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それぞれの行方 5
「ごめんっ!」
「いや……」
やっぱり、慣れない靴で来るんじゃなかったな。
せっかくのデートだし、自分なりのオシャレのつもりで普段より高いヒールのパンプスを購入し、履いて来た。
「美月、俺に掴まっていいよ」
「えっ」
「どうせ慣れない靴、履いて来たんだろ?俺、その靴見たことない」
「ええっ!?」
どうしてそんなことまでわかっちゃうんだろう。
迅くんのその観察力、すごい。
「嫌なの?本当は手、繋ぎたいけど。腕を組んだ方が歩きやすいだろ」
手を繋ぐ?
迅くんと手を繋いで歩くなんて恥ずかしい。
それ以上のことをすでに迅くんとはしているのに。
「うん。ありがとう」
迅くんの腕を恐る恐る掴んだ。
「もっとしっかり掴めよ」
彼にそう言われ、グッと腕に力を込めた。
深いところまでしっかり考えていなかったけど、結構迅くんの腕って男性っぽいって言うか。ガッチリしている。仕事が忙しいから、運動とかしてなさそうなのに。そう言えばこの間、孝介から逃げて家から飛び出した時も、お姫様抱っこしてくれたし、実は力持ちなのかな。
そんなことを考えていると――。
「美月、次行こうか?」
彼に言われるがままついて行くと、アパレルショップが並ぶフロアーへ。
「離婚のお祝いに美月に洋服を買いたい。好きなの何着でも選んで?」
「離婚のお祝いって」
彼にはたくさんお世話になっているし、私のせいでお金もかかってる。そんなこと、欲しいなんて言えるわけがない。
「孝介にほとんどの洋服、ダメにされたんだろ?知ってるから」
また気を遣わせてしまっている。
「洋服は、自分で買えるよ。大丈夫」
「美月が選んでくれないんだったら、俺が勝手に選ぶ。ちゃんと試着はしてもらうから」
それじゃ、私の選択肢は<買ってもらう>しかないじゃない!?
返答に困っていると
「行こう」
彼は強引に私の腕を引っ張り、とあるショップへ入って行こうとした。
「ちょっと!待って!」
抵抗虚しく、私はその五分後にはフィッティングルームの中にいた。
選んでもらった洋服を着て、フィッティングルームのカーテンを開ける。
「お客様、とてもお似合いです!スタイルが良いので、何でも似合っちゃいますね!」
この店員さん、まだ接客経験が浅いのかな。
褒め言葉が嘘っぽいし、誰にでも言ってそうな言葉でなんだか信用ができない。
こんなこと思っちゃダメか。せっかく褒めてくれたのに。
モヤモヤしながら迅くんを見ると、表情があまり良くなかった。この洋服、似合わなかったかな?
「ダメ。スカートが短すぎる」
「えっ?」
膝より少し短めのスカートだった。
このくらいじゃ、ショート丈とは言えない。そんなに短いかな。
「却下。次」
「そうですか?とてもよくお似合いなのに」
もちろん店員さんはそんな感想を伝えるだろう。
「嫌なんです。僕、嫉妬の塊みたいな人間なんで。そのスカート丈くらいだと、エスカレーターとか心配で」
そんな理由だったんだ。
「そうなんですかっ!彼女さんが羨ましいです!こんなイケメンな彼氏さんにそんなこと言ってもらえるなんて」
私より迅くんと話してた方が楽しそうだな。
迅くんがこの洋服がダメな理由がわかって良かった。
その時――。
「ごめん。美月。俺の電話鳴ってる。ちょっと出てくるから、次の洋服に着替えといて?」
「えっ。あ、うん」
着信相手を確認した迅くんは、早足にどこかに行ってしまった。
仕事の連絡だろうか。社長だもんね、大変だ。
「羨ましいです、あんな彼氏さん。どこで知り合ったんですか?」
迅くんが居なくなった途端に店員さんのフレンドリーさが増した。
彼氏、か。
そう言えば、迅くんのこと彼氏って言っていいのかな。
…・――――…・―――
「どうした?亜蘭。美月と一緒に居るってわかってて電話なんて。急用か?」
電話をかけてきたのは亜蘭だった。
こんな時にかけてくるなんて、亜蘭らしくない。
<すみません。せっかくの美月さんとの時間なのに。一応、伝えておいた方が良いかなと思いまして>
「いや。大丈夫。何かあったのか?」
<実は……>
亜蘭の話の内容を聞き、思考を巡らせる。
「そっか。わかった。気をつける。連絡、ありがとう」
興信所の調査、続けていて良かった。最悪のことを考えなきゃな。
美月に話しておくか?
いや、余計な心配をさせたくない。
が、どうする?もしもあいつが接触してきたら。
恨まれているとすれば、もちろん俺の方だと思うけど。
明日、河野さんに九条グループの内情聞いてみるか。
あの人がいてくれたから、九条孝介の横領の証拠とか掴めたし。
せっかくの美月との時間なのに。
いつまで邪魔するんだよ、あいつ。
…・――――…・―――
「あっ、迅くん」
なかなか彼が戻って来なくて、強引に店員さんに服を勧められている時に、彼が戻って来てくれた。
けど、なんか表情が一瞬険しかったような。
やっぱり仕事でなんかあったのかな?
「ごめん。お待たせ」
私には普通に接してくれたけど。
「仕事、何かあったの?」
「大丈夫。亜蘭に指示出して対応してもらうようにしたから」
無理、してないかな。
ふとそんなことを考えてしまった時――。
「美月。それ、可愛いじゃん。ロングスカート」
「えっ、ああ。うん。ありがとう」
「お似合いですよね、私もずっと勧めているんですが、彼氏さんが居ないと決められないみたいで……」
店員さんが話に割って入る。
「じゃあ、それお願いします」
「ええっ!ちょっと!」
「いいじゃん。俺が気に入ったんだから。美月、次も着てみて?」
彼のペースに引き戻された私は、続けて試着することになった。
いろんな洋服を着れるのは楽しいけど、疲れちゃった。
そんな私の様子がわかってか
「これで大丈夫です。お会計、お願いします。美月は着替えてて?」
私が着替えているうちに迅くんが会計を終えてしまった。
「ね、迅くん!お会計っ!」
「あー。腹減った。ご飯食べに行こ?」
「へっ?」
「美月、腕?」
腕を組め……ってことだよね。
大きなショッピングバッグを持っているのに、重くないかな。
彼の指示に従い、歩くしかなかった。
「さっきのショップ、うちのサブスクサービスと提携しているところなんだけど。デザインは可愛いけど、店員の教育がダメだったな」
なんてシビアなことを言いながらも
「腹減ったぁ。美月、何食べたい?」
なんてことを言う迅くんは、本当、社長の時とはかなりのギャップだ。
それが面白くて笑ってしまう。
食事は迅くんオススメのイタリアンレストランに行くことになった。
ランチタイムを少し過ぎた時間だったが、混んでいたため、席が空くのを待つことに。
「ごめん。事前に何食べたいか聞いて、予約しとけば良かった」
「ううん。待つこと、別に嫌じゃないよ。迅くんと一緒なら全然。こんな時間も楽しいと思う。ゆっくりメニュー決められるから」
二人で過ごす時間が幸せだから何とも思わないのに、彼は謝ってくれる。
「あぁ。マジ、今すぐ抱きたい」
「はぁ?」
やっぱり素直に言わなきゃ良かった。
後悔をしながら、いつもの彼の様子に何も疑うことはなかった。
「いや……」
やっぱり、慣れない靴で来るんじゃなかったな。
せっかくのデートだし、自分なりのオシャレのつもりで普段より高いヒールのパンプスを購入し、履いて来た。
「美月、俺に掴まっていいよ」
「えっ」
「どうせ慣れない靴、履いて来たんだろ?俺、その靴見たことない」
「ええっ!?」
どうしてそんなことまでわかっちゃうんだろう。
迅くんのその観察力、すごい。
「嫌なの?本当は手、繋ぎたいけど。腕を組んだ方が歩きやすいだろ」
手を繋ぐ?
迅くんと手を繋いで歩くなんて恥ずかしい。
それ以上のことをすでに迅くんとはしているのに。
「うん。ありがとう」
迅くんの腕を恐る恐る掴んだ。
「もっとしっかり掴めよ」
彼にそう言われ、グッと腕に力を込めた。
深いところまでしっかり考えていなかったけど、結構迅くんの腕って男性っぽいって言うか。ガッチリしている。仕事が忙しいから、運動とかしてなさそうなのに。そう言えばこの間、孝介から逃げて家から飛び出した時も、お姫様抱っこしてくれたし、実は力持ちなのかな。
そんなことを考えていると――。
「美月、次行こうか?」
彼に言われるがままついて行くと、アパレルショップが並ぶフロアーへ。
「離婚のお祝いに美月に洋服を買いたい。好きなの何着でも選んで?」
「離婚のお祝いって」
彼にはたくさんお世話になっているし、私のせいでお金もかかってる。そんなこと、欲しいなんて言えるわけがない。
「孝介にほとんどの洋服、ダメにされたんだろ?知ってるから」
また気を遣わせてしまっている。
「洋服は、自分で買えるよ。大丈夫」
「美月が選んでくれないんだったら、俺が勝手に選ぶ。ちゃんと試着はしてもらうから」
それじゃ、私の選択肢は<買ってもらう>しかないじゃない!?
返答に困っていると
「行こう」
彼は強引に私の腕を引っ張り、とあるショップへ入って行こうとした。
「ちょっと!待って!」
抵抗虚しく、私はその五分後にはフィッティングルームの中にいた。
選んでもらった洋服を着て、フィッティングルームのカーテンを開ける。
「お客様、とてもお似合いです!スタイルが良いので、何でも似合っちゃいますね!」
この店員さん、まだ接客経験が浅いのかな。
褒め言葉が嘘っぽいし、誰にでも言ってそうな言葉でなんだか信用ができない。
こんなこと思っちゃダメか。せっかく褒めてくれたのに。
モヤモヤしながら迅くんを見ると、表情があまり良くなかった。この洋服、似合わなかったかな?
「ダメ。スカートが短すぎる」
「えっ?」
膝より少し短めのスカートだった。
このくらいじゃ、ショート丈とは言えない。そんなに短いかな。
「却下。次」
「そうですか?とてもよくお似合いなのに」
もちろん店員さんはそんな感想を伝えるだろう。
「嫌なんです。僕、嫉妬の塊みたいな人間なんで。そのスカート丈くらいだと、エスカレーターとか心配で」
そんな理由だったんだ。
「そうなんですかっ!彼女さんが羨ましいです!こんなイケメンな彼氏さんにそんなこと言ってもらえるなんて」
私より迅くんと話してた方が楽しそうだな。
迅くんがこの洋服がダメな理由がわかって良かった。
その時――。
「ごめん。美月。俺の電話鳴ってる。ちょっと出てくるから、次の洋服に着替えといて?」
「えっ。あ、うん」
着信相手を確認した迅くんは、早足にどこかに行ってしまった。
仕事の連絡だろうか。社長だもんね、大変だ。
「羨ましいです、あんな彼氏さん。どこで知り合ったんですか?」
迅くんが居なくなった途端に店員さんのフレンドリーさが増した。
彼氏、か。
そう言えば、迅くんのこと彼氏って言っていいのかな。
…・――――…・―――
「どうした?亜蘭。美月と一緒に居るってわかってて電話なんて。急用か?」
電話をかけてきたのは亜蘭だった。
こんな時にかけてくるなんて、亜蘭らしくない。
<すみません。せっかくの美月さんとの時間なのに。一応、伝えておいた方が良いかなと思いまして>
「いや。大丈夫。何かあったのか?」
<実は……>
亜蘭の話の内容を聞き、思考を巡らせる。
「そっか。わかった。気をつける。連絡、ありがとう」
興信所の調査、続けていて良かった。最悪のことを考えなきゃな。
美月に話しておくか?
いや、余計な心配をさせたくない。
が、どうする?もしもあいつが接触してきたら。
恨まれているとすれば、もちろん俺の方だと思うけど。
明日、河野さんに九条グループの内情聞いてみるか。
あの人がいてくれたから、九条孝介の横領の証拠とか掴めたし。
せっかくの美月との時間なのに。
いつまで邪魔するんだよ、あいつ。
…・――――…・―――
「あっ、迅くん」
なかなか彼が戻って来なくて、強引に店員さんに服を勧められている時に、彼が戻って来てくれた。
けど、なんか表情が一瞬険しかったような。
やっぱり仕事でなんかあったのかな?
「ごめん。お待たせ」
私には普通に接してくれたけど。
「仕事、何かあったの?」
「大丈夫。亜蘭に指示出して対応してもらうようにしたから」
無理、してないかな。
ふとそんなことを考えてしまった時――。
「美月。それ、可愛いじゃん。ロングスカート」
「えっ、ああ。うん。ありがとう」
「お似合いですよね、私もずっと勧めているんですが、彼氏さんが居ないと決められないみたいで……」
店員さんが話に割って入る。
「じゃあ、それお願いします」
「ええっ!ちょっと!」
「いいじゃん。俺が気に入ったんだから。美月、次も着てみて?」
彼のペースに引き戻された私は、続けて試着することになった。
いろんな洋服を着れるのは楽しいけど、疲れちゃった。
そんな私の様子がわかってか
「これで大丈夫です。お会計、お願いします。美月は着替えてて?」
私が着替えているうちに迅くんが会計を終えてしまった。
「ね、迅くん!お会計っ!」
「あー。腹減った。ご飯食べに行こ?」
「へっ?」
「美月、腕?」
腕を組め……ってことだよね。
大きなショッピングバッグを持っているのに、重くないかな。
彼の指示に従い、歩くしかなかった。
「さっきのショップ、うちのサブスクサービスと提携しているところなんだけど。デザインは可愛いけど、店員の教育がダメだったな」
なんてシビアなことを言いながらも
「腹減ったぁ。美月、何食べたい?」
なんてことを言う迅くんは、本当、社長の時とはかなりのギャップだ。
それが面白くて笑ってしまう。
食事は迅くんオススメのイタリアンレストランに行くことになった。
ランチタイムを少し過ぎた時間だったが、混んでいたため、席が空くのを待つことに。
「ごめん。事前に何食べたいか聞いて、予約しとけば良かった」
「ううん。待つこと、別に嫌じゃないよ。迅くんと一緒なら全然。こんな時間も楽しいと思う。ゆっくりメニュー決められるから」
二人で過ごす時間が幸せだから何とも思わないのに、彼は謝ってくれる。
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