ある二人の王女の話
王子に恵まれなかった王国では、美しい第一王女が国王の甥と結婚して、甥が王太子となることが決定していた。
しかし第一王女は夫候補の甥達を嫌って駆け落ちし、「無愛想で強情」と不評の、第二王女が王太子妃となることに――――
※少々「倫理的道徳的にどうなの」という設定があるので、念のためR15設定にしています。
しかし第一王女は夫候補の甥達を嫌って駆け落ちし、「無愛想で強情」と不評の、第二王女が王太子妃となることに――――
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ルビーリリーは、お姉様のこと嫌いってわけじゃないんだな。
劣等感というより、自分は別物と思っていそう。王様もちゃんと見てくれてるんだから、変にこじれないで自己肯定感持ってくれるといいな。
クレサさん、感想ありがとうございます!
そうなんです。双子や周囲が勝手にパールローズをちやほやしているだけで、ルビーリリー自身は姉のことを嫌っていないし、そこが彼女のいいところですね。
国王もルビーリリーを気にかけているし、ジェイドも愛情を注いでいるのだから、今後はルビーリリーのネガティブ思考も少しずつ変わっていくと思います。
operahouse さん、コメントありがとうございます!
ハッピーエンドになっていたなら、良かったです!
番外編、ありがとうございます♪
秋桜さん、コメントありがとうございます!
このあと忙しくなるので、楽しんでいただけたなら、急ピッチで書いた甲斐がありました!
今回3つの中では、これが一番好きかも。中編で読みたい。王には、新たに真実の“信頼”で幸せになって欲しい。王が不憫で。姉達はお金がなくなったら、援助依頼してきそう。
3つとも、どーんとスケールを落とせば、日常にありそう。
3つを読んだ読後感は、平凡が一番幸せです笑!
また次をお待ちしています。
秋桜さん、コメントありがとうございます!
中編……機会があれば書きたいです。ジェイドの優秀さとかルビーリリーへの想いとか、今読み返すと、いそいだせいで書き忘れた部分があるので。
ただ、しばらくはネット原稿を書く暇がなさそうで……。
それはさておき、おっしゃるとおり平凡が一番ですよね! 波乱万丈とか無用。