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2章 放たれた魔銃と幸運の石
46 捜査が終わり操作されるゾンビ教授
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エムルライド教授は焦点の合っていない目で立っている。
既に風魔法は解かれているが、その場から動くことは無い。
どうやら精神魔法で催眠をかけられているような状態だ。
「よくやったオキスよ。
ヌシのおかげで真実が明らかになった。」
相変わらず優しげな表情だ。
そして沙汰を下す。
「捜査に非協力的であったテイラン。
魔銃に細工があったとはいえジェイソンの死の原因を作ったブラニカ。
両名とも多少の罰は下るであろう事は覚悟せよ。」
二人とも黙って頷く。
そして師匠は両名と査察官達を退室させた。
テイラン先輩がすれ違いざまに僕に「ありがとうと」とつぶやいた。
今この部屋にいるのは白髭のお爺さんと、目の焦点が合っていないゾンビ教授、そして僕とセフィリアさんだけになった。
「さて、本題に入ろう。」
そう師匠は言った。
あれ、本題はさっき終わったんじゃ無かったの?
「エムルライドよ、いくつか聞きたいことがある。
まずワイアデスの件じゃ。
最近までやりとりがあったな。」
今ここでその名前が出ることに驚きしかなかった。
「けんきゅう・しざい・ていきょう・せいか・うけとり」
教授が精神魔法の影響で、相変わらず焦点の定まらない目をしている。
かけたのは思考攪乱系の精神魔法のようだ。
この状態になると単純な話しか出来なくなる。
つまり嘘がつけないのだ。
「なるほど。
では魔族には何の情報を流したのじゃ?」
魔族?
何の話?
「いせき・ふういん・かいじょ」
話が全く見えない。
「では最後の問いじゃ。
エイニア誘拐の指示を出したのはヌシか?」
「きょうじゅ・なるため・ひつよう。」
それを聞いた瞬間、師匠は杖を振り上げた。
渾身の力で振り下ろす。
杖は教授の脳天を強打した。
教授は昏倒し動かなくなった。
師匠の目が笑っていない。
怖いぃぃ。
「セフィリア、直ちに大学とエムルライドの私邸の家宅捜索に入れ。
関係者を洗い出し拘束せよ。」
こう言ったときには、すでにいつもの優しげな表情に戻っていた。
しかし内容は穏やかでは無い。
「かしこまりました。」
そういうとセフィリアさんは部屋を出て行った。
そしてゾンビ教授が後から入ってきた衛兵に連れて行かれる。
それを見届けると師匠が僕に言った。
「オキス、ヌシは合格じゃ。
正式に私の弟子となれ。」
この白髭のお爺さんは色んな意味で怖すぎる。
ジェイション所長の件は解決したし、そろそろサヨナラさせていただきたい。
僕は答えた。
「はい。」
サヨナラしたい。
でも拒否権なんてないんだよ、この状況で。
何か聞いちゃいけないことまで聞かされてしまったし。
そうなることを見越して、僕をここに残したんだ。
何から何まで恐ろしい人だ。
「さて我が弟子オキスよ、早速だが一つ聞きたいことがある。
ヌシは一体何者じゃ?」
僕は凍り付いた。
「ジェイソンからヌシの事を聞いてから、徹底的に調査したのじゃ。
孤児院や町での暮らし、ワイアデスの一件、そこまでは分かった。
しかし砦でセフィリアと出会う前の足取りが一切掴めん。
当時の被害者を一人残らず洗い出し身元を確認したのじゃが、おぬしと関係する者はおらん。
さて、どういうことじゃ?」
体から脂汗が吹き出るのを感じる。
白髭のお爺さん、ただ者ではないし恐ろしい人だとは思っていた。
だけどまだナメていた、毎回の事ながらまた油断した。
僕は全然分かっていなかったのだ。
こうして僕は絶体絶命の窮地に立たされた。
師匠が無双が続く。
既に風魔法は解かれているが、その場から動くことは無い。
どうやら精神魔法で催眠をかけられているような状態だ。
「よくやったオキスよ。
ヌシのおかげで真実が明らかになった。」
相変わらず優しげな表情だ。
そして沙汰を下す。
「捜査に非協力的であったテイラン。
魔銃に細工があったとはいえジェイソンの死の原因を作ったブラニカ。
両名とも多少の罰は下るであろう事は覚悟せよ。」
二人とも黙って頷く。
そして師匠は両名と査察官達を退室させた。
テイラン先輩がすれ違いざまに僕に「ありがとうと」とつぶやいた。
今この部屋にいるのは白髭のお爺さんと、目の焦点が合っていないゾンビ教授、そして僕とセフィリアさんだけになった。
「さて、本題に入ろう。」
そう師匠は言った。
あれ、本題はさっき終わったんじゃ無かったの?
「エムルライドよ、いくつか聞きたいことがある。
まずワイアデスの件じゃ。
最近までやりとりがあったな。」
今ここでその名前が出ることに驚きしかなかった。
「けんきゅう・しざい・ていきょう・せいか・うけとり」
教授が精神魔法の影響で、相変わらず焦点の定まらない目をしている。
かけたのは思考攪乱系の精神魔法のようだ。
この状態になると単純な話しか出来なくなる。
つまり嘘がつけないのだ。
「なるほど。
では魔族には何の情報を流したのじゃ?」
魔族?
何の話?
「いせき・ふういん・かいじょ」
話が全く見えない。
「では最後の問いじゃ。
エイニア誘拐の指示を出したのはヌシか?」
「きょうじゅ・なるため・ひつよう。」
それを聞いた瞬間、師匠は杖を振り上げた。
渾身の力で振り下ろす。
杖は教授の脳天を強打した。
教授は昏倒し動かなくなった。
師匠の目が笑っていない。
怖いぃぃ。
「セフィリア、直ちに大学とエムルライドの私邸の家宅捜索に入れ。
関係者を洗い出し拘束せよ。」
こう言ったときには、すでにいつもの優しげな表情に戻っていた。
しかし内容は穏やかでは無い。
「かしこまりました。」
そういうとセフィリアさんは部屋を出て行った。
そしてゾンビ教授が後から入ってきた衛兵に連れて行かれる。
それを見届けると師匠が僕に言った。
「オキス、ヌシは合格じゃ。
正式に私の弟子となれ。」
この白髭のお爺さんは色んな意味で怖すぎる。
ジェイション所長の件は解決したし、そろそろサヨナラさせていただきたい。
僕は答えた。
「はい。」
サヨナラしたい。
でも拒否権なんてないんだよ、この状況で。
何か聞いちゃいけないことまで聞かされてしまったし。
そうなることを見越して、僕をここに残したんだ。
何から何まで恐ろしい人だ。
「さて我が弟子オキスよ、早速だが一つ聞きたいことがある。
ヌシは一体何者じゃ?」
僕は凍り付いた。
「ジェイソンからヌシの事を聞いてから、徹底的に調査したのじゃ。
孤児院や町での暮らし、ワイアデスの一件、そこまでは分かった。
しかし砦でセフィリアと出会う前の足取りが一切掴めん。
当時の被害者を一人残らず洗い出し身元を確認したのじゃが、おぬしと関係する者はおらん。
さて、どういうことじゃ?」
体から脂汗が吹き出るのを感じる。
白髭のお爺さん、ただ者ではないし恐ろしい人だとは思っていた。
だけどまだナメていた、毎回の事ながらまた油断した。
僕は全然分かっていなかったのだ。
こうして僕は絶体絶命の窮地に立たされた。
師匠が無双が続く。
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