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狂気の日記
狂気の日記2
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※「狂気の日記」は「なんとなく読むこと」「イメージしながら読むこと」
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これは、今から8年後の話。
フィックスは人類滅亡を食い止める為に東西奔走した。それにより、人類の安寧は保たれたように思えた。しかし、「安寧」という言葉は、本当の幸せを意味していなかった。しかも、本当の幸せで無ければ、安寧という言葉を使う必要も無かった。故に、フィックスは人類を救えなかったのである。
フィックスはその日、一日中家に籠っていた。その怠惰な姿は、将にテレビに映る友達のルーシーが笑っている様であった。───ここでルーシーという人物について紹介しておく。彼女は17歳の女性であり、彼女も同じように人類の平和と安寧を臨んでいた。───しかし、その「安寧」もフィックスの考えたのと同じように、人類滅亡を完全に防ぐ保障は、どこにも無かったのである。
フィックスが空を見ると、いつもそこには赤い空があった。その空は、もう蒼くはならないだろう。───戦争によって汚された空は、戦争によってしか解決できないのだ。
続く...
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これは、今から8年後の話。
フィックスは人類滅亡を食い止める為に東西奔走した。それにより、人類の安寧は保たれたように思えた。しかし、「安寧」という言葉は、本当の幸せを意味していなかった。しかも、本当の幸せで無ければ、安寧という言葉を使う必要も無かった。故に、フィックスは人類を救えなかったのである。
フィックスはその日、一日中家に籠っていた。その怠惰な姿は、将にテレビに映る友達のルーシーが笑っている様であった。───ここでルーシーという人物について紹介しておく。彼女は17歳の女性であり、彼女も同じように人類の平和と安寧を臨んでいた。───しかし、その「安寧」もフィックスの考えたのと同じように、人類滅亡を完全に防ぐ保障は、どこにも無かったのである。
フィックスが空を見ると、いつもそこには赤い空があった。その空は、もう蒼くはならないだろう。───戦争によって汚された空は、戦争によってしか解決できないのだ。
続く...
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