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ブラックブリード・エンパイア
第四話 ギルド
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一先ずの目的が金稼ぎになったサンジュウシはギルドへと来ていた。
辺りはすでに日が沈み、ハンターの数も疎らになっているがギルドは二十四時間運営している。
全身をSランク装備の黒傭の鎧で包んでいるせいか周囲から視線を向けられているが、構うことなく受付に向かった。
「ようこそおいで下さいました、サンジュウシ様。クエストをお受けになりますか?」
眼鏡を掛けた受付嬢はゲームと同じ言葉を吐いた。
「ああ。討伐以外のクエストはあるか?」
「少々お待ちください」受付嬢は手元に置いてあるファイルを捲り始めた。「そうですね……現在Sランクハンターが受注できるクエストの中では『火山地帯での鉱石採掘』と『クオートリの卵採取』がございます」
火山地帯はAランク以上のハンターが行ける危険なダンジョンで、クオートリは十段階評価の危険度で六のモンスターだ。ちなみにスライムは危険度一にも満たない。
「火山地帯にクオートリか。確実に戦闘は避けられないタイプのクエストだよな……もっとこう、近場での薬草採取、みたいなクエストはないのか?」
「そういったクエストはランクの低いハンターが率先して受けてしまうので、今は残っていないですね。比較的、危険度の低い討伐クエストならございますが……」
ゲームであれば簡単なクエストを何度でも受けることが出来たが、今は出来なくなっている。サンジュウシは考えるように鎧の上から顎に手を置くと、差し出されていた二枚のクエストを突き返した。
「いや、モンスターは無しだ」受付嬢がクエストの紙を受け取るのを見て、項垂れるようにカウンターに手を着いた。「だが、クエストを受けなきゃ金は無いし、今夜泊まる場所もない……どうするかな」
このゲームでは金の稼ぎ方がシビアなだけにクエストを受けると準備金として報酬の一部を先にもらうことが出来る。それはどれだけ簡単なクエストでも変わらないため、足掛かりとして考えていたサンジュウシにとっては急ブレーキを掛けられた気分だった。
項垂れるサンジュウシを見た受付嬢は眼鏡を整えながら徐に口を開いた。
「お金が必要でしたらアイテムや装備品を売っては如何ですか? Sランクハンターのサンジュウシ様であれば、不必要な道具を売ればそれなりの額になると思いますが」
「っ――それだ!」まるで雷に打たれたかのように体を震わせたサンジュウシは受付嬢の手を握り締めた。「ありがとう、お嬢さん! 今度何か奢ります!」
そう言って駆け出したサンジュウシは街の外灯の中を雑貨屋に向けて進んでいく。
この世界には武器屋・装備屋・雑貨屋など様々な店があるが、その中で若干買取価格が落ちるものの、なんでも買い取ってくれるのは雑貨屋のみだ。各店を回るのが面倒な者はアイテムなどを売るのを雑貨屋で済ませてしまう。
とはいえ、サンジュウシが今まで装備品やアイテムを売ることを思いつかなかったのも仕方が無い。中級者以上のプレイヤーの中で、狩人の背嚢を持っている者は手に入れたアイテムなどを全て確認したりはしないし、何より上限から解放されるから新しい装備を買ったり作ったりしても持ち物が圧迫されることがない。
加えて現実での金稼ぎを目的としていたプレイヤーたちは基本的にモンスター退治やクエストの報酬で金を貯めているから、アイテムを売るという発想自体が無いのだ。
「雑貨屋は……こっちか」
商店街のように立ち並ぶ店の中から唯一、明かりの点いている建物に入ると小太りの店主がサンジュウシに気が付いた。
「いらっしゃい。ただ、もう店仕舞いの時間なんだがね」
「買取だけなんでちょっとお願いできませんか?」
「買取ぃ? あんたSランクハンターだろ? そんな身なりでその日暮らしなんざ合わないぜ」
「合う合わないはほっといてくれ。訳ありで文無しなんだ。俺の持っている使っていない装備や武器を――」その時、気付いたようなサンジュウシは自らの体を見下ろした。「もしかしなくともこの鎧、目立つか?」
「そりゃあなぁ。そんなレアもんを持っているハンターは数限られる」
「そうか……着替える場所あるか?」
指差されたほうにはさすがはなんでも売っている雑貨屋、カーテンで仕切られた更衣室があった。
「つーか、これどうすんだ?」更衣室に入り、背嚢に手を突っ込んだところで呟いた。「着替え……脱ぎ方もわからねぇしな」
普段なら手元操作で簡単に着替えられるところを、サンジュウシ本人は鎧の着脱方法など知っているわけも無く。そして、背嚢の中に装備やアイテムが入っていることは感じられるが物理的に取り出す方法がわからない。
「ぶっ壊れ性能の狩人の背嚢があるってことは、そういう使い方が出来るってことだ」呟いて目を閉じた。そして、再び目を開けた。「……できた。つまり想像で着脱可能ってことか」
そこには鎧を脱いで肌着姿になったサンジュウシがいた。
「出来る限り目立たないランクの装備で……それでいて防御力が高いのは――たしか布ベースで動き易いのがあったな」
ゴソゴソと背嚢の中で手を回せば、目的のものを見付けたのか目を閉じた。すると、ボタンが無く風通しの良さそうなポロシャツに、ワイドなカーゴパンツ姿になった。
「まぁ、こんなものか。とりあえず防具は念のために黒傭の鎧と、霜天の羽衣あたりは残しておいて、武器もそれぞれ一種類を残しておけばいいか」
呟きながら更衣室を出れば小太りの店主は驚いたような顔をして、加えていた煙草を落とした。
「あんた……そんな顔してたのか」
「なんだ、何か変か?」
「いや、黒傭のハンターの素顔がそんなベッピンだったのに驚いただけだ」
「ああ、そういうことか。アバター作成適当にやっちまったからなぁ。たしかに初期の頃はネカマを疑われていたが……こんなことになるならもっとちゃんと男寄りで厳つく作れば良かった」
「何言ってんのかよくわからねぇが、それで? 何を売るんだ?」
「防具を三十種くらいと、武器を約六十」
「全部で百前後か。随分と奮発するな」
「要り様でな。これ――どうやって渡すんだ?」
「あんた、狩人の背嚢だろ? じゃあ、その背嚢を台に乗せな」差し出された量りのような台に外した背嚢を乗せると、カウンターの下から取り出された画面に中身が映し出された。「そこから売りたいものを選びな」
「こういうところはハイテクなんだな。まぁ有り難いが」言いながら画面に触れて売るものを店側へ移すと武器・防具合わせて四つが残った。ちなみに装備しているものは表示されない。「じゃあ、とりあえずこれで」
「はいよ、確認する――えっ! あんた……本当にこれ全部売っちまっていいのかい?」
驚く店主を余所に何食わぬ顔をしたサンジュウシは頷いて見せた。
すると考えるように俯いた店主は店の奥へと進んでいき、戻ってきた手には複数の封筒が握られていた。
「じゃあ防具で一千万、武器で二千万、合わせて三千万でどうだ?」
「さすがに一割にも満たないか……よし、それで良い。買い取ってくれ」
「毎度あり。ちょいと色を足しておいたぜ?」
「助かる」頭を下げて背嚢を腰に付け、封筒に手を伸ばしたところで再び考えるように固まってしまった。「これ……どうやって仕舞うんだ?」
「あんたSランクなのにそんなことも知らないのか? その金はもうあんたのだから手に持った状態で『収納』って言えばいい」
「……収納」呟くと、その手の中にあった封筒が消えた。「なるほど。認識の問題ってことか。色々と助かったよ、店主」
「いやいや、こっちこそ儲けさせてもらった。またのお越しをお待ちしているよ」
軽く手を挙げて店を出ると、背後の雑貨屋の明かりが消えた。
辺りの店の明かりも消えており、やっている店といえば酒場や食事処ばかり。先立つものを手に入れたサンジュウシは使い道を考えつつも、最初に訪れた酒場兼宿屋に向かった。
目的はゲーム内通貨で百億円を稼ぐこと。そのために三千万をどう使うのか――さすがは一度は百億を稼いだ男だ。無駄遣いはしない……だが。
「モンスターだけはなぁ」
溜め息混じりのサンジュウシは、項垂れながら酒場兼宿屋『龍のうろこ』へと入っていった。
辺りはすでに日が沈み、ハンターの数も疎らになっているがギルドは二十四時間運営している。
全身をSランク装備の黒傭の鎧で包んでいるせいか周囲から視線を向けられているが、構うことなく受付に向かった。
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「ああ。討伐以外のクエストはあるか?」
「少々お待ちください」受付嬢は手元に置いてあるファイルを捲り始めた。「そうですね……現在Sランクハンターが受注できるクエストの中では『火山地帯での鉱石採掘』と『クオートリの卵採取』がございます」
火山地帯はAランク以上のハンターが行ける危険なダンジョンで、クオートリは十段階評価の危険度で六のモンスターだ。ちなみにスライムは危険度一にも満たない。
「火山地帯にクオートリか。確実に戦闘は避けられないタイプのクエストだよな……もっとこう、近場での薬草採取、みたいなクエストはないのか?」
「そういったクエストはランクの低いハンターが率先して受けてしまうので、今は残っていないですね。比較的、危険度の低い討伐クエストならございますが……」
ゲームであれば簡単なクエストを何度でも受けることが出来たが、今は出来なくなっている。サンジュウシは考えるように鎧の上から顎に手を置くと、差し出されていた二枚のクエストを突き返した。
「いや、モンスターは無しだ」受付嬢がクエストの紙を受け取るのを見て、項垂れるようにカウンターに手を着いた。「だが、クエストを受けなきゃ金は無いし、今夜泊まる場所もない……どうするかな」
このゲームでは金の稼ぎ方がシビアなだけにクエストを受けると準備金として報酬の一部を先にもらうことが出来る。それはどれだけ簡単なクエストでも変わらないため、足掛かりとして考えていたサンジュウシにとっては急ブレーキを掛けられた気分だった。
項垂れるサンジュウシを見た受付嬢は眼鏡を整えながら徐に口を開いた。
「お金が必要でしたらアイテムや装備品を売っては如何ですか? Sランクハンターのサンジュウシ様であれば、不必要な道具を売ればそれなりの額になると思いますが」
「っ――それだ!」まるで雷に打たれたかのように体を震わせたサンジュウシは受付嬢の手を握り締めた。「ありがとう、お嬢さん! 今度何か奢ります!」
そう言って駆け出したサンジュウシは街の外灯の中を雑貨屋に向けて進んでいく。
この世界には武器屋・装備屋・雑貨屋など様々な店があるが、その中で若干買取価格が落ちるものの、なんでも買い取ってくれるのは雑貨屋のみだ。各店を回るのが面倒な者はアイテムなどを売るのを雑貨屋で済ませてしまう。
とはいえ、サンジュウシが今まで装備品やアイテムを売ることを思いつかなかったのも仕方が無い。中級者以上のプレイヤーの中で、狩人の背嚢を持っている者は手に入れたアイテムなどを全て確認したりはしないし、何より上限から解放されるから新しい装備を買ったり作ったりしても持ち物が圧迫されることがない。
加えて現実での金稼ぎを目的としていたプレイヤーたちは基本的にモンスター退治やクエストの報酬で金を貯めているから、アイテムを売るという発想自体が無いのだ。
「雑貨屋は……こっちか」
商店街のように立ち並ぶ店の中から唯一、明かりの点いている建物に入ると小太りの店主がサンジュウシに気が付いた。
「いらっしゃい。ただ、もう店仕舞いの時間なんだがね」
「買取だけなんでちょっとお願いできませんか?」
「買取ぃ? あんたSランクハンターだろ? そんな身なりでその日暮らしなんざ合わないぜ」
「合う合わないはほっといてくれ。訳ありで文無しなんだ。俺の持っている使っていない装備や武器を――」その時、気付いたようなサンジュウシは自らの体を見下ろした。「もしかしなくともこの鎧、目立つか?」
「そりゃあなぁ。そんなレアもんを持っているハンターは数限られる」
「そうか……着替える場所あるか?」
指差されたほうにはさすがはなんでも売っている雑貨屋、カーテンで仕切られた更衣室があった。
「つーか、これどうすんだ?」更衣室に入り、背嚢に手を突っ込んだところで呟いた。「着替え……脱ぎ方もわからねぇしな」
普段なら手元操作で簡単に着替えられるところを、サンジュウシ本人は鎧の着脱方法など知っているわけも無く。そして、背嚢の中に装備やアイテムが入っていることは感じられるが物理的に取り出す方法がわからない。
「ぶっ壊れ性能の狩人の背嚢があるってことは、そういう使い方が出来るってことだ」呟いて目を閉じた。そして、再び目を開けた。「……できた。つまり想像で着脱可能ってことか」
そこには鎧を脱いで肌着姿になったサンジュウシがいた。
「出来る限り目立たないランクの装備で……それでいて防御力が高いのは――たしか布ベースで動き易いのがあったな」
ゴソゴソと背嚢の中で手を回せば、目的のものを見付けたのか目を閉じた。すると、ボタンが無く風通しの良さそうなポロシャツに、ワイドなカーゴパンツ姿になった。
「まぁ、こんなものか。とりあえず防具は念のために黒傭の鎧と、霜天の羽衣あたりは残しておいて、武器もそれぞれ一種類を残しておけばいいか」
呟きながら更衣室を出れば小太りの店主は驚いたような顔をして、加えていた煙草を落とした。
「あんた……そんな顔してたのか」
「なんだ、何か変か?」
「いや、黒傭のハンターの素顔がそんなベッピンだったのに驚いただけだ」
「ああ、そういうことか。アバター作成適当にやっちまったからなぁ。たしかに初期の頃はネカマを疑われていたが……こんなことになるならもっとちゃんと男寄りで厳つく作れば良かった」
「何言ってんのかよくわからねぇが、それで? 何を売るんだ?」
「防具を三十種くらいと、武器を約六十」
「全部で百前後か。随分と奮発するな」
「要り様でな。これ――どうやって渡すんだ?」
「あんた、狩人の背嚢だろ? じゃあ、その背嚢を台に乗せな」差し出された量りのような台に外した背嚢を乗せると、カウンターの下から取り出された画面に中身が映し出された。「そこから売りたいものを選びな」
「こういうところはハイテクなんだな。まぁ有り難いが」言いながら画面に触れて売るものを店側へ移すと武器・防具合わせて四つが残った。ちなみに装備しているものは表示されない。「じゃあ、とりあえずこれで」
「はいよ、確認する――えっ! あんた……本当にこれ全部売っちまっていいのかい?」
驚く店主を余所に何食わぬ顔をしたサンジュウシは頷いて見せた。
すると考えるように俯いた店主は店の奥へと進んでいき、戻ってきた手には複数の封筒が握られていた。
「じゃあ防具で一千万、武器で二千万、合わせて三千万でどうだ?」
「さすがに一割にも満たないか……よし、それで良い。買い取ってくれ」
「毎度あり。ちょいと色を足しておいたぜ?」
「助かる」頭を下げて背嚢を腰に付け、封筒に手を伸ばしたところで再び考えるように固まってしまった。「これ……どうやって仕舞うんだ?」
「あんたSランクなのにそんなことも知らないのか? その金はもうあんたのだから手に持った状態で『収納』って言えばいい」
「……収納」呟くと、その手の中にあった封筒が消えた。「なるほど。認識の問題ってことか。色々と助かったよ、店主」
「いやいや、こっちこそ儲けさせてもらった。またのお越しをお待ちしているよ」
軽く手を挙げて店を出ると、背後の雑貨屋の明かりが消えた。
辺りの店の明かりも消えており、やっている店といえば酒場や食事処ばかり。先立つものを手に入れたサンジュウシは使い道を考えつつも、最初に訪れた酒場兼宿屋に向かった。
目的はゲーム内通貨で百億円を稼ぐこと。そのために三千万をどう使うのか――さすがは一度は百億を稼いだ男だ。無駄遣いはしない……だが。
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