8 / 26
転職・ウェイター
第八話 衝撃
しおりを挟む
今日も今日とてウエイターとしての仕事に励むサンジュウシだったが、いつもと違う光景が店の外にはあった。
「いらっしゃいませ~」
入ってきた若い女性客は不思議そうに首を傾げながら席に腰を下ろした。
「ねぇ、サンちゃん。外にいる娘って知り合い? ずっとこっち見てる気がするけど」
「顔見知り、という程度でしょうか。気になるようでしたら何かしら対処いたしますが?」
「ん~、大丈夫。なんか初々しくて可愛いし」
ドアの向こうから顔を覗かせているイミルは、サンジュウシに向けるその眼差しで何故だか人気者になっていた。
決して中に入ってこようとしないが、飲み物を注文した客が帰り掛けにイミルに渡していく姿を見たサンジュウシは、特に気に掛ける様子もなく仕事を熟していく。
「ありがとうございました~、気を付けてお帰り下さいね~」店の外に出て最後の客を見送っているサンジュウシの背後から、逃がすものかとイミルが抱き付いた。「おっと……あのなぁ」
「サンくーん、その娘、中に入ってもらったら?」
「……はぁ。わかりました。ほら、中に入るぞ」
そう言うと、サンジュウシから離れたイミルは店の中に這入っていって椅子に腰を下ろした。そこに店主が葡萄ジュースを差し出すと、申し訳なさそうに頭を下げて口を付けた。
エプロンを外しながらイミルの対面に座ったサンジュウシは、静かに溜め息を吐いた。
「それで? 付き纏われるのも面倒だから単刀直入に訊くが、俺に会うためにあそこに居たって?」
「そう、です。助けて、ください」
「助ける? そういうのはハンターに当たってくれ。俺は見ての通りのウエイターだ」
吐き捨てるように言うと、目の前のイミルはゆるゆると顔を横に振った。
「違う。あなたは、Sランク、ハンター。イミルは、ずっと、見てた」
「え、サンくん、Sランクハンターなの!?」
話を聞いていた店主が声を上げたがサンジュウシは話に入らないでくれ、と手を挙げて制した。
「……どこから見ていた?」
「始まりの丘から、出てきたところ」
「始めっからかよ。なんだ……新しいイベントか?」考えるように顎に手を当てて思考を廻らせた。「……とりあえず話だけは聞く。それでいいか?」
問い掛ければイミルは頷いて、大きく深呼吸をして取り出した紙に視線を落とした。
「イミルはダンジョン・大草原の北東にある峡谷の村・キャニオンビレッジに住むハンターです。そのキャニオンビレッジが山賊たちに襲われて、今も占拠されています。ギルドにも依頼を出したのですが、支払える報酬が無いことで断られてしまいました。なので、腕の立つハンターに直接お願いすることにしました。ギルド基準の報酬は払えませんが、村を救ってもらえれば可能な限りのお礼は致します。どうか、よろしくお願いします」
「……うん。話の内容はわかったんだが、お前そんなに流暢に喋れるのか?」
「書いたことを、読むだけ、なら」
「ああ、なるほど」再びたどたどしく話すイミルを見て納得すると、再び考えるように腕を組んだ。「ギルド基準の報酬っていくらなんだ? 店長、わかりますか?」
「ん~、村一つを山賊からって依頼でしょ? 人が相手だし、それなら――二千円くらい?」
「そりゃあ大金だな。というか、お前もハンターなんだろ? ってことは村にもハンターはいるってことだ。どうして反撃しようとしなかった? この世界の山賊くらいならBランクハンターでも余裕だと思うが」
「無理。山賊は、ドラゴンの牙で、ドラゴンを、使役」
「ドラゴンの牙? 聞いたことねぇな……そもそも、この世界にモンスターを使役するシステムなんて無かった、よな?」
自問自答のように呟いたサンジュウシの言っていることは正しい。ここがゲームのブラックブリード・エンパイアなら、モンスターを使役するシステムなど存在していないし、何よりも――峡谷の村・キャニオンビレッジすら存在していないのだ。
考えるように俯くサンジュウシを見たイミルは不意に立ち上がって頭を下げた。
「お願い、します。村を、みんなを、助けてください」
「断る。俺はもうハンターを辞めたんだ。そういうのは別の奴に頼んでくれ。悪いな」
素気無く返事をすると、視界の端から飛んできた何かに対して体が勝手に反応して掴んでいた。どうやらオート発動のスキル・防御反射による反応らしいがその手に掴んだのは――店主の投げた包丁だった。
「っ! いや、普通に危ねぇわ! 完全に殺す気じゃねぇか、店長!」
「女の子が頭を下げて頼み込んでいるのに断るSランクハンターには当然の報いでしょ。それに当たらなかったんだから結果オーライ」
「オーライ、じゃねぇですよ。言ったでしょ。俺は元ハンターで、今はここ『龍のうろこ』のウエイターです。暴力反対」
「別に相手はモンスターじゃないんだから良いでしょ。お客に聞いたよ、今日スラム街のほうで暴漢とやり合ったんだろう? 山賊くらい軽く倒してこいよ」
「モンスターとか人とか関係ないんですよ。暴漢はまぁ仕方なくですが、そもそも村一つ占拠できる山賊を軽くは無理でしょう。ドラゴンいるとか言っているし」
「うるせぇ、言い訳すんな!」
今度は包丁の代わりに投げてくるナイフやフォークを全て受け止めて、最後に飛んできた瓶を避けると店の壁に酒が飛び散った。
「いや、待て待て、それは商品だろ。しかも今日仕入れたやつ!」それでも二本目を投げてこようとする店主に対して、サンジュウシは諦めた様に盛大に溜め息を吐いた。「わかった! わかりましたよ。え~っと、イミルだっけ? 村までは同行してやる。但し戦うという保証は出来ない。もしかしたら話し合いで解決できるかもしれないからな」
そう言われたイミルは目を見開いて再び頭を下げると、鼻水を啜る音を立てた。
「あ、ありがとう、ございます!」
「仕方なくだ。この店のウエイターとして店長に赤字を出させるわけにはいかないから――っ」言い掛けたところで突っ込んできたイミルがサンジュウシの体に抱き付いた。「まったく……面倒なことになったな」
心底嫌そうな顔で肩を落としたサンジュウシを見て、店主はようやく掴んでいた酒瓶を手放した。
とりあえず飛び散った瓶と酒の掃除をしよう――と動こうとしたサンジュウシだったが、抱き付いたまま離れないイミルに気が付いた。
「はぁ……おい。いい加減に離れろよ。仕事ができないだろ」
しかし、それでも反応しないイミルに疑問符を浮かべると、近付いてきた店主が顔を覗き込んだ。
「……あぁ、これ寝てるわ」
「マジかよ。立ち寝ってレベルじゃねぇぞ」
「まぁ、緊張の糸が途切れたってことだろう。部屋は……空いてないからサンくんと同じ部屋で良いね」
「いや、良くないでしょう」
「ん? 良い、よね?」
物言わせぬ店主の圧に負けたサンジュウシは開き掛けた口を閉じた。
「……はい。大丈夫です」抱き締められていた腕をなんとか外してイミルをお姫様抱っこすると、上がり掛けた階段の途中で気が付いたように足を止めた。「ああ、明日のうちには準備を済ませて三日以内くらいには帰ってくるので。それまで一人で大丈夫ですか?」
地面に広がった酒にモップ掛けをする店主はサンジュウシを見ることなく口を開いた。
「そもそも私は一人で切り盛りしていたからな」
「それもそうですね」
納得したように言って階段を上がり始めると、店主が「あっ」と声を漏らして再び足を止めた。
「それから、サンくん――クビね」
「…………はぁ!?」
言葉の意味がわからず思考停止したサンジュウシはつい落としそうになったイミルを抱き整えて、店主に視線を向けた。
「だって、うちの店に置いておくわけにいかないでしょ。Sランクハンターなんて」
この世界におけるハンターの存在とは、対モンスターに対する生命線だ。つまり、サンジュウシがSランクハンターと知った今、その事実を理解してしまったからこそ、自らの店で雇っておくことができなくなってしまったのだ。まさしく――役不足だから。
呆然としながらも店主の気持ちを汲んだサンジュウシは部屋に戻ってイミルをベッドに寝かせると、項垂れるように椅子に腰かけた。
「……マジか」
サンジュウシ、ウェイター歴五日にして解雇の衝撃だった。
「いらっしゃいませ~」
入ってきた若い女性客は不思議そうに首を傾げながら席に腰を下ろした。
「ねぇ、サンちゃん。外にいる娘って知り合い? ずっとこっち見てる気がするけど」
「顔見知り、という程度でしょうか。気になるようでしたら何かしら対処いたしますが?」
「ん~、大丈夫。なんか初々しくて可愛いし」
ドアの向こうから顔を覗かせているイミルは、サンジュウシに向けるその眼差しで何故だか人気者になっていた。
決して中に入ってこようとしないが、飲み物を注文した客が帰り掛けにイミルに渡していく姿を見たサンジュウシは、特に気に掛ける様子もなく仕事を熟していく。
「ありがとうございました~、気を付けてお帰り下さいね~」店の外に出て最後の客を見送っているサンジュウシの背後から、逃がすものかとイミルが抱き付いた。「おっと……あのなぁ」
「サンくーん、その娘、中に入ってもらったら?」
「……はぁ。わかりました。ほら、中に入るぞ」
そう言うと、サンジュウシから離れたイミルは店の中に這入っていって椅子に腰を下ろした。そこに店主が葡萄ジュースを差し出すと、申し訳なさそうに頭を下げて口を付けた。
エプロンを外しながらイミルの対面に座ったサンジュウシは、静かに溜め息を吐いた。
「それで? 付き纏われるのも面倒だから単刀直入に訊くが、俺に会うためにあそこに居たって?」
「そう、です。助けて、ください」
「助ける? そういうのはハンターに当たってくれ。俺は見ての通りのウエイターだ」
吐き捨てるように言うと、目の前のイミルはゆるゆると顔を横に振った。
「違う。あなたは、Sランク、ハンター。イミルは、ずっと、見てた」
「え、サンくん、Sランクハンターなの!?」
話を聞いていた店主が声を上げたがサンジュウシは話に入らないでくれ、と手を挙げて制した。
「……どこから見ていた?」
「始まりの丘から、出てきたところ」
「始めっからかよ。なんだ……新しいイベントか?」考えるように顎に手を当てて思考を廻らせた。「……とりあえず話だけは聞く。それでいいか?」
問い掛ければイミルは頷いて、大きく深呼吸をして取り出した紙に視線を落とした。
「イミルはダンジョン・大草原の北東にある峡谷の村・キャニオンビレッジに住むハンターです。そのキャニオンビレッジが山賊たちに襲われて、今も占拠されています。ギルドにも依頼を出したのですが、支払える報酬が無いことで断られてしまいました。なので、腕の立つハンターに直接お願いすることにしました。ギルド基準の報酬は払えませんが、村を救ってもらえれば可能な限りのお礼は致します。どうか、よろしくお願いします」
「……うん。話の内容はわかったんだが、お前そんなに流暢に喋れるのか?」
「書いたことを、読むだけ、なら」
「ああ、なるほど」再びたどたどしく話すイミルを見て納得すると、再び考えるように腕を組んだ。「ギルド基準の報酬っていくらなんだ? 店長、わかりますか?」
「ん~、村一つを山賊からって依頼でしょ? 人が相手だし、それなら――二千円くらい?」
「そりゃあ大金だな。というか、お前もハンターなんだろ? ってことは村にもハンターはいるってことだ。どうして反撃しようとしなかった? この世界の山賊くらいならBランクハンターでも余裕だと思うが」
「無理。山賊は、ドラゴンの牙で、ドラゴンを、使役」
「ドラゴンの牙? 聞いたことねぇな……そもそも、この世界にモンスターを使役するシステムなんて無かった、よな?」
自問自答のように呟いたサンジュウシの言っていることは正しい。ここがゲームのブラックブリード・エンパイアなら、モンスターを使役するシステムなど存在していないし、何よりも――峡谷の村・キャニオンビレッジすら存在していないのだ。
考えるように俯くサンジュウシを見たイミルは不意に立ち上がって頭を下げた。
「お願い、します。村を、みんなを、助けてください」
「断る。俺はもうハンターを辞めたんだ。そういうのは別の奴に頼んでくれ。悪いな」
素気無く返事をすると、視界の端から飛んできた何かに対して体が勝手に反応して掴んでいた。どうやらオート発動のスキル・防御反射による反応らしいがその手に掴んだのは――店主の投げた包丁だった。
「っ! いや、普通に危ねぇわ! 完全に殺す気じゃねぇか、店長!」
「女の子が頭を下げて頼み込んでいるのに断るSランクハンターには当然の報いでしょ。それに当たらなかったんだから結果オーライ」
「オーライ、じゃねぇですよ。言ったでしょ。俺は元ハンターで、今はここ『龍のうろこ』のウエイターです。暴力反対」
「別に相手はモンスターじゃないんだから良いでしょ。お客に聞いたよ、今日スラム街のほうで暴漢とやり合ったんだろう? 山賊くらい軽く倒してこいよ」
「モンスターとか人とか関係ないんですよ。暴漢はまぁ仕方なくですが、そもそも村一つ占拠できる山賊を軽くは無理でしょう。ドラゴンいるとか言っているし」
「うるせぇ、言い訳すんな!」
今度は包丁の代わりに投げてくるナイフやフォークを全て受け止めて、最後に飛んできた瓶を避けると店の壁に酒が飛び散った。
「いや、待て待て、それは商品だろ。しかも今日仕入れたやつ!」それでも二本目を投げてこようとする店主に対して、サンジュウシは諦めた様に盛大に溜め息を吐いた。「わかった! わかりましたよ。え~っと、イミルだっけ? 村までは同行してやる。但し戦うという保証は出来ない。もしかしたら話し合いで解決できるかもしれないからな」
そう言われたイミルは目を見開いて再び頭を下げると、鼻水を啜る音を立てた。
「あ、ありがとう、ございます!」
「仕方なくだ。この店のウエイターとして店長に赤字を出させるわけにはいかないから――っ」言い掛けたところで突っ込んできたイミルがサンジュウシの体に抱き付いた。「まったく……面倒なことになったな」
心底嫌そうな顔で肩を落としたサンジュウシを見て、店主はようやく掴んでいた酒瓶を手放した。
とりあえず飛び散った瓶と酒の掃除をしよう――と動こうとしたサンジュウシだったが、抱き付いたまま離れないイミルに気が付いた。
「はぁ……おい。いい加減に離れろよ。仕事ができないだろ」
しかし、それでも反応しないイミルに疑問符を浮かべると、近付いてきた店主が顔を覗き込んだ。
「……あぁ、これ寝てるわ」
「マジかよ。立ち寝ってレベルじゃねぇぞ」
「まぁ、緊張の糸が途切れたってことだろう。部屋は……空いてないからサンくんと同じ部屋で良いね」
「いや、良くないでしょう」
「ん? 良い、よね?」
物言わせぬ店主の圧に負けたサンジュウシは開き掛けた口を閉じた。
「……はい。大丈夫です」抱き締められていた腕をなんとか外してイミルをお姫様抱っこすると、上がり掛けた階段の途中で気が付いたように足を止めた。「ああ、明日のうちには準備を済ませて三日以内くらいには帰ってくるので。それまで一人で大丈夫ですか?」
地面に広がった酒にモップ掛けをする店主はサンジュウシを見ることなく口を開いた。
「そもそも私は一人で切り盛りしていたからな」
「それもそうですね」
納得したように言って階段を上がり始めると、店主が「あっ」と声を漏らして再び足を止めた。
「それから、サンくん――クビね」
「…………はぁ!?」
言葉の意味がわからず思考停止したサンジュウシはつい落としそうになったイミルを抱き整えて、店主に視線を向けた。
「だって、うちの店に置いておくわけにいかないでしょ。Sランクハンターなんて」
この世界におけるハンターの存在とは、対モンスターに対する生命線だ。つまり、サンジュウシがSランクハンターと知った今、その事実を理解してしまったからこそ、自らの店で雇っておくことができなくなってしまったのだ。まさしく――役不足だから。
呆然としながらも店主の気持ちを汲んだサンジュウシは部屋に戻ってイミルをベッドに寝かせると、項垂れるように椅子に腰かけた。
「……マジか」
サンジュウシ、ウェイター歴五日にして解雇の衝撃だった。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
魔法使いの国で無能だった少年は、魔物使いとして世界を救う旅に出る
ムーン
ファンタジー
完結しました!
魔法使いの国に生まれた少年には、魔法を扱う才能がなかった。
無能と蔑まれ、両親にも愛されず、優秀な兄を頼りに何年も引きこもっていた。
そんなある日、国が魔物の襲撃を受け、少年の魔物を操る能力も目覚める。
能力に呼応し現れた狼は少年だけを助けた。狼は少年を息子のように愛し、少年も狼を母のように慕った。
滅びた故郷を去り、一人と一匹は様々な国を渡り歩く。
悪魔の家畜として扱われる人間、退廃的な生活を送る天使、人との共存を望む悪魔、地の底に封印された堕天使──残酷な呪いを知り、凄惨な日常を知り、少年は自らの能力を平和のために使うと決意する。
悪魔との契約や邪神との接触により少年は人間から離れていく。対価のように精神がすり減り、壊れかけた少年に狼は寄り添い続けた。次第に一人と一匹の絆は親子のようなものから夫婦のようなものに変化する。
狂いかけた少年の精神は狼によって繋ぎ止められる。
やがて少年は数多の天使を取り込んで上位存在へと変転し、出生も狼との出会いもこれまでの旅路も……全てを仕組んだ邪神と対決する。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる