異世界 de ソウルコレクター

白水 翔太

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第三世界 メルカド(金こそ全てだ!)

第六十六話 仕入れ

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「うーん、いつ見ても凄い行列だな」

 最近、商業都市ロンセトに新しいレストランが出来た。連日長蛇の大盛況だ。噂によると上級貴族も足を伸ばしているらしい。

「五百人は待っているメェ」
「行列の最後尾が見えないもんな。こりゃ他の店から苦情が来るわけだ」

「やはり旦那様の言う通り整理券を配るべきだったメェ……」
「昨晩従業員が頑張って作ったけどな」

「そうでしたかメェ」
「少なくとも千番までは用意したはずだ」

「しかし現実は存在しないメェ……」
「お前が食ったからだろ!?」

「三百三十三番が一番美味しかったメェ」
「知るか!?」

 俺の隣に立つのは羊の獣人だ。羊の癖に漆黒のスーツを身に纏ってやがる。卸・小売業ギルドが推薦してきたサポート役だ。こう見えて仕事はものすごく優秀なのだ。店舗や従業員の段取り、各種登録や申請の手続きを一瞬で終わらせた。

 ただ、手癖が悪いのが玉に疵だ。以前もどこかの高級店で支配人クラスだったらしい。が、重要な契約書類を全て咀嚼したことが原因でクビになったようだ。なんとも微妙な奴を薦めてきたものだ。紙幣ではなく硬貨文化で良かったよ。毎日の稼ぎがこいつの胃に納まるのだけは勘弁だ。

 食事を終えたのか店からぞろぞろと人が出て来た。

「評判通り、めちゃくちゃ美味かったな!」
「天にも昇る気持ちってあーいうのをいうんだな」
「さすがにもう食べれないわ!」
「明日は今日とは違う皿を食べるぞ!」
「えええ!? それって今晩からまた並ぶってこと? それは無理よ」
「お腹一杯で眠気が……」

「仕方ないだろ。OSUSHIはここでしか食えないんだから」
「OSUSHI超最高!」
「でももうオサイフがキツイわ」
「よっしゃ! これからダンジョンに潜るぞ!」
「ちょ、徹夜明けなんだけど」
「ムニャムニャ……」

 そう、俺が初めて出店したのは寿司屋だ。それも回る方ね!

「フフフ、目論見は大成功だな」
「旦那様は天才メェ」

「立地が最高だしな。ちょっと土地と建物が高かったけど」
「すぐに回収できるメェ」

 ロンセト商店街の中でもギルドにほど近い一等地。そこを買い取ったのだ。元々は石造りの店が建っていた。それを全て解体し、一度更地にした。そしてあえて木造三階建ての店を建築したのだ。店内は茶屋のイメージだ。寿司なんだし、和テイストの方が盛り上がるだろ。

 お蔭で三十五億ギルあった資産も、土地代、解体費、建築費で二十億ギルを切るほどまで目減りしてしまった。

「旦那様、明日以降の東米__トーゴメ__#と東酢トーズの在庫が乏しいメェ」
「おおもうそんなに無くなったのか。ちょっと仕入れに行って来るわ」
「よろしくメェ」

 お前は旦那様に敬語を使えないのか。見た目は執事っぽいのに残念なヒツジだ。丸刈りにして羊毛でも売ろうかな。

   ****

「おお、もう実っているじゃないか」

 まさに黄金の大海原。収穫直前の稲穂が頭を垂らし、そよ風に身を任せるように波打っていた。

「それもこれも全てご領主様のお蔭でございます」

 杖をついた老人が頭を下げる。この村の村長だ。

「気にするな有り余った魔力だ」

「それにしてもこの東米は最高ですな。モチモチと瑞々しくて村民にも非常に評判が良いです。もうあんなパサパサした米を作るなんてことはないでしょうぞ」

 メルカド世界のトーヨーから種もみを仕入れドデルヘンの自分の領地に運んだ。いや魔力って何でもありだね。通常半年ほどかかる栽培が魔力を籠めたら一瞬でした。発芽から育苗、稲刈りまでたったの三日。マジ笑いが止まらんかった。初回の収穫は食料にはせずに全て種もみにして、すぐに栽培を繰り返した。いまや領地外に出荷しても何ら問題ないほどの収穫量になっている。

「領主様。オラ、海藻で出汁をとったあの味噌スープがたまらなく好きですだ!」
「オラも、干物と魚卵の塩漬けがあれば何杯も東米をお代わりしてしまいますだ!」

 領地で獲れた東米と、港町アーリア特産の海産物。それらの交易をサントニ卿に提案したのだが、どうやら功を奏しているようだ。乾物であっても魚介類と東米との相性は抜群だしな。向こうはカレーのために東米を欲しているのでWIN-WINの関係だ。
 
「そういえば要望の味噌二樽もってきたぞ」
「いつもありがとうございます。代わりの品を用意しておきましたのでお持ちくださいませ」

 倉庫には精米された米が山積みになっていた。味噌一トンで米六十トンと交換できるのだ。俺の魔力の影響もあって、いやむしろ完全にその所為だな。米の収穫頻度が半端ないから超安く仕入れることができるんだ。味噌はこの世界にはないから貴重だし。

「ごほごほごほ。いやしかしやはりこの臭いには慣れませんな」
「慣れていても近くで吸うと咽るけどな」

「ご領主様、米酒はわかるのですが……。こんな異臭を放つものを大量に作られて如何いたすのですか?」
「オラ飲んでみたけど咳が止まらんかっただ」

 この臭いを初めて嗅いで飲もうとするチャレンジャーなんていたんだな。

「ああ、ちょっと他で使う用があるんだよ」
「なるほど戦場で使う毒でございますか」

 ちげーよ。

 倉庫には米とは別に1m3の容量の樽が三つ。二つは米酒で残り一つは米酢だ。酢を作る目的で麹と酵母を仕入れたのでついでに日本酒も作ってみたのだ。アルコール発酵も魔力であっという間だ。問題はそこから酢酸発酵を進める菌がなかなか手に入らなかったことだ。

 しかしこれも魔力が解決してくれた。魔力を込めながら酢を作れ酢を作れと念じていたら思いが通じた。酢酸発酵に必要な菌だけが純粋に増殖してくれたみたい。どうやら魔力には生物の代謝活性を飛躍的に向上させる力あるようだ。

「ではありがたく貰っていく」
「またのお越しを村民一同待ちわびております」

 俺は、倉庫ごと異世界アタッシュケースに収納する。代わりに空の倉庫を元の位置に設置した。アイテムリストでは倉庫1として表示される。これめっちゃ便利。

 俺は村を離れ近場の森に行く。森の中心をちゃちゃっと闇魔法で整地していく。ていうか闇に木々を吸収させていくだけだけどね。

「さてと、アーリアの街に行く前に……」

 俺は右手と左手に力を籠めスキルを発動する。お、なかなかの抵抗だな。大物を釣り上げる感覚でこちらへと引っ張る。

「ガァアア!? 我の安眠を妨げる愚か者め!?」
「よお、久しぶりだな」

「貴方様は!? こ、ここは何処!?」
「おい、あまりキョロキョロ首を動かすな、引火するだろーが」

「わ、我は何故このような場所に……。暖かいマグマの中で温もりに包まれていたはずが……」
「いや、ちょっとお前の涙が欲しくてさ。そこの樽を一杯にして欲しい」

「そんな!? 急に泣けと言われて泣けるものでは……」
「だと思ってサポートを用意しておいた」

「あなたもいっぱしに口答えができるようになったのですね」
「ひ、ひぃいぃいいい!? コ、コ、コ、コ……」

 異世界召喚スキルのレベルが上がって二人までなら同時に召喚できるようになった。どうやら人でなくてもいけるようだ。竜と亜神だし。

「さて、今日はどのように戯れましょうか」
「ひ、ひぃいいぃいい!?」

 後ずさる火竜はすでに涙と鼻水塗れだ。股間から黄金の液体を漏らしていた。それはいらんからね。

「きたねーなー。涙だけ回収するのがなかなか難しいぞ」
「では私めにお任せを――」

「ピギャァアァアア!?」

 赤竜の顎を打ち抜くコールマン。衝撃で涙が盛大に飛び散る。俺はその滴の一つを大地に落ちる前に樽で受け止める。よし、ゲット。可哀想だからもう帰してやろうかな。

「主様、私めの分もお願いできますでしょうか」
「持って帰れるのか?」

「執事ですから」
「いや、亜神だからだろ」

「オーグ様とララ様のカレーの消費量が多く……」
「なるほど。料理長に頼まれたと」
「その通りにございます」

 可哀想に再び頬をぶたれる赤竜。

「もういやだ、もういやだ、もういやだ……」
「なあ、赤竜よ。申し訳ないけど次回からは現れたらすぐに涙を出してくれないか」

「もういやだ、もういやだ、もういやだ……」
「無礼者。主様の話を聞きなさい」

「ギャウゥウウン!?」

 あ、脳天に踵落とし。地面に顔がめり込んでいた。

「おい、やりすぎだ」
「はっ」

「月に一回程度召喚すると思う。涙を一粒流して貰えれば次からはコールマンを呼ぶことはないだろう」
「それは本当ですか!?」

「ああ勿論だ」
「わ、わ、わ、わかりました! 精一杯泣かして頂きます!」

 そっちの世界でコールマンが行くことはあるかもしれないけどね……。それについては可哀想なので今は触れないでおこう。

「ではまたな」
「御意に」

 召喚した一人と一体が消えた後、ナノルーフに頼み一旦、メルカド世界に戻る。その後すぐにアーリアの街に呼び出してもらった。メルカドとドデルヘン世界間の移動は出現位置を任意に選ぶことができるのだ。つまり一度訪れれば、あとは行き来が自由ということだ。これ便利すぎー。

「よう、サントニ卿。香辛料を持って来たぞ」
「これはこれはブランド卿。本日もいつもの通りの品で宜しいでしょうか」

「ああ、いつもの通り海産物全てだ。光り物を大目に頼む」
「しかし、本当に蟹を入れても構わないのですか?」
「ああ勿論だ」

 寿司屋では馬鹿みたいに受けているぞ。ネタにすれば元の見た目なんぞわからないからな。

「ところでカレーは売れているか?」
「当然でございます! 毎日長蛇の列で千食は売れておりますぞ。近隣諸国からわざわざ足を運ぶ者まで出てきております」

 おお、一日千食ってなかなかだな。たしか日本円換算で一杯五千円だよな。そうすると一日五百万。年間三百日営業したらカレーだけで年商十五億円か。ボロ儲けだな。

「現在、カレーだけの専門店を立ち上げようと考えているところです」
「おお、そこまでか」

「ええ、レストランで頼まれるメニューがほとんどカレー一色になってしまいまして。ちょっとシェフのプライドが……」

「なるほどな。高級レストランのシェフなのにそれはきついな」
「腕を奮う機会がないと不満たらたらでして……」

「カレー専門店をやるならトッピング制を導入してみたらどうだ?」
「それはなんでございますか?」

 俺は某有名チェーンの戦略を伝える。

「ワフッ!? それはいい! 一品一品はさほど高くないですが、気づいたら値段が元の倍になるって寸法ですな!」

 それはやりすぎなような気がするけど。なんかこの世界の人たちならそうなりそうだな。

    ****

「カール、今戻ったぞ」
「旦那様ご苦労メェ」

「それほんとに敬ってる?」

 色々と回ってたら夜遅くなってしまった。どうやら店じまいをしたところでちょうど後片付けをしている所のようだ。

「売り上げはいつも通りか?」
「メェ、一階の売り上げが九千二百万ギル、二階が七千八百万ギル。合わせて一億七千万ギルメェ」

「おお、昨日よりも伸びたな。最高額じゃないか」
「職人たちが握りという荒修行に慣れて来たメェ」

「初日はヒーラーさんが大活躍だったもんな」
「ええ、職人が腕を痙攣させて泡拭いてたメェ」

 ふむ、利益は別に計算するとして月に二十五日開店すれば、年商五百億ギルほどは叩き出しそうだな。初店舗としては大成功だな。というか一店舗でこの売り上げ額はありえなくね? あれ、詳細どうなってたっけ? ちょっとカールに確認してみよう。
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