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第二十八話 ショッピング
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「ここが私の行きつけのお店ですわ」
果たしてこれを行きつけと呼んでいいサイズなのか。
「こりゃもうデパートだろ」
三階立ての高さは……まあ普通だ。ここは王都の商業の中心地だからな。他の店も同じようなもんだし。ただ幅が異常だ。奥行きも相当ある。建築面積だけで五万m2もあるらしい。
「デパートがなんなのか私にはわかりませんわ。ここには武器や防具だけじゃなく小物、服、日用品など全てが揃った総合商店ですわ」
うん、デパートだな。
「魔導具もいくらか置いてあるんだよな?」
「むしろそれ以外は置いていませんわ」
「なあ、それって莫大な金額じゃねーのか」
「ええその通りですわ。此処にある商品全てを足しますとこの国の国家予算を優に超えますの」
「のわりに警備員が少なくないか? それなら軍隊レベルで警備しないとだめだろ」
「それでしたら問題ありませんわ。レッドさん、そこの鎧に触れてみてくださる?」
「お、俺!?」
レッドが恐る恐る近くの棚へと手を伸ばす。そこに鎮座するは黄金に輝く鎧。値札にゼロがこれでもかと並んでいる。うん、俺でも手が震えそうだ。
「え!? なんでだよ! 兄貴! これ触れないぞ!」
繰り返し掴もうとするが、レッドの手はすり抜ける一方だ。
「レオーラ、一体どういうことなんだ?」
「ここは異世界最大の魔道具ショップ《ファタジー》ですわ。各国の首都に同じ店がありますの。そしてみな同じものを並べていますわ」
「ここにあるのは本物じゃないと」
「ええそうです。こことは別の倉庫で管理されていますわ」
「欲しい商品があったら都度運んで来るのか?」
「転送の魔道具を使えば一瞬ですわよ」
なんでもありだな異世界。
「試着はできるのですか?」
「もちろんですわ。店員に伝えれば、実物を着たり、触ったりすることが出来ますわ」
なるほど、よくできたシステムだ。
「あ、あっちにテントのコーナーがある!」
「アンヘレス! 走るな! 人とぶつかるぞ」
お前とぶつかった人が可哀想だろ。
「ふはぁー。テントってこんなに種類があるんですね」
色とりどりで色々な大きさもある。アウトドアの専門店に来たみたいだな。
「このテントはどうかしら? 一度使った事がありますけどなかなか良かったですわよ」
「ほう、五人用テントか。ベッド、キッチン、水道、トイレ、空調、シャワー完備だと……」
これってテントっていうのか?
「使用回数は五十回のようですわ」
「これで五十万ギルか。高いのかそうじゃないのかの判断がつかないな。でもまあ、金には余裕あるしな」
「ルイスさん、こっちのは結界つきですよ」
さすがに百万ギルと高いな。ん? あれは――。
「よし、これにしよう」
「ルイスさん。それ三百万ギルもしますよ……」
「いやこれにする。男性陣と女性陣で二つ必要だな」
「兄貴こそ無駄遣いじゃねーのか!」
「無駄じゃない。これはマストだ」
俺が選んだテントはそれ以下のグレードの全ての機能がついてる。なにより、テント内が個室で分かれているのだ。しかも仕切り布には防音機能が付加されている。俺の安からな睡眠とプライバシー保護のためには必須の機能だ。
「お、アイテムボックスまで置いてあるのか。レッドとアクアの分も買っておくか」
収納容量よりも時間停止機能を優先することにした。一つ百万ギルで有効期間は三ヶ月。
「えー、勿体ないですよ! いつも通り、皆さんが持ってるのを使わせて貰えばいーじゃないですか」
レオーラもアンヘレスも高価なアイテムボックス持ちだった。多分二人とも金持ちなんだろーよ。
ちなみに通常であればダンジョンに潜るパーティは荷物持ちのポータを雇う。アイテムボックスを買うより遥かに安いからだ。
「いや、各自が持っておくべきだな。今後はダンジョンの難易度が上がるはずだ。いつ罠に引っかかって孤立するとも限らない。そのときに食料がないと最悪餓死することになる」
「怪我した時も同じですわよ。最低限の薬草やポーションが必要ですの」
「でも、罠の発見と解除なら私が……」
「レッドが無理だろ」
「……そうですね」
「俺は大丈夫だ! 二日位食べなくても大丈夫だし、怪我なんて唾でもつけたら治るって!」
罠には引っかかるのが前提なんだ。
「ルイスさんすみません。買って頂けると有難いです」
アクアもないと不味いと思ったようだ。
「さて、次は――」
「水着だよね! 二階らしいよ!」
「私、どんなの着たらいいか分からないです……」
「大丈夫ですわ。わたくしがアクアさんにお似合いのを選んであげますわよ!」
「は、派手なのはやめてください!」
女性陣がキャッキャしながら階段を駆け上がっていく。
「兄貴! 俺の水着も選んでくれるよな!」
「んなわけあるか馬鹿」
「そんな!」
野郎のパンツを見てこれがいいとかあれがダメとか、ありえないだろ。
「異世界も同じなんだな」
女性用の売り場スペースと比較して男性用は圧倒的に小さかった。まあ別にどうでもいいけどさ。さて、ここは無難にボクサーパンツにしようかな。
「熱耐性(小)と物理防御(小)か。お、俊敏性増加(小)までついているのか」
ふーむ、まさか水着も防具扱いだとは。
「兄貴! それよりもこっちの方がいいぞ」
「それは……。熱耐性と俊敏性が中で物理魔法防御が小か」
でもブーメランパンツか。うーん、履きたくないのに履きたくなる効果だ。
「おおすげえ! 兄貴これみてくれよ」
「熱耐性大、物理魔法防御と俊敏性が中。さらには攻撃力倍増だと……」
「よし、俺はこれにする!」
「そうか俺はブーメランにしとくかな」
まさかの赤ふんどしでした。これってなんの嫌がらせ? いくら防御力が高くても俺は履かないぞ。精神的なダメージが大きすぎる。
サイズは自動調整なので後は柄だけ決めて終わりだ。水着を購入するまで二十分とかからなかった。
だが、ここからが長かった。
「兄貴ー。おれ腹すいたよぉ……」
「そうだな。ならそろそろ行くぞって伝えてきてくれるか」
「勘弁してくれ! さっきそれでボコボコにされたんだぞ」
一時間経ったところでレッドが催促に行った。どんなもん着たって体型は変わらないんだから早くしろと。完全に地雷を踏み抜いたのだ。
それからさらに一時間たったが未だに戻ってこないのだ。どこの世界も女性の買い物は長いらしい。どんなものを選んでいるのか気になるが、近づくことすら許されないのだ。
「お待たせー」
「おまえら、何時間掛かってるんだよ……」
「アクアちゃんがなかなか決断してくれなかったのですわ」
「あ、あ、あんなふしだらなものなんて着れません!」
「あ、ビーチボール買ってないよ!」
「だから遊びじゃねーんだぞ」
「じゃあ、次は服だね!」
「服なんて何だって――。いや黙るから! 黙って待つから、蹴らないでくれ!」
蛇に睨まれた蛙のように縮こまるレッド。やめてくれ、俺まで内股になりそうになったじゃないか。
そんなこんなで買い物を終えた頃には、夜も余も老けていた。女性とのショッピングって苦痛以外の何物でもないよね。
「何を買うか決まっているのに、こんなに時間がかかる理由が俺にはわからん」
「ルイスさんもまだまだですね」
「そんなんじゃ良い旦那様にはなれませんわよ」
ならないし。一生独身でいるし。
「そうよ未来の王様!」
何がどうなってそんなことをほざいているのか俺には理解できない。
ああ、今日も三つの月が綺麗だな……。
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「なあ、それって莫大な金額じゃねーのか」
「ええその通りですわ。此処にある商品全てを足しますとこの国の国家予算を優に超えますの」
「のわりに警備員が少なくないか? それなら軍隊レベルで警備しないとだめだろ」
「それでしたら問題ありませんわ。レッドさん、そこの鎧に触れてみてくださる?」
「お、俺!?」
レッドが恐る恐る近くの棚へと手を伸ばす。そこに鎮座するは黄金に輝く鎧。値札にゼロがこれでもかと並んでいる。うん、俺でも手が震えそうだ。
「え!? なんでだよ! 兄貴! これ触れないぞ!」
繰り返し掴もうとするが、レッドの手はすり抜ける一方だ。
「レオーラ、一体どういうことなんだ?」
「ここは異世界最大の魔道具ショップ《ファタジー》ですわ。各国の首都に同じ店がありますの。そしてみな同じものを並べていますわ」
「ここにあるのは本物じゃないと」
「ええそうです。こことは別の倉庫で管理されていますわ」
「欲しい商品があったら都度運んで来るのか?」
「転送の魔道具を使えば一瞬ですわよ」
なんでもありだな異世界。
「試着はできるのですか?」
「もちろんですわ。店員に伝えれば、実物を着たり、触ったりすることが出来ますわ」
なるほど、よくできたシステムだ。
「あ、あっちにテントのコーナーがある!」
「アンヘレス! 走るな! 人とぶつかるぞ」
お前とぶつかった人が可哀想だろ。
「ふはぁー。テントってこんなに種類があるんですね」
色とりどりで色々な大きさもある。アウトドアの専門店に来たみたいだな。
「このテントはどうかしら? 一度使った事がありますけどなかなか良かったですわよ」
「ほう、五人用テントか。ベッド、キッチン、水道、トイレ、空調、シャワー完備だと……」
これってテントっていうのか?
「使用回数は五十回のようですわ」
「これで五十万ギルか。高いのかそうじゃないのかの判断がつかないな。でもまあ、金には余裕あるしな」
「ルイスさん、こっちのは結界つきですよ」
さすがに百万ギルと高いな。ん? あれは――。
「よし、これにしよう」
「ルイスさん。それ三百万ギルもしますよ……」
「いやこれにする。男性陣と女性陣で二つ必要だな」
「兄貴こそ無駄遣いじゃねーのか!」
「無駄じゃない。これはマストだ」
俺が選んだテントはそれ以下のグレードの全ての機能がついてる。なにより、テント内が個室で分かれているのだ。しかも仕切り布には防音機能が付加されている。俺の安からな睡眠とプライバシー保護のためには必須の機能だ。
「お、アイテムボックスまで置いてあるのか。レッドとアクアの分も買っておくか」
収納容量よりも時間停止機能を優先することにした。一つ百万ギルで有効期間は三ヶ月。
「えー、勿体ないですよ! いつも通り、皆さんが持ってるのを使わせて貰えばいーじゃないですか」
レオーラもアンヘレスも高価なアイテムボックス持ちだった。多分二人とも金持ちなんだろーよ。
ちなみに通常であればダンジョンに潜るパーティは荷物持ちのポータを雇う。アイテムボックスを買うより遥かに安いからだ。
「いや、各自が持っておくべきだな。今後はダンジョンの難易度が上がるはずだ。いつ罠に引っかかって孤立するとも限らない。そのときに食料がないと最悪餓死することになる」
「怪我した時も同じですわよ。最低限の薬草やポーションが必要ですの」
「でも、罠の発見と解除なら私が……」
「レッドが無理だろ」
「……そうですね」
「俺は大丈夫だ! 二日位食べなくても大丈夫だし、怪我なんて唾でもつけたら治るって!」
罠には引っかかるのが前提なんだ。
「ルイスさんすみません。買って頂けると有難いです」
アクアもないと不味いと思ったようだ。
「さて、次は――」
「水着だよね! 二階らしいよ!」
「私、どんなの着たらいいか分からないです……」
「大丈夫ですわ。わたくしがアクアさんにお似合いのを選んであげますわよ!」
「は、派手なのはやめてください!」
女性陣がキャッキャしながら階段を駆け上がっていく。
「兄貴! 俺の水着も選んでくれるよな!」
「んなわけあるか馬鹿」
「そんな!」
野郎のパンツを見てこれがいいとかあれがダメとか、ありえないだろ。
「異世界も同じなんだな」
女性用の売り場スペースと比較して男性用は圧倒的に小さかった。まあ別にどうでもいいけどさ。さて、ここは無難にボクサーパンツにしようかな。
「熱耐性(小)と物理防御(小)か。お、俊敏性増加(小)までついているのか」
ふーむ、まさか水着も防具扱いだとは。
「兄貴! それよりもこっちの方がいいぞ」
「それは……。熱耐性と俊敏性が中で物理魔法防御が小か」
でもブーメランパンツか。うーん、履きたくないのに履きたくなる効果だ。
「おおすげえ! 兄貴これみてくれよ」
「熱耐性大、物理魔法防御と俊敏性が中。さらには攻撃力倍増だと……」
「よし、俺はこれにする!」
「そうか俺はブーメランにしとくかな」
まさかの赤ふんどしでした。これってなんの嫌がらせ? いくら防御力が高くても俺は履かないぞ。精神的なダメージが大きすぎる。
サイズは自動調整なので後は柄だけ決めて終わりだ。水着を購入するまで二十分とかからなかった。
だが、ここからが長かった。
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「そうだな。ならそろそろ行くぞって伝えてきてくれるか」
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それからさらに一時間たったが未だに戻ってこないのだ。どこの世界も女性の買い物は長いらしい。どんなものを選んでいるのか気になるが、近づくことすら許されないのだ。
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そんなこんなで買い物を終えた頃には、夜も余も老けていた。女性とのショッピングって苦痛以外の何物でもないよね。
「何を買うか決まっているのに、こんなに時間がかかる理由が俺にはわからん」
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