38 / 57
エステル
4 懸念は心の隅に置いて
しおりを挟む
今日も学園でステラに癒されながら憩いのひと時を過ごしていたのに、途中でソニアの邪魔が入って、オマケに気持ち悪い事を言われた。
ソニアの兄と二人で食事とか、冗談じゃない。
私よりも四つ年上の従兄は、私が13歳になった辺りから気持ち悪い視線を向けてくるようになった。
思い出しただけでも寒気がする。
しかも、ステラまで変な所に誘わないで欲しい。
アリソンがステラを守るように牽制してくれたけど、ソニアの行動にも注視しなければならないようだった。
ダミアン王子は自己責任で勝手にすればいいけど、純粋なステラが変な事に巻き込まれないようにしなければならない。
私達の不穏な空気に挟まれて、ステラがオロオロしてたから申し訳ないとは思っていた。
でも翌日になれば、彼女も気にしてない様子だったので安心した。
油断ならない毎日だったけど、さすがに試験が行われた数日はソニアも殿下も大人しいもので、私の心が不穏になる事はなかった。
試験が終わったその日の放課後、中庭のベンチに座ってしなければならない事を頭の中でまとめていると、ステラが二冊の本を大切そうに抱いて私の所にやってきた。
ニコニコしてて、その表情は、とっておきの宝物を持ってきたって顔をしている。
可愛い。
癒される。
「すっかり遅くなってしまいましたが、以前にお話したもので、この本をよければどうぞ」
私に差し出したのは、とても大切にしているもののようだった。
「子供の頃に、大好きな親戚のお兄様からいただいたもので、失くしたと思っていたらカバンの中に入っていて、エステルさんにもぜひ読んでもらいたかったものです。子供の頃はわかりにくかった話も、今読むと、また違った解釈ができて、とても楽しめます」
その本について話すステラは、生き生きとしていた。
「ありがとう。大事に読ませてもらうね」
貸してもらった本は、見た目はシンプルであっても、装丁を見る限り随分と高価な様子で、最後のページには金字で“ステラへ”と描かれていた。
すべてタリスライトの言葉で書かれてあって、読み応えがありそうだ。
「こんな感じのタリスライトの物語って初めてよ」
少し遅れてやってきたアリソンにも、もう一冊が渡されていた。
これはどうやら上下巻のようだ。
「大切な本をありがとう」
本をじっと眺めるアリソンが何を考えていたのかはわからないけど、珍しくちゃんとした受け答えをしていた。
それからまた数日後。
ステラが手首を見て、表情を次々に変えている事に気付いた。
よく見れば、ブレスレットを見つめていて、
「あら、ステラのそのブレスレット。可愛いわね」
声をかけると、ステラの表情が緊張したものになっていた。
何か聞いてはいけない事だったかなと思ったけど、何の事はなかった。
どうやら気になる男性から贈られたもので、どう反応すればいいのか、どう説明すればいいのか困っていたようだ。
その反応もステラがすれば可愛らしいもので、だからつい、からかいたくなってしまう。
恥ずかしがってみたり、照れてみたり、どうしたらいいのかって困ってみたり、ステラは何でも顔に出るから、随分とその贈り主の男性の事を意識しているようだった。
初恋だったりするのかなぁ。
初々しい。
お返しがまだって言うから、それは是非協力したい。
後日、ステラと買い物に出かける約束をしたのだけど、ステラとの買い物は姉妹で出掛けているようで、とてもくすぐったくて、私の方が初デートを経験する少女みたいになってた。
ステラにカフスボタンのお店を案内してあげると、棚を真剣に見てて、その表情がまた次々に変化してて、ああ、意中の人を思い出しているんだなって事がよくわかった。
うつむいて真っ赤になってプルプル震えてる時は、いったい何をされたのか心配したけど……
「あら、黒曜石のカフスボタン?」
「はい。どうでしょうか」
ステラが手に取ったのは、意外にも黒いカフスボタンだった。
「デザインは素敵なものよ。黒でいいの?アンバーとか、貴女の瞳に近いものもあるけど」
「はい。これに決めたいと思います」
少し不思議には思ったけど、ステラがとても良い顔をしていたから、それ以上は私も何も言わなかった。
彼女が満足していればそれでいいのだと。
「貴女から贈られた物なら、喜んでくれるはずよ」
「だといいですが」
ステラは少しだけ顔を赤らめながら、手の中にある箱を見つめていた。
最重要の買い物が終わると安心感があって、小腹が空くのは自然な事だった。
「串焼き!ステラ、一緒に食べない?」
通りにある屋台を指差すと、ステラは顔を強ばらせていた。
「あ、嫌いだった?正直に言って大丈夫よ?屋台は他にたくさんあるから」
「串焼き……好きですが……上手く食べられなくて……」
「ああ、気にしないで。私と貴女しかいないのだから、どんな食べ方したっていいのよ?」
小さな串焼きが五本、カップに入ったものを二人分買うと、ステラは驚いてそれを見ていた。
「小さくて食べやすそう」
「もしかして、いつも大きいサイズの食べてたの?それは確かに食べにくいわね」
「……小さいのがあるって知らなくて」
「私の知り合いも大きな串焼きを買いたがるのよ。でも、私はこのサイズの方が好きよ。ね?安心して食べられるでしょ?」
ステラがとても幸せそうに私が買った串焼きのお肉を頬張っていたから、大きな串焼きを食べる姿も見てみたかったなって、ちょっとだけ思ったものだ。
途中編入してきたとは思えないくらい、ステラの存在が当たり前の日常になってて、私もアリソンもうっかりしていた事があった。
学園の創立記念パーティーの話をするのを忘れてて、だから焦ったものの、誰かが彼女の準備を手伝ってくれたみたいで胸を撫で下ろしていた。
でも、その手助けしたと思われる人物を見て私は驚かされる事になる。
去年はこのパーティーに付き添ってくれたディランが、今年は都合が悪いと言うから、面倒だから他には誰も声をかけなかったのだけど、パーティー会場に一人でいるのが不安で、必然的に誰かと適当に踊っていると、視界の端にその二人の姿が映った。
意外だと思いながらも、妙に納得する部分もあった。
紫色の宝石が散りばめられたブレスレット。
あれって、ディランがステラに贈った物なのか。
そして、今日着ている素敵なドレスも。
その日はとんでもない事が起きて、ディランに話を聞く事ができなかったけど、パーティーの騒動が終息した数日後にディランに偶然会う機会はあった。
特別に王宮の植物園を見せてもらいに行った日、王太子殿下の執務室にディランは現れた。
植物園を管理する魔法使いさんを連れて。
シリルが途端に不機嫌になってピリピリしだしたけど、もうそれは言っても無駄だと思っていた。
この拗れまくってしまったものは、ステラが戻ってこない限り解消しないもので、その時はもう一生訪れない。
王太子殿下にどうにかこの場を制御してもらいたかったけど、私にできた事は魔法使いさんに謝る事だけだった。
結局、ディランとまともに会話ができなくて、翌日約束を取り付けたのだけど……
ソニアの兄と二人で食事とか、冗談じゃない。
私よりも四つ年上の従兄は、私が13歳になった辺りから気持ち悪い視線を向けてくるようになった。
思い出しただけでも寒気がする。
しかも、ステラまで変な所に誘わないで欲しい。
アリソンがステラを守るように牽制してくれたけど、ソニアの行動にも注視しなければならないようだった。
ダミアン王子は自己責任で勝手にすればいいけど、純粋なステラが変な事に巻き込まれないようにしなければならない。
私達の不穏な空気に挟まれて、ステラがオロオロしてたから申し訳ないとは思っていた。
でも翌日になれば、彼女も気にしてない様子だったので安心した。
油断ならない毎日だったけど、さすがに試験が行われた数日はソニアも殿下も大人しいもので、私の心が不穏になる事はなかった。
試験が終わったその日の放課後、中庭のベンチに座ってしなければならない事を頭の中でまとめていると、ステラが二冊の本を大切そうに抱いて私の所にやってきた。
ニコニコしてて、その表情は、とっておきの宝物を持ってきたって顔をしている。
可愛い。
癒される。
「すっかり遅くなってしまいましたが、以前にお話したもので、この本をよければどうぞ」
私に差し出したのは、とても大切にしているもののようだった。
「子供の頃に、大好きな親戚のお兄様からいただいたもので、失くしたと思っていたらカバンの中に入っていて、エステルさんにもぜひ読んでもらいたかったものです。子供の頃はわかりにくかった話も、今読むと、また違った解釈ができて、とても楽しめます」
その本について話すステラは、生き生きとしていた。
「ありがとう。大事に読ませてもらうね」
貸してもらった本は、見た目はシンプルであっても、装丁を見る限り随分と高価な様子で、最後のページには金字で“ステラへ”と描かれていた。
すべてタリスライトの言葉で書かれてあって、読み応えがありそうだ。
「こんな感じのタリスライトの物語って初めてよ」
少し遅れてやってきたアリソンにも、もう一冊が渡されていた。
これはどうやら上下巻のようだ。
「大切な本をありがとう」
本をじっと眺めるアリソンが何を考えていたのかはわからないけど、珍しくちゃんとした受け答えをしていた。
それからまた数日後。
ステラが手首を見て、表情を次々に変えている事に気付いた。
よく見れば、ブレスレットを見つめていて、
「あら、ステラのそのブレスレット。可愛いわね」
声をかけると、ステラの表情が緊張したものになっていた。
何か聞いてはいけない事だったかなと思ったけど、何の事はなかった。
どうやら気になる男性から贈られたもので、どう反応すればいいのか、どう説明すればいいのか困っていたようだ。
その反応もステラがすれば可愛らしいもので、だからつい、からかいたくなってしまう。
恥ずかしがってみたり、照れてみたり、どうしたらいいのかって困ってみたり、ステラは何でも顔に出るから、随分とその贈り主の男性の事を意識しているようだった。
初恋だったりするのかなぁ。
初々しい。
お返しがまだって言うから、それは是非協力したい。
後日、ステラと買い物に出かける約束をしたのだけど、ステラとの買い物は姉妹で出掛けているようで、とてもくすぐったくて、私の方が初デートを経験する少女みたいになってた。
ステラにカフスボタンのお店を案内してあげると、棚を真剣に見てて、その表情がまた次々に変化してて、ああ、意中の人を思い出しているんだなって事がよくわかった。
うつむいて真っ赤になってプルプル震えてる時は、いったい何をされたのか心配したけど……
「あら、黒曜石のカフスボタン?」
「はい。どうでしょうか」
ステラが手に取ったのは、意外にも黒いカフスボタンだった。
「デザインは素敵なものよ。黒でいいの?アンバーとか、貴女の瞳に近いものもあるけど」
「はい。これに決めたいと思います」
少し不思議には思ったけど、ステラがとても良い顔をしていたから、それ以上は私も何も言わなかった。
彼女が満足していればそれでいいのだと。
「貴女から贈られた物なら、喜んでくれるはずよ」
「だといいですが」
ステラは少しだけ顔を赤らめながら、手の中にある箱を見つめていた。
最重要の買い物が終わると安心感があって、小腹が空くのは自然な事だった。
「串焼き!ステラ、一緒に食べない?」
通りにある屋台を指差すと、ステラは顔を強ばらせていた。
「あ、嫌いだった?正直に言って大丈夫よ?屋台は他にたくさんあるから」
「串焼き……好きですが……上手く食べられなくて……」
「ああ、気にしないで。私と貴女しかいないのだから、どんな食べ方したっていいのよ?」
小さな串焼きが五本、カップに入ったものを二人分買うと、ステラは驚いてそれを見ていた。
「小さくて食べやすそう」
「もしかして、いつも大きいサイズの食べてたの?それは確かに食べにくいわね」
「……小さいのがあるって知らなくて」
「私の知り合いも大きな串焼きを買いたがるのよ。でも、私はこのサイズの方が好きよ。ね?安心して食べられるでしょ?」
ステラがとても幸せそうに私が買った串焼きのお肉を頬張っていたから、大きな串焼きを食べる姿も見てみたかったなって、ちょっとだけ思ったものだ。
途中編入してきたとは思えないくらい、ステラの存在が当たり前の日常になってて、私もアリソンもうっかりしていた事があった。
学園の創立記念パーティーの話をするのを忘れてて、だから焦ったものの、誰かが彼女の準備を手伝ってくれたみたいで胸を撫で下ろしていた。
でも、その手助けしたと思われる人物を見て私は驚かされる事になる。
去年はこのパーティーに付き添ってくれたディランが、今年は都合が悪いと言うから、面倒だから他には誰も声をかけなかったのだけど、パーティー会場に一人でいるのが不安で、必然的に誰かと適当に踊っていると、視界の端にその二人の姿が映った。
意外だと思いながらも、妙に納得する部分もあった。
紫色の宝石が散りばめられたブレスレット。
あれって、ディランがステラに贈った物なのか。
そして、今日着ている素敵なドレスも。
その日はとんでもない事が起きて、ディランに話を聞く事ができなかったけど、パーティーの騒動が終息した数日後にディランに偶然会う機会はあった。
特別に王宮の植物園を見せてもらいに行った日、王太子殿下の執務室にディランは現れた。
植物園を管理する魔法使いさんを連れて。
シリルが途端に不機嫌になってピリピリしだしたけど、もうそれは言っても無駄だと思っていた。
この拗れまくってしまったものは、ステラが戻ってこない限り解消しないもので、その時はもう一生訪れない。
王太子殿下にどうにかこの場を制御してもらいたかったけど、私にできた事は魔法使いさんに謝る事だけだった。
結局、ディランとまともに会話ができなくて、翌日約束を取り付けたのだけど……
0
あなたにおすすめの小説
私、お母様の言うとおりにお見合いをしただけですわ。
いさき遊雨
恋愛
お母様にお見合いの定石?を教わり、初めてのお見合いに臨んだ私にその方は言いました。
「僕には想い合う相手いる!」
初めてのお見合いのお相手には、真実に愛する人がいるそうです。
小説家になろうさまにも登録しています。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
魅了魔法…?それで相思相愛ならいいんじゃないんですか。
iBuKi
恋愛
サフィリーン・ル・オルペウスである私がこの世界に誕生した瞬間から決まっていた既定路線。
クロード・レイ・インフェリア、大国インフェリア皇国の第一皇子といずれ婚約が結ばれること。
皇妃で将来の皇后でなんて、めっちゃくちゃ荷が重い。
こういう幼い頃に結ばれた物語にありがちなトラブル……ありそう。
私のこと気に入らないとか……ありそう?
ところが、完璧な皇子様に婚約者に決定した瞬間から溺愛され続け、蜂蜜漬けにされていたけれど――
絆されていたのに。
ミイラ取りはミイラなの? 気付いたら、皇子の隣には子爵令嬢が居て。
――魅了魔法ですか…。
国家転覆とか、王権強奪とか、大変な事は絡んでないんですよね?
いろいろ探ってましたけど、どうなったのでしょう。
――考えることに、何だか疲れちゃったサフィリーン。
第一皇子とその方が相思相愛なら、魅了でも何でもいいんじゃないんですか?
サクッと婚約解消のち、私はしばらく領地で静養しておきますね。
✂----------------------------
不定期更新です。
他サイトさまでも投稿しています。
10/09 あらすじを書き直し、付け足し?しました。
【完結】母になります。
たろ
恋愛
母親になった記憶はないのにわたしいつの間にか結婚して子供がいました。
この子、わたしの子供なの?
旦那様によく似ているし、もしかしたら、旦那様の隠し子なんじゃないのかしら?
ふふっ、でも、可愛いわよね?
わたしとお友達にならない?
事故で21歳から5年間の記憶を失くしたわたしは結婚したことも覚えていない。
ぶっきらぼうでムスッとした旦那様に愛情なんて湧かないわ!
だけど何故かこの3歳の男の子はとても可愛いの。
【7話完結】婚約破棄?妹の方が優秀?あぁそうですか・・・。じゃあ、もう教えなくていいですよね?
西東友一
恋愛
昔、昔。氷河期の頃、人々が魔法を使えた時のお話。魔法教師をしていた私はファンゼル王子と婚約していたのだけれど、妹の方が優秀だからそちらと結婚したいということ。妹もそう思っているみたいだし、もう教えなくてもいいよね?
7話完結のショートストーリー。
1日1話。1週間で完結する予定です。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
いざ離婚!と思ったらそもそも結婚していなかったですって!
ゆるぽ
恋愛
3年間夫婦としての実態が無ければ離婚できる国でようやく離婚できることになったフランシア。離婚手続きのために教会を訪れたところ、婚姻届けが提出されていなかったことを知る。そもそも結婚していなかったことで最低だった夫に復讐できることがわかって…/短めでさくっと読めるざまぁ物を目指してみました。
恋心を封印したら、なぜか幼馴染みがヤンデレになりました?
夕立悠理
恋愛
ずっと、幼馴染みのマカリのことが好きだったヴィオラ。
けれど、マカリはちっとも振り向いてくれない。
このまま勝手に好きで居続けるのも迷惑だろうと、ヴィオラは育った町をでる。
なんとか、王都での仕事も見つけ、新しい生活は順風満帆──かと思いきや。
なんと、王都だけは死んでもいかないといっていたマカリが、ヴィオラを追ってきて……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる