10 / 20
心を育む物
ダンシング・フェイス
しおりを挟む
顔たちが楽しそうに回っている。
顔たちは白い歯をギラギラさせながら、満面の笑みを浮かべている。笑い過ぎて、目は三日月の様に曲がり、口は裂け、端から端まで詰まった歯は、その中から怪しい輝きを見せる。
顔からは2本の脚が生え、更に、膝、踵、脹ら脛など至るところから小さな脚が生えている。指は4本のときもあれば8本のときもあり、脚は絶えずちぎれたり増えたりしている。
無数の顔は輪を作り、満面の笑みで世界を駆ける。
その輪は世界を埋め尽くす。
音は聞こえないにしても、顔たちは楽しそうに歌っているかのような錯覚さえ覚える。
奇怪なシルエットをした顔たちは、世界の終焉まで、笑って回り続ける。
顔たちは白い歯をギラギラさせながら、満面の笑みを浮かべている。笑い過ぎて、目は三日月の様に曲がり、口は裂け、端から端まで詰まった歯は、その中から怪しい輝きを見せる。
顔からは2本の脚が生え、更に、膝、踵、脹ら脛など至るところから小さな脚が生えている。指は4本のときもあれば8本のときもあり、脚は絶えずちぎれたり増えたりしている。
無数の顔は輪を作り、満面の笑みで世界を駆ける。
その輪は世界を埋め尽くす。
音は聞こえないにしても、顔たちは楽しそうに歌っているかのような錯覚さえ覚える。
奇怪なシルエットをした顔たちは、世界の終焉まで、笑って回り続ける。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる