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それぞれの行方 8
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もう遅番が出勤してくる時間なんだ。
お客さんも少ないし、今なら軽く挨拶をしても大丈夫だよね。
「お疲れ様です。お久しぶりです。今日からまたよろしくお願いします!」
ペコっと頭を下げる。
藤原さんは
「お疲れ様です。今日からまたお願いしますね!」
初めて会った時と同じような笑顔を向けてくれた。
良かった。普通に話してくれて。
再度頭を下げ、キッチンに戻ろうとした時だった。
「あっ、この間、旦那さんが来ましたよ。あぁ、今は元旦那か。話があるとか言って。しばらく出勤しない予定ですって伝えたら、また来ますって言ってましたけど」
う……そ。
本当?本当に孝介が!?どうして?
「別れたんですよね?他のお客さんの迷惑にもなるし、スタッフの足も止めちゃうので、夫婦間の問題を持ち込むのはやめてもらえませんか?迷惑です。ここでまた働きたいのなら尚更」
「すみません」
孝介、何か私に用があるんなら直接連絡してくればいいのに。まだ連絡先は変えてないし、ブロックもしていない。
藤原さん、怒ってる?
いや、それはベガまで来た孝介の対応が大変だったから?だったら申し訳ない。あとで平野さんにも謝っておこう。
なんだかんだで一日が終わる。
午後はキッチンを使わせてもらった。
これで実演してみて、スタッフさんに食べてもらって、いろんな意見を集めて、またやり直して……。その繰り返しになる。
前みたいに<お客様>扱いじゃなく、フロアーとかキッチンを手伝えるようになって良かった。
帰る支度を整え、一言、平野さんにも謝りたくて平野さんを待っていた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です、あれ、九条さん……。失礼しました。遠坂さん、まだ残ってたんですか?」
遠坂、そうか。
私離婚したから旧姓に戻ったんだよね。
私自身も忘れていた。
「はい。あの、平野さん。この間、私の元夫がベガに来たって藤原さんから聞きました。いろいろご迷惑をかけてすみませんでした」
平野さんはピタッと一瞬動きが止まったかのように見えた。
「いえ。全然です。しばらくお休みですって伝えたら、わかりましたってすぐに帰られましたよ。そんな、迷惑だなんて。謝らないで下さい」
「そうでしたか。スタッフさん、対応に追われたんじゃないかと思って」
藤原さんの言い方だったら、いつもの孝介みたいに何か騒ぎ立てて酷い態度でも取ったのかと思った。
「大丈夫です。前の旦那さんのことは、気になさらないでください」
「ありがとうございます。では、失礼します」
平野さんのことを信じよう。
って言っても、ベガまで来るなんて。
孝介、何がしたかったんだろう。迅くんに一応伝えておこう。
スタッフルームから建物の裏道に出て、帰宅をしようと駅方面へ向かおうとした時だった。目の前を見ると――。
「孝介……」
まだ別れてからそんなに経っていないのに。
最後に見た時の孝介とはかなり違う。
痩せていて、眼に生気がない。シワだらけのスーツ。
嫌だ、声をかけたくない。
いっその事、振り返って逃げてしまいたい。
「美月、会いたかったよ」
えっ。ウソでしょ。
何を言っているの。
「どうしたの?こんなところで」
平然を装うも、呼吸が不規則になりそうなほど、身体が彼を拒絶している。
「やり直そう」
彼の言葉を疑った。
「嘘。どうして?あなたは美和さんのことが好きだったじゃない。なのに……」
「美和とは別れたんだ!!」
彼が急に怒鳴ったため、その声に驚き、ビクっと肩が動いた。
近くを歩いていた人も振り返って孝介を見ている。
「やっぱり、美和じゃなくて美月が居なきゃ俺はダメだ。文句一つ言わず、俺に従ってくれた。お前が俺をこんなにも愛してくれていたのに、その愛情に甘えてしまって。俺も悪いところがあった。やり直そう。二人で」
怖い。
さっきはいきなり怒鳴ったのに。
今は落ち着いて話しているように見える。
けど、私の返事次第で激高しそうだ。
「ごめんなさい。あなたとやり直すつもりはありません。だからもうここにも来ないでほしいの」
はっきり言わないとまたここに来るかもしれない。
そしたらベガのスタッフさんに迷惑かけちゃう。
私はやり直すつもりなんてない。
「どうしてだ!お前も美和みたいに好きな男ができたとか言うんじゃないだろうな!!」
再度彼が声を大きくした時――。
「やめて下さい。騒いでる人がいるって警察を呼びますよ」
聞き覚えのある声――!
「亜蘭さん!?」
亜蘭さんは私を庇うように前に立ってくれた。
「あんたは、加賀宮の秘書……か?」
急な亜蘭さんの登場に孝介も一瞬たじろいだ。
「そうです。美月さんはあなたとやり直すつもりはありません。しかもうちの店の近くでそんな大声出して迷惑です。ベガ来るのもやめてください。通報しますよ?」
亜蘭さんは無表情のまま淡々と言い切った。
「クソっ!お前ら、本当に覚えておけよ」
警察、通報という言葉に反応したのか、孝介は足早にその場を去った。
「美月さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫です。ありがとうございます!」
どうしてこんなタイミングで亜蘭さんが?
「話したいことがあります。車に乗ってください。家まで送ります」
「はい」
車に乗ると、亜蘭がどうしてこんなにも早く駆けつけてくれたのか話してくれた。
「実は、しばらく興信所の調査を続けていたんです。もしもの可能性ですけど、九条孝介や不倫相手だった美和が逆恨みをして何か行動を起こすかもしれないと思い……。家政婦については特に動きはありません。九条孝介から与えられたマンションもありますし、新しい仕事にも就いたみたいです。九条孝介は、今回の件で地方に左遷を言い渡されました。それが二週間後の来月からみたいで……。それまでは仕事の引継ぎやほとんど自宅にいることが確認できています。しかしこの間、急にベガに九条孝介が現われたという情報が入って。一応、加賀宮さんには伝えたんですが。その時にスタッフが今日から美月さんが再度出勤することを本人に伝えてしまったらしくて。今日の孝介の行動を監視してもらうよう依頼してたんです。そしたらベガの方面へ向かっていると聞いて、急遽僕が対応することになりました」
私の知らない間に、裏でいろいろ考えて動いてくれてたんだ。
迅くん、何も言ってくれないから。
ううん、きっと心配をかけたくないって気持ちで私に配慮してくれたんだ。
さっき、ベガにいた時に孝介が来たって聞いたけれど、私が今日から出勤ってことを伝えたとは言っていなかった。
平野さん、一瞬だったけど何か様子がおかしかったし、何か知っているのかな。
いや、そんなことよりも孝介が私とやり直したいって言ってくるなんて。相当おかしい。
「九条孝介が地方へ転居するまでの間、また美月さんに接近してくる可能性があります。気をつけてください」
「はい。わかりました」
亜蘭さんにアパートまで送ってもらった。
うーん。
いろいろ考えることがあって、夕ご飯のことなんて考えられなかった。
迅くん、何か食べたいものあるかな?
連絡しても忙しくて返事する時間、ないよね。
冷蔵庫にあった食材を使い、夕食を作り、迅くんの帰宅を待つ。
部屋は基本的には別だが、古いアパート、彼が帰ってきたら音でわかるし、彼の部屋の合鍵も持っている。
今日は帰りが遅いな。時計を見ると二十三時を過ぎていた。
その時――。
<ガチャ>っと隣の部屋の玄関が閉まる音がした。
帰って来たのかな?
いつも通り彼の部屋に行くと、彼はスーツを脱いでいるところだった。
「あっ、お帰り!」
声をかけると――。
「ちょっ!迅くん、どうしたの?」
ギュッと彼にハグをされた。
お客さんも少ないし、今なら軽く挨拶をしても大丈夫だよね。
「お疲れ様です。お久しぶりです。今日からまたよろしくお願いします!」
ペコっと頭を下げる。
藤原さんは
「お疲れ様です。今日からまたお願いしますね!」
初めて会った時と同じような笑顔を向けてくれた。
良かった。普通に話してくれて。
再度頭を下げ、キッチンに戻ろうとした時だった。
「あっ、この間、旦那さんが来ましたよ。あぁ、今は元旦那か。話があるとか言って。しばらく出勤しない予定ですって伝えたら、また来ますって言ってましたけど」
う……そ。
本当?本当に孝介が!?どうして?
「別れたんですよね?他のお客さんの迷惑にもなるし、スタッフの足も止めちゃうので、夫婦間の問題を持ち込むのはやめてもらえませんか?迷惑です。ここでまた働きたいのなら尚更」
「すみません」
孝介、何か私に用があるんなら直接連絡してくればいいのに。まだ連絡先は変えてないし、ブロックもしていない。
藤原さん、怒ってる?
いや、それはベガまで来た孝介の対応が大変だったから?だったら申し訳ない。あとで平野さんにも謝っておこう。
なんだかんだで一日が終わる。
午後はキッチンを使わせてもらった。
これで実演してみて、スタッフさんに食べてもらって、いろんな意見を集めて、またやり直して……。その繰り返しになる。
前みたいに<お客様>扱いじゃなく、フロアーとかキッチンを手伝えるようになって良かった。
帰る支度を整え、一言、平野さんにも謝りたくて平野さんを待っていた。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です、あれ、九条さん……。失礼しました。遠坂さん、まだ残ってたんですか?」
遠坂、そうか。
私離婚したから旧姓に戻ったんだよね。
私自身も忘れていた。
「はい。あの、平野さん。この間、私の元夫がベガに来たって藤原さんから聞きました。いろいろご迷惑をかけてすみませんでした」
平野さんはピタッと一瞬動きが止まったかのように見えた。
「いえ。全然です。しばらくお休みですって伝えたら、わかりましたってすぐに帰られましたよ。そんな、迷惑だなんて。謝らないで下さい」
「そうでしたか。スタッフさん、対応に追われたんじゃないかと思って」
藤原さんの言い方だったら、いつもの孝介みたいに何か騒ぎ立てて酷い態度でも取ったのかと思った。
「大丈夫です。前の旦那さんのことは、気になさらないでください」
「ありがとうございます。では、失礼します」
平野さんのことを信じよう。
って言っても、ベガまで来るなんて。
孝介、何がしたかったんだろう。迅くんに一応伝えておこう。
スタッフルームから建物の裏道に出て、帰宅をしようと駅方面へ向かおうとした時だった。目の前を見ると――。
「孝介……」
まだ別れてからそんなに経っていないのに。
最後に見た時の孝介とはかなり違う。
痩せていて、眼に生気がない。シワだらけのスーツ。
嫌だ、声をかけたくない。
いっその事、振り返って逃げてしまいたい。
「美月、会いたかったよ」
えっ。ウソでしょ。
何を言っているの。
「どうしたの?こんなところで」
平然を装うも、呼吸が不規則になりそうなほど、身体が彼を拒絶している。
「やり直そう」
彼の言葉を疑った。
「嘘。どうして?あなたは美和さんのことが好きだったじゃない。なのに……」
「美和とは別れたんだ!!」
彼が急に怒鳴ったため、その声に驚き、ビクっと肩が動いた。
近くを歩いていた人も振り返って孝介を見ている。
「やっぱり、美和じゃなくて美月が居なきゃ俺はダメだ。文句一つ言わず、俺に従ってくれた。お前が俺をこんなにも愛してくれていたのに、その愛情に甘えてしまって。俺も悪いところがあった。やり直そう。二人で」
怖い。
さっきはいきなり怒鳴ったのに。
今は落ち着いて話しているように見える。
けど、私の返事次第で激高しそうだ。
「ごめんなさい。あなたとやり直すつもりはありません。だからもうここにも来ないでほしいの」
はっきり言わないとまたここに来るかもしれない。
そしたらベガのスタッフさんに迷惑かけちゃう。
私はやり直すつもりなんてない。
「どうしてだ!お前も美和みたいに好きな男ができたとか言うんじゃないだろうな!!」
再度彼が声を大きくした時――。
「やめて下さい。騒いでる人がいるって警察を呼びますよ」
聞き覚えのある声――!
「亜蘭さん!?」
亜蘭さんは私を庇うように前に立ってくれた。
「あんたは、加賀宮の秘書……か?」
急な亜蘭さんの登場に孝介も一瞬たじろいだ。
「そうです。美月さんはあなたとやり直すつもりはありません。しかもうちの店の近くでそんな大声出して迷惑です。ベガ来るのもやめてください。通報しますよ?」
亜蘭さんは無表情のまま淡々と言い切った。
「クソっ!お前ら、本当に覚えておけよ」
警察、通報という言葉に反応したのか、孝介は足早にその場を去った。
「美月さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫です。ありがとうございます!」
どうしてこんなタイミングで亜蘭さんが?
「話したいことがあります。車に乗ってください。家まで送ります」
「はい」
車に乗ると、亜蘭がどうしてこんなにも早く駆けつけてくれたのか話してくれた。
「実は、しばらく興信所の調査を続けていたんです。もしもの可能性ですけど、九条孝介や不倫相手だった美和が逆恨みをして何か行動を起こすかもしれないと思い……。家政婦については特に動きはありません。九条孝介から与えられたマンションもありますし、新しい仕事にも就いたみたいです。九条孝介は、今回の件で地方に左遷を言い渡されました。それが二週間後の来月からみたいで……。それまでは仕事の引継ぎやほとんど自宅にいることが確認できています。しかしこの間、急にベガに九条孝介が現われたという情報が入って。一応、加賀宮さんには伝えたんですが。その時にスタッフが今日から美月さんが再度出勤することを本人に伝えてしまったらしくて。今日の孝介の行動を監視してもらうよう依頼してたんです。そしたらベガの方面へ向かっていると聞いて、急遽僕が対応することになりました」
私の知らない間に、裏でいろいろ考えて動いてくれてたんだ。
迅くん、何も言ってくれないから。
ううん、きっと心配をかけたくないって気持ちで私に配慮してくれたんだ。
さっき、ベガにいた時に孝介が来たって聞いたけれど、私が今日から出勤ってことを伝えたとは言っていなかった。
平野さん、一瞬だったけど何か様子がおかしかったし、何か知っているのかな。
いや、そんなことよりも孝介が私とやり直したいって言ってくるなんて。相当おかしい。
「九条孝介が地方へ転居するまでの間、また美月さんに接近してくる可能性があります。気をつけてください」
「はい。わかりました」
亜蘭さんにアパートまで送ってもらった。
うーん。
いろいろ考えることがあって、夕ご飯のことなんて考えられなかった。
迅くん、何か食べたいものあるかな?
連絡しても忙しくて返事する時間、ないよね。
冷蔵庫にあった食材を使い、夕食を作り、迅くんの帰宅を待つ。
部屋は基本的には別だが、古いアパート、彼が帰ってきたら音でわかるし、彼の部屋の合鍵も持っている。
今日は帰りが遅いな。時計を見ると二十三時を過ぎていた。
その時――。
<ガチャ>っと隣の部屋の玄関が閉まる音がした。
帰って来たのかな?
いつも通り彼の部屋に行くと、彼はスーツを脱いでいるところだった。
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