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そんな関係は続き、3年の月日が経った。
相変わらず、殿下もシンシアも独り身のままだ。
殿下はシンシアを妃にと望んでいたが、シンシアの意志を無視したくはなかった。まずは、シンシアと想いを通じさせることからだと奮闘するも、相変わらずシンシアには響かず、膠着状態が続いていた。
しかし、未婚の令嬢がいつまでも独り身でいることは出来ず、月日が経つと共にシンシアの周囲は騒がしくなっており、シンシア自身そろそろ結婚をと考えていた。
そんなとき、思いもかけないことが起こった。
騎士団長が、怪我をして辞職するというのだ。
辺境に帰り、実家を継ぐという騎士団長のために、殿下が良い伴侶を紹介するという話になった。
真面目に勤務してきた騎士団長に対しての、殿下なりの褒美のつもりだった。
「有り難き幸せ」
そう言って騎士団長が下がろうとしたとき、シンシアが、あの、と控えめに片手を上げた。
「失礼かと思いますが、私も発言よろしいでしょうか」
「なんだい? 言ってご覧」
殿下が優しい声色で言った。蕩けたように目まで細めて。
殿下がそんな顔をするのはシンシアの前だけなのだが、シンシアだけはその事実を知らない。
シンシアは、礼を述べ本題を告げる。
「騎士団長、私も独身でして、私などは如何でしょうか?」
時が止まった瞬間だった。
殿下は、シンシアを逃がすまいと、追い込み猟のように、周りから囲い込んでいた。後はシンシアが頷きさえすれば、すぐにでも結婚できる状態であった。
爽やかな顔をしながら、殿下は私欲で権力を振るっていた。シンシアの親類家族まで抱き込み、シンシアに近づく男は全て排除した。
注意喚起で引けばよし、それでもめげず口説こうものなら、適当な役職を与えて物理的に遠くに飛ばした。
シンシアは、そんなことが起きてるとはつゆ知らず。
まさか殿下の包囲網を特大ジャンプして抜け出そうとしているなんて思いも寄らない。
これにはたまらず、殿下は狼狽えた。
「え? え? ちょ、ちょっと待てシンシア? なぜ? なぜだ?」
顔色を変えて、みっともないほどオロオロした。
シンシアは、なぜの問いに素直に答える。
「騎士団長様とは、訓練をご一緒させて頂いたことがあり、人柄もよく存じておりますし、以前から好ましいと思っておりましたので、もし私でも良いとおっしゃってくださるなら……と思いまして」
騎士団長は目を見張った。
男女の機微には疎い騎士団長でさえ、殿下の寵愛くらいは知っていた。その殿下が抱え込んでいた至宝が、まさか自分に向かって飛び込んでくるとは。
まさかの巻き込まれ事故である。
「ええっと……私は……」
騎士団長が、ちらりと殿下を見ると、それはそれは恐ろしい形相で睨まれていた。
円満退職のはずが、円満に退城出来なくなった。
シンシアの人となりを知っているので、可能ならば願ったり叶ったりであったが、眼前のオーガのような顔をする殿下は、それを許しはしないだろう。
屋敷に着く前に事故と見せかけて殺してきそうな表情をしている。
「あえぇっと、大変ありがたいお言葉なのですが……」
睨まれながら騎士団長が恐縮して伝えると、シンシアは目に見えてしゅんとした。
「そうですよね……もし望みがあるならばと欲を出しました。申し訳ありません」
しょぼくれるシンシアに騎士団長の心は罪悪感で滅多刺しにされた。
「いえいえ、大変光栄なお話です。こちらから頭を下げてお願いしたいくらいです!」
「ではー」
シンシアの顔がぱあっと明るくなる。
ここで選択を誤れば間違いなく排除される。今まで戦場を駆けてきたが、これほどまでに緊張した局面はなかった。騎士団長は、唾を飲み込んだ。
シンシア殿、何とか気づいてくれ、と願いを込めて騎士団長は真剣にシンシアを見つめて言った。
「仕事のこともありますし、一度じっくり殿下とお話された方がいいでしょう。それでもまだ私を選んでくださるのなら、改めてご挨拶に伺います」
騎士団長は、暗に殿下が良いと言うわけがない、と言ったのだがシンシアは気づかない。
「わかりました。殿下ともよく相談します」
シンシアは素直に引き下がった。
騎士団長は胸をなで下ろした。背後から舌打ちが聞こえたが、これが今出来る精一杯である。君子危うきに近寄らず、とはこのことか。騎士団長は、東洋の言葉を思い出した。
半ば逃げるように退室していった騎士団長を見送ると、部屋の中は静かになった。
シンシアが奪われる可能性に焦る殿下と、良い嫁ぎ先を確保したいシンシア。
先に口を開いたのは、シンシアであった。
「殿下、先ほどの騎士団長のお話なんですが、許可していただけませんか?」
腹芸が苦手なシンシアは剛速球できた。
殿下の心に特大のダメージが入る。心の中の小さな殿下は吐血した。
それでもぐっと耐え、いつもの爽やかな笑みを浮かべてシンシアに問う。
「なぜ許可が欲しいんだい?」
「嫁ぎたいからです」
「どうして?」
「周りがうるさいからです」
シンシアは素直に答える。
最近、花嫁姿が見たいと父親がうるさかった。シンシアは分かっていないが、父親は殿下と早く結婚して欲しかっただけである。包囲網を抜けてうっかり殿下以外の男と結婚しようものなら、どんな報復を受けるか分かったものではなかったからだ。
面倒な男に絡まれて親戚一同、胃がキリキリしていたのだ。
殿下はシンシアが周りの催促が嫌なだけであって、結婚をしたい訳ではないのだと知れて安堵した。
「なぜ騎士団長なんだ? 他にも男はいるだろう」
例えば俺とか、とは言わなかったが、にっこりと笑みを深めて殿下は言った。
「そうですね。ですがやはり騎士団長が一番好ましいです」
「ぐはっ」
殿下は思わず胸を掴んで項垂れた。シンシアは素直すぎて、残酷だった。
「大丈夫ですか? 殿下」
突然苦しみだした殿下にシンシアは駆け寄った。
殿下はどさくさに紛れてシンシアの手を握った。
「だ、大丈夫だ。ちょっと、いや、かなり痛かっただけだ」
青い顔でそう告げる殿下に、シンシアも釣られて顔を青くした。
「ご病気ですか? お医者様をお呼びした方が」
シンシアが狼狽えながら言った。
死ぬわけがないのだが、シンシアは本気で心配していた。
「苦しいですか? 痛いですか?」と言いながらシンシアは空いている手で殿下の背中を優しくさすった。
優しい。好き。
殿下は幸せを噛み締めた。そして、改めて思った。
絶対、逃してなるものか、と。
殿下が、シンシアの手をぐっと握る。
「大丈夫だ、君がそばにいてくれたら良くなる」
殿下は格好つけた口調で言った。
そんなことで治る病があるならば、医者などいらない。しかし、純粋なシンシアは殿下の言葉を信じて目を瞬く。
「そうなのですか? 私でお役に立てますか?」
「もちろんだとも、むしろ、君でなければダメだ」
嘘は言っていない。すべて事実である。
シンシアは、「そのような事があるのですね」と驚きつつ、「私でよければ、お任せください」とシンシアは素直に頷いた。
よく言えば素直。悪く言えば、単純である。
殿下はシンシアの、何にも染まっていないこの純粋さを堪らなく愛おしく感じていた。
ふと、殿下は気づいた。
いま千載一遇の好機だ、と。
「これから先も、ずっと、いや、一生。俺の隣にいてくれるか?」
殿下はシンシアに真剣な眼差しで問うた。一生。重い言葉が飛び出したが、シンシアは「あ、はい」と二つ返事で頷いた。
軽い返事であったが、今はそれはどうでもいい。大事なのは、頷いたか、否かである。
「もちろんです。私でお役に立てるなら、いつまででもお仕えします」
シンシアは迷いなく言い切った。
「よぉおし!」
殿下は雄々しく唸り声を上げた。
シンシアは突然大きな声を上げられて、ビクリと肩を震わせた。シンシアは殿下も大きな声を出すことがあるのだなと思った程度だった。殿下からしたら長年奮闘してやっと得た言質だった。
「本当に、本当だな!」
殿下は念押しした。鼻息荒く迫る殿下に圧倒されたが、シンシアは驚きながらも「はい」と頷いた。
シンシアからしたら、結婚してもしなくても雇用継続の確約が取れて将来安泰、ラッキー。くらいの感覚であった。
「ありがとう! 君のことをこれからも大切にすると誓うよ!」
シンシアは殿下にぎゅっと抱擁された。
過剰に感謝され、更に抱擁までされて、流石におかしいと感じたが、ご病気の殿下を休ませる方が先だと、シンシアは違和感を無視した。
「とりあえず、お休みしましょう」
肩をポンポン叩いて、就寝を促す。
「共寝してくれるのか?」
殿下は喜色を浮かべた。シンシアは小首を傾げた。
なぜ共寝? 意味が分からない。
「殿下が身体を休めるのです。私は元気なので寝る必要はありません」
殿下は、元気だからこその共寝だと思う、と喉まで出たが言葉を飲み込んだ。シンシアに好き者だと思われたくはなかった。
すました顔で殿下は言う。
「君の気持ちは分かった。ありがたく受け取らせてもらうよ。手続きはこちらでさせてもらうから、そのつもりでいてくれ」
「承知しました。家の者にも伝えます」
殿下のシンシア包囲網作戦が完了した瞬間であった。
相変わらず、殿下もシンシアも独り身のままだ。
殿下はシンシアを妃にと望んでいたが、シンシアの意志を無視したくはなかった。まずは、シンシアと想いを通じさせることからだと奮闘するも、相変わらずシンシアには響かず、膠着状態が続いていた。
しかし、未婚の令嬢がいつまでも独り身でいることは出来ず、月日が経つと共にシンシアの周囲は騒がしくなっており、シンシア自身そろそろ結婚をと考えていた。
そんなとき、思いもかけないことが起こった。
騎士団長が、怪我をして辞職するというのだ。
辺境に帰り、実家を継ぐという騎士団長のために、殿下が良い伴侶を紹介するという話になった。
真面目に勤務してきた騎士団長に対しての、殿下なりの褒美のつもりだった。
「有り難き幸せ」
そう言って騎士団長が下がろうとしたとき、シンシアが、あの、と控えめに片手を上げた。
「失礼かと思いますが、私も発言よろしいでしょうか」
「なんだい? 言ってご覧」
殿下が優しい声色で言った。蕩けたように目まで細めて。
殿下がそんな顔をするのはシンシアの前だけなのだが、シンシアだけはその事実を知らない。
シンシアは、礼を述べ本題を告げる。
「騎士団長、私も独身でして、私などは如何でしょうか?」
時が止まった瞬間だった。
殿下は、シンシアを逃がすまいと、追い込み猟のように、周りから囲い込んでいた。後はシンシアが頷きさえすれば、すぐにでも結婚できる状態であった。
爽やかな顔をしながら、殿下は私欲で権力を振るっていた。シンシアの親類家族まで抱き込み、シンシアに近づく男は全て排除した。
注意喚起で引けばよし、それでもめげず口説こうものなら、適当な役職を与えて物理的に遠くに飛ばした。
シンシアは、そんなことが起きてるとはつゆ知らず。
まさか殿下の包囲網を特大ジャンプして抜け出そうとしているなんて思いも寄らない。
これにはたまらず、殿下は狼狽えた。
「え? え? ちょ、ちょっと待てシンシア? なぜ? なぜだ?」
顔色を変えて、みっともないほどオロオロした。
シンシアは、なぜの問いに素直に答える。
「騎士団長様とは、訓練をご一緒させて頂いたことがあり、人柄もよく存じておりますし、以前から好ましいと思っておりましたので、もし私でも良いとおっしゃってくださるなら……と思いまして」
騎士団長は目を見張った。
男女の機微には疎い騎士団長でさえ、殿下の寵愛くらいは知っていた。その殿下が抱え込んでいた至宝が、まさか自分に向かって飛び込んでくるとは。
まさかの巻き込まれ事故である。
「ええっと……私は……」
騎士団長が、ちらりと殿下を見ると、それはそれは恐ろしい形相で睨まれていた。
円満退職のはずが、円満に退城出来なくなった。
シンシアの人となりを知っているので、可能ならば願ったり叶ったりであったが、眼前のオーガのような顔をする殿下は、それを許しはしないだろう。
屋敷に着く前に事故と見せかけて殺してきそうな表情をしている。
「あえぇっと、大変ありがたいお言葉なのですが……」
睨まれながら騎士団長が恐縮して伝えると、シンシアは目に見えてしゅんとした。
「そうですよね……もし望みがあるならばと欲を出しました。申し訳ありません」
しょぼくれるシンシアに騎士団長の心は罪悪感で滅多刺しにされた。
「いえいえ、大変光栄なお話です。こちらから頭を下げてお願いしたいくらいです!」
「ではー」
シンシアの顔がぱあっと明るくなる。
ここで選択を誤れば間違いなく排除される。今まで戦場を駆けてきたが、これほどまでに緊張した局面はなかった。騎士団長は、唾を飲み込んだ。
シンシア殿、何とか気づいてくれ、と願いを込めて騎士団長は真剣にシンシアを見つめて言った。
「仕事のこともありますし、一度じっくり殿下とお話された方がいいでしょう。それでもまだ私を選んでくださるのなら、改めてご挨拶に伺います」
騎士団長は、暗に殿下が良いと言うわけがない、と言ったのだがシンシアは気づかない。
「わかりました。殿下ともよく相談します」
シンシアは素直に引き下がった。
騎士団長は胸をなで下ろした。背後から舌打ちが聞こえたが、これが今出来る精一杯である。君子危うきに近寄らず、とはこのことか。騎士団長は、東洋の言葉を思い出した。
半ば逃げるように退室していった騎士団長を見送ると、部屋の中は静かになった。
シンシアが奪われる可能性に焦る殿下と、良い嫁ぎ先を確保したいシンシア。
先に口を開いたのは、シンシアであった。
「殿下、先ほどの騎士団長のお話なんですが、許可していただけませんか?」
腹芸が苦手なシンシアは剛速球できた。
殿下の心に特大のダメージが入る。心の中の小さな殿下は吐血した。
それでもぐっと耐え、いつもの爽やかな笑みを浮かべてシンシアに問う。
「なぜ許可が欲しいんだい?」
「嫁ぎたいからです」
「どうして?」
「周りがうるさいからです」
シンシアは素直に答える。
最近、花嫁姿が見たいと父親がうるさかった。シンシアは分かっていないが、父親は殿下と早く結婚して欲しかっただけである。包囲網を抜けてうっかり殿下以外の男と結婚しようものなら、どんな報復を受けるか分かったものではなかったからだ。
面倒な男に絡まれて親戚一同、胃がキリキリしていたのだ。
殿下はシンシアが周りの催促が嫌なだけであって、結婚をしたい訳ではないのだと知れて安堵した。
「なぜ騎士団長なんだ? 他にも男はいるだろう」
例えば俺とか、とは言わなかったが、にっこりと笑みを深めて殿下は言った。
「そうですね。ですがやはり騎士団長が一番好ましいです」
「ぐはっ」
殿下は思わず胸を掴んで項垂れた。シンシアは素直すぎて、残酷だった。
「大丈夫ですか? 殿下」
突然苦しみだした殿下にシンシアは駆け寄った。
殿下はどさくさに紛れてシンシアの手を握った。
「だ、大丈夫だ。ちょっと、いや、かなり痛かっただけだ」
青い顔でそう告げる殿下に、シンシアも釣られて顔を青くした。
「ご病気ですか? お医者様をお呼びした方が」
シンシアが狼狽えながら言った。
死ぬわけがないのだが、シンシアは本気で心配していた。
「苦しいですか? 痛いですか?」と言いながらシンシアは空いている手で殿下の背中を優しくさすった。
優しい。好き。
殿下は幸せを噛み締めた。そして、改めて思った。
絶対、逃してなるものか、と。
殿下が、シンシアの手をぐっと握る。
「大丈夫だ、君がそばにいてくれたら良くなる」
殿下は格好つけた口調で言った。
そんなことで治る病があるならば、医者などいらない。しかし、純粋なシンシアは殿下の言葉を信じて目を瞬く。
「そうなのですか? 私でお役に立てますか?」
「もちろんだとも、むしろ、君でなければダメだ」
嘘は言っていない。すべて事実である。
シンシアは、「そのような事があるのですね」と驚きつつ、「私でよければ、お任せください」とシンシアは素直に頷いた。
よく言えば素直。悪く言えば、単純である。
殿下はシンシアの、何にも染まっていないこの純粋さを堪らなく愛おしく感じていた。
ふと、殿下は気づいた。
いま千載一遇の好機だ、と。
「これから先も、ずっと、いや、一生。俺の隣にいてくれるか?」
殿下はシンシアに真剣な眼差しで問うた。一生。重い言葉が飛び出したが、シンシアは「あ、はい」と二つ返事で頷いた。
軽い返事であったが、今はそれはどうでもいい。大事なのは、頷いたか、否かである。
「もちろんです。私でお役に立てるなら、いつまででもお仕えします」
シンシアは迷いなく言い切った。
「よぉおし!」
殿下は雄々しく唸り声を上げた。
シンシアは突然大きな声を上げられて、ビクリと肩を震わせた。シンシアは殿下も大きな声を出すことがあるのだなと思った程度だった。殿下からしたら長年奮闘してやっと得た言質だった。
「本当に、本当だな!」
殿下は念押しした。鼻息荒く迫る殿下に圧倒されたが、シンシアは驚きながらも「はい」と頷いた。
シンシアからしたら、結婚してもしなくても雇用継続の確約が取れて将来安泰、ラッキー。くらいの感覚であった。
「ありがとう! 君のことをこれからも大切にすると誓うよ!」
シンシアは殿下にぎゅっと抱擁された。
過剰に感謝され、更に抱擁までされて、流石におかしいと感じたが、ご病気の殿下を休ませる方が先だと、シンシアは違和感を無視した。
「とりあえず、お休みしましょう」
肩をポンポン叩いて、就寝を促す。
「共寝してくれるのか?」
殿下は喜色を浮かべた。シンシアは小首を傾げた。
なぜ共寝? 意味が分からない。
「殿下が身体を休めるのです。私は元気なので寝る必要はありません」
殿下は、元気だからこその共寝だと思う、と喉まで出たが言葉を飲み込んだ。シンシアに好き者だと思われたくはなかった。
すました顔で殿下は言う。
「君の気持ちは分かった。ありがたく受け取らせてもらうよ。手続きはこちらでさせてもらうから、そのつもりでいてくれ」
「承知しました。家の者にも伝えます」
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