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後日談 片翼をもがれた不死鳥
A4.見取り稽古
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魔導依頼所の前は広場があった。幼子たちはおらず、またこの場所を通ろうとしても異変を察知したのか通行人たちは避ける。
「なんなんだ?あれは」
「ああ、喧嘩らしいよ」
貸し切りにしてしまい申し訳ないな。なるべく早めに終わらせるか。私と、私につっかかってきた品のない男は、向き合ってきた。これからここで、力を見せつける必要がある。
「キヒヒ、姉ちゃん。もし俺が勝ったらなあ、俺の女にしてやるよ」
「いいだろう。なら私が勝ったらお前の語尾はツンデレ口調になる呪いをかけてやる」
「ツン・・・?まあいい、受けてやるよ」
戦闘が始まる。私たちを囲むように、ギャラリーが集っていた。魔法使いの戦いというのは中々みられるものではない。故に、見世物として注目を集めている。アークランドでは魔法の危険性を理解しているから本来であれば逃げるものだが、呑気な国ではこういう時に危機感がないのである。
「大丈夫かなあ、あのお姉さん」
「今なら謝れば、許してもらえるかもしれないのに・・・」
一方のロギルジョーは真剣なまなざしでこちらを見ていた。これは、いわば見取り稽古だ。強者の魔法を間近で学べる機会はそうない。故に、吸収できるタイミングがあれば一生懸命吸収しようとしている。立派な心掛けだ。
男は懐から短剣を出す。構えからして近接用ではない。あれは魔道具だ。詠唱をすると、そのまま私に向かって火の塊を飛ばす。
「へへ、別嬪だから顔だけは避けてやるよ!!」
2個、3個、4個と次々に作っては、こちらの隙を与えないように飛ばす。しかし、こちらに飛んでくることは無く、火の塊は霧散して消えた。
「!?チッ、今日は風が出ているか・・・」
男は射程を詰めてまた火を飛ばす。しかし私には届かず、また霧散する。
「なかなかのコントロールだな。見た目のわりに繊細な術式が組めるとは、驚いた」
「調子に乗ってんじゃねえぞ!!虚仮にしやがって、顔を潰してでも大技を使ってやる!!」
男は大きく息を吸い、やがて炎を一気に前方に吐いた。男が大技を出すことを察知して、ここでやっとギャラリーたちは焦った表情をしたが、しかしそれがこちらに届くことは無く、途中で霧散する。
「何故、何故だ!!お前、一体何をした!!」
「不肖弟子、私はこれらすべてを雷魔法で抑えたが、お前は何をしたのか分かったか?」
私はギャラリーに紛れているロギルジョーに視線をやった。周囲もロギルジョーを見る。
「えーっと、火には大気中の酸素っていう奴が必要なんだよな?だからあんたは相手の魔法の発動のタイミングを読んで、電気で周囲をかき乱した。すると、燃焼に必要な酸素の供給が一瞬途絶えて、けれど炎は拡散した・・・でどうだ?」
「及第点だ。もちろんタイミングを間違えると大怪我するから、それだけは間違えるなよ」
「ほいほい」
完全に自分の炎が教材にされている。そのことに男はわなわなと震えた。
「さて、力量差は十分わかったと思うが、まだやるが?」
しかし、やはり小技では力量差は分かりにくいのだろう。闇魔法を使って分からせる必要があるような気がする。
「あ、あ、当たり前だ!!どうせ、防御しか出来ねえんだろ!?防御してるだけの奴なんて、結局ただの雑魚じゃねえか!!」
ブチッ
・・・今の発言が、私の地雷を踏んだことにロギルジョーは気が付いた。男も、自分の発言が私に効いてることを悟り、表情は一転して優位を取ったものの表情に変わる。
「お?図星か?ほらほら、こっちに攻撃魔法でも撃ってみろよ!」
「お、おい、師匠?やめろよ?」
ロギルジョーは震えながら私の方に呼びかける。
だ、だ、だだ、・・・!!
「誰の息子が雑魚だーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
「息子ッ!?いや、俺は姉ちゃん、あんたのことを・・・」
「私のッ、息子をッ、貶す輩はッ・・・!!!全員平等にぶっ殺してやるッ・・・・・!!!」
大杖を男に掲げ、夜天の業火を撃とうとする。
黒くて禍々しい魔力が一気に収束するのを悟り、男は恐怖で地面に座った。お前が防御を貶すなら、アウレリウス以外にはどうにもできないような圧倒的攻撃で分からせてやる!!
一方のロギルジョーはこれから繰り広げられるだろう殺戮を止めるため慌てて私に飛び掛かるが、それでも私は魔力の収集をやめない。
しかし。
「そこまでッ!!!!」
聞き覚えのある、中性的な声が広場に響く。
「ローゼルアリオン殿。矛を、収めていただけないでしょうか」
ライゼル。この街に来るまでの道中で別れた、この国の王子。
私は仕方なく詠唱を中断し、大杖を仕舞った。そして男にズカズカ近寄る。侮辱の礼として、一発殴らねば気が済まん。しかし、ロギルジョーは引き続き私を止めてきた。
「ストップストップ!暴力全般をやめてっていうだけで、あの王子は魔法だけを止めろって言ったんじゃねえから!!」
「だがッ!!私の息子を虚仮にした男を殴らねば!!」
「あんたそんな感情的なタイプじゃなかっただろ!!冷静になれって!!」
腕を振りかぶるが、しかし男は恐れをなしたのか仲間と共に何度もこけながら逃げていった。
「あちらの黄緑の髪のお方、殿下じゃない・・・?」
「今、ローゼルアリオンって言わなかった?ローゼルアリオンって、隣国を震えさせる魔王の名だったよね?」
ライゼル王子はこちらに近づき、恭しく頭を下げた。王族が頭を下げるなど異例のこと。後ろにいる護衛の騎士たちも、王子の行動に驚きを見せていた。
・・・私は逆に感心した。頭を下げるということはプライドを傷つけかねない行為。しかし、この王子は躊躇わなかった。つまり、頭を下げたとてそれで傷つくような名誉など持ち得ていないということだ。相当自分に誇りが無ければこんな行為は出来まい。
「まずは礼を。矛を収めていただき誠に感謝いたします。また、昨日の盗賊の件もご協力いただき助かりました」
「・・・いや、我々も恥ずかしいところを見せたな」
「王家を代表し、あなた方にお話をしたいことがございます。同行いただけるとありがたいです」
いただけると、とは言ってるが、実質命令だろう。流石に王族と事を構えるのは面倒だ。私はうなずく。ロギルジョーも同意見のようで、付いていくことに肯定した。私たちはこの場を去ろうとする中、ギャラリーたちは私に声をかける。
「姉ちゃん凄かったぜ!!」
「あいつら、この辺で悪さをしてる奴らだから、コテンパンにしてくれてすっきりしたぜー!!」
声援が送られた。私は驚いて周囲を見渡す。
「ポジティブな声援が私に向けられているのか?ば、馬鹿な、清い心でそんなことをこの私にする奴らがいるなんて・・・!?」
「あんた、いつでもどこでも罵声ばかりだったもんな・・・」
王子は困惑した顔でこちらを見ていた。おそらく、私がアークランドで恐れられてはいても、表では称えられる側の人間と認識していたのだろう。本当、他国にも通じるこの大賢者レベルの私が、なんであんな目に遭ってたんだろうな。
王子に連れられ、荘厳な建築をした城のような場所に来る。
「ここは領主の住処か?」
「いえ、ここは魔法学校です」
「ああ、ここが例の・・・」
女将が言っていたところだろう。
新築で、アークランドの伝統を重んじる魔法学園とはまた趣が異なる。門に入り、すれ違う生徒達の視線を受けながらとある一室に案内された。ソファが置いてあり、私とロギルジョーは仲良く座る。
護衛の騎士は王子の後ろに立ち、他の者は茶を用意してくれるようだ。一応は客人扱いと認識する。
「野営のあの日。私たちがあの別れ方をすることになったのはおそらく、兵たちからの害意を受け取って、お二方は何も言わずに去った。違いますか?」
「ああ、そんな感じだ。私たちも目的があって、別にこの国と事を構えるつもりはない。あれが最善だと判断した」
特にロギルジョーは曲がりなりにも王族である。アウレリウスから差し向けられている追手はいるものの、だからと言ってすぐに身分が剥奪というわけではない。そんな中で事を構えたら、国際問題に等しくなる。それはこちらも心外なのだ。
「ローゼルアリオン殿。探し人がいるとおっしゃっておりましたよね。私はそのお手伝いが出来ます」
「・・・いや、公権力は頼りたくない」
王族が出来る人探しとはつまり、人相書きをばらまくといった手段がメインとなる。私はジェルドの平穏をこの目で確認したいだけなので、荒事にはしたくない。故に、アウレリウスにもジェルドの生存は伏せているのだから。
「秘密裏に捜索いたします。絶対に探し人に認識されるようなことは致しません。約束します」
「それならありがたいが、条件があるんだよな?」
そうでなくては私に頭を下げる理由がない。ロギルジョーも険しい顔をしている。元来であればこういうのは王族同士の交渉に慣れているこいつに担当させた方が早いのだが、ライゼル王子はそれを悟ってかわざと私に狙って話しかける。
王子は自分の優位を作りながら、切りだす。
「こちらからの頼みは、貴方にこの魔法学校の教師になっていただきたいということです」
「断る。行くぞ、ロギルジョー」
「おう」
「えっ・・・・・・」
「なんなんだ?あれは」
「ああ、喧嘩らしいよ」
貸し切りにしてしまい申し訳ないな。なるべく早めに終わらせるか。私と、私につっかかってきた品のない男は、向き合ってきた。これからここで、力を見せつける必要がある。
「キヒヒ、姉ちゃん。もし俺が勝ったらなあ、俺の女にしてやるよ」
「いいだろう。なら私が勝ったらお前の語尾はツンデレ口調になる呪いをかけてやる」
「ツン・・・?まあいい、受けてやるよ」
戦闘が始まる。私たちを囲むように、ギャラリーが集っていた。魔法使いの戦いというのは中々みられるものではない。故に、見世物として注目を集めている。アークランドでは魔法の危険性を理解しているから本来であれば逃げるものだが、呑気な国ではこういう時に危機感がないのである。
「大丈夫かなあ、あのお姉さん」
「今なら謝れば、許してもらえるかもしれないのに・・・」
一方のロギルジョーは真剣なまなざしでこちらを見ていた。これは、いわば見取り稽古だ。強者の魔法を間近で学べる機会はそうない。故に、吸収できるタイミングがあれば一生懸命吸収しようとしている。立派な心掛けだ。
男は懐から短剣を出す。構えからして近接用ではない。あれは魔道具だ。詠唱をすると、そのまま私に向かって火の塊を飛ばす。
「へへ、別嬪だから顔だけは避けてやるよ!!」
2個、3個、4個と次々に作っては、こちらの隙を与えないように飛ばす。しかし、こちらに飛んでくることは無く、火の塊は霧散して消えた。
「!?チッ、今日は風が出ているか・・・」
男は射程を詰めてまた火を飛ばす。しかし私には届かず、また霧散する。
「なかなかのコントロールだな。見た目のわりに繊細な術式が組めるとは、驚いた」
「調子に乗ってんじゃねえぞ!!虚仮にしやがって、顔を潰してでも大技を使ってやる!!」
男は大きく息を吸い、やがて炎を一気に前方に吐いた。男が大技を出すことを察知して、ここでやっとギャラリーたちは焦った表情をしたが、しかしそれがこちらに届くことは無く、途中で霧散する。
「何故、何故だ!!お前、一体何をした!!」
「不肖弟子、私はこれらすべてを雷魔法で抑えたが、お前は何をしたのか分かったか?」
私はギャラリーに紛れているロギルジョーに視線をやった。周囲もロギルジョーを見る。
「えーっと、火には大気中の酸素っていう奴が必要なんだよな?だからあんたは相手の魔法の発動のタイミングを読んで、電気で周囲をかき乱した。すると、燃焼に必要な酸素の供給が一瞬途絶えて、けれど炎は拡散した・・・でどうだ?」
「及第点だ。もちろんタイミングを間違えると大怪我するから、それだけは間違えるなよ」
「ほいほい」
完全に自分の炎が教材にされている。そのことに男はわなわなと震えた。
「さて、力量差は十分わかったと思うが、まだやるが?」
しかし、やはり小技では力量差は分かりにくいのだろう。闇魔法を使って分からせる必要があるような気がする。
「あ、あ、当たり前だ!!どうせ、防御しか出来ねえんだろ!?防御してるだけの奴なんて、結局ただの雑魚じゃねえか!!」
ブチッ
・・・今の発言が、私の地雷を踏んだことにロギルジョーは気が付いた。男も、自分の発言が私に効いてることを悟り、表情は一転して優位を取ったものの表情に変わる。
「お?図星か?ほらほら、こっちに攻撃魔法でも撃ってみろよ!」
「お、おい、師匠?やめろよ?」
ロギルジョーは震えながら私の方に呼びかける。
だ、だ、だだ、・・・!!
「誰の息子が雑魚だーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
「息子ッ!?いや、俺は姉ちゃん、あんたのことを・・・」
「私のッ、息子をッ、貶す輩はッ・・・!!!全員平等にぶっ殺してやるッ・・・・・!!!」
大杖を男に掲げ、夜天の業火を撃とうとする。
黒くて禍々しい魔力が一気に収束するのを悟り、男は恐怖で地面に座った。お前が防御を貶すなら、アウレリウス以外にはどうにもできないような圧倒的攻撃で分からせてやる!!
一方のロギルジョーはこれから繰り広げられるだろう殺戮を止めるため慌てて私に飛び掛かるが、それでも私は魔力の収集をやめない。
しかし。
「そこまでッ!!!!」
聞き覚えのある、中性的な声が広場に響く。
「ローゼルアリオン殿。矛を、収めていただけないでしょうか」
ライゼル。この街に来るまでの道中で別れた、この国の王子。
私は仕方なく詠唱を中断し、大杖を仕舞った。そして男にズカズカ近寄る。侮辱の礼として、一発殴らねば気が済まん。しかし、ロギルジョーは引き続き私を止めてきた。
「ストップストップ!暴力全般をやめてっていうだけで、あの王子は魔法だけを止めろって言ったんじゃねえから!!」
「だがッ!!私の息子を虚仮にした男を殴らねば!!」
「あんたそんな感情的なタイプじゃなかっただろ!!冷静になれって!!」
腕を振りかぶるが、しかし男は恐れをなしたのか仲間と共に何度もこけながら逃げていった。
「あちらの黄緑の髪のお方、殿下じゃない・・・?」
「今、ローゼルアリオンって言わなかった?ローゼルアリオンって、隣国を震えさせる魔王の名だったよね?」
ライゼル王子はこちらに近づき、恭しく頭を下げた。王族が頭を下げるなど異例のこと。後ろにいる護衛の騎士たちも、王子の行動に驚きを見せていた。
・・・私は逆に感心した。頭を下げるということはプライドを傷つけかねない行為。しかし、この王子は躊躇わなかった。つまり、頭を下げたとてそれで傷つくような名誉など持ち得ていないということだ。相当自分に誇りが無ければこんな行為は出来まい。
「まずは礼を。矛を収めていただき誠に感謝いたします。また、昨日の盗賊の件もご協力いただき助かりました」
「・・・いや、我々も恥ずかしいところを見せたな」
「王家を代表し、あなた方にお話をしたいことがございます。同行いただけるとありがたいです」
いただけると、とは言ってるが、実質命令だろう。流石に王族と事を構えるのは面倒だ。私はうなずく。ロギルジョーも同意見のようで、付いていくことに肯定した。私たちはこの場を去ろうとする中、ギャラリーたちは私に声をかける。
「姉ちゃん凄かったぜ!!」
「あいつら、この辺で悪さをしてる奴らだから、コテンパンにしてくれてすっきりしたぜー!!」
声援が送られた。私は驚いて周囲を見渡す。
「ポジティブな声援が私に向けられているのか?ば、馬鹿な、清い心でそんなことをこの私にする奴らがいるなんて・・・!?」
「あんた、いつでもどこでも罵声ばかりだったもんな・・・」
王子は困惑した顔でこちらを見ていた。おそらく、私がアークランドで恐れられてはいても、表では称えられる側の人間と認識していたのだろう。本当、他国にも通じるこの大賢者レベルの私が、なんであんな目に遭ってたんだろうな。
王子に連れられ、荘厳な建築をした城のような場所に来る。
「ここは領主の住処か?」
「いえ、ここは魔法学校です」
「ああ、ここが例の・・・」
女将が言っていたところだろう。
新築で、アークランドの伝統を重んじる魔法学園とはまた趣が異なる。門に入り、すれ違う生徒達の視線を受けながらとある一室に案内された。ソファが置いてあり、私とロギルジョーは仲良く座る。
護衛の騎士は王子の後ろに立ち、他の者は茶を用意してくれるようだ。一応は客人扱いと認識する。
「野営のあの日。私たちがあの別れ方をすることになったのはおそらく、兵たちからの害意を受け取って、お二方は何も言わずに去った。違いますか?」
「ああ、そんな感じだ。私たちも目的があって、別にこの国と事を構えるつもりはない。あれが最善だと判断した」
特にロギルジョーは曲がりなりにも王族である。アウレリウスから差し向けられている追手はいるものの、だからと言ってすぐに身分が剥奪というわけではない。そんな中で事を構えたら、国際問題に等しくなる。それはこちらも心外なのだ。
「ローゼルアリオン殿。探し人がいるとおっしゃっておりましたよね。私はそのお手伝いが出来ます」
「・・・いや、公権力は頼りたくない」
王族が出来る人探しとはつまり、人相書きをばらまくといった手段がメインとなる。私はジェルドの平穏をこの目で確認したいだけなので、荒事にはしたくない。故に、アウレリウスにもジェルドの生存は伏せているのだから。
「秘密裏に捜索いたします。絶対に探し人に認識されるようなことは致しません。約束します」
「それならありがたいが、条件があるんだよな?」
そうでなくては私に頭を下げる理由がない。ロギルジョーも険しい顔をしている。元来であればこういうのは王族同士の交渉に慣れているこいつに担当させた方が早いのだが、ライゼル王子はそれを悟ってかわざと私に狙って話しかける。
王子は自分の優位を作りながら、切りだす。
「こちらからの頼みは、貴方にこの魔法学校の教師になっていただきたいということです」
「断る。行くぞ、ロギルジョー」
「おう」
「えっ・・・・・・」
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