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真央、竹野の家に
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夜、真央の部屋で真央と由紀がフロアーに座っている。
由紀が笑った。
「でも良かったわ、父さんが痴漢してないって分かって」
「そうだよ、あんなに家族思いの父さんがあたしたちを裏切るようなことするわけないよ」
だが真央は厳しい表情。
「姉さん、父さんがやってないって分かったのに、嬉しくないの?」
「そりゃ、嬉しくないことはないけど、でも腹立つわ」
真央が指輪をギュッと握り締める。
朝が来た。
コンロの前でエプロン姿の智也が目玉焼きを作っている。
翔子と真央と由紀は、テーブルで食事ができるのを待っている。
「もうすぐできるからね」
智也は真央と由紀に言った。
「真央と由紀、今日は休みだし、部屋の掃除をしとけよ」
「う、うん」
「今日からしばらくは食事や掃除・洗濯は、全部父さんがすることになったからね」
「案外この方が助かるわ。私も働きながら家事するのってしんどいし」
「けっこう、俺って主夫が似合ってるかもな」
真央と由紀が顔を見合わせて苦笑いする。
「よし、できたよ」
智也ができた目玉焼きをテーブルに運んでくる。
真央と由紀が智也の作った目玉焼きを口にする。
リビングで真央がテーブルで、電話帳をぺラペラとめくっている。
人差し指を動かして、電話帳を調べている真央。
真央の人差し指が、ピタッと止まる。人差し指の先には、竹野賢という名前がある。
真央がつぶやいた。
「時和町の竹野賢…」
智也が電話帳に載っている、中田町の竹野賢の住所をメモする。
そこへ由紀がやってくる。
「お姉ちゃん、何してるの?」
「あたしが父さんを助けてあげるから」
「助けるって、どうやって?」
真央がメモをジッと見る。
中田町のバス停にバスが停車し、真央がバスから降りてくる。
真央は竹野賢の住所が書かれたメモを手に持って、歩き出す。
真央が竹野のマンションの前までやってくる。
九階建てのマンションで、一階は以前コンビニが入っていたような様子。
現在は元コンビニの入り口に、貸店舗の張り紙が張られている。
真央はマンションに記載されてる住所と、メモの住所を照合する。
真央がキョロキョロしながら、マンションの玄関に入る。
玄関の前にはエレベーター、横には郵便受がある。真央が郵便受を見る。
郵便受の二〇三号室に、竹野賢の名前が書かれている。
真央がマンションを出る。
真央はマンションを振り返りながら、マンションを後にする。
宮越高校の一年E組の教室で制服姿の真央が席でボーッとしている。
そこへ制服姿の杉浦と西島がニヤつきながらやって来る。
杉浦浩と西島健吾が真央の席の前まで来る
杉浦と西島は何やらヒソヒソと話し出す。
「?」
「なあ、森田」
「どうしたの?」
「おまえの親父、なかなかやるじゃんか」
「どういうこと?」
「西島がバスの中でおまえの親父が痴漢して捕まったのを見たってさ」
「ああ、あれは間違いなく森田の親父さんだったよな」
真央の表情が険しくなる。
「なあ、親父さん、あの後どうなったの?ひょっとして今も警察の中?」
真央がブルブルと肩を震わせる。
「ひょっとしてニュースに出るんじゃね?」
「ああ、そうなったら親父さん、一躍有名人だな」
真央、いたたまれなくなり、席をガタンと立ち上がり、教室を出ようとする。
近くにいた早苗が真央に言い寄る。
早苗が真央を見る。
「真央…」
真央、早苗を振り切って教室を出る。杉浦と西島がその様子を見てプッと笑う。
森田家のリビングでは真央が厳しい顔でテーブルについている。
テーブルの上には拾った指輪と竹野の住所を書いたメモが。
真央「……」
中田町のバス停のバス停にバスが停車し、真央がバスから降りてくる。
竹野のマンションの玄関から真央が中に入る。一階のコンビニが入ってた場所には、
貸店舗の張り紙がしてある。
真央がエレベーターに乗り、2Fのボタンを押す。
エレベーターが停まり、真央が竹野宅(二〇三号室)の前にやって来る。
ドアの表札には竹野と書かれてる。
真央が呼び鈴を押す。
「はーい」
ドアが開き、竹野の妻(が出てくる。
「あの、ご主人はおられますか?」
「今、外出してますが」
「ちょっとお話したいことが」
「は、はい」
真央が家の中に入る。
由紀が笑った。
「でも良かったわ、父さんが痴漢してないって分かって」
「そうだよ、あんなに家族思いの父さんがあたしたちを裏切るようなことするわけないよ」
だが真央は厳しい表情。
「姉さん、父さんがやってないって分かったのに、嬉しくないの?」
「そりゃ、嬉しくないことはないけど、でも腹立つわ」
真央が指輪をギュッと握り締める。
朝が来た。
コンロの前でエプロン姿の智也が目玉焼きを作っている。
翔子と真央と由紀は、テーブルで食事ができるのを待っている。
「もうすぐできるからね」
智也は真央と由紀に言った。
「真央と由紀、今日は休みだし、部屋の掃除をしとけよ」
「う、うん」
「今日からしばらくは食事や掃除・洗濯は、全部父さんがすることになったからね」
「案外この方が助かるわ。私も働きながら家事するのってしんどいし」
「けっこう、俺って主夫が似合ってるかもな」
真央と由紀が顔を見合わせて苦笑いする。
「よし、できたよ」
智也ができた目玉焼きをテーブルに運んでくる。
真央と由紀が智也の作った目玉焼きを口にする。
リビングで真央がテーブルで、電話帳をぺラペラとめくっている。
人差し指を動かして、電話帳を調べている真央。
真央の人差し指が、ピタッと止まる。人差し指の先には、竹野賢という名前がある。
真央がつぶやいた。
「時和町の竹野賢…」
智也が電話帳に載っている、中田町の竹野賢の住所をメモする。
そこへ由紀がやってくる。
「お姉ちゃん、何してるの?」
「あたしが父さんを助けてあげるから」
「助けるって、どうやって?」
真央がメモをジッと見る。
中田町のバス停にバスが停車し、真央がバスから降りてくる。
真央は竹野賢の住所が書かれたメモを手に持って、歩き出す。
真央が竹野のマンションの前までやってくる。
九階建てのマンションで、一階は以前コンビニが入っていたような様子。
現在は元コンビニの入り口に、貸店舗の張り紙が張られている。
真央はマンションに記載されてる住所と、メモの住所を照合する。
真央がキョロキョロしながら、マンションの玄関に入る。
玄関の前にはエレベーター、横には郵便受がある。真央が郵便受を見る。
郵便受の二〇三号室に、竹野賢の名前が書かれている。
真央がマンションを出る。
真央はマンションを振り返りながら、マンションを後にする。
宮越高校の一年E組の教室で制服姿の真央が席でボーッとしている。
そこへ制服姿の杉浦と西島がニヤつきながらやって来る。
杉浦浩と西島健吾が真央の席の前まで来る
杉浦と西島は何やらヒソヒソと話し出す。
「?」
「なあ、森田」
「どうしたの?」
「おまえの親父、なかなかやるじゃんか」
「どういうこと?」
「西島がバスの中でおまえの親父が痴漢して捕まったのを見たってさ」
「ああ、あれは間違いなく森田の親父さんだったよな」
真央の表情が険しくなる。
「なあ、親父さん、あの後どうなったの?ひょっとして今も警察の中?」
真央がブルブルと肩を震わせる。
「ひょっとしてニュースに出るんじゃね?」
「ああ、そうなったら親父さん、一躍有名人だな」
真央、いたたまれなくなり、席をガタンと立ち上がり、教室を出ようとする。
近くにいた早苗が真央に言い寄る。
早苗が真央を見る。
「真央…」
真央、早苗を振り切って教室を出る。杉浦と西島がその様子を見てプッと笑う。
森田家のリビングでは真央が厳しい顔でテーブルについている。
テーブルの上には拾った指輪と竹野の住所を書いたメモが。
真央「……」
中田町のバス停のバス停にバスが停車し、真央がバスから降りてくる。
竹野のマンションの玄関から真央が中に入る。一階のコンビニが入ってた場所には、
貸店舗の張り紙がしてある。
真央がエレベーターに乗り、2Fのボタンを押す。
エレベーターが停まり、真央が竹野宅(二〇三号室)の前にやって来る。
ドアの表札には竹野と書かれてる。
真央が呼び鈴を押す。
「はーい」
ドアが開き、竹野の妻(が出てくる。
「あの、ご主人はおられますか?」
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「ちょっとお話したいことが」
「は、はい」
真央が家の中に入る。
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