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2章
街灯の通り
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何かないかと考えてみる。
うーん、人を集めるならこないだのビッグホーン祭りみたいなのとかが良いけど、この町のお披露目っぽくないしなー。
腕を組んで一人悩んでいたら隣にいるミラが話しかけてきた。
「ヒデ兄師匠、お祭りするの?」
どうやら考えていた言葉が声に出ていたらしい。
「いや、そうじゃないけど何か出来ないかなって考えてたんだ」
近くの席で今まで黙ってみんなの話しを聞いていたエド君が話しかけてくる」
「お祭り良いじゃないですか。人も集まって来るしこの町が一層栄えますよ」
「そうだけど、ビッグホーン祭りみたいなのだと主催者側の負担が大きすぎるし、何か違うような気がするんだよなー。もっとこの町っていうかこの通りの紹介みたいな感じにしたいなと思ってさ」
「街灯の通りの商会?そう言えばこの通りの商会って出来てないよね。まあ商会なんかいらないと思うけど」
四人で他の話をしていたヒューイさんが俺の方に首だけ向けて話に入って来た。
「商会じゃなくて紹介、色々な人にこの通りを知ってもらいたいんだよ‥‥‥ん?商会?それだ!」
ヒューイさんの言葉である事を閃いた。と言ってもショッピングモールなどが季節の変わり目などにする何とかセールとか言って安売りをするアレの事だ。
突然立ち上がって大きな声を出した俺の事をみんなが注目している。
「それで?何かいい案でも浮かんだの?」
「いい案、なのかどうか聞いてみてくれる?」
「ん?さっきエドと話していた祭り云々の話?」
「そうそう、今この通りに店がそこそこ並んでるよね?そのお店に頼んで三日間だけ安売りしてもらうみたいな事出来ないかな?」
「この通り全部の店で安売り?食べ物屋さんとかも結構あるけどそこにも頼むの?」
「んー、食べ物屋さんとかはその期間飲み物が安くなるとか、このメニューだけ安くなるとかでもいいし、他のお店もそうだけど全品安くする必要はないよ。無理せずこの棚の商品だけ安売りします。とかでも十分だし」
「なるほど、結構細かいとこまで決めてるね。面白そうだねそれ」
「そのセールの事を街中に広めるためにビラみたいなのを配ってさ、その期間だけでも来てくれればこの通りが綺麗で楽しいとか思ってくれればいいなって」
「なるほどそのための商会か!」
ヒューイさんが先に気付くとローさんとアルミンさんの商人ギルド勢の人が続けて顔を上げる。
「そう、商会で少しでもそう言った経費が賄えないかなって思ったんだけど」
「うむ、そういった明確になるならいいね。俺の知ってる商会ってさ、他から来た同業者を締め出すようなものなんだよ。やれ出店の為の許可だの、やれ商会の入会料だの、やたらと金がかかってその金は昔からいる奴らに流れるんだ」
「ああ、なるほど、じゃあ集まったお金と今回みたいにビラ作るのにいくらとか詳細まで記載して公開すれば納得するかな?」
「そこまでしなくても良いと思うけどね。自分たちの為に使われたのがわかれば不平も出ないだろうし。商会の話しは俺の方で通しとくよ。最初はうちの工場が商会の会長をしないとイケナイだろうしね」
「フフ、細かいとこは任せるねヒューイさん」
「ハイハイ、もう慣れたよヒデさん、で思いついたこと全部話してみてよ、他にも考えている事あるでしょ?小出しにされるより粗方聞いておいた方が動きやすいし」
「流石、わかってるねヒューイさん。えっと、まずさっき言った事以外だと通りにある広場には予約制で誰でも店が出せる様に青空市場みたいなのを設置したいな。それと空き家やなにも建ってない場所は休憩所なんか作っておきたい。それと衛兵さんの詰め所と迷子センターは絶対必要かな。それとー‥‥‥」
メモを取っていたヒューイさんが口を挟む。
「ちょっと待ってヒデさん。詰め所はまあわかるけど、迷子センターって何?」
「読んで字のごとくだよ?迷子になった子を預かる施設だよ」
「それ必要かい?いくら人が多くても迷子なんかあんまりでないだろ?」
「甘いよヒューイさん、安売りのお買い物をするお母さんと来た子供の迷子率を舐めちゃいけないよ。いいかい、買い物は子供達にしたらつまらないんだよ。だがお母さんいや、女性はお買い物が好きだ。子供に待っていなさいと言っても子供はじっとしていない、そして迷子になる子が増える」
「ん?そうなの?」
首をかしげながらヒューイさんがアルミンさんに尋ねる。
「んー、何か説得力がありますね。うちはまだ子供がいないですから実感がないですが‥‥‥何かやっちゃいそうで否定が出来ません」
パンを食べ終わったミラが俺の袖を引っ張ってから話す。
「ヒデ兄師匠、それなら孤児院を迷子センターって奴にすれば?あ、それより最初から今みたいに子供を預かる所にすれば迷子にならないよ?」
まさに目からウロコが落ちる思いであった。ミラを高い高いしながら叫ぶ。
「うちの子天才じゃー、うちの子天才じゃー、末は賢者様になるんじゃないだろうか?」
「チョ、チョットヒデ兄師匠、出ちゃう今食べたパンが出ちゃう」
口を押えながら目を回しているミラ。周りの人は俺の行動にポカンとしていた。
「ゲフンゲフン、それはいい考えだねミラ。それなら孤児院の広場に屋台作っていろんなお店屋さんをやるのも楽しそうだね」
「屋台って、あの屋台広場みたいな食べ物屋さんのかい?」
ヒューイさんは俺の変わり身に大人なスルーでツッコミを入れないで話を続けてくれた。
「食べ物屋さんばかりじゃなくて輪投げとかくじ引きとかお菓子もいいかな?子供が喜びそうな物、あそこには子供向けの遊具もあるしね、時間潰すにはもってこいだし」
「なるほど、子供を預かって大人にはゆっくりと買い物をしてもらうのか」
「まあ、しっかりと預かるわけじゃなくて子供も楽しめる様に広場を作っておくって感じかな」
「よくそんな細かいとこまで気が付きますね?」
何か目をキラキラさせているエド君が話しかけてきた。
「まあ、思い付くわけじゃなくて昔いたとこで習ったって感じかな」
ヒューイさんが書いたメモを確認しながら話しかけてくる。
「大体そんなところかな?今の話を商会を作る時にみんなに話してみるよ。まず、反対はないと思うけど商会の新しい形だからね、キッチリ説明すればみんな受け入れてくれるさ」
「うん、いつも面倒ばかり任して悪いねヒューイさん」
「ハハ、今更だよ。それに新しいことに挑戦するのはいつも楽しいから気にしないでくれ。今のとこヒデさんの言った通りになってるしな」
「俺はこうなればいいなって話しただけだよ?実行してきたのはここにいるみんなだからね。実行する方が難しいのだから」
「行き先を決めてくれるから動けるんだよ。きっとこれが上手くいけばこの町はもっと大きくなる、この町が大きくなるって事はスラムが減るって事だよ。街に取っても良い事だしスラム街に住む人にも働き口が増えるんだから願っても無い好機が訪れるって事さ」
ウィルさんが嬉しそうに話す。
「そうなんだよなー。ヒデさんはスラム街を排除するんじゃなくて作り変えてくれたのが嬉しくてな。俺は子供の頃はこのスラム街が怖くてさ、でも大人になったらスラム街の事は無関心になった。この町の人間は大体そうだろう。このスラム街を何度か排除しようとした動きもあったんだが実行することなく話が立ち消えしてな。まさかこんな方法でスラム街を変えてしまうなんて最初は思わなかったよ」
ウィルさんの言葉に他の人もうなずいていた。
「もう、みんな褒め過ぎだよ。みんなが何とかしたいって思ったから出来たんです。もうこの話はお終い。お祭りを開くのに街のお偉いさんに話とか通す必要あるのかな?」
ヒューイさんがからかう様に話す
「まったく、もっと胸張って良いのに。この規模なら話を通すこともないだろ?あ、ここの地主のブルースさんぐらいには話しておいた方がいいかもね」
「そうか、じゃあそっちは俺が行くね。ちょうど話もあったし」
「ん、頼むね。こっちも早めに動いて日時とかも決めておきたいかな。宣伝に少し時間も欲しいしそこら辺を話し合っておくよ」
こうしてもう一歩先にこの町が進める様にみんなで動き始めた。
うーん、人を集めるならこないだのビッグホーン祭りみたいなのとかが良いけど、この町のお披露目っぽくないしなー。
腕を組んで一人悩んでいたら隣にいるミラが話しかけてきた。
「ヒデ兄師匠、お祭りするの?」
どうやら考えていた言葉が声に出ていたらしい。
「いや、そうじゃないけど何か出来ないかなって考えてたんだ」
近くの席で今まで黙ってみんなの話しを聞いていたエド君が話しかけてくる」
「お祭り良いじゃないですか。人も集まって来るしこの町が一層栄えますよ」
「そうだけど、ビッグホーン祭りみたいなのだと主催者側の負担が大きすぎるし、何か違うような気がするんだよなー。もっとこの町っていうかこの通りの紹介みたいな感じにしたいなと思ってさ」
「街灯の通りの商会?そう言えばこの通りの商会って出来てないよね。まあ商会なんかいらないと思うけど」
四人で他の話をしていたヒューイさんが俺の方に首だけ向けて話に入って来た。
「商会じゃなくて紹介、色々な人にこの通りを知ってもらいたいんだよ‥‥‥ん?商会?それだ!」
ヒューイさんの言葉である事を閃いた。と言ってもショッピングモールなどが季節の変わり目などにする何とかセールとか言って安売りをするアレの事だ。
突然立ち上がって大きな声を出した俺の事をみんなが注目している。
「それで?何かいい案でも浮かんだの?」
「いい案、なのかどうか聞いてみてくれる?」
「ん?さっきエドと話していた祭り云々の話?」
「そうそう、今この通りに店がそこそこ並んでるよね?そのお店に頼んで三日間だけ安売りしてもらうみたいな事出来ないかな?」
「この通り全部の店で安売り?食べ物屋さんとかも結構あるけどそこにも頼むの?」
「んー、食べ物屋さんとかはその期間飲み物が安くなるとか、このメニューだけ安くなるとかでもいいし、他のお店もそうだけど全品安くする必要はないよ。無理せずこの棚の商品だけ安売りします。とかでも十分だし」
「なるほど、結構細かいとこまで決めてるね。面白そうだねそれ」
「そのセールの事を街中に広めるためにビラみたいなのを配ってさ、その期間だけでも来てくれればこの通りが綺麗で楽しいとか思ってくれればいいなって」
「なるほどそのための商会か!」
ヒューイさんが先に気付くとローさんとアルミンさんの商人ギルド勢の人が続けて顔を上げる。
「そう、商会で少しでもそう言った経費が賄えないかなって思ったんだけど」
「うむ、そういった明確になるならいいね。俺の知ってる商会ってさ、他から来た同業者を締め出すようなものなんだよ。やれ出店の為の許可だの、やれ商会の入会料だの、やたらと金がかかってその金は昔からいる奴らに流れるんだ」
「ああ、なるほど、じゃあ集まったお金と今回みたいにビラ作るのにいくらとか詳細まで記載して公開すれば納得するかな?」
「そこまでしなくても良いと思うけどね。自分たちの為に使われたのがわかれば不平も出ないだろうし。商会の話しは俺の方で通しとくよ。最初はうちの工場が商会の会長をしないとイケナイだろうしね」
「フフ、細かいとこは任せるねヒューイさん」
「ハイハイ、もう慣れたよヒデさん、で思いついたこと全部話してみてよ、他にも考えている事あるでしょ?小出しにされるより粗方聞いておいた方が動きやすいし」
「流石、わかってるねヒューイさん。えっと、まずさっき言った事以外だと通りにある広場には予約制で誰でも店が出せる様に青空市場みたいなのを設置したいな。それと空き家やなにも建ってない場所は休憩所なんか作っておきたい。それと衛兵さんの詰め所と迷子センターは絶対必要かな。それとー‥‥‥」
メモを取っていたヒューイさんが口を挟む。
「ちょっと待ってヒデさん。詰め所はまあわかるけど、迷子センターって何?」
「読んで字のごとくだよ?迷子になった子を預かる施設だよ」
「それ必要かい?いくら人が多くても迷子なんかあんまりでないだろ?」
「甘いよヒューイさん、安売りのお買い物をするお母さんと来た子供の迷子率を舐めちゃいけないよ。いいかい、買い物は子供達にしたらつまらないんだよ。だがお母さんいや、女性はお買い物が好きだ。子供に待っていなさいと言っても子供はじっとしていない、そして迷子になる子が増える」
「ん?そうなの?」
首をかしげながらヒューイさんがアルミンさんに尋ねる。
「んー、何か説得力がありますね。うちはまだ子供がいないですから実感がないですが‥‥‥何かやっちゃいそうで否定が出来ません」
パンを食べ終わったミラが俺の袖を引っ張ってから話す。
「ヒデ兄師匠、それなら孤児院を迷子センターって奴にすれば?あ、それより最初から今みたいに子供を預かる所にすれば迷子にならないよ?」
まさに目からウロコが落ちる思いであった。ミラを高い高いしながら叫ぶ。
「うちの子天才じゃー、うちの子天才じゃー、末は賢者様になるんじゃないだろうか?」
「チョ、チョットヒデ兄師匠、出ちゃう今食べたパンが出ちゃう」
口を押えながら目を回しているミラ。周りの人は俺の行動にポカンとしていた。
「ゲフンゲフン、それはいい考えだねミラ。それなら孤児院の広場に屋台作っていろんなお店屋さんをやるのも楽しそうだね」
「屋台って、あの屋台広場みたいな食べ物屋さんのかい?」
ヒューイさんは俺の変わり身に大人なスルーでツッコミを入れないで話を続けてくれた。
「食べ物屋さんばかりじゃなくて輪投げとかくじ引きとかお菓子もいいかな?子供が喜びそうな物、あそこには子供向けの遊具もあるしね、時間潰すにはもってこいだし」
「なるほど、子供を預かって大人にはゆっくりと買い物をしてもらうのか」
「まあ、しっかりと預かるわけじゃなくて子供も楽しめる様に広場を作っておくって感じかな」
「よくそんな細かいとこまで気が付きますね?」
何か目をキラキラさせているエド君が話しかけてきた。
「まあ、思い付くわけじゃなくて昔いたとこで習ったって感じかな」
ヒューイさんが書いたメモを確認しながら話しかけてくる。
「大体そんなところかな?今の話を商会を作る時にみんなに話してみるよ。まず、反対はないと思うけど商会の新しい形だからね、キッチリ説明すればみんな受け入れてくれるさ」
「うん、いつも面倒ばかり任して悪いねヒューイさん」
「ハハ、今更だよ。それに新しいことに挑戦するのはいつも楽しいから気にしないでくれ。今のとこヒデさんの言った通りになってるしな」
「俺はこうなればいいなって話しただけだよ?実行してきたのはここにいるみんなだからね。実行する方が難しいのだから」
「行き先を決めてくれるから動けるんだよ。きっとこれが上手くいけばこの町はもっと大きくなる、この町が大きくなるって事はスラムが減るって事だよ。街に取っても良い事だしスラム街に住む人にも働き口が増えるんだから願っても無い好機が訪れるって事さ」
ウィルさんが嬉しそうに話す。
「そうなんだよなー。ヒデさんはスラム街を排除するんじゃなくて作り変えてくれたのが嬉しくてな。俺は子供の頃はこのスラム街が怖くてさ、でも大人になったらスラム街の事は無関心になった。この町の人間は大体そうだろう。このスラム街を何度か排除しようとした動きもあったんだが実行することなく話が立ち消えしてな。まさかこんな方法でスラム街を変えてしまうなんて最初は思わなかったよ」
ウィルさんの言葉に他の人もうなずいていた。
「もう、みんな褒め過ぎだよ。みんなが何とかしたいって思ったから出来たんです。もうこの話はお終い。お祭りを開くのに街のお偉いさんに話とか通す必要あるのかな?」
ヒューイさんがからかう様に話す
「まったく、もっと胸張って良いのに。この規模なら話を通すこともないだろ?あ、ここの地主のブルースさんぐらいには話しておいた方がいいかもね」
「そうか、じゃあそっちは俺が行くね。ちょうど話もあったし」
「ん、頼むね。こっちも早めに動いて日時とかも決めておきたいかな。宣伝に少し時間も欲しいしそこら辺を話し合っておくよ」
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