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第十話
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第十話
「…きゃっ……!」
ぐらりと揺れた私の腰を、背後から回された大きな手が支えた。ありがとうございますという感謝の言葉が上手く声にならない。
前世からほぼ恋愛経験のない私にとって、男の人と馬に二人乗りなんて…どうしたらいいかまったく分からない。
背中に感じるシュウ様の体温とガッシリとした筋肉。すぐそこに顔があるので、振り向くこともできない。
「馬ってこんなに揺れるんですね。全然知りませんでした。」
初めての二人きりでの外出。馬で遠乗りに行かないかと誘われたとき私は深く考えずに頷いた。それがまさかこんなに密着するなんて聞いてない!
平静を装って話しながら髪や体は汗臭くないか、このほとんど凹凸のない身体つきにガッカリされていないか。いろんなことが気になってしょうがない。
「…顔をあげるんだ…。」
俯いたままあれこれ考え込んでいた私が顔をあげると、そこには美しい草原が広がっていた。地平線まで鮮やかな緑が続いている。
「わぁ…!綺麗!」
その時、シュウ様の手が私の腰をぎゅっと抱きしめた。
「…ひゃっ!」
「少し走ろう…しっかり捕まってくれ。」
私が返事をする前に馬は駆け足で走り出した。始めその速さにびっくりしたけど、美しい景色と心地良い風に怖さも吹き飛んでしまった。
「わぁ…はやいはやい!」
耳元でシュウ様の笑い声が聞こえた気がした。
しばらく走ると遠くになにやら大きな建物が見えてきた。建物…というよりあれは。
「風車?」
煉瓦で作られた塔の上で大きな風車が回っている。見ると風車はひとつではない。遠間隔に地平線に向かって並んでいるようだ。
「あの先に…目的地がある。」
小高い丘を駆け上がると馬はゆっくりと速度を落とした。草原の真ん中に大きな石碑が立っている。
シュウ様に支えられ馬を降りると、気持ち良さそうに馬は草原を走り出した。
「馬を繋いでおかなくていいんですか?」
「…呼べばすぐに戻る。街では思い切り走れないからな。」
馬の話をする彼は心なしかいつもより表情が柔らかい気がした。本当に馬が好きなんだな。
「ここは一体…?」
前を行くシュウ様に付いていくと、さっき見えた石碑の前で立ち止まった。
『ドラガニアの大地に降り立った天女』
石碑の前には真っ白な花が供えられている。どこまでも続く青空と緑の大地。この地が遥か昔、荒れ果てた砂漠だったなんて誰が信じるだろう。
「天女様は今でもドラガニアの方々に愛されているのですね。」
「…彼女はただの伝説ではない。天女がもたらした知識は今世にも恩恵を与えている。」
大きな風車は地下水を汲み上げ、少しずつ荒れ地を潤し、オアシスを作り、何百年もの時を経て作物を育てられるまでになった。
「それまでドラガニアには風車がなかったのですか?」
風車の作り方、その仕組み、汲み上げた水を流す水路を作り、水車を使って大地の隅々まで行き渡らせた。
「全ての知識を、天女様が…?」
難しい顔をして考え込んだ私をシュウ様が心配そうに見つめていた。
* * *
夕方、遠乗りから帰ってきたあとも、ある考えが私の頭から離れなかった。
地下水を汲み上げるための知識、風車や水車の作り方。そして、私と同じ黒髪と紅い目。
「天女様も転生者だった…?」
何千年も前に現れたという天女。もしその人が私と同じ転生者だったとしたらこの世界になかった知識を教えられたのも説明がつく。
シュウ様の話ではドラガニアが荒れ地だった頃、隣国もまた同じような状況だった。風車や水車を活用する方法はドラガニアから他国へと伝わっていったものらしい。
もし私の考えたとおりだとしたら、どうして私はここにいるのだろう。
私には世界のために役立つ知識などない。令嬢としては役に立たない家事スキルや本当に一般的な知識しかないのだ。淑女教育を受けるだけでいっぱいいっぱいで勉強だって人並みにしかできない。
「やっぱりおこがましいよね。」
見た目が似ているというだけで、自分が伝説の天女様と同じ境遇なのかもしれないなんて。小説の主人公じゃあるまいし。
私は偶然この国にやってきただけ、そのことに大きな意味なんてない。
「よし!悩むのやめよー!」
くよくよ答えの出ないことに悩んでも仕方ない。私は久しぶりにあれをやろうと思い立った。
「り、リコリス様!どうされたのですか!?」
離宮の端、広い台所にやってきた私に料理人たちは慌てて跪いた。
「膝なんてつかないで下さい!そんなことしなくていいですから!」
この国では膝をつき跪くのが最上位の敬意の表し方だ。わざわざ私にまでそんなことしなくていいのに。
「なにかお食事に不備でもございましたでしょうか?もう本日の支度は終わってしまいまして…。」
「いえ!不備なんてありません!少しだけ台所を貸していただけないでしょうか?」
「…え?台所をですか?」
首を傾げる料理人さんたちは元公爵令嬢が台所で一体なにをするのかと思っているんだろうな。
「どうぞご自由にお使いください。この離宮の主はリコリス様なのですから。」
主、という言葉に今だに慣れない私はなんだかこそばゆい。
料理人たちは不思議そうな顔で帰っていった。私は台所を物色しながら、残っている食材や調味料を確認する。
「中華風な国だから絶対あると思ったのに、全然出てこないんだもんな。」
そう、私には食べたい物があった。前世ではあったのにこちらの世界にない物を私はこっそり作っては食べていた。
「挽き肉と竹の子、あっキノコもある。これで完璧。まずは生地を捏ねて、発酵させてる間に具を……。」
「お嬢様?こんな所で一体なにをされているのですか?」
振り返るとそこには腕を組んで仁王立ちしたリースと興味津々な表情でこちらを覗き込むリンがいる。
「なにって、料理に決まってるじゃない。」
「またそんなことを!いつもいつも、火傷でもしたらどうするんですか?!」
「そんなこと言ってぇリースもいつも美味しいって言いながら食べてるじゃない。」
グッと不機嫌な顔をしたリースの後ろからリンが私の手元を覗き込んだ。
「リコリス様はお料理ができるんですか!?」
「少しだけね。自分が食べたい物を作るだけよ。」
ボールに小麦粉と膨らし粉、少しの塩と砂糖そして油を垂らして捏ねていく。丸く整えたあと、濡れふきんをかけてしばらく置く。
「また変な物を作るんでしょう。」
「プリンだって、シュークリームだって、美味しかったでしょ?」
アスタリオにはクッキーやケーキはあっても、それ以外のスイーツがほとんど無かった。ないなら作ればいい。お金をやりくりして材料を揃えて作ったお菓子は格別に美味しかった。
「ぷ、り、ん?しゅー、くりーむ?それは一体どんな料理なんですか?!食べてみたい!」
「プリンもシュークリームもお菓子よ。それはまた今度作るね。今日作るのはお菓子じゃないの。」
細かく切った竹の子としいたけ、挽き肉を炒め醤油とオイスターソースで味をつける。ふわりといいにおいが漂った。
「うん、美味しい。」
味見をする私を見てリースは溜息をついた。具材を冷ます間に寝かせていた生地を捏ね、小さく分けていく。伸ばした生地に具材を包むとあのいつもの形に整えた。
「あとは蒸すだけ!」
沸かしたお湯の上に蒸し器をのせると、できた生地を並べ蓋を閉めた。
「いいにおーい!なにを作っているんですか?!」
「今日は肉まんよ。」
ドラガニアの料理は中華風、西洋風、様々なテイストが混ざる不思議な料理だ。もちろん美味しいのだが、私は前世の料理も食べたい。出てこないものは作るしかないのだ。
「見て!綺麗に蒸し上がった。」
蒸し器の蓋を開けると、湯気の向こうに真っ白な肉まんが蒸し上がった。
「さぁ、ヤンも呼んできて!みんなで一緒に食べましょう。」
ハフハフと熱々なままの肉まんを頬張ると体を温かいものが包み込んだ。
「美味しい!!肉汁がジュワってする!」
「お嬢様の料理は、見た目はアレですがいつも美味しいですね。」
「…すごく、美味しいです。」
3人の嬉しそうな顔を見るだけで、うじうじ悩んでいた気持ちが消えていくようだった。
「リコリス様!これ将軍閣下に差し入れしましょう!絶対ぜーったい喜ばれます!」
「…きゃっ……!」
ぐらりと揺れた私の腰を、背後から回された大きな手が支えた。ありがとうございますという感謝の言葉が上手く声にならない。
前世からほぼ恋愛経験のない私にとって、男の人と馬に二人乗りなんて…どうしたらいいかまったく分からない。
背中に感じるシュウ様の体温とガッシリとした筋肉。すぐそこに顔があるので、振り向くこともできない。
「馬ってこんなに揺れるんですね。全然知りませんでした。」
初めての二人きりでの外出。馬で遠乗りに行かないかと誘われたとき私は深く考えずに頷いた。それがまさかこんなに密着するなんて聞いてない!
平静を装って話しながら髪や体は汗臭くないか、このほとんど凹凸のない身体つきにガッカリされていないか。いろんなことが気になってしょうがない。
「…顔をあげるんだ…。」
俯いたままあれこれ考え込んでいた私が顔をあげると、そこには美しい草原が広がっていた。地平線まで鮮やかな緑が続いている。
「わぁ…!綺麗!」
その時、シュウ様の手が私の腰をぎゅっと抱きしめた。
「…ひゃっ!」
「少し走ろう…しっかり捕まってくれ。」
私が返事をする前に馬は駆け足で走り出した。始めその速さにびっくりしたけど、美しい景色と心地良い風に怖さも吹き飛んでしまった。
「わぁ…はやいはやい!」
耳元でシュウ様の笑い声が聞こえた気がした。
しばらく走ると遠くになにやら大きな建物が見えてきた。建物…というよりあれは。
「風車?」
煉瓦で作られた塔の上で大きな風車が回っている。見ると風車はひとつではない。遠間隔に地平線に向かって並んでいるようだ。
「あの先に…目的地がある。」
小高い丘を駆け上がると馬はゆっくりと速度を落とした。草原の真ん中に大きな石碑が立っている。
シュウ様に支えられ馬を降りると、気持ち良さそうに馬は草原を走り出した。
「馬を繋いでおかなくていいんですか?」
「…呼べばすぐに戻る。街では思い切り走れないからな。」
馬の話をする彼は心なしかいつもより表情が柔らかい気がした。本当に馬が好きなんだな。
「ここは一体…?」
前を行くシュウ様に付いていくと、さっき見えた石碑の前で立ち止まった。
『ドラガニアの大地に降り立った天女』
石碑の前には真っ白な花が供えられている。どこまでも続く青空と緑の大地。この地が遥か昔、荒れ果てた砂漠だったなんて誰が信じるだろう。
「天女様は今でもドラガニアの方々に愛されているのですね。」
「…彼女はただの伝説ではない。天女がもたらした知識は今世にも恩恵を与えている。」
大きな風車は地下水を汲み上げ、少しずつ荒れ地を潤し、オアシスを作り、何百年もの時を経て作物を育てられるまでになった。
「それまでドラガニアには風車がなかったのですか?」
風車の作り方、その仕組み、汲み上げた水を流す水路を作り、水車を使って大地の隅々まで行き渡らせた。
「全ての知識を、天女様が…?」
難しい顔をして考え込んだ私をシュウ様が心配そうに見つめていた。
* * *
夕方、遠乗りから帰ってきたあとも、ある考えが私の頭から離れなかった。
地下水を汲み上げるための知識、風車や水車の作り方。そして、私と同じ黒髪と紅い目。
「天女様も転生者だった…?」
何千年も前に現れたという天女。もしその人が私と同じ転生者だったとしたらこの世界になかった知識を教えられたのも説明がつく。
シュウ様の話ではドラガニアが荒れ地だった頃、隣国もまた同じような状況だった。風車や水車を活用する方法はドラガニアから他国へと伝わっていったものらしい。
もし私の考えたとおりだとしたら、どうして私はここにいるのだろう。
私には世界のために役立つ知識などない。令嬢としては役に立たない家事スキルや本当に一般的な知識しかないのだ。淑女教育を受けるだけでいっぱいいっぱいで勉強だって人並みにしかできない。
「やっぱりおこがましいよね。」
見た目が似ているというだけで、自分が伝説の天女様と同じ境遇なのかもしれないなんて。小説の主人公じゃあるまいし。
私は偶然この国にやってきただけ、そのことに大きな意味なんてない。
「よし!悩むのやめよー!」
くよくよ答えの出ないことに悩んでも仕方ない。私は久しぶりにあれをやろうと思い立った。
「り、リコリス様!どうされたのですか!?」
離宮の端、広い台所にやってきた私に料理人たちは慌てて跪いた。
「膝なんてつかないで下さい!そんなことしなくていいですから!」
この国では膝をつき跪くのが最上位の敬意の表し方だ。わざわざ私にまでそんなことしなくていいのに。
「なにかお食事に不備でもございましたでしょうか?もう本日の支度は終わってしまいまして…。」
「いえ!不備なんてありません!少しだけ台所を貸していただけないでしょうか?」
「…え?台所をですか?」
首を傾げる料理人さんたちは元公爵令嬢が台所で一体なにをするのかと思っているんだろうな。
「どうぞご自由にお使いください。この離宮の主はリコリス様なのですから。」
主、という言葉に今だに慣れない私はなんだかこそばゆい。
料理人たちは不思議そうな顔で帰っていった。私は台所を物色しながら、残っている食材や調味料を確認する。
「中華風な国だから絶対あると思ったのに、全然出てこないんだもんな。」
そう、私には食べたい物があった。前世ではあったのにこちらの世界にない物を私はこっそり作っては食べていた。
「挽き肉と竹の子、あっキノコもある。これで完璧。まずは生地を捏ねて、発酵させてる間に具を……。」
「お嬢様?こんな所で一体なにをされているのですか?」
振り返るとそこには腕を組んで仁王立ちしたリースと興味津々な表情でこちらを覗き込むリンがいる。
「なにって、料理に決まってるじゃない。」
「またそんなことを!いつもいつも、火傷でもしたらどうするんですか?!」
「そんなこと言ってぇリースもいつも美味しいって言いながら食べてるじゃない。」
グッと不機嫌な顔をしたリースの後ろからリンが私の手元を覗き込んだ。
「リコリス様はお料理ができるんですか!?」
「少しだけね。自分が食べたい物を作るだけよ。」
ボールに小麦粉と膨らし粉、少しの塩と砂糖そして油を垂らして捏ねていく。丸く整えたあと、濡れふきんをかけてしばらく置く。
「また変な物を作るんでしょう。」
「プリンだって、シュークリームだって、美味しかったでしょ?」
アスタリオにはクッキーやケーキはあっても、それ以外のスイーツがほとんど無かった。ないなら作ればいい。お金をやりくりして材料を揃えて作ったお菓子は格別に美味しかった。
「ぷ、り、ん?しゅー、くりーむ?それは一体どんな料理なんですか?!食べてみたい!」
「プリンもシュークリームもお菓子よ。それはまた今度作るね。今日作るのはお菓子じゃないの。」
細かく切った竹の子としいたけ、挽き肉を炒め醤油とオイスターソースで味をつける。ふわりといいにおいが漂った。
「うん、美味しい。」
味見をする私を見てリースは溜息をついた。具材を冷ます間に寝かせていた生地を捏ね、小さく分けていく。伸ばした生地に具材を包むとあのいつもの形に整えた。
「あとは蒸すだけ!」
沸かしたお湯の上に蒸し器をのせると、できた生地を並べ蓋を閉めた。
「いいにおーい!なにを作っているんですか?!」
「今日は肉まんよ。」
ドラガニアの料理は中華風、西洋風、様々なテイストが混ざる不思議な料理だ。もちろん美味しいのだが、私は前世の料理も食べたい。出てこないものは作るしかないのだ。
「見て!綺麗に蒸し上がった。」
蒸し器の蓋を開けると、湯気の向こうに真っ白な肉まんが蒸し上がった。
「さぁ、ヤンも呼んできて!みんなで一緒に食べましょう。」
ハフハフと熱々なままの肉まんを頬張ると体を温かいものが包み込んだ。
「美味しい!!肉汁がジュワってする!」
「お嬢様の料理は、見た目はアレですがいつも美味しいですね。」
「…すごく、美味しいです。」
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