あの日、北京の街角で4 大連デイズ

ゆまは なお

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 キスを交わしながら手を滑らせて、下着の上から触れた。まだすこし反応しただけのそこを強弱をつけて撫でると、物足りなさげに腰が揺れた。あまりゆっくりしていると寝てしまうかもしれない。

「手がいい? 口でする?」
「んー、口でして」

 孝弘も寝てしまいそうと思ったのか、即物的な質問にあっさり返事があった。

「わかった」

 下着を脱がせてそっと口をつけた。先端の丸みを舐めると、腰が震える。全体を舐めてから口に含んで圧をかける。亀頭の滑らかなところを舌で包んで、根元は指で作った輪で擦った。

 ぐぐっと硬く勃ち上がってくるのがダイレクトに伝わってくる。素直な反応に気をよくして、舌や頬を使って締めながら頭を上下させて舐めまわしていると、「あー、すごくいい」とため息交じりの声が聞こえた。

 その声に満足そうな響きを感じて、祐樹も嬉しくなる。舌を絡めながら敏感なところを何度も刺激すると、孝弘の息遣いが乱れた。

 だんだんと口の中で質量を増していくのが嬉しくて、熱心に愛撫した。息苦しいけれど嫌じゃない。孝弘の手がくしゃっと髪を掴んだので、一旦顔をあげた。

「このままイク?」
「いや、入れたい」

 身を起こそうとする孝弘を制して、祐樹が体をずらして位置を調整する。孝弘の腰の位置まで上がって、シーツに膝をつく。

「いいよ、このままで」
「え、平気?」

 意図に気づいた孝弘が慌てた声を出した。このまま受け入れるつもりなのを悟って焦っている。そんな顔を見るのもめずらしくて、祐樹は思わず微笑んだ。


「ん、舐めながらほぐしたから大丈夫」
「エッロ。そんな顔してそんなこと言うし」

 あれ、まずかったかな。でも孝弘は楽しげに笑っているから、まあいいか。

「眠気覚めたわ。それ見たかったな」
「見えるわけないでしょ」

「うーん。今度見して、自分でしてるとこ」
「それは嫌だ」

「えー、なんか興奮する。祐樹が自分でしてるとか」
「いいから、もう黙って」

 そこにローションを足していると、痛いくらいの視線を感じる。

 孝弘は自分からあれこれしたいタイプで、セックスの時もそうだから、こうして祐樹が上になって主導権を持つのは初めてだった。

 期待しているような顔つきで、じっと祐樹と目線を合せている。枕に頭を預けて両手は祐樹の膝や腿を撫でている。

「ガン見されると、なんか恥ずかしいんだけど」
「いや見るでしょ、こんなエロい祐樹なのに」

「エロいかな?」
「うん、大歓迎」

 浅いくぼみに孝弘を導いてゆっくり腰を落としていく。ぐっと下から押し入ってくる感覚は普段と違っていても体は孝弘を求めていて、受け入れた内壁が喜んでいる。少しなじんだところで体を上下させると孝弘が更に大きくなった。

「あー、気持ちいい」
「おれも、いいよ」

 息を弾ませて答える。自分でいいところに当たるようにすると繋がったところから快感がぶわっと広がった。きゅんと体が引き絞られて背筋をぞくぞくと電流のような感覚が走っていく。

「あ、んっ……ん…」

 顔を見るのは恥ずかしくて目線を外したけれど、じっと見つめている孝弘の視線がはっきり感じられて、それにも興奮する。

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