えていた。

……快楽??

それに気づいた時、突然、パンッと何かが頭の中で弾けた。


「!!!????」


急に目の前が激しくチカチカして、頭が真っ白になった。
何も考えられなくなって、ガクンと力が抜ける。

「サークっ!!」

ウィルが必死な顔で俺に呼び掛けた。
うん、わかってる。
わかっているけれど、どうにも出来ない。
突っ込まれてるウィルも起き上がろうにも起き上がれなくて、ジタバタしている。
俺はそれを見ているのだが、どうにも何も出来ない。

「サークっ!!しっかりしてくれっ!!」

「あ?うん……。」

返事はできるな??
何だろう??

俺はのそのそとウィルの中から疑似ぺニスを抜いた。
ウィルが抜かれる感覚に喘いだが、きょとんとそれを見ていた。

「サークっ!!」

「ああ、うん。大丈夫。」

「何が大丈夫なんだよ!?頭痛は!?」

「え……してないな??」

ウィルが体を起こし、必死に俺を気遣う。
俺はそれを不思議そうに眺めていた。

とにかく凄く気持ちが良かった。
それで何だか色々どうでも良かった。

ウィルがあまりに必死なので、頭に手を当てて、異常がないか調べる。

「大丈夫だよ?異常は感知できない。」

「なら……え……?どうしたんだ??」

「さぁ……??」

俺はベッドに座り込んで、困惑するウィルを眺めていた。
ウィルはあれこれ複雑な表情をした後、困ったような顔を俺に向けた。

「あのさ……サーク……。」

「うん。何?」

「もしかして……イッた??」

「……は??」

「だって……今のお前……賢者タイムに入ってるだろ……??」

「…………は??」

俺は困惑気味に言うウィルの言っている事がよくわからなくて、ぼんやりとその顔を見つめていた。
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