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25、王子様
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夏休みが終わった。あっという間で俺は登校するのが憂鬱だ。
慎二は女の子と登校して部活行って下校するのを繰り返していた。
俺はその間、亮ともっと仲良くなっていた。
週一で亮の家に行って、たまに泊まったりして相談にもよく乗ってくれた。
「亮、これ分かんない」
「え?あー、ここね」
もうすぐ定期テストだ。俺は勉強は中の上くらい。
亮はいつも学年10位内に入っている。
「難しい~!休憩しようよ~」
「もうちょっと頑張ろう、ほら」
亮は俺の頭を撫でてくれる。俺はなんとか体を起こしてシャーペンを持つ。
テスト当日、俺は結構自信があった。亮は自信がないとか言ってたけど多分、また一位だろう。
いよいよ、テストが返ってきた。俺は思っていたより点数が良くて、思わず亮に抱きついてしまった。
「ちょ、雪」
「亮のおかげだよ!ありがとう!」
「雪が頑張ったんだよ、俺のおかげじゃない」
「亮~!頭撫でて」
「っ~!可愛いね」
亮の手は優しくて、俺は大好きになってしまった。
すると、クラスメイト皆んながこっちを見ていることに気がついた。
「や、やっぱ帰ってからにする…」
「そう?分かった。俺、今日部活だけど鍵はある?」
「うん!待ってるね」
「お嫁さんみたいでいいね」
すると、やはり皆んながこちらを見ていた。誰か1人が『え、夫婦?』と呟いた。
「え、ちょ。同棲してるの?」
「違うけど…」
「じゃあ、なんで合鍵?」
「週一で来てもらってるんだ」
亮がそういうと、クラスの皆んなが驚いた。もちろん、慎二には伝えてあるから驚いていなかった。
「いやいや、友達でも流石に週一はないだろ」
(え、そうなの?!慎二とか週3とかで来てたから気づかなかった!)
亮を見ると、亮も俺を見た。
「まぁ、別に楽しいしね」
「うんうん、雪の料理美味しいし」
「料理?!」
やはり、皆んなが驚く。とにかく目立ちたくなくて俺は亮の裾を引っ張る。
「あ、皆んな。とりあえず、次は田中先生の授業だし座った方が良いと思うよ!」
「あ、ヤバイ!」
「準備しなきゃじゃん!」
亮は俺の意図を理解してくれたようだ。ウィンクをしてくれる。
(かっこいい~!俺、ウィンクできないんだよね)
それから、俺と亮は皆んなから「熟年夫婦」と呼ばれることになってしまった。
そして、もうすぐ文化祭だ。俺たちのクラスはシンデレラの劇をやる。
「それでは、役を決めます。まずは、シンデレラ」
「シンデレラは高橋さんで決まりだろ!」
「だね!高橋さんお願いできますか?」
「うん、頑張ってみるね」
男子達の推薦でシンデレラは高橋さんになった。
そして、王子。まぁ、シンデレラが高橋さんなものだから、クラスの男子が手を挙げる。
「亮は挙げないの?」
「うん、別に良いかな」
俺と亮と慎二だけが挙げなかった。すると、高橋さんが慎二を指さした。
「西山くんにやってもらいたいです」
「は?!」
「え?!」
俺と慎二が同時に声を出す。男子達は慎二を睨みつけている。
そうして、王子は慎二になってしまった。
俺は亮と一緒に小道具になった。
「慎二…王子様役、頑張ってね」
「うん、雪も頑張って」
「キスシーンって本当にしないよね?」
「もちろん。ほら、キスする?」
「でも、ここ学校だよ?」
「いいから」と言って俺たちはキスをした。舌と舌を絡める。俺は慎二の首に手を回して体をくっつける。
「んぅ♡んちゅ♡ぷはぁ♡」
「可愛いね」
「んっ♡…うん、じゃあね」
「うん、またね」
慎二は高橋さんのところに戻っていった。考えてはいけないけど、お似合いだ。
(…本当に、俺のこと好きなのかな?)
俺は自分の頬を叩いて、気合を入れた。
「よし!慎二は俺のものだもんね!」
そう言って俺も亮の所へ戻っていった。
「君か…君があの時の」
「えぇ、お久しぶりです。王子様」
劇の練習は上手くいっている。クラスの皆んなは2人を囃し立てている。
「…」
「ゆーき!あれ?どうしたの?機嫌悪そうだね」
「だってさ、見てよあの2人…」
「お似合いだね」
「…俺なんてもう好きじゃないのかも」
メンタルが崩壊しそうだ。亮は俺を膝の上に座らせると髪をいじりながら答える。
「そんなことないよ、だって西山って雪のこと大好きだもん」
「嘘だよ…」
「本当だよ。でも、そろそろ別れたら?」
「嫌だ」
亮は何故か慎二と別れるように、言うようになった。
「なんで?西山の良いところとかないよ?」
「あるもん!まずは、顔がカッコいい!あとはクールで優しい」
「優しいの?」
「うん!慎二はね、俺が虐められてたのを助けてくれたんだよ」
それで、好きになった。小学校の頃の話で今でもよく覚えている。
「もう何回も聞いたし、いい」
「なんで?もっと良いところあるよ!」
亮は俺の髪をいじりながら、げんなりとした顔で答えた。
俺は慎二との事を思い出していた。
慎二は女の子と登校して部活行って下校するのを繰り返していた。
俺はその間、亮ともっと仲良くなっていた。
週一で亮の家に行って、たまに泊まったりして相談にもよく乗ってくれた。
「亮、これ分かんない」
「え?あー、ここね」
もうすぐ定期テストだ。俺は勉強は中の上くらい。
亮はいつも学年10位内に入っている。
「難しい~!休憩しようよ~」
「もうちょっと頑張ろう、ほら」
亮は俺の頭を撫でてくれる。俺はなんとか体を起こしてシャーペンを持つ。
テスト当日、俺は結構自信があった。亮は自信がないとか言ってたけど多分、また一位だろう。
いよいよ、テストが返ってきた。俺は思っていたより点数が良くて、思わず亮に抱きついてしまった。
「ちょ、雪」
「亮のおかげだよ!ありがとう!」
「雪が頑張ったんだよ、俺のおかげじゃない」
「亮~!頭撫でて」
「っ~!可愛いね」
亮の手は優しくて、俺は大好きになってしまった。
すると、クラスメイト皆んながこっちを見ていることに気がついた。
「や、やっぱ帰ってからにする…」
「そう?分かった。俺、今日部活だけど鍵はある?」
「うん!待ってるね」
「お嫁さんみたいでいいね」
すると、やはり皆んながこちらを見ていた。誰か1人が『え、夫婦?』と呟いた。
「え、ちょ。同棲してるの?」
「違うけど…」
「じゃあ、なんで合鍵?」
「週一で来てもらってるんだ」
亮がそういうと、クラスの皆んなが驚いた。もちろん、慎二には伝えてあるから驚いていなかった。
「いやいや、友達でも流石に週一はないだろ」
(え、そうなの?!慎二とか週3とかで来てたから気づかなかった!)
亮を見ると、亮も俺を見た。
「まぁ、別に楽しいしね」
「うんうん、雪の料理美味しいし」
「料理?!」
やはり、皆んなが驚く。とにかく目立ちたくなくて俺は亮の裾を引っ張る。
「あ、皆んな。とりあえず、次は田中先生の授業だし座った方が良いと思うよ!」
「あ、ヤバイ!」
「準備しなきゃじゃん!」
亮は俺の意図を理解してくれたようだ。ウィンクをしてくれる。
(かっこいい~!俺、ウィンクできないんだよね)
それから、俺と亮は皆んなから「熟年夫婦」と呼ばれることになってしまった。
そして、もうすぐ文化祭だ。俺たちのクラスはシンデレラの劇をやる。
「それでは、役を決めます。まずは、シンデレラ」
「シンデレラは高橋さんで決まりだろ!」
「だね!高橋さんお願いできますか?」
「うん、頑張ってみるね」
男子達の推薦でシンデレラは高橋さんになった。
そして、王子。まぁ、シンデレラが高橋さんなものだから、クラスの男子が手を挙げる。
「亮は挙げないの?」
「うん、別に良いかな」
俺と亮と慎二だけが挙げなかった。すると、高橋さんが慎二を指さした。
「西山くんにやってもらいたいです」
「は?!」
「え?!」
俺と慎二が同時に声を出す。男子達は慎二を睨みつけている。
そうして、王子は慎二になってしまった。
俺は亮と一緒に小道具になった。
「慎二…王子様役、頑張ってね」
「うん、雪も頑張って」
「キスシーンって本当にしないよね?」
「もちろん。ほら、キスする?」
「でも、ここ学校だよ?」
「いいから」と言って俺たちはキスをした。舌と舌を絡める。俺は慎二の首に手を回して体をくっつける。
「んぅ♡んちゅ♡ぷはぁ♡」
「可愛いね」
「んっ♡…うん、じゃあね」
「うん、またね」
慎二は高橋さんのところに戻っていった。考えてはいけないけど、お似合いだ。
(…本当に、俺のこと好きなのかな?)
俺は自分の頬を叩いて、気合を入れた。
「よし!慎二は俺のものだもんね!」
そう言って俺も亮の所へ戻っていった。
「君か…君があの時の」
「えぇ、お久しぶりです。王子様」
劇の練習は上手くいっている。クラスの皆んなは2人を囃し立てている。
「…」
「ゆーき!あれ?どうしたの?機嫌悪そうだね」
「だってさ、見てよあの2人…」
「お似合いだね」
「…俺なんてもう好きじゃないのかも」
メンタルが崩壊しそうだ。亮は俺を膝の上に座らせると髪をいじりながら答える。
「そんなことないよ、だって西山って雪のこと大好きだもん」
「嘘だよ…」
「本当だよ。でも、そろそろ別れたら?」
「嫌だ」
亮は何故か慎二と別れるように、言うようになった。
「なんで?西山の良いところとかないよ?」
「あるもん!まずは、顔がカッコいい!あとはクールで優しい」
「優しいの?」
「うん!慎二はね、俺が虐められてたのを助けてくれたんだよ」
それで、好きになった。小学校の頃の話で今でもよく覚えている。
「もう何回も聞いたし、いい」
「なんで?もっと良いところあるよ!」
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俺は慎二との事を思い出していた。
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