13 / 42
13話
しおりを挟む
今日はお店の定休日、最近の私は今の生活にすっかり慣れて心の余裕と時間の余裕が出来るようになりました。
私はいつもお休みの日に行く食堂にお昼ご飯を食べに来ました。
今では周りの常連さん達からも話しかけられるようになり、パン屋さんの宣伝をしたりして、楽しく皆さんと食事をしているところです。
私はこの後、久し振りに読書を楽しむ為、教会へ行こうと思っています。
何でも教会には大きな本の貯蔵室が有り、持ち出しこそ出来ませんがその場で読書をすることは出来るそうです。
先日パンを買いに来てくれた常連さんが教えて下さいました。
そう考えながら食事をしていると、外から何人かの騎士を連れた貴族らしき方が入って来ました。
すると、厨房の中から食堂のご主人が慌てて出て来て頭を下げています。
「お久し振りです領主様今日は多勢で有難う御座います」
そう言いながら挨拶をされている。
ん? 領主様ということは私の書類上の夫ということかしら? 思わず目を逸らしてしまいました。
私は背中を向け、常連さん達と会話をしながらさっさと食事を切り上げました。
そして予定通り教会へと向かったのです。
その道すがら先程の領主様の顔が頭をよぎりました。
何故ならとても素敵な方だったから。
書類上とはいえあんな素敵な方が夫だなんて不思議な感覚でした。
でもずっと忘れられているのよね、気にもしてくれていないのだから私も忘れましょう。そう気持ちを切り替え教会へと急ぎました。
教会へ着くと数人の子供達が遊んでいました。
そうだ今度来る時には、子供達に私の得意な焼き菓子を持って来ましょう。そう思いながら、シスターに本の貯蔵室へと案内をしていただきました。
大きな貯蔵室には、沢山の本が保管されています。この時代、本はとても貴重なものですからこうやって貯蔵室という温度管理や湿気対策として、風通しなどをしている場所に保管されているのでしょう。
やはり、教会なので聖書や神学関係の本が多く置かれていますが、全く違うジャンルの本も沢山あります。私は、(お菓子の歴史)
という本を手に取り読み始めました。とても興味を惹かれる題名です。
私はいつもお休みの日に行く食堂にお昼ご飯を食べに来ました。
今では周りの常連さん達からも話しかけられるようになり、パン屋さんの宣伝をしたりして、楽しく皆さんと食事をしているところです。
私はこの後、久し振りに読書を楽しむ為、教会へ行こうと思っています。
何でも教会には大きな本の貯蔵室が有り、持ち出しこそ出来ませんがその場で読書をすることは出来るそうです。
先日パンを買いに来てくれた常連さんが教えて下さいました。
そう考えながら食事をしていると、外から何人かの騎士を連れた貴族らしき方が入って来ました。
すると、厨房の中から食堂のご主人が慌てて出て来て頭を下げています。
「お久し振りです領主様今日は多勢で有難う御座います」
そう言いながら挨拶をされている。
ん? 領主様ということは私の書類上の夫ということかしら? 思わず目を逸らしてしまいました。
私は背中を向け、常連さん達と会話をしながらさっさと食事を切り上げました。
そして予定通り教会へと向かったのです。
その道すがら先程の領主様の顔が頭をよぎりました。
何故ならとても素敵な方だったから。
書類上とはいえあんな素敵な方が夫だなんて不思議な感覚でした。
でもずっと忘れられているのよね、気にもしてくれていないのだから私も忘れましょう。そう気持ちを切り替え教会へと急ぎました。
教会へ着くと数人の子供達が遊んでいました。
そうだ今度来る時には、子供達に私の得意な焼き菓子を持って来ましょう。そう思いながら、シスターに本の貯蔵室へと案内をしていただきました。
大きな貯蔵室には、沢山の本が保管されています。この時代、本はとても貴重なものですからこうやって貯蔵室という温度管理や湿気対策として、風通しなどをしている場所に保管されているのでしょう。
やはり、教会なので聖書や神学関係の本が多く置かれていますが、全く違うジャンルの本も沢山あります。私は、(お菓子の歴史)
という本を手に取り読み始めました。とても興味を惹かれる題名です。
4,284
あなたにおすすめの小説
事情があってメイドとして働いていますが、実は公爵家の令嬢です。
木山楽斗
恋愛
ラナリアが仕えるバルドリュー伯爵家では、子爵家の令嬢であるメイドが幅を利かせていた。
彼女は貴族の地位を誇示して、平民のメイドを虐げていた。その毒牙は、平民のメイドを庇ったラナリアにも及んだ。
しかし彼女は知らなかった。ラナリアは事情があって伯爵家に仕えている公爵令嬢だったのである。
2番目の1番【完】
綾崎オトイ
恋愛
結婚して3年目。
騎士である彼は王女様の護衛騎士で、王女様のことを何よりも誰よりも大事にしていて支えていてお護りしている。
それこそが彼の誇りで彼の幸せで、だから、私は彼の1番にはなれない。
王女様には私は勝てない。
結婚3年目の夫に祝われない誕生日に起こった事件で限界がきてしまった彼女と、彼女の存在と献身が当たり前になってしまっていたバカ真面目で忠誠心の厚い騎士の不器用な想いの話。
※ざまぁ要素は皆無です。旦那様最低、と思われる方いるかもですがそのまま結ばれますので苦手な方はお戻りいただけると嬉しいです
自己満全開の作品で個人の趣味を詰め込んで殴り書きしているため、地雷多めです。苦手な方はそっとお戻りください。
批判・中傷等、作者の執筆意欲削られそうなものは遠慮なく削除させていただきます…
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
【完結】留学先から戻って来た婚約者に存在を忘れられていました
山葵
恋愛
国王陛下の命により帝国に留学していた王太子に付いて行っていた婚約者のレイモンド様が帰国された。
王家主催で王太子達の帰国パーティーが執り行われる事が決まる。
レイモンド様の婚約者の私も勿論、従兄にエスコートされ出席させて頂きますわ。
3年ぶりに見るレイモンド様は、幼さもすっかり消え、美丈夫になっておりました。
将来の宰相の座も約束されており、婚約者の私も鼻高々ですわ!
「レイモンド様、お帰りなさいませ。留学中は、1度もお戻りにならず、便りも来ずで心配しておりましたのよ。元気そうで何よりで御座います」
ん?誰だっけ?みたいな顔をレイモンド様がされている?
婚約し顔を合わせでしか会っていませんけれど、まさか私を忘れているとかでは無いですよね!?
地味な私では退屈だったのでしょう? 最強聖騎士団長の溺愛妃になったので、元婚約者はどうぞお好きに
有賀冬馬
恋愛
「君と一緒にいると退屈だ」――そう言って、婚約者の伯爵令息カイル様は、私を捨てた。
選んだのは、華やかで社交的な公爵令嬢。
地味で無口な私には、誰も見向きもしない……そう思っていたのに。
失意のまま辺境へ向かった私が出会ったのは、偶然にも国中の騎士の頂点に立つ、最強の聖騎士団長でした。
「君は、僕にとってかけがえのない存在だ」
彼の優しさに触れ、私の世界は色づき始める。
そして、私は彼の正妃として王都へ……
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
余命わずかな私は、好きな人に愛を伝えて素っ気なくあしらわれる日々を楽しんでいる
ラム猫
恋愛
王城の図書室で働くルーナは、見た目には全く分からない特殊な病により、余命わずかであった。悲観はせず、彼女はかねてより憧れていた冷徹な第一騎士団長アシェンに毎日愛を告白し、彼の困惑した反応を見ることを最後の人生の楽しみとする。アシェンは一貫してそっけない態度を取り続けるが、ルーナのひたむきな告白は、彼の無関心だった心に少しずつ波紋を広げていった。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも同じ作品を投稿しています
※全十七話で完結の予定でしたが、勝手ながら二話ほど追加させていただきます。公開は同時に行うので、完結予定日は変わりません。本編は十五話まで、その後は番外編になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる