父に連れられて遥々海を渡った私は、異母姉に不幸をもたらした元凶だったようです

[悠久を生きる魔女②]




 “ステラ”と、優しく私の名前を呼んでくれたお母さまの声が、まだ耳に残っています。

 タリスライト王国で生まれた私が、父に連れられて海の向こうのグリース王国へと渡ったのは、母の死がきっかけでした。
 そこで、初めて異母姉に会い、仲良くできるのだと思っていました。
 自分がどんな立場で生まれたのか知らなかったのです。
 私は生まれてきてはいけなかったのだと、すぐに知る事になったのです。



*****



 “あんた達親子のせいで、私のお母様は孤独に死んでいかなければならなかった。あんた達親子がいたから!あんた達親子さえいなければ!”

 それは、雷に打たれたかのような衝撃を私にもたらしていた。
 異母妹の存在。
 ステラ。
 彼女が私の人生を一変させた。






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