ビッチ令嬢と副団長

香月みまり

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答え合わせ

全てが魔性*

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彼が全て服を脱いだので、私も残るガーターベルトとヒールを脱ごうとしたところ、彼に止められてしまった。


なんでも、これはこれで美味しいと、、、よくわからないけれど、何となく触れない方がいいと本能で判断して、言われるままにした。


全裸になった彼は、やはり見事な筋肉をしていて。腰のラインなんかは本当に美しい。


そんな私の大好物な腰のすぐ下には。
すでに大きくなって、反り立った彼の剛直が腹につきそうなほどになっている。


そんな彼にもう一度寝台に組み敷かれ、上からマジマジと見おろされただけで、私の中がじわりと熱を帯びて潤ったのが分かる。


「そんな、あまり見ないで」

余りにもじっくりと見つめられて、恥ずかしくなった私は両手で胸元を隠して、彼から視線を逸らした。

「隠すな、、もったいない、、すごく綺麗なんだから」

腕を捕らえられて、顔の横に戻される。

なおも私をマジマジと見下ろす彼は私の膝を割って、それを左右に開いた。


「やぁっ、見ないで!」

彼によって両足を開かされ、自分でも見た事のないその場所を彼の前に惜しげもなく晒してしまった私は、抵抗するようにその場所を隠すために手を伸ばした。



彼が息を飲んだのが分かった。

「ミリィ、隠したいのは分かるが、、、その姿の方が逆に俺を誘っているぞ?これはこれですごくいい眺めだ」

笑いながら、少し興奮したように彼に言われて、私は頬が熱くなるのを感じる。
もう、どうしたらいいのか分からない。


そんな私の心情を察してくれたのだろうか、彼は私の手を取ると、それをまた顔の横に持ってきて握り合わせながら寝台に沈め、唇を重ねた。


唇を重ねながら、彼が緩やかに熱く猛ったそれをとろとろになっている私の蜜口に擦り付けて前後に動かす。

くちくちと粘るような水音が響いて、時々入り口の少し上の蕾を彼の先端が擦って、私はピクンピクンと反応してしまう。


そんな事をされていると、まるでお預けをされているような感覚にすらなってきて、、早くこの熱い楔が欲しいと、お腹の奥がうずき出す。

少しずらせば先端が入ってしまいそうで、無意識に私は腰を動かしていた。

彼の先端が、私の蜜口に少し引っかかったところで

「っ、、あぶね」

彼が唇を離し、同時に腰を浮かせて、私を見た。


「ミリィ、、困った子だなぁダメだよ。少し解さないと」


そう笑った彼は私の額に口付けて、身体を離そうとするので。私は握ったままの両手をギュッと強く握り返して抗議の意を示した。


「大丈夫よ。お願い、フィル。早く、、、欲しいの」

彼の驚いた琥珀色の瞳を見つめながら、顔の横で握られている彼の手にすり寄って、指の脇に噛みつく。
ついでに離れる時に、噛み付いた場所をペロリと舐めることもわすれない。



「っ、、ミリィ」

がくりと彼が苦しそうに呻いて項垂れて、さらりと彼の髪が私の胸元をくすぐった。


「後悔、するなよ」
そうして聞こえてきたのは、少し凶暴な、欲を孕んだ彼の声だった。





ゆっくりと沈められる久しぶりの彼の熱杭は、やはり少し苦しくて、それでもその苦しさが、はじめてのあの日を思い出させて私の心は歓喜に震えた。



痛みを与えないようにと気遣ってくれた彼は、私の中にその熱杭を納め切ると、安堵したように息を吐いた。

「痛くないな?」

「んん、、大丈夫っ」

チュッチュっと唇に啄むように口付けられ彼の身体が離れ、ゆっくり抽送が始まる。

最初は私の中を広げるように緩やかなストロークで、しかしそれは次第に深く、激しくなっていく。

「はっ、、ぁあっフィル!んぅ、んぅっ、ぁあっ、、、ふぅん、ぁああっ!」

彼の両腕につかまりながら、私はイヤイヤと首をふりながら快感に抗う。だってすぐいってしまいそうだ。

それなのにフィルは意地悪で、ダメってタイミングで的確に私の好い場所を突き上げる。

「ぁっ、ぁあぁあああっ!」

我慢できない私は腰をガクガク揺らしながら果てた。

私の肉壁が、彼をギュッと絞り出すように締め上げた。

「ぁぁっ、ミリィっ、ミリィっ」

堪らないとでも言いたげな声をあげながら彼はなおも腰を動かしてくるから、私は堪らず悲鳴をあげる。

「やっぁあああ!ぁあっだめっ、むりっ!今はっ!きゃぁあっ!、無理っむりむりぃっっ、、、ぁやぁああああん」

大きな快感の波が押し寄せてきて、私を襲う。身体中がひくりひくりと痙攣して、頭の中が白んでいく 


私の奥でフィルが果ててビクビクと震えたのが分かった。

「ミリィっミリィ」

彼が私の名前を呼んで、口付ける。

「んっ、、はぁっ、フィルっ、、」

答えるように私も彼を呼んで、そして抱き合った。

「愛してる」
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