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29おひしぶり、さようなら
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セリーナがふふと笑って、フランシーヌの手を取った。
「私、フランシーヌ様とふたりでお話したいです」
驚くエドワードを構いもせず、セリーナが「お願いします」とフランシーヌに微笑む。
正直、あまり話したい気持ちにはなれなかった。
だが、断る理由もない。
仕方なしにフランシーヌは頷いた。
「ちょ、ちょっと待って、僕もー」
エドワードが止めると、セリーナは振り返った。柔らかな微笑みを浮かべたまま、まるで悪戯っぽい少女のように小首を傾げる。
「女性同士、積もる話があるのです」
そう言われてしまえば、引き下がる他ないだろう。エドワードは渋々といった様子で頷いた。
「行きましょう」
セリーナがフランシーヌの手を引いた。温かみのない手に誘われるまま、テラスへと向かう。廊下を歩く間、セリーナは一言も発しなかった。二人の足音がやけに響いて聞こえた。
セリーナは話したいと言うが、フランシーヌには話したい内容はなかった。
どちらかと言うと、今は一人になりたい気持ちだった。心の中でフランシーヌは、小さく溜息をついた。
開け放たれたテラスから出ると、冷たい風が吹き付けた。
頬にあたる空気が気持ちよかった。
夜を背にした街並みが光の粒になって煌めいていた。
「ここまでくればいいかしら」
セリーナが低く呟いた。
心なしか、エドワードと会った時よりも棘があるように感じた。声のトーンが微妙に変わっている。まるで、仮面を被っていた者が、その仮面を外し始めたかのように。
「ねえ」と声をかけると、セリーナがフランシーヌの方を向いた。
顔は微笑んでいたが、目の奥は笑っていなかった。彼女が勝気そうに口端を上げた。その悪意に満ちた表情は、フランシーヌに嫌がらせをする令嬢たちとよく似ていた。
セリーナは、小さく笑い声を上げた。
「もうダメ」
「え?」
「あんたの前で猫かぶるのとか、限界」
セリーナが嘲笑した。
「お久しぶりね、山猿女」
フランシーヌは顔をしかめた。
お久しぶり、とはなんのことか。心臓が嫌な予感に鼓動を早める。
「私、あなたとは初対面のはずだけど?」
できるだけ冷静に、落ち着いた声で問い返す。
「本当に分からないの?思ったよりも騙せるものなのね」
セリーナは小馬鹿にしたように言った。
初めて会った時の優しげな雰囲気は、もうどこにもなかった。フランシーヌを見下すその目は、明確な敵意に満ちていた。
フランシーヌの頭の中で、様々な可能性が駆け巡る。
警戒するフランシーヌに、セリーナが告げた。
「ミラリア・ブレイって言ったら思い出すかしら?」
その言葉にフランシーヌは思考が止まった。
ミラリア・ブレイ。
その名前に、四年前の記憶が鮮明に蘇った。エドワードの婚約者候補を決めるお茶会でフランシーヌを執拗に攻撃してきた令嬢だ。山猿、下賎、そう罵り続け最後にはお茶を頭からかけてきた少女。
あの茶色の髪の―
「まあ、髪も染めたし四年も前の話だし、覚えてなくても仕方ないのかもしれないけれど、私はあなたのことを一度たりとも忘れたことなかったわ」
セリーナが歪に笑う。
「ちょっと国を離れていたら、山猿がエドワード様の婚約者だなんて、この国の人間はバカしかいないのかしら。ああ、もうほんとに不愉快だわ」
完全に化けの皮を剥いだセリーナが、忌々しげに吐き捨てた。その声は怒りで震えている。
思考が止まっていたフランシーヌだったが、悪意に晒されようやく意識が浮上した。
黙って聞いていれば好き勝手言ってくれる。
フランシーヌは不敵に笑った。恐怖を押し殺し、できる限り堂々と言い放つ。
「化けるのはお上手だけど、中身は相変わらずなのね。国がどうだろうが、私の血がどうだろうが、正直あなたには何も関係がないことなのだけれど、何をそんなに腹を立てるのか、さっぱり分からないわ」
ぎっ、とセリーナがフランシーヌを睨んだ。その目には殺意すら感じられた。
「そういう所も本当に嫌い。生意気な女。虫唾が走る」
セリーナが呪詛を吐くように言う。その声は憎悪で歪んでいた。
フランシーヌも負けじと言い返した。
「生意気なのはどっちよ。自分がどれだけ不敬なことを言ってるのか分からないの?よくそんなので貴族社会で生きてこれたわね」
パァン、という乾いた音が、静寂を裂いた。頬に鋭い痛みが走り、フランシーヌの視界が一瞬白く染まった。頬を張られたと理解するのと同時に、セリーナの金切り声が響く。
「山猿がっ!偉そうにしてんじゃないわよ!」
もはや貴族の令嬢の品など微塵もなかった。
心が冷えていく。頬の痛みよりも、心の奥底から湧き上がる冷たい怒りの方が強かった。
「随分と恨まれたものね。自分で騒いで勝手に落ちていったくせに迷惑なものだわ」
フランシーヌは頬を押さえながら、冷たい声で言い放った。
「こいつっ!」
セリーナが再び手を振り上げた瞬間―
「やめろ、その辺にしておけ」
影から、低く、威圧的な男の声が響いた。
「傷がついたらどうするんだ」
フランシーヌの心臓がひやりとした。
聞き覚えがある。この声は―
振り向くと、先日会ったばかりのサリームがいた。月明かりの下、その端整な顔には不敵な笑みが浮かんでいる。
いつから、いたのか。どれだけ見ていたのか。恐怖が背筋を駆け上る。
「相変わらず威勢のいい女だ、見ていて気持ちがいいな」
「あんた」
くくっとサリームは喉の奥で笑う。まるで獲物を見つけた獣のようだった。
「あんた呼ばわりをされたのは初めてだ。新鮮だな」
フランシーヌは蔑んだ目で見た。恐怖を押し殺し、できる限りの敵意を込めて睨む。
「ああ、やはりいいなその目。ゾクゾクする」
喜色を浮かべるサリームにセリーナが舌打ちをして、フランシーヌの前から退いた。
「あんたたち、もしかして」
呟いたフランシーヌをセリーナは鼻で笑った。
「見りゃわかるでしょ?サリームにあんたを教えたのは私よ。笑えるわよね。赤毛猿が別の国じゃ女神だなんて」
セリーナはきゃらきゃらと笑った。ひとしきり笑った後、フランシーヌを見た。
「いいんじゃない?サリームに飼ってもらえば。王太子妃なんかより赤毛猿にはよっぽどお似合いよ?」
嘲るようにセリーナが言った。
刺すような悪意を抱く女と、不穏の塊のような男。
サリームがフランシーヌへと近づく。
フランシーヌは後ずさった。背中にテラスの手摺が当たった。
逃げ場を失ったフランシーヌを囲うようにして、サリームが手摺に手をついた。
上から獰猛な金の目がフランシーヌを覗き込む。
サリームの腕の中に、フランシーヌは捉えられた。異国の香水の香りが鼻腔を支配する。心臓が激しく鼓動を打ち、恐怖と困惑で頭の中が真っ白になっていく。
視線がそらせなかった。
「こうでもしないとガードが固くて会えないからな」
サリームが言って、フランシーヌの頬に手を伸ばした。
まるで石化したかのように身体の自由がきかなかった。
「傷がついたな、あの馬鹿め」
生温かい指先が肌を滑った。
ピリリとした痛みが走り、そこでようやく身体が動いた。
「触らないで!!」
叫んで腕を振った。
しかし、難なくその腕はサリームに捉えられた。
捉えられた右掌にサリームが顔を寄せる。次いで、温くて柔らかい感触が掌に伝わった。
キスをされたのだと分かった瞬間、フランシーヌは叫んで身を捩った。掴まれた腕を引くも、びくともせず、振りほどけない。
サリームは掌に顔を寄せたまま、愉しげに目を細めて囁いた。
「迎えに来たぞ」
熱い吐息がかかった後に、水気のある酷く柔らかなものが掌を撫でた。
ぞわりと背が粟立って、喉の奥で悲鳴を上げた。
フランシーヌは我も忘れて暴れた。
サリームはひらりと交わし、笑った。
「はは、さすがに掌はしょっぱいな」
何をしてもサリームは愉しげで意にも返さない。それがどうしようもなく腹が立った。
「ふざけんじゃないわよ!」
フランシーヌが叫ぶとセリーナが小馬鹿にしたように笑った。
「ああ、うるさい!私はもう行くから、あとは好きにしてちょうだい」
セリーナが背を向けて去ってゆく。
「待ちなさい!」
遠ざかる背中に叫んだ。
捕まえようと足を踏み出そうとして、フランシーヌはその場に崩れ落ちた。
脚が言うことを効かなかった。
小刻みに脚が震えて、どうにも力が入らない。
「フランシーヌ」
ねっとりと甘さを含んだ声が聞こえた。
金の目がフランシーヌを見下ろす。
怖い。
初めて男の人を怖いと思った。
自分が圧倒的な弱者であると叩きつけられた。
抑えられた手はびくともせず、非力だと思い知らされた。
小麦色の手がフランシーヌの腕を掴む。
もう、逃げ場はなかった。
「私、フランシーヌ様とふたりでお話したいです」
驚くエドワードを構いもせず、セリーナが「お願いします」とフランシーヌに微笑む。
正直、あまり話したい気持ちにはなれなかった。
だが、断る理由もない。
仕方なしにフランシーヌは頷いた。
「ちょ、ちょっと待って、僕もー」
エドワードが止めると、セリーナは振り返った。柔らかな微笑みを浮かべたまま、まるで悪戯っぽい少女のように小首を傾げる。
「女性同士、積もる話があるのです」
そう言われてしまえば、引き下がる他ないだろう。エドワードは渋々といった様子で頷いた。
「行きましょう」
セリーナがフランシーヌの手を引いた。温かみのない手に誘われるまま、テラスへと向かう。廊下を歩く間、セリーナは一言も発しなかった。二人の足音がやけに響いて聞こえた。
セリーナは話したいと言うが、フランシーヌには話したい内容はなかった。
どちらかと言うと、今は一人になりたい気持ちだった。心の中でフランシーヌは、小さく溜息をついた。
開け放たれたテラスから出ると、冷たい風が吹き付けた。
頬にあたる空気が気持ちよかった。
夜を背にした街並みが光の粒になって煌めいていた。
「ここまでくればいいかしら」
セリーナが低く呟いた。
心なしか、エドワードと会った時よりも棘があるように感じた。声のトーンが微妙に変わっている。まるで、仮面を被っていた者が、その仮面を外し始めたかのように。
「ねえ」と声をかけると、セリーナがフランシーヌの方を向いた。
顔は微笑んでいたが、目の奥は笑っていなかった。彼女が勝気そうに口端を上げた。その悪意に満ちた表情は、フランシーヌに嫌がらせをする令嬢たちとよく似ていた。
セリーナは、小さく笑い声を上げた。
「もうダメ」
「え?」
「あんたの前で猫かぶるのとか、限界」
セリーナが嘲笑した。
「お久しぶりね、山猿女」
フランシーヌは顔をしかめた。
お久しぶり、とはなんのことか。心臓が嫌な予感に鼓動を早める。
「私、あなたとは初対面のはずだけど?」
できるだけ冷静に、落ち着いた声で問い返す。
「本当に分からないの?思ったよりも騙せるものなのね」
セリーナは小馬鹿にしたように言った。
初めて会った時の優しげな雰囲気は、もうどこにもなかった。フランシーヌを見下すその目は、明確な敵意に満ちていた。
フランシーヌの頭の中で、様々な可能性が駆け巡る。
警戒するフランシーヌに、セリーナが告げた。
「ミラリア・ブレイって言ったら思い出すかしら?」
その言葉にフランシーヌは思考が止まった。
ミラリア・ブレイ。
その名前に、四年前の記憶が鮮明に蘇った。エドワードの婚約者候補を決めるお茶会でフランシーヌを執拗に攻撃してきた令嬢だ。山猿、下賎、そう罵り続け最後にはお茶を頭からかけてきた少女。
あの茶色の髪の―
「まあ、髪も染めたし四年も前の話だし、覚えてなくても仕方ないのかもしれないけれど、私はあなたのことを一度たりとも忘れたことなかったわ」
セリーナが歪に笑う。
「ちょっと国を離れていたら、山猿がエドワード様の婚約者だなんて、この国の人間はバカしかいないのかしら。ああ、もうほんとに不愉快だわ」
完全に化けの皮を剥いだセリーナが、忌々しげに吐き捨てた。その声は怒りで震えている。
思考が止まっていたフランシーヌだったが、悪意に晒されようやく意識が浮上した。
黙って聞いていれば好き勝手言ってくれる。
フランシーヌは不敵に笑った。恐怖を押し殺し、できる限り堂々と言い放つ。
「化けるのはお上手だけど、中身は相変わらずなのね。国がどうだろうが、私の血がどうだろうが、正直あなたには何も関係がないことなのだけれど、何をそんなに腹を立てるのか、さっぱり分からないわ」
ぎっ、とセリーナがフランシーヌを睨んだ。その目には殺意すら感じられた。
「そういう所も本当に嫌い。生意気な女。虫唾が走る」
セリーナが呪詛を吐くように言う。その声は憎悪で歪んでいた。
フランシーヌも負けじと言い返した。
「生意気なのはどっちよ。自分がどれだけ不敬なことを言ってるのか分からないの?よくそんなので貴族社会で生きてこれたわね」
パァン、という乾いた音が、静寂を裂いた。頬に鋭い痛みが走り、フランシーヌの視界が一瞬白く染まった。頬を張られたと理解するのと同時に、セリーナの金切り声が響く。
「山猿がっ!偉そうにしてんじゃないわよ!」
もはや貴族の令嬢の品など微塵もなかった。
心が冷えていく。頬の痛みよりも、心の奥底から湧き上がる冷たい怒りの方が強かった。
「随分と恨まれたものね。自分で騒いで勝手に落ちていったくせに迷惑なものだわ」
フランシーヌは頬を押さえながら、冷たい声で言い放った。
「こいつっ!」
セリーナが再び手を振り上げた瞬間―
「やめろ、その辺にしておけ」
影から、低く、威圧的な男の声が響いた。
「傷がついたらどうするんだ」
フランシーヌの心臓がひやりとした。
聞き覚えがある。この声は―
振り向くと、先日会ったばかりのサリームがいた。月明かりの下、その端整な顔には不敵な笑みが浮かんでいる。
いつから、いたのか。どれだけ見ていたのか。恐怖が背筋を駆け上る。
「相変わらず威勢のいい女だ、見ていて気持ちがいいな」
「あんた」
くくっとサリームは喉の奥で笑う。まるで獲物を見つけた獣のようだった。
「あんた呼ばわりをされたのは初めてだ。新鮮だな」
フランシーヌは蔑んだ目で見た。恐怖を押し殺し、できる限りの敵意を込めて睨む。
「ああ、やはりいいなその目。ゾクゾクする」
喜色を浮かべるサリームにセリーナが舌打ちをして、フランシーヌの前から退いた。
「あんたたち、もしかして」
呟いたフランシーヌをセリーナは鼻で笑った。
「見りゃわかるでしょ?サリームにあんたを教えたのは私よ。笑えるわよね。赤毛猿が別の国じゃ女神だなんて」
セリーナはきゃらきゃらと笑った。ひとしきり笑った後、フランシーヌを見た。
「いいんじゃない?サリームに飼ってもらえば。王太子妃なんかより赤毛猿にはよっぽどお似合いよ?」
嘲るようにセリーナが言った。
刺すような悪意を抱く女と、不穏の塊のような男。
サリームがフランシーヌへと近づく。
フランシーヌは後ずさった。背中にテラスの手摺が当たった。
逃げ場を失ったフランシーヌを囲うようにして、サリームが手摺に手をついた。
上から獰猛な金の目がフランシーヌを覗き込む。
サリームの腕の中に、フランシーヌは捉えられた。異国の香水の香りが鼻腔を支配する。心臓が激しく鼓動を打ち、恐怖と困惑で頭の中が真っ白になっていく。
視線がそらせなかった。
「こうでもしないとガードが固くて会えないからな」
サリームが言って、フランシーヌの頬に手を伸ばした。
まるで石化したかのように身体の自由がきかなかった。
「傷がついたな、あの馬鹿め」
生温かい指先が肌を滑った。
ピリリとした痛みが走り、そこでようやく身体が動いた。
「触らないで!!」
叫んで腕を振った。
しかし、難なくその腕はサリームに捉えられた。
捉えられた右掌にサリームが顔を寄せる。次いで、温くて柔らかい感触が掌に伝わった。
キスをされたのだと分かった瞬間、フランシーヌは叫んで身を捩った。掴まれた腕を引くも、びくともせず、振りほどけない。
サリームは掌に顔を寄せたまま、愉しげに目を細めて囁いた。
「迎えに来たぞ」
熱い吐息がかかった後に、水気のある酷く柔らかなものが掌を撫でた。
ぞわりと背が粟立って、喉の奥で悲鳴を上げた。
フランシーヌは我も忘れて暴れた。
サリームはひらりと交わし、笑った。
「はは、さすがに掌はしょっぱいな」
何をしてもサリームは愉しげで意にも返さない。それがどうしようもなく腹が立った。
「ふざけんじゃないわよ!」
フランシーヌが叫ぶとセリーナが小馬鹿にしたように笑った。
「ああ、うるさい!私はもう行くから、あとは好きにしてちょうだい」
セリーナが背を向けて去ってゆく。
「待ちなさい!」
遠ざかる背中に叫んだ。
捕まえようと足を踏み出そうとして、フランシーヌはその場に崩れ落ちた。
脚が言うことを効かなかった。
小刻みに脚が震えて、どうにも力が入らない。
「フランシーヌ」
ねっとりと甘さを含んだ声が聞こえた。
金の目がフランシーヌを見下ろす。
怖い。
初めて男の人を怖いと思った。
自分が圧倒的な弱者であると叩きつけられた。
抑えられた手はびくともせず、非力だと思い知らされた。
小麦色の手がフランシーヌの腕を掴む。
もう、逃げ場はなかった。
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