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第八章①「疑惑と逃亡編」
めぐりめぐり
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他愛ない話をしながら俺たちはベンチで朝食を済ませた。
段々と人が増えてくるとノルが挙動不審になってきたので、俺たちは帰る事にする。
帰り道、ノルの対人恐怖症な部分を理解しているのか天然か、シルクはノルと手を繋いでにこにこ話していた。
本当に世話好きなお姉ちゃんと人見知りの弟みたいだ。
甘ったれでべたべた人に甘えてくるシルクばかり見ていたので、こういう一面もあるんだなと感心する。
武術指導でも世話好きな一面は見えていたけれど、それは指導者としての顔だ。
俺は意外と、シルクの事を全然知らないのかもしれない。
「主~??どうしたの??」
「ん~??何か仲良しだな~と思って。」
「だって!ノルってほっとけないよ!危なっかしくて!!」
「ええ!?僕が危なっかしい!?」
「うん。ノルはさ~、早く誰か見つけた方がいいよ。」
「だ!?誰か!?」
「うん。だって不安定なんだもん。ノルが凄いってのもわかるけど、異様にそこに比重が片寄ってるんだよ~。そう言う人も世の中には必要だけどさ~。いつバランスが崩れるのかって、見ててハラハラする。だから倒れそうな時に、ひょいって支えてくれる人が必要だよ。だからと言ってノルを束縛したり利用したりする人間はダメ。甘やかす人もダメ。そう言う人はノルの能力を殺しちゃうから。だから放任主義だけど、必要な時にひょいって支えてくれる人が必要だと思うんだよね~。」
うわ~シルクさん、めちゃくちゃ的確なところをついてきますな。
俺は感心してしまった。
ノルを見ていて、誰か側にいれば安心なのにって感じていた。
俺もシルクもこのままここにいることはできないけど、正直、このまま置いて去るのは少し気がかりなのだ。
シルクは結構、人の本質みたいのをよく見ている。
「……でも、僕は……あまり人と付き合うのは得意じゃないんだよ……。嫌な思いしたり辛い気持ちになるなら、一人でいた方がいい。」
シルクの腕に掴まって、ノルはボソッと言った。
ノルの気持ちもわからなくもない。
人付き合いって面倒だよな。
できるだけ関わらないで生きていけるなら、その方がいいって俺も思うよ。
実際、自宅兼研究室に籠っていた俺もそう思っていた。
何の因果か、派手な日の当たる場所に無理矢理引っ張り出されて四苦八苦したけど、それはそれで得るものがあった。
今の仲間と共にあるのは、欠け換えのない俺の宝だ。
だからと言って、無理矢理ノルにそれをさせようとは思わない。
「シルク。気持ちはわかるが、そう言うのは無理にどうこうしようとしても駄目なんだ。その時がくればそうなる。それこそノルの意思なんか関係なく、ね。」
思わず漏れた俺の言葉に、ふたりが言葉なく顔を向けた。
ちょっとクサイ事を言ってしまった気がして恥ずかしくなる。
「いや!ごめん!変な事、言った!!」
「ん~ん。主のいう通りだと思う。」
「良くわからないけど、今まで色々言われてきた中で、一番説得力があった気がする。何の解決にもならない言葉なのに、何でだか凄く納得した。サークって不思議だよな、本当。僕は君に出会えて良かったよ。少し人生、楽しくなった気がする。サークのお陰でシルクとも出会えたし。」
真面目な調子でノルがそう言った。
ちょうどそこでノルの家の前にたどり着く。
ドアの前に立ち、誰も何も言わなかった。
何故なら俺たちは何となく、そこで別れるんだと感じ取っていたからだ。
そう決めていた訳でも話していた訳でもない。
ただ、何故かドアの前に立ったらそう感じたのだ。
シルクがぎゅっとノルにハグをする。
「研究もいいけど、ちゃんとご飯食べなきゃ駄目だよ?ノル??」
「うん。気を付ける。」
シルクの前のノルは本当に小さい子供みたいだ。
混在する大人びたノルと子供のようなノル。
そこにもアンバランスさが現れている。
でもだからって、俺やシルクがどうこうできるものじゃない。
「ノル、しばらくは何かあったらフライハイトのギルドをまとめているマダムに連絡をしてくれ。すぐに受け取れないかもしれないが、マダムが俺との連絡の窓口になってくれているから。」
「わかった。早速だけど技術情報特許のために、構造をまとめたものが欲しい。僕は魔術のところはわからないから、そこの書類は君が作ってくれ。手続きなんかの書類は簡易型臨時ゲートと一緒に僕の方で作っておくから。」
「わかった。出来上がったらマダムに渡してノルに送ってもらうよ。」
「頼んだ。……ふたりとも、気を付けてな。……また、食事にでも行こう。」
「うん、楽しみにしてるね!ノル!」
ノルの言葉にシルクは明るく笑った。
俺も変に気負わず、自然に笑って言った。
「決着が着いたらノルもこっちに遊びに来てくれ。ここみたいに観光地じゃないけど、案内するよ。」
「楽しみにしてる。その前に一勝負しなきゃな?サーク?」
ノルは笑ってそう言うと、俺に手を差し出した。
その手を俺はしっかり握る。
大きめの丸眼鏡の奥の瞳は、静かな強さを持って俺をまっすぐ見つめていた。
「裁判の目処が立ったら連絡してくれ。必ず力になる。」
「ああ。ありがとう。ノル。」
お互い、握手する手にぐっと力がこもる。
そうやって俺たちは別れた。
ノルは俺たちが歩き出すと、すぐに家に入って行った。
ちょっと心配だが、でもきっとまたすぐ会える。
俺はそのままシルクと共に研究施設に立ち寄って、吸血鬼などを買い取ってもらった。
そして買い物を済ませ、町を後にした。
道すがらクエストを済ませ、マダムのギルドに戻ったのは真夜中だった。
酒場があるとはいえ流石にもう開いてないよな、と思ったら、マダムが閉まった店の前でタバコをふかしていた。
俺は驚いて目を丸くする。
「あれ??マダム??」
「お帰り、サーク。」
目が合うとマダムはニヤリと笑った。
何だろう?待っててくれたのかな?なんて思ったが甘い考えだった。
マダムが無言で手を差し出してきたのを見て、何を意味しているのか気づいてがっかりした。
「……マダム……明日じゃ駄目ですか??」
「は??今日、貰える銭は今日貰うんだよ??商売の鉄則だろ??」
そう、マダムは俺を待っていた訳じゃない。
俺の売り上げの上納金を待っていたのだ!!
くそうっ!!守銭奴め!!
地団駄を踏む俺を、眠そうなシルクが興味無さそうに見ている。
俺は乱暴に財布を出すと、売り上げの3割ほどを手渡した。
「よしよし。ナレシュから聞いた売り上げのだいたい3割だ。クエストの報告は明日でいいよ。」
「いつの間に売上まで把握したんですか……全く……。」
「情報は生き物であり金の血脈だ。新鮮な事に越したことはないさ。だからそれを得るためには手段は選ばないし、惜しむべきじゃない。あんたも商売噛ってんだから心しておきな?サーク?」
「はいはい。」
ニュースソースは聞いても無駄だろう。
下手に聞いたら情報料をとられそうだし。
「ま、ご苦労さん。向こうも新鮮なサンプルが手に入ったし、あんたは高値で取引できたし、良かったじゃないか??」
「そこに付け入る人がいなければもっと良かったですけどね。」
「なんだい?アタシのキセルがなきゃ、取引も危うかった小僧が生意気だね??」
「それは……感謝しています……。」
俺はキセルを返そうと取り出したが、マダムはゆっくり首を振るだけだった。
まだ持っていろということらしい。
確かに一件が片付くまでは借りていた方が俺も都合がいいので、ご好意に甘える事にする。
「よしよし。ま、こんな夜中だ。宿ももう開いてない。特別に酒場の部屋を貸してやるよ。」
「……いくらで??」
「なんだい?払わせてやろうか?ん??」
「すみません、勘弁してください。」
マダムはニヤニヤ笑って、鍵を渡してくれた。
売上が良かった分、上納金も多めなのでサービスしてくれるらしい。
下手に突っ込むと、大金を請求されそうだから黙っておこう。
「2階の右奥の部屋だよ。ここを出発する前に少し顔を貸しな。話がある。」
マダムはそう言ってギルド兼酒場のドアを開けてくれた。
目を擦りながら、ペタペタ歩いてシルクが入っていく。
「お疲れさん、シルク。」
「ん~ん??マダムも待っててくれてありがと~。」
いや、シルク。マダムが待ってたのは俺たちじゃない。金だ。
そう言いたかったが黙っておく。
正直、昨日の徹夜もあって、俺もベッドでちゃんと眠りたい。
何だかんだ、マダムは気を使ってくれているのだから、ありがたい話だ。
預かった鍵で入った部屋には、何故か水差しの横にビスケットとバナナが置いてあった。
小腹が空いていたのでありがたく頂く。
もしかしたら本当、マダムはお金だけを待ってた訳じゃないのかもしれない。
「……古株の元冒険者って、ツンデレが多いのか??」
「何それ??」
「いや、独り言。まぁとにかく寝よう。お休み、シルク。」
「お休み~。」
俺とシルクはビスケットとバナナを食べて横になった。
途端、驚くほどの疲れと共に、酷い安心感を覚えた。
考えてみれば、ここは今の俺にとって一番安全な場所かもしれない。
頭の中で次の行動を考えたかったが、目を閉じたらもう、抵抗する間もなく意識が落ちてしまった。
段々と人が増えてくるとノルが挙動不審になってきたので、俺たちは帰る事にする。
帰り道、ノルの対人恐怖症な部分を理解しているのか天然か、シルクはノルと手を繋いでにこにこ話していた。
本当に世話好きなお姉ちゃんと人見知りの弟みたいだ。
甘ったれでべたべた人に甘えてくるシルクばかり見ていたので、こういう一面もあるんだなと感心する。
武術指導でも世話好きな一面は見えていたけれど、それは指導者としての顔だ。
俺は意外と、シルクの事を全然知らないのかもしれない。
「主~??どうしたの??」
「ん~??何か仲良しだな~と思って。」
「だって!ノルってほっとけないよ!危なっかしくて!!」
「ええ!?僕が危なっかしい!?」
「うん。ノルはさ~、早く誰か見つけた方がいいよ。」
「だ!?誰か!?」
「うん。だって不安定なんだもん。ノルが凄いってのもわかるけど、異様にそこに比重が片寄ってるんだよ~。そう言う人も世の中には必要だけどさ~。いつバランスが崩れるのかって、見ててハラハラする。だから倒れそうな時に、ひょいって支えてくれる人が必要だよ。だからと言ってノルを束縛したり利用したりする人間はダメ。甘やかす人もダメ。そう言う人はノルの能力を殺しちゃうから。だから放任主義だけど、必要な時にひょいって支えてくれる人が必要だと思うんだよね~。」
うわ~シルクさん、めちゃくちゃ的確なところをついてきますな。
俺は感心してしまった。
ノルを見ていて、誰か側にいれば安心なのにって感じていた。
俺もシルクもこのままここにいることはできないけど、正直、このまま置いて去るのは少し気がかりなのだ。
シルクは結構、人の本質みたいのをよく見ている。
「……でも、僕は……あまり人と付き合うのは得意じゃないんだよ……。嫌な思いしたり辛い気持ちになるなら、一人でいた方がいい。」
シルクの腕に掴まって、ノルはボソッと言った。
ノルの気持ちもわからなくもない。
人付き合いって面倒だよな。
できるだけ関わらないで生きていけるなら、その方がいいって俺も思うよ。
実際、自宅兼研究室に籠っていた俺もそう思っていた。
何の因果か、派手な日の当たる場所に無理矢理引っ張り出されて四苦八苦したけど、それはそれで得るものがあった。
今の仲間と共にあるのは、欠け換えのない俺の宝だ。
だからと言って、無理矢理ノルにそれをさせようとは思わない。
「シルク。気持ちはわかるが、そう言うのは無理にどうこうしようとしても駄目なんだ。その時がくればそうなる。それこそノルの意思なんか関係なく、ね。」
思わず漏れた俺の言葉に、ふたりが言葉なく顔を向けた。
ちょっとクサイ事を言ってしまった気がして恥ずかしくなる。
「いや!ごめん!変な事、言った!!」
「ん~ん。主のいう通りだと思う。」
「良くわからないけど、今まで色々言われてきた中で、一番説得力があった気がする。何の解決にもならない言葉なのに、何でだか凄く納得した。サークって不思議だよな、本当。僕は君に出会えて良かったよ。少し人生、楽しくなった気がする。サークのお陰でシルクとも出会えたし。」
真面目な調子でノルがそう言った。
ちょうどそこでノルの家の前にたどり着く。
ドアの前に立ち、誰も何も言わなかった。
何故なら俺たちは何となく、そこで別れるんだと感じ取っていたからだ。
そう決めていた訳でも話していた訳でもない。
ただ、何故かドアの前に立ったらそう感じたのだ。
シルクがぎゅっとノルにハグをする。
「研究もいいけど、ちゃんとご飯食べなきゃ駄目だよ?ノル??」
「うん。気を付ける。」
シルクの前のノルは本当に小さい子供みたいだ。
混在する大人びたノルと子供のようなノル。
そこにもアンバランスさが現れている。
でもだからって、俺やシルクがどうこうできるものじゃない。
「ノル、しばらくは何かあったらフライハイトのギルドをまとめているマダムに連絡をしてくれ。すぐに受け取れないかもしれないが、マダムが俺との連絡の窓口になってくれているから。」
「わかった。早速だけど技術情報特許のために、構造をまとめたものが欲しい。僕は魔術のところはわからないから、そこの書類は君が作ってくれ。手続きなんかの書類は簡易型臨時ゲートと一緒に僕の方で作っておくから。」
「わかった。出来上がったらマダムに渡してノルに送ってもらうよ。」
「頼んだ。……ふたりとも、気を付けてな。……また、食事にでも行こう。」
「うん、楽しみにしてるね!ノル!」
ノルの言葉にシルクは明るく笑った。
俺も変に気負わず、自然に笑って言った。
「決着が着いたらノルもこっちに遊びに来てくれ。ここみたいに観光地じゃないけど、案内するよ。」
「楽しみにしてる。その前に一勝負しなきゃな?サーク?」
ノルは笑ってそう言うと、俺に手を差し出した。
その手を俺はしっかり握る。
大きめの丸眼鏡の奥の瞳は、静かな強さを持って俺をまっすぐ見つめていた。
「裁判の目処が立ったら連絡してくれ。必ず力になる。」
「ああ。ありがとう。ノル。」
お互い、握手する手にぐっと力がこもる。
そうやって俺たちは別れた。
ノルは俺たちが歩き出すと、すぐに家に入って行った。
ちょっと心配だが、でもきっとまたすぐ会える。
俺はそのままシルクと共に研究施設に立ち寄って、吸血鬼などを買い取ってもらった。
そして買い物を済ませ、町を後にした。
道すがらクエストを済ませ、マダムのギルドに戻ったのは真夜中だった。
酒場があるとはいえ流石にもう開いてないよな、と思ったら、マダムが閉まった店の前でタバコをふかしていた。
俺は驚いて目を丸くする。
「あれ??マダム??」
「お帰り、サーク。」
目が合うとマダムはニヤリと笑った。
何だろう?待っててくれたのかな?なんて思ったが甘い考えだった。
マダムが無言で手を差し出してきたのを見て、何を意味しているのか気づいてがっかりした。
「……マダム……明日じゃ駄目ですか??」
「は??今日、貰える銭は今日貰うんだよ??商売の鉄則だろ??」
そう、マダムは俺を待っていた訳じゃない。
俺の売り上げの上納金を待っていたのだ!!
くそうっ!!守銭奴め!!
地団駄を踏む俺を、眠そうなシルクが興味無さそうに見ている。
俺は乱暴に財布を出すと、売り上げの3割ほどを手渡した。
「よしよし。ナレシュから聞いた売り上げのだいたい3割だ。クエストの報告は明日でいいよ。」
「いつの間に売上まで把握したんですか……全く……。」
「情報は生き物であり金の血脈だ。新鮮な事に越したことはないさ。だからそれを得るためには手段は選ばないし、惜しむべきじゃない。あんたも商売噛ってんだから心しておきな?サーク?」
「はいはい。」
ニュースソースは聞いても無駄だろう。
下手に聞いたら情報料をとられそうだし。
「ま、ご苦労さん。向こうも新鮮なサンプルが手に入ったし、あんたは高値で取引できたし、良かったじゃないか??」
「そこに付け入る人がいなければもっと良かったですけどね。」
「なんだい?アタシのキセルがなきゃ、取引も危うかった小僧が生意気だね??」
「それは……感謝しています……。」
俺はキセルを返そうと取り出したが、マダムはゆっくり首を振るだけだった。
まだ持っていろということらしい。
確かに一件が片付くまでは借りていた方が俺も都合がいいので、ご好意に甘える事にする。
「よしよし。ま、こんな夜中だ。宿ももう開いてない。特別に酒場の部屋を貸してやるよ。」
「……いくらで??」
「なんだい?払わせてやろうか?ん??」
「すみません、勘弁してください。」
マダムはニヤニヤ笑って、鍵を渡してくれた。
売上が良かった分、上納金も多めなのでサービスしてくれるらしい。
下手に突っ込むと、大金を請求されそうだから黙っておこう。
「2階の右奥の部屋だよ。ここを出発する前に少し顔を貸しな。話がある。」
マダムはそう言ってギルド兼酒場のドアを開けてくれた。
目を擦りながら、ペタペタ歩いてシルクが入っていく。
「お疲れさん、シルク。」
「ん~ん??マダムも待っててくれてありがと~。」
いや、シルク。マダムが待ってたのは俺たちじゃない。金だ。
そう言いたかったが黙っておく。
正直、昨日の徹夜もあって、俺もベッドでちゃんと眠りたい。
何だかんだ、マダムは気を使ってくれているのだから、ありがたい話だ。
預かった鍵で入った部屋には、何故か水差しの横にビスケットとバナナが置いてあった。
小腹が空いていたのでありがたく頂く。
もしかしたら本当、マダムはお金だけを待ってた訳じゃないのかもしれない。
「……古株の元冒険者って、ツンデレが多いのか??」
「何それ??」
「いや、独り言。まぁとにかく寝よう。お休み、シルク。」
「お休み~。」
俺とシルクはビスケットとバナナを食べて横になった。
途端、驚くほどの疲れと共に、酷い安心感を覚えた。
考えてみれば、ここは今の俺にとって一番安全な場所かもしれない。
頭の中で次の行動を考えたかったが、目を閉じたらもう、抵抗する間もなく意識が落ちてしまった。
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