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030 葵の要求
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「別の理由?」
「うん。実は……」
ゴクリと唾を飲み込む悠人。
「知らなかったんだよね……」
「へ?」
「目からビームを出すってこと」
「それって……」
「私の知っているメデューサ……つまり地球のファンタジー作品で登場するのって、目が合った人を石化させていたの。それで悠人君の視線を敵から逸らせば石化を防げると思った」
「ところがこの世界ではビーム方式だったわけか」
「だから自分を犠牲にしてまで悠人君を守りたかったわけじゃなくて、自分が犠牲になるとは知らなかったんだよね。ごめんね、悠人君が思っているような素敵な女じゃなくて」
「いやいや、そんなことないって。何であれ葵先輩は俺を守ってくれた。そのことには変わりない。俺はすごく感謝しているし、よかったら何かお礼をさせてほしい」
こう言われても、一般的な人は「お礼なんて結構だよ」と言うだろう。
だが、葵は違っていた。
「ほんと? じゃあ、お礼をしてもらおうかな」
「分かった。何をしたらいい?」
「んー、気持ちよくしてもらいたいかも?」
「なるほど、気持ちよくかぁ……って、なんだって?」
まるで美優のような反応をしてしまう悠人。
「気持ちよくしてほしいなぁって」
「知っていると思うけど、俺は性欲に支配されている男だ。俺にそんなことを言ったらエロい方向で捉えてしまうんだが?」
「私はそれを望んでいるの」
「ほへぇ!?」
衝撃のあまり、悠人の口から間抜けな声が漏れる。
「昨日……正確には今日の三時頃かな? 聞いちゃったんだよね、美優さんの声。すごく気持ちよさそうだった」
「ああ」
悠人には何のことかすぐに分かった。
その時間帯、彼は美優とセックスに耽っていたのだ。
体育倉庫を汗の臭いで充満させて獣のように交わっていた。
「え、でも、なんで聞こえていたんだ? 美優が言っていたけど、体育倉庫は防音性能が凄くて聞こえないはず。体育館にいない限りは」
「だって体育館にいたから」
「どういうことだ?」
「悠人君と美優さんって、東谷君と揉めて本館と部室棟の出入りが禁止になったでしょ? だからこっそり朝ご飯を届けようとしたの」
「それで美優の激しい声を聞いてしまったと」
「うん。しばらく待っていたんだけど、全然終わらないし、邪魔をしたら悪いから戻っちゃった」
「知らなかったとはいえ、改めて申し訳ないことをしてしまったな……」
「大丈夫、私が勝手にしたことだから。でも、ああいう声を聞くと、未経験の身としては興味が出ちゃうよね。だから――」
葵は着ている物を全て脱いだ。
「――お礼は悠人君の体で支払ってもらっていいかな? 美優さんとは付き合っていないみたいだし大丈夫だよね?」
悠人の返事は決まっていた。
「ああ、問題ない」
その短いフレーズを言い終えるより先に、彼は全裸になっていた。
まるでイリュージョンのような早業だ。
「すごっ! 一瞬で裸になった!」
「気が変わったと言われないようにな……!」
悠人は葵をベッドに押し倒し、彼女に跨がった。
重力にものともしない巨大なおっぱいに膨張したペニスを挟む。
その状態で腰を振る。
「一度はしてみたかったんだよなぁ、パイズリ」
ふわふわなおっぱいに包まれて、悠人の息子も喜んでいる。
しかし――。
「ダメだよ悠人君」
「え?」
「今回は私を気持ちよくしてくれないと。先に自分が気持ちよくなるのは禁止」
「すまん、うっかりしていた。じゃあパイズリはまたあとだ」
うん、と微笑む葵。
「あと、私のことは葵って呼び捨てにして。そのほうが男らしくて好き」
「分かったよ、葵」
悠人は跨がる位置を下にずらして体を倒した。
葵に覆い被さり、彼女の乳首をペロペロと舐める。
「あっ……いい感じ……」
「まだまだこれからだぜ」
しばらく乳首を舐めたあと、舌を下半身のほうへ這わせていく。
腹部を通過して、さらにその下へ。
「ここはもっと気持ちいいよ」
悠人は葵の脚を開き、膣の中に舌をねじ込んだ。
「ああっ! それ、すご、すごいっ! いいっ」
葵の背中が少しだけ反り返る。
「さらに気持ちよくしてやろう」
悠人はニヤリと笑い、陰核を舐めあげた。
下から上に向かって大きく、ペロン、ペロンと。
「あああああっ! いい、やばい! ああんっ!」
「だろ?」
葵の反応が良かったので、悠人は執拗に陰核を責めた。
ただ舐めるだけではなく、しばしば指で擦って別の刺激も与える。
「もっ、そこばっかり、だめぇ!」
葵の声が次第に大きくなっていく。
体をモジモジさせて快楽に耐えている。
「驚くことにな、今ですらまだ序章に過ぎない。コイツをぶち込まれた時には気持ち良すぎてぶっ飛ぶぜ」
悠人はクンニをやめ、再び葵に跨がった。
我慢汁を垂らしながら反り返るペニスを、彼女の眼前にちらつかせる。
「すごい、さっきより大きくなってる……」
葵の右手が無意識に動き、ペニスを握った。
熱くて、太くて、脈打っている。
それによって、悠人はふと疑問に思った。
(葵は自分が未経験だと言っていたけど、よくよく思えば昼に川で手コキしてくれたんだよな。未経験なのにあんなことできるか?)
彼の神経質な性格が空気を読まない方向に作用する。
(ま、どうでもいいか)
が、彼の性欲によってあっさり打ち消された。
「コイツをぶち込んで欲しいならおねだりしないとな」
「え……おねだり……?」
「とりあえず『悠人様のおちんちんを挿れてください』とでも言ってもらおうか。外にも聞こえるよう大きな声で」
「そんな……。今はお礼の時間なのに……」
「だからこそだ。恥じらいを捨てて従順なメスになれ。そうすれば気持ちよさが倍増する。美優のように我を忘れて喘ぎたいんだろ?」
悠人は亀頭で葵の顎をクイッと上げた。
「どうする? ここで終わるか?」
「…………」
葵はしばらく黙ったあと、顔を真っ赤にして言った。
「悠人様のおちんちん……れて、ください……」
「あァ? 聞こえないぞ! もっと大きな声で言えよ!」
悠人は右の中指を葵の膣に入れた。
乱暴な手つきで中をガシガシと刺激する。
「ああああん! やめて! 言う! 言うからぁ!」
「なら早く言え! 大きな声で! 叫べ!」
「悠人様! 悠人様の! おちんちん! 挿れてください!」
「仕方ねぇなぁ! いいだろう! ほら、感謝の言葉を言え!」
「ありがとう……ございます……」
「外に聞こえないだろ!」
葵の膣にペニスをぶち込む悠人。
突然の挿入を受けて、葵の体は大きく弾んだ。
「ありがとうございます! ありがと! ああああああっ!」
「どうだ! 気持ちいいか? 痛くないか?」
悠人は初っ端から激しいピストンをお見舞いする。
しかし、ペニスに目を向けたところでその勢いが鈍った。
愛液と一緒に血液が付着していたからだ。
(本当に未経験だったのか)
酷く驚いたが、そのことには触れなかった。
醸成しつつあるムードに水を差したくなかった。
「大丈夫、気持ちいい……気持ちいいよ! 悠人君! もっと! 奥! 奥ぅ!」
シーツを掴んで喘ぎまくる葵。
痛いのは最初の一瞬だけで、その後はひたすら快楽が続いた。
「どこが気持ちいい? ここか? それともここか?」
悠人は色々な場所を突いていく。
定番の子宮から、途中の膣壁まで。
無意識ながらGスポットも突いていた。
「ここだな」
「そこ! そこぉ! そこいい! そこぉぉ!」
悠人が見つけたポイントは子宮近くの膣壁。
そこにカリが当たると、葵はひときわ大きな声で喘いだ。
「悠人君は……どう……? 私の……膣内……」
「最高だよ。温かくてふわふわしている」
葵と美優の膣はそれぞれに特徴があった。
葵はふわとろだが、美優はぎゅぎゅっと締め付けてくる。
彼の息子はどちらでも問題なかった。
「あっ……あっ……悠人君、私、イクッ……イグゥ!」
悠人が正常位で責め続けた結果、葵はあっさり絶頂に達した。
挿入から数分も経っていない。
「まだまだ終わりじゃないぜ」
「え……?」
「色々な体位を味わわせてやろう」
悠人はペニスを抜き、葵をうつ伏せにさせた。
それから彼女の腰を掴んで尻を突き出させ、後ろからペニスをぶち込む。
後背位だ。
「待って! まだイッて……ああああっ! すごい! 奥、当たって……!」
「さっきよりも奥にガツンと来るだろ?」
「うん、うん! 来る! 来るよ、ああああっ!」
葵が四つん這いを維持できなくなるまでに大した時間を要さなかった。
両手をぐでんと前に伸ばし、尻だけ突き出した格好になる。
上半身をベッドに押しつけ、白目を剥いた状態で、だらだらと涎をこぼす。
気持ち良すぎて廃人のようになっていた。
それでも悠人は止まらない。
何度もガンッガンッと腰を打ち付けた。
「あっ……あっ……あっ……」
イキすぎて声が小さくなる葵。
それを見るや、悠人は寝バックにシフトした。
後ろから体を重ね、先ほどよりもゆっくり腰を振る。
「どうだ? 満足してもらっているかな?」
「うん……美優さんが声を出すの……無理ないよ……」
「最高だろ? 今後もヤラせてくれよ」
悠人は耳元で囁き、葵のうなじに舌を這わせた。
そこがもっともフェロモンの香りを強く放っている。
「エッチするのはいいけど……セフレは嫌だなぁ……」
「恋人ならいいってこと?」
「うん」
葵は恍惚とした顔を悠人に向ける。
あわよくばここで恋人の座を射止めようとしていた。
しかし――。
「わるいが恋人を作る気はない」
悠人の答えはノーだ。
腰の振りを強めて、子宮に強烈な刺激を与える。
「ああっ、うっ、じゃあ、セフレ、でいい、です、ああっ」
「いいですじゃない! セフレにしてくださいだろ! 悠人様の性奴隷になりたいですだろ!」
悠人は後ろから葵の頭を押さえつける。
その状態で何度も腰を打ち付けていると――。
「セフレ! セフレにしてください! 悠人様の! 性奴隷! なりたい! ああああああっ!」
葵は悠人の望む言葉を吐いた。
「いいだろう! 今後は性奴隷もといセックスパートナーだ!」
満足した悠人は再び体位を変えた。
今度は騎乗位だ。
葵の大きなおっぱいを下から眺める。
かつてない絶景だった。
「ほら、今度は自分で腰を振ってみろ」
「あっ、うん、頑張る」
「頑張るじゃなくて振るんだよ!」
腰を突き上げる悠人。
反り返ったペニスが子宮を犯す。
「ああああっ! 振るから! 腰ィ! 振るからぁ! だからやめてぇ!」
葵は悠人の胸に両手を突いて腰を振る。
はぁ、はぁ、と呼吸を乱しながら必死だ。
「あー気持ちいい。いいぞ葵」
しばらくの間、悠人は頑張る葵を眺めていた。
派手に揺れるおっぱいを揉むことも忘れない。
「さて、そろそろ俺もイカせてもらうか」
フィニッシュの体位はまたしても正常位。
後背位と悩んだが、葵の顔を見ながら射精したかった。
「ああああああっ! 悠人君! らめぇぇぇぇぇ!」
体位を変えてすぐ、葵の絶叫にも似た嬌声が響く。
射精を促すための正常位は、先ほどよりも遥かに激しかった。
悠人は両手で彼女の胸を揉みつつ、無心になって腰を振る。
「来た! 膣内に出すぞ葵! いいだろ?」
「え、膣内? 待って、それだけは……」
「知らねぇ!」
「あああああああああああああっ!」
悠人は容赦なく中出しを決めた。
溜まりに溜まった精液が惜しみなく子宮に注がれる。
「はぁ……中に……出しちゃ……はぁ……はぁ……」
葵は力尽きた。
気持ち良すぎて頭が回らない。
「あー、気持ちいい。まずは一回目っと」
「……え?」
葵は耳を疑った。
「もちろんセックスはこれで終わりじゃないぜ?」
「まだ……するの……? もう体……ガクガク……」
「それを乗り越えると無尽蔵のスタミナを得られるぞ。ランナーズハイみたいなものだ」
挿入したまま話す悠人。
萎れていたペニスが急速に回復していく。
それは葵にも分かった。
「ちょ……もう膨らんできてる……」
「何度も中に出してから抜くとやべーぞ。精液が逆流してドバドバ流れるんだ」
「何度もって……そんなことしたら私……死んじゃう……」
「しゃー! 腹上死を目指してオールナイトでいくぞ!」
「待って悠人君――あああああああああっ!」
その日、葵は失神するまで喘ぎ続ける羽目になった。
「うん。実は……」
ゴクリと唾を飲み込む悠人。
「知らなかったんだよね……」
「へ?」
「目からビームを出すってこと」
「それって……」
「私の知っているメデューサ……つまり地球のファンタジー作品で登場するのって、目が合った人を石化させていたの。それで悠人君の視線を敵から逸らせば石化を防げると思った」
「ところがこの世界ではビーム方式だったわけか」
「だから自分を犠牲にしてまで悠人君を守りたかったわけじゃなくて、自分が犠牲になるとは知らなかったんだよね。ごめんね、悠人君が思っているような素敵な女じゃなくて」
「いやいや、そんなことないって。何であれ葵先輩は俺を守ってくれた。そのことには変わりない。俺はすごく感謝しているし、よかったら何かお礼をさせてほしい」
こう言われても、一般的な人は「お礼なんて結構だよ」と言うだろう。
だが、葵は違っていた。
「ほんと? じゃあ、お礼をしてもらおうかな」
「分かった。何をしたらいい?」
「んー、気持ちよくしてもらいたいかも?」
「なるほど、気持ちよくかぁ……って、なんだって?」
まるで美優のような反応をしてしまう悠人。
「気持ちよくしてほしいなぁって」
「知っていると思うけど、俺は性欲に支配されている男だ。俺にそんなことを言ったらエロい方向で捉えてしまうんだが?」
「私はそれを望んでいるの」
「ほへぇ!?」
衝撃のあまり、悠人の口から間抜けな声が漏れる。
「昨日……正確には今日の三時頃かな? 聞いちゃったんだよね、美優さんの声。すごく気持ちよさそうだった」
「ああ」
悠人には何のことかすぐに分かった。
その時間帯、彼は美優とセックスに耽っていたのだ。
体育倉庫を汗の臭いで充満させて獣のように交わっていた。
「え、でも、なんで聞こえていたんだ? 美優が言っていたけど、体育倉庫は防音性能が凄くて聞こえないはず。体育館にいない限りは」
「だって体育館にいたから」
「どういうことだ?」
「悠人君と美優さんって、東谷君と揉めて本館と部室棟の出入りが禁止になったでしょ? だからこっそり朝ご飯を届けようとしたの」
「それで美優の激しい声を聞いてしまったと」
「うん。しばらく待っていたんだけど、全然終わらないし、邪魔をしたら悪いから戻っちゃった」
「知らなかったとはいえ、改めて申し訳ないことをしてしまったな……」
「大丈夫、私が勝手にしたことだから。でも、ああいう声を聞くと、未経験の身としては興味が出ちゃうよね。だから――」
葵は着ている物を全て脱いだ。
「――お礼は悠人君の体で支払ってもらっていいかな? 美優さんとは付き合っていないみたいだし大丈夫だよね?」
悠人の返事は決まっていた。
「ああ、問題ない」
その短いフレーズを言い終えるより先に、彼は全裸になっていた。
まるでイリュージョンのような早業だ。
「すごっ! 一瞬で裸になった!」
「気が変わったと言われないようにな……!」
悠人は葵をベッドに押し倒し、彼女に跨がった。
重力にものともしない巨大なおっぱいに膨張したペニスを挟む。
その状態で腰を振る。
「一度はしてみたかったんだよなぁ、パイズリ」
ふわふわなおっぱいに包まれて、悠人の息子も喜んでいる。
しかし――。
「ダメだよ悠人君」
「え?」
「今回は私を気持ちよくしてくれないと。先に自分が気持ちよくなるのは禁止」
「すまん、うっかりしていた。じゃあパイズリはまたあとだ」
うん、と微笑む葵。
「あと、私のことは葵って呼び捨てにして。そのほうが男らしくて好き」
「分かったよ、葵」
悠人は跨がる位置を下にずらして体を倒した。
葵に覆い被さり、彼女の乳首をペロペロと舐める。
「あっ……いい感じ……」
「まだまだこれからだぜ」
しばらく乳首を舐めたあと、舌を下半身のほうへ這わせていく。
腹部を通過して、さらにその下へ。
「ここはもっと気持ちいいよ」
悠人は葵の脚を開き、膣の中に舌をねじ込んだ。
「ああっ! それ、すご、すごいっ! いいっ」
葵の背中が少しだけ反り返る。
「さらに気持ちよくしてやろう」
悠人はニヤリと笑い、陰核を舐めあげた。
下から上に向かって大きく、ペロン、ペロンと。
「あああああっ! いい、やばい! ああんっ!」
「だろ?」
葵の反応が良かったので、悠人は執拗に陰核を責めた。
ただ舐めるだけではなく、しばしば指で擦って別の刺激も与える。
「もっ、そこばっかり、だめぇ!」
葵の声が次第に大きくなっていく。
体をモジモジさせて快楽に耐えている。
「驚くことにな、今ですらまだ序章に過ぎない。コイツをぶち込まれた時には気持ち良すぎてぶっ飛ぶぜ」
悠人はクンニをやめ、再び葵に跨がった。
我慢汁を垂らしながら反り返るペニスを、彼女の眼前にちらつかせる。
「すごい、さっきより大きくなってる……」
葵の右手が無意識に動き、ペニスを握った。
熱くて、太くて、脈打っている。
それによって、悠人はふと疑問に思った。
(葵は自分が未経験だと言っていたけど、よくよく思えば昼に川で手コキしてくれたんだよな。未経験なのにあんなことできるか?)
彼の神経質な性格が空気を読まない方向に作用する。
(ま、どうでもいいか)
が、彼の性欲によってあっさり打ち消された。
「コイツをぶち込んで欲しいならおねだりしないとな」
「え……おねだり……?」
「とりあえず『悠人様のおちんちんを挿れてください』とでも言ってもらおうか。外にも聞こえるよう大きな声で」
「そんな……。今はお礼の時間なのに……」
「だからこそだ。恥じらいを捨てて従順なメスになれ。そうすれば気持ちよさが倍増する。美優のように我を忘れて喘ぎたいんだろ?」
悠人は亀頭で葵の顎をクイッと上げた。
「どうする? ここで終わるか?」
「…………」
葵はしばらく黙ったあと、顔を真っ赤にして言った。
「悠人様のおちんちん……れて、ください……」
「あァ? 聞こえないぞ! もっと大きな声で言えよ!」
悠人は右の中指を葵の膣に入れた。
乱暴な手つきで中をガシガシと刺激する。
「ああああん! やめて! 言う! 言うからぁ!」
「なら早く言え! 大きな声で! 叫べ!」
「悠人様! 悠人様の! おちんちん! 挿れてください!」
「仕方ねぇなぁ! いいだろう! ほら、感謝の言葉を言え!」
「ありがとう……ございます……」
「外に聞こえないだろ!」
葵の膣にペニスをぶち込む悠人。
突然の挿入を受けて、葵の体は大きく弾んだ。
「ありがとうございます! ありがと! ああああああっ!」
「どうだ! 気持ちいいか? 痛くないか?」
悠人は初っ端から激しいピストンをお見舞いする。
しかし、ペニスに目を向けたところでその勢いが鈍った。
愛液と一緒に血液が付着していたからだ。
(本当に未経験だったのか)
酷く驚いたが、そのことには触れなかった。
醸成しつつあるムードに水を差したくなかった。
「大丈夫、気持ちいい……気持ちいいよ! 悠人君! もっと! 奥! 奥ぅ!」
シーツを掴んで喘ぎまくる葵。
痛いのは最初の一瞬だけで、その後はひたすら快楽が続いた。
「どこが気持ちいい? ここか? それともここか?」
悠人は色々な場所を突いていく。
定番の子宮から、途中の膣壁まで。
無意識ながらGスポットも突いていた。
「ここだな」
「そこ! そこぉ! そこいい! そこぉぉ!」
悠人が見つけたポイントは子宮近くの膣壁。
そこにカリが当たると、葵はひときわ大きな声で喘いだ。
「悠人君は……どう……? 私の……膣内……」
「最高だよ。温かくてふわふわしている」
葵と美優の膣はそれぞれに特徴があった。
葵はふわとろだが、美優はぎゅぎゅっと締め付けてくる。
彼の息子はどちらでも問題なかった。
「あっ……あっ……悠人君、私、イクッ……イグゥ!」
悠人が正常位で責め続けた結果、葵はあっさり絶頂に達した。
挿入から数分も経っていない。
「まだまだ終わりじゃないぜ」
「え……?」
「色々な体位を味わわせてやろう」
悠人はペニスを抜き、葵をうつ伏せにさせた。
それから彼女の腰を掴んで尻を突き出させ、後ろからペニスをぶち込む。
後背位だ。
「待って! まだイッて……ああああっ! すごい! 奥、当たって……!」
「さっきよりも奥にガツンと来るだろ?」
「うん、うん! 来る! 来るよ、ああああっ!」
葵が四つん這いを維持できなくなるまでに大した時間を要さなかった。
両手をぐでんと前に伸ばし、尻だけ突き出した格好になる。
上半身をベッドに押しつけ、白目を剥いた状態で、だらだらと涎をこぼす。
気持ち良すぎて廃人のようになっていた。
それでも悠人は止まらない。
何度もガンッガンッと腰を打ち付けた。
「あっ……あっ……あっ……」
イキすぎて声が小さくなる葵。
それを見るや、悠人は寝バックにシフトした。
後ろから体を重ね、先ほどよりもゆっくり腰を振る。
「どうだ? 満足してもらっているかな?」
「うん……美優さんが声を出すの……無理ないよ……」
「最高だろ? 今後もヤラせてくれよ」
悠人は耳元で囁き、葵のうなじに舌を這わせた。
そこがもっともフェロモンの香りを強く放っている。
「エッチするのはいいけど……セフレは嫌だなぁ……」
「恋人ならいいってこと?」
「うん」
葵は恍惚とした顔を悠人に向ける。
あわよくばここで恋人の座を射止めようとしていた。
しかし――。
「わるいが恋人を作る気はない」
悠人の答えはノーだ。
腰の振りを強めて、子宮に強烈な刺激を与える。
「ああっ、うっ、じゃあ、セフレ、でいい、です、ああっ」
「いいですじゃない! セフレにしてくださいだろ! 悠人様の性奴隷になりたいですだろ!」
悠人は後ろから葵の頭を押さえつける。
その状態で何度も腰を打ち付けていると――。
「セフレ! セフレにしてください! 悠人様の! 性奴隷! なりたい! ああああああっ!」
葵は悠人の望む言葉を吐いた。
「いいだろう! 今後は性奴隷もといセックスパートナーだ!」
満足した悠人は再び体位を変えた。
今度は騎乗位だ。
葵の大きなおっぱいを下から眺める。
かつてない絶景だった。
「ほら、今度は自分で腰を振ってみろ」
「あっ、うん、頑張る」
「頑張るじゃなくて振るんだよ!」
腰を突き上げる悠人。
反り返ったペニスが子宮を犯す。
「ああああっ! 振るから! 腰ィ! 振るからぁ! だからやめてぇ!」
葵は悠人の胸に両手を突いて腰を振る。
はぁ、はぁ、と呼吸を乱しながら必死だ。
「あー気持ちいい。いいぞ葵」
しばらくの間、悠人は頑張る葵を眺めていた。
派手に揺れるおっぱいを揉むことも忘れない。
「さて、そろそろ俺もイカせてもらうか」
フィニッシュの体位はまたしても正常位。
後背位と悩んだが、葵の顔を見ながら射精したかった。
「ああああああっ! 悠人君! らめぇぇぇぇぇ!」
体位を変えてすぐ、葵の絶叫にも似た嬌声が響く。
射精を促すための正常位は、先ほどよりも遥かに激しかった。
悠人は両手で彼女の胸を揉みつつ、無心になって腰を振る。
「来た! 膣内に出すぞ葵! いいだろ?」
「え、膣内? 待って、それだけは……」
「知らねぇ!」
「あああああああああああああっ!」
悠人は容赦なく中出しを決めた。
溜まりに溜まった精液が惜しみなく子宮に注がれる。
「はぁ……中に……出しちゃ……はぁ……はぁ……」
葵は力尽きた。
気持ち良すぎて頭が回らない。
「あー、気持ちいい。まずは一回目っと」
「……え?」
葵は耳を疑った。
「もちろんセックスはこれで終わりじゃないぜ?」
「まだ……するの……? もう体……ガクガク……」
「それを乗り越えると無尽蔵のスタミナを得られるぞ。ランナーズハイみたいなものだ」
挿入したまま話す悠人。
萎れていたペニスが急速に回復していく。
それは葵にも分かった。
「ちょ……もう膨らんできてる……」
「何度も中に出してから抜くとやべーぞ。精液が逆流してドバドバ流れるんだ」
「何度もって……そんなことしたら私……死んじゃう……」
「しゃー! 腹上死を目指してオールナイトでいくぞ!」
「待って悠人君――あああああああああっ!」
その日、葵は失神するまで喘ぎ続ける羽目になった。
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