21 / 117
【第4章 開戦の予兆】
第3節 誰も経験したことのない勉強会
しおりを挟む
ロビンとアリスは驚いている。アーロンド"直々に"に授業をしてもらうからだ。
(アーロンド・フルーク。大魔統制会団長を務める男。表舞台には一切立たず、常に"何か"について調べている。)
(団長は今から"魔力"についての授業を行おうとしている。訓練生だったころ、嫌と言うほど講師から教わったから十分理解しているつもりだけど……)
2人は緊張して、思考をフル回転させる。
「はい、では今から"魔力"についての授業を始めます。」
アーロンドは意気揚々と授業を始める。
「まずは"魔力"について教えてもらいましょう。アリス君。」
「は、はい!」
アリスはガッチガチに緊張している。
(緊張に対して耐性があるこいつがこうなるって……よっぽどだな。)
「えと、魔力は……大気中や地中に存在する特殊なエネルギーです。ほとんどの生物は感知できませんが、一部の生物は感知することができます。」
「また、魔力を感知できない生物にはなんの影響もありませんが、感知できる生物が過度に摂取すると体調不良を起こすことがあります。」
「魔道士の素質を持つ者はこの魔力を体内に宿して生まれてきます。魔力に対して高い耐性を持っており、魔力を消費し魔法を使用することが可能となっています。」
「しかし魔力を消費し過ぎると魔力切れを起こし、体調が不安定になってしまいます。」
「説明ありがとう。完璧な説明だ。」
アーロンドは拍手を送る。
(あいつやっぱすげえわ。)
ロビンも拍手する。アーロンドはボードのほうを向き口角を上げる。
「しかしそれは、訓練生のときに知ることができるもの。魔力にはあなた達の知らない特徴がまだまだ隠れてますよ。」
アーロンドは不敵な笑みを浮かべる。ペンをとり、ボードに文字を書く。
「まずは先程のアリス君の説明。」
「もう一度言うが完璧なものだ。しかしそれは皆が知っている範疇。」
「これから私が教えるのは教科書にも載っていない魔力に関する"重大な秘密"です。」
アーロンドは人の絵を書く。
「問題です。この人が自分の手に"魔力を纏う"ことをなんと言うでしょうか?」
「これは知ってるぞ。魔纏だ。」
「正解です。ロビン君1ポイント。」
アーロンドは謎のポイントをロビンに口頭で与える。
(なにそれ?)
「ちなみに100ポイントで500円分のクーポン券と交換できますよ。」
アーロンドは謎の情報を伝える。アリスはなにそれといった顔をする。
「冗談はさておき、魔纏は一部の魔道士は知っている情報です。」
「じゃあこれは知っていますか?魔力は場所によって"成分が違う"。」
「え、初耳。」
「俺も。」
アーロンドは歩きながら話す。
「これを私以外に知っているものはかなり少ないでしょう。」
「魔力の成分が違う、なぜでしょう?」
「答えは簡単、"環境が違う"からです。まあザリガニが食べたものによって色が変わることと同じだと思ってもらえれば。」
ロビンはアーロンドの比喩表現がわかる気がしたが、アリスはさっぱりといった顔をする。
「しかしどのくらいで変わるのか?疑問ですよねぇ?」
2人は頷く。
「魔力の成分は国によって違うんですよ。ちなみにこれがあなた達を呼んだ理由でもあります。」
「それがどうした?」
「あなた達は自分がどこの国出身か理解してますよね?」
「もちろんわかってる。」
「「イギリスだ(よ)。」」
「そうです。というか息ぴったりですね~。もうノリノリじゃないですか。」
2人はいつの間にか授業に引き込まれていた。
(あれ?なんでまともに授業受けてるんだ?いつからこうなった?)
(団長の話を聞いてたらいつの間にか引き込まれていた……これがカリスマというやつ?)
2人は目を輝かせながら授業を聞く。
「日本とイギリスの魔力は違う。あなた達の記憶に無くとも体が覚えてるものなんですよ。」
「それが俺達の任務か。」
「内容は?」
ロビンは立ち上がる。
「島根県の出雲市に向かい魔力を観測する。そして観測した魔力の成分を調べる。これでいいか?」
「概ねあってますね。素晴らしい。」
アーロンドはボードの前に戻る。
「あなた達にはもう1つお教えするものがあります。これは"極秘事項"なんで他言無用にしてくれるなら話してあげましょう。」
「「ゴクリ…」」
2人は唾を飲み頷く。
「魔力には"世界の歴史と真実"が含まれている。」
「どういうことだ?」
「さあ?私にも分かりません。これはある人から聞いたことですので。」
アリスにも聞くがさっぱりとのことだ。
「さて、今日の授業は終わりにしましょう。それでは各々自身の立ち位置に戻ってください。」
2人は団長室を出る。
「……。」
「他言無用とは言いましたが……いずれ、公表しなければいけないときがくるかもしれませんね。それが……あの人の教えなのですから。」
アーロンドは1人、団長室で呟いた。
ロビンは廊下で頭を抱えていた。
「この任務を受けたのはいいが……どうするんだ?」
「とりあえず出雲に行きましょう。」
「…まじで行くの?」
ロビンはえぇという顔をする。
「仕方ないでしょ、任されたんだから。」
ロビンは髪をかき上げる。
「しゃーねぇ。明日には行くぞ、準備しとけよ。」
ロビンはそう言い残し、本部を離れる。
アリスはロビンが本部から出るのを確認すると図書室へと向かう。
「私が本部に来たのは別の目的があるからだけど。騙してごめんね♪」
アリスは廊下を歩きながら小声で呟いた。
ロビンは自宅に帰り、出発の準備をする。
「あれ?俺達は何で向かうんだ?」
ロビンは移動手段がないことに気づく。急に冷や汗が出てきた。
「ヤバい、とうするんだこれ?移動手段がないんじゃどうしようもないぞ。」
「そうだ。こんなときこそこれだ。」
ロビンはポケットからメモ帳を取り出し、あるページを開く。そのページには団長の電話番号が書いてあった。
「訓練生のときに教えてもらってたな。まさかこんなときに役に立つとは……」
ロビンはスマホに番号を打ち込み電話をかける。
プルルルル……プルルルル……ガチャ
「はい、アーロンドです。どうしたんですかロビン君?」
「すみません、1つお聞きしたいんですが、今回の任務のことは他言無用ですか?」
「いえ、任務のことは問題ありません。授業の内容はだめですが。」
「はい、わかりました。ありがとうございます。」
「いえいえ、団員の悩みですから、これくらい当然ですよ。」
「それでは。任務がうまくいくことを心から祈っております。」
アーロンドは電話を切る。ロビンは安堵する。
「とりあえず移動手段はなんとかなりそうだ。」
ロビンは春蘭に電話をする。しかし応答がない。
「あれ?でないな。」
「仕方ねぇ、美桜にかけてみるか。」
美桜に電話をかける。
「何?」
「今時間あるか?」
「時間があるから出てるのよ。」
美桜の機嫌が悪いのか分からないが冷たい対応をされる。
「ちょっと春蘭に頼みたいことがあるんだ。」
「…言ってみなさい、伝えておくから。」
「俺とアリスが任務の関係で出雲市に行かないといけないんだが……移動手段がなくて。」
「それで兄上に頼みたいと……わかったわ。伝えておく。」
「だけど1つ言わせて。」
美桜が声を低くして不穏な雰囲気を漂わせる。
「なんだ?」
「アリスと一緒ってどういうこと?」
「いや団員に呼ばれたか……」
「何かやましいことでも考えてるんじゃない。」
美桜の言葉に背筋が凍る。
「そういう口実を使って2人で変なことしようとしてるんじゃないの?」
「どう考えてその結論に至るの?」
ロビンは美桜の言葉に負けずに否定する。
「ただの任務だって。なんにもやましい考えはない。」
「本当に?」
「お前は昔に何かあったのか?」
「何もないわよ!」
美桜は機嫌が悪いようだ。
「なんでそんなに機嫌悪いの?」
「あんたのせいでしょ!」
プツン
「切られた。」
美桜が不機嫌になった理由がロビンには分からなかった。
「俺なんか言ったか?」
(俺、あいつのことが怖いんだけど。)
ロビンは恐怖感を覚えた。
(アーロンド・フルーク。大魔統制会団長を務める男。表舞台には一切立たず、常に"何か"について調べている。)
(団長は今から"魔力"についての授業を行おうとしている。訓練生だったころ、嫌と言うほど講師から教わったから十分理解しているつもりだけど……)
2人は緊張して、思考をフル回転させる。
「はい、では今から"魔力"についての授業を始めます。」
アーロンドは意気揚々と授業を始める。
「まずは"魔力"について教えてもらいましょう。アリス君。」
「は、はい!」
アリスはガッチガチに緊張している。
(緊張に対して耐性があるこいつがこうなるって……よっぽどだな。)
「えと、魔力は……大気中や地中に存在する特殊なエネルギーです。ほとんどの生物は感知できませんが、一部の生物は感知することができます。」
「また、魔力を感知できない生物にはなんの影響もありませんが、感知できる生物が過度に摂取すると体調不良を起こすことがあります。」
「魔道士の素質を持つ者はこの魔力を体内に宿して生まれてきます。魔力に対して高い耐性を持っており、魔力を消費し魔法を使用することが可能となっています。」
「しかし魔力を消費し過ぎると魔力切れを起こし、体調が不安定になってしまいます。」
「説明ありがとう。完璧な説明だ。」
アーロンドは拍手を送る。
(あいつやっぱすげえわ。)
ロビンも拍手する。アーロンドはボードのほうを向き口角を上げる。
「しかしそれは、訓練生のときに知ることができるもの。魔力にはあなた達の知らない特徴がまだまだ隠れてますよ。」
アーロンドは不敵な笑みを浮かべる。ペンをとり、ボードに文字を書く。
「まずは先程のアリス君の説明。」
「もう一度言うが完璧なものだ。しかしそれは皆が知っている範疇。」
「これから私が教えるのは教科書にも載っていない魔力に関する"重大な秘密"です。」
アーロンドは人の絵を書く。
「問題です。この人が自分の手に"魔力を纏う"ことをなんと言うでしょうか?」
「これは知ってるぞ。魔纏だ。」
「正解です。ロビン君1ポイント。」
アーロンドは謎のポイントをロビンに口頭で与える。
(なにそれ?)
「ちなみに100ポイントで500円分のクーポン券と交換できますよ。」
アーロンドは謎の情報を伝える。アリスはなにそれといった顔をする。
「冗談はさておき、魔纏は一部の魔道士は知っている情報です。」
「じゃあこれは知っていますか?魔力は場所によって"成分が違う"。」
「え、初耳。」
「俺も。」
アーロンドは歩きながら話す。
「これを私以外に知っているものはかなり少ないでしょう。」
「魔力の成分が違う、なぜでしょう?」
「答えは簡単、"環境が違う"からです。まあザリガニが食べたものによって色が変わることと同じだと思ってもらえれば。」
ロビンはアーロンドの比喩表現がわかる気がしたが、アリスはさっぱりといった顔をする。
「しかしどのくらいで変わるのか?疑問ですよねぇ?」
2人は頷く。
「魔力の成分は国によって違うんですよ。ちなみにこれがあなた達を呼んだ理由でもあります。」
「それがどうした?」
「あなた達は自分がどこの国出身か理解してますよね?」
「もちろんわかってる。」
「「イギリスだ(よ)。」」
「そうです。というか息ぴったりですね~。もうノリノリじゃないですか。」
2人はいつの間にか授業に引き込まれていた。
(あれ?なんでまともに授業受けてるんだ?いつからこうなった?)
(団長の話を聞いてたらいつの間にか引き込まれていた……これがカリスマというやつ?)
2人は目を輝かせながら授業を聞く。
「日本とイギリスの魔力は違う。あなた達の記憶に無くとも体が覚えてるものなんですよ。」
「それが俺達の任務か。」
「内容は?」
ロビンは立ち上がる。
「島根県の出雲市に向かい魔力を観測する。そして観測した魔力の成分を調べる。これでいいか?」
「概ねあってますね。素晴らしい。」
アーロンドはボードの前に戻る。
「あなた達にはもう1つお教えするものがあります。これは"極秘事項"なんで他言無用にしてくれるなら話してあげましょう。」
「「ゴクリ…」」
2人は唾を飲み頷く。
「魔力には"世界の歴史と真実"が含まれている。」
「どういうことだ?」
「さあ?私にも分かりません。これはある人から聞いたことですので。」
アリスにも聞くがさっぱりとのことだ。
「さて、今日の授業は終わりにしましょう。それでは各々自身の立ち位置に戻ってください。」
2人は団長室を出る。
「……。」
「他言無用とは言いましたが……いずれ、公表しなければいけないときがくるかもしれませんね。それが……あの人の教えなのですから。」
アーロンドは1人、団長室で呟いた。
ロビンは廊下で頭を抱えていた。
「この任務を受けたのはいいが……どうするんだ?」
「とりあえず出雲に行きましょう。」
「…まじで行くの?」
ロビンはえぇという顔をする。
「仕方ないでしょ、任されたんだから。」
ロビンは髪をかき上げる。
「しゃーねぇ。明日には行くぞ、準備しとけよ。」
ロビンはそう言い残し、本部を離れる。
アリスはロビンが本部から出るのを確認すると図書室へと向かう。
「私が本部に来たのは別の目的があるからだけど。騙してごめんね♪」
アリスは廊下を歩きながら小声で呟いた。
ロビンは自宅に帰り、出発の準備をする。
「あれ?俺達は何で向かうんだ?」
ロビンは移動手段がないことに気づく。急に冷や汗が出てきた。
「ヤバい、とうするんだこれ?移動手段がないんじゃどうしようもないぞ。」
「そうだ。こんなときこそこれだ。」
ロビンはポケットからメモ帳を取り出し、あるページを開く。そのページには団長の電話番号が書いてあった。
「訓練生のときに教えてもらってたな。まさかこんなときに役に立つとは……」
ロビンはスマホに番号を打ち込み電話をかける。
プルルルル……プルルルル……ガチャ
「はい、アーロンドです。どうしたんですかロビン君?」
「すみません、1つお聞きしたいんですが、今回の任務のことは他言無用ですか?」
「いえ、任務のことは問題ありません。授業の内容はだめですが。」
「はい、わかりました。ありがとうございます。」
「いえいえ、団員の悩みですから、これくらい当然ですよ。」
「それでは。任務がうまくいくことを心から祈っております。」
アーロンドは電話を切る。ロビンは安堵する。
「とりあえず移動手段はなんとかなりそうだ。」
ロビンは春蘭に電話をする。しかし応答がない。
「あれ?でないな。」
「仕方ねぇ、美桜にかけてみるか。」
美桜に電話をかける。
「何?」
「今時間あるか?」
「時間があるから出てるのよ。」
美桜の機嫌が悪いのか分からないが冷たい対応をされる。
「ちょっと春蘭に頼みたいことがあるんだ。」
「…言ってみなさい、伝えておくから。」
「俺とアリスが任務の関係で出雲市に行かないといけないんだが……移動手段がなくて。」
「それで兄上に頼みたいと……わかったわ。伝えておく。」
「だけど1つ言わせて。」
美桜が声を低くして不穏な雰囲気を漂わせる。
「なんだ?」
「アリスと一緒ってどういうこと?」
「いや団員に呼ばれたか……」
「何かやましいことでも考えてるんじゃない。」
美桜の言葉に背筋が凍る。
「そういう口実を使って2人で変なことしようとしてるんじゃないの?」
「どう考えてその結論に至るの?」
ロビンは美桜の言葉に負けずに否定する。
「ただの任務だって。なんにもやましい考えはない。」
「本当に?」
「お前は昔に何かあったのか?」
「何もないわよ!」
美桜は機嫌が悪いようだ。
「なんでそんなに機嫌悪いの?」
「あんたのせいでしょ!」
プツン
「切られた。」
美桜が不機嫌になった理由がロビンには分からなかった。
「俺なんか言ったか?」
(俺、あいつのことが怖いんだけど。)
ロビンは恐怖感を覚えた。
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる