ビッチ令嬢と副団長

香月みまり

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答え合わせ

ここからは同じ道*

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とにかく欲求不満を爆発させるような交わりを終えた私たちは、しばらく寝台の上で、互いの身体を触り合って戯れあった。


その中で私は何とか彼を説得して、ヒールとガーターベルトを外す事に成功した。

向かいあったまま座って、互いの身体に痕をつけあうけれど。私はどうしてもうまくできなくて、本当に言われなきゃ分からないほどの小さな痕しか残せなかった。


そうして少しずつ体力が回復してくると、フィルのアーバンアイにまた情欲の色が輝き始めた。

きっと私も同じような欲を含んだ瞳をしていたのだろう。

そのまま向かいあった姿勢で、彼を受け入れると自重で貫かれる形になった私はすぐに達してしまった。
仕方ないので少し腰を引いて、動かしながら、甘い微睡むような快感の中で2人で抱きしめ合いながら長い長い口づけを楽しんだ。

「んっあっ、すきっ」

唇を離して、彼がわざと私の弱いところを焦らすように擦った。


「なにが?ここ?」
意地悪な笑みで私を観察する様に見た彼はもう一度同じ場所を擦り上げる。

「ぁっ、んっ、違うっフィルのことっ!」

ブンブンと首を横に振って、彼を睨み付ける。そりゃぁ、たしかにソコも好きだけど!

私の言葉が意外だったのか、彼は一瞬驚いて、そして蕩けるように笑って私をギュッと抱きしめた。

「俺も好き、、、ミリィ好きだよ。愛してる」

私の髪におでこ、耳に顳顬に。至る所に口付けを落として彼は、ゆっくりと私の身体を倒して、寝台に沈めると、ゆるりと抽送を始めた。

まだまだ甘いその動きに私は手を伸ばして彼の頬を撫でる。

「私もっ、、愛してる、、フィル、愛してるの」



【完】




3ヶ月間にわたりお付き合い頂きありがとうございました。

あと1話、番外編で後日談を更新いたします。

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