19 / 38
本当の話題
しおりを挟む
「あの、須藤さん……!」
黒崎さんの言葉を遮って、料理が運ばれてきた。そして僕のスマホがブルブルしてたからジェスチャーで確認していいか聞いた後画面を開いた。
椎名:おっさん今なにやってるの?
予備校が終わったのかな? 時間を見たら21時だった。
須藤:会社の人と飲んでるよ。予備校はどうだった?
「彼女さんですか? 今日本当に大丈夫でしたか?」
「ああ、うん。あっちも用事があったから」
椎名君が返信を返してくれなくてソワソワする。もしかして会社の人と飲んでるというのがよくなかったか、それとも予備校で一波乱あったのか気になって仕方がなかった。
「彼女さん今なにしてるんですか?」
「予備校終わったと思うんだけど、なんかまずいこと書いちゃったかな……」
曖昧に笑ってスマホを伏せてテーブルに置いた。
「予備校……?」
黒崎さんの不信感丸出しの顔で、体中から変な汗が吹き出る。全然伏せられてない!!! あれ? 今僕予備校って言ったっけ?
「未成年と付き合ってるんですか?」
もうダメだ! 言い逃れができない!
「いや、付き合ってるとかそういうのではなくて……その……親戚の子なんだ!」
「親戚……」
カオス……!
「その……親戚の女子高生が好きなんですか?」
高校生以外全然違うオプションがついてて逆に笑えるんだが、笑ってる場合じゃない!
「いや……ごめん……自分でもおかしいとは思ってるんだけど……放っておけないというか……」
「いえ、こっちこそ変な詮索してすみません……」
お洒落な空間にそぐわない重い沈黙が横たわる。そこに助け舟を出してくれたのは黒崎さんだった。
「それは……こどもを見守る親の心境なんですかね……?」
僕はガッツリその船の端を掴んだ。
「そうかもしれないね。独り身を拗らせちゃって……なんか形容し難い関係で。も、もちろんやましい関係ではないよ!」
「よかった。今日須藤さんをここに誘ったの下心があったから……」
助け舟が沈んだっ!
切なげな顔で黒崎さんが見つめる。なんで!? 今までそんな雰囲気ひとつも出してなかったじゃない! なんで!? よく見るとびっくりするくらい色気あるな、黒崎さん!
「すみません……俺……」
黒崎さんの声を遮りけたたましく通話許可のアラートが鳴る。びっくりしてスマホを持つが、慌てすぎて宙で3回転くらい舞った。掴んだ時に通話許可とスピーカーをオンにしてしまい、大音量で椎名君の不機嫌な声が響き渡る。
『おっさんどこで飲んでるんだよ。まさか男と2人っきりじゃねーよな?』
もう完全に終わった。全方向で終わった。
「椎名君、ごめん後でかけ直すから。ごめんね」
椎名君の回答を聞かず僕は通話を終了した。怖くて黒崎さんの顔を見られない。肩幅が縮まり、震えていた。
「男子高校生だったんですね。もしかして親戚でもないんですか?」
黒崎さんはすごいな。そんな優しい声出して。
「うん……ついでに、本気だよ……。ごめん、こんなこどもっぽい嘘ついて」
最初にこれを隠さず言っておけば、黒崎さんが下心があるなんて言わなくても済んだのに。
「そんな……謝らないでください。どの道、下心があるまま毎回誘えないと思って今日ちゃんと言うつもりだったんです」
なんて大人な対応なんだ……。それに引き換え、男子高校生にお熱な中年男性はどんだけ間抜けで非常識なんだ。
「でも、男性も対象って知れてよかったです。今日仕事の話でやっぱり、須藤さんのこと好きだなって思えたんで」
なんでこのタイミングでモテ期来るの? おじさんはモテたことないから断り方もわからないのですが。
「あの……」
「困らせてすみません……その、男子高校生とはいつからお付き合いというか……」
お付き合いもなにも……去年の暮れくらいから一方的にダンスを見るようになって。先週から話すように……。こう考えるとなんか気持ちが悪いな僕は……ストーカーじゃん。
「先週から……話すようになって……」
「その前から知り合いだったんですか?」
「いえ……僕が一方的に好きなだけというか……話しかけてもらうまで高校生だったって知らなかったから……」
歯切れが悪いのにも程がある。でも、あの時椎名君が話しかけてくれなかったら、僕はずっと若い子という認識のまま漠然とあのキラキラに憧れを抱いていただけだろう。
「タッチの差だったんですね……先週勇気を出して誘っておけばよかった。そうしたら俺も候補に入れましたか?」
「候補なんて! そんな! 冷静に考えてよ、こんなおじさんなにがいいの!?」
どう考えても、ここのオーナーの方がかっこいいだろう。僕なら100%幼馴染にアタックするよ。実績ありで玉砕済みだよ!
「そうやって、自分を押し殺して。でも陰では会社のことを考えて。誰に頼まれるわけでも労われるわけでもないのに、数値解析をして忍耐強く全員が幸せになることを考えてる」
黒崎さんは伏し目がちに淡々と僕の心をくすぐることを言う。
「会社に入ってすぐの頃、須藤さんの共有ストレージ見たんです。色んな角度から数値解析されてて、この前の企画の時にてっきりその数値を出すのかと思ったら、出さずに案件を進めた」
「僕は臆病なだけで……」
「でも商品開発部の人にも喜んでもらえたし、KPIも達成できていた。須藤さんは他の人の仕事を尊敬していて、それを本当に求めてる消費者に届くことを本気で願ってるんだと、そう感じました」
黒崎さんにそういう人間であって欲しいと願っていたことを全文言われて、押し黙ってしまった。
「前職では、こういってはなんですが目新しいことと新しい概念で実績を作ることが最優先で……正直クライアントはおろか、ユーザーにも敬意を払ってなかったと思います」
ここで急に目頭が熱くなってきて慌てて上を向く。
「今日言ったことは、多分須藤さんを困らせることしかできないかと思うので一旦忘れていただいて。またこうやってお仕事のお話させてもらえませんか? 企画は発明的側面もあるので、もし切り口とかの考察でお役に立てれば……」
僕は黙って頷いた時に涙を溢した。ずっと孤独に戦ってきた。転職してくる人たちは、誰も本気で取り合ってくれなかった。自分の実績を残すことに一生懸命で、日夜頑張ってる商品開発部の人や、我が社の製品を買ってくれる善良なユーザーの幸福など、見向きもしなかった。
「会社に……格別な思い入れがあるわけではないんだけど……ぐすっ……みんなが一生懸命働いてるのに……うっ……会社が沈んじゃうのは……ふっ……嫌なんです……」
涙脆いとはいえ、自分でもドン引きした。なんでこんな号泣してるの……。
「黒崎さんにも……助けて欲しい……ひーん」
本心だった。度重なる転職者の心ない企画に翻弄され、部署はおろか会社が疲弊していた。頑張っているなんてそんな精神論ではどうにもできないところまできてしまった。毎日感じる虚無感。それは全社がそれにかけると満場一致で賛同できるような企画を作れない自分の実力不足に薄々勘付いていたからだ。それを見つめる勇気さえなかった。
黒崎さんの言葉を遮って、料理が運ばれてきた。そして僕のスマホがブルブルしてたからジェスチャーで確認していいか聞いた後画面を開いた。
椎名:おっさん今なにやってるの?
予備校が終わったのかな? 時間を見たら21時だった。
須藤:会社の人と飲んでるよ。予備校はどうだった?
「彼女さんですか? 今日本当に大丈夫でしたか?」
「ああ、うん。あっちも用事があったから」
椎名君が返信を返してくれなくてソワソワする。もしかして会社の人と飲んでるというのがよくなかったか、それとも予備校で一波乱あったのか気になって仕方がなかった。
「彼女さん今なにしてるんですか?」
「予備校終わったと思うんだけど、なんかまずいこと書いちゃったかな……」
曖昧に笑ってスマホを伏せてテーブルに置いた。
「予備校……?」
黒崎さんの不信感丸出しの顔で、体中から変な汗が吹き出る。全然伏せられてない!!! あれ? 今僕予備校って言ったっけ?
「未成年と付き合ってるんですか?」
もうダメだ! 言い逃れができない!
「いや、付き合ってるとかそういうのではなくて……その……親戚の子なんだ!」
「親戚……」
カオス……!
「その……親戚の女子高生が好きなんですか?」
高校生以外全然違うオプションがついてて逆に笑えるんだが、笑ってる場合じゃない!
「いや……ごめん……自分でもおかしいとは思ってるんだけど……放っておけないというか……」
「いえ、こっちこそ変な詮索してすみません……」
お洒落な空間にそぐわない重い沈黙が横たわる。そこに助け舟を出してくれたのは黒崎さんだった。
「それは……こどもを見守る親の心境なんですかね……?」
僕はガッツリその船の端を掴んだ。
「そうかもしれないね。独り身を拗らせちゃって……なんか形容し難い関係で。も、もちろんやましい関係ではないよ!」
「よかった。今日須藤さんをここに誘ったの下心があったから……」
助け舟が沈んだっ!
切なげな顔で黒崎さんが見つめる。なんで!? 今までそんな雰囲気ひとつも出してなかったじゃない! なんで!? よく見るとびっくりするくらい色気あるな、黒崎さん!
「すみません……俺……」
黒崎さんの声を遮りけたたましく通話許可のアラートが鳴る。びっくりしてスマホを持つが、慌てすぎて宙で3回転くらい舞った。掴んだ時に通話許可とスピーカーをオンにしてしまい、大音量で椎名君の不機嫌な声が響き渡る。
『おっさんどこで飲んでるんだよ。まさか男と2人っきりじゃねーよな?』
もう完全に終わった。全方向で終わった。
「椎名君、ごめん後でかけ直すから。ごめんね」
椎名君の回答を聞かず僕は通話を終了した。怖くて黒崎さんの顔を見られない。肩幅が縮まり、震えていた。
「男子高校生だったんですね。もしかして親戚でもないんですか?」
黒崎さんはすごいな。そんな優しい声出して。
「うん……ついでに、本気だよ……。ごめん、こんなこどもっぽい嘘ついて」
最初にこれを隠さず言っておけば、黒崎さんが下心があるなんて言わなくても済んだのに。
「そんな……謝らないでください。どの道、下心があるまま毎回誘えないと思って今日ちゃんと言うつもりだったんです」
なんて大人な対応なんだ……。それに引き換え、男子高校生にお熱な中年男性はどんだけ間抜けで非常識なんだ。
「でも、男性も対象って知れてよかったです。今日仕事の話でやっぱり、須藤さんのこと好きだなって思えたんで」
なんでこのタイミングでモテ期来るの? おじさんはモテたことないから断り方もわからないのですが。
「あの……」
「困らせてすみません……その、男子高校生とはいつからお付き合いというか……」
お付き合いもなにも……去年の暮れくらいから一方的にダンスを見るようになって。先週から話すように……。こう考えるとなんか気持ちが悪いな僕は……ストーカーじゃん。
「先週から……話すようになって……」
「その前から知り合いだったんですか?」
「いえ……僕が一方的に好きなだけというか……話しかけてもらうまで高校生だったって知らなかったから……」
歯切れが悪いのにも程がある。でも、あの時椎名君が話しかけてくれなかったら、僕はずっと若い子という認識のまま漠然とあのキラキラに憧れを抱いていただけだろう。
「タッチの差だったんですね……先週勇気を出して誘っておけばよかった。そうしたら俺も候補に入れましたか?」
「候補なんて! そんな! 冷静に考えてよ、こんなおじさんなにがいいの!?」
どう考えても、ここのオーナーの方がかっこいいだろう。僕なら100%幼馴染にアタックするよ。実績ありで玉砕済みだよ!
「そうやって、自分を押し殺して。でも陰では会社のことを考えて。誰に頼まれるわけでも労われるわけでもないのに、数値解析をして忍耐強く全員が幸せになることを考えてる」
黒崎さんは伏し目がちに淡々と僕の心をくすぐることを言う。
「会社に入ってすぐの頃、須藤さんの共有ストレージ見たんです。色んな角度から数値解析されてて、この前の企画の時にてっきりその数値を出すのかと思ったら、出さずに案件を進めた」
「僕は臆病なだけで……」
「でも商品開発部の人にも喜んでもらえたし、KPIも達成できていた。須藤さんは他の人の仕事を尊敬していて、それを本当に求めてる消費者に届くことを本気で願ってるんだと、そう感じました」
黒崎さんにそういう人間であって欲しいと願っていたことを全文言われて、押し黙ってしまった。
「前職では、こういってはなんですが目新しいことと新しい概念で実績を作ることが最優先で……正直クライアントはおろか、ユーザーにも敬意を払ってなかったと思います」
ここで急に目頭が熱くなってきて慌てて上を向く。
「今日言ったことは、多分須藤さんを困らせることしかできないかと思うので一旦忘れていただいて。またこうやってお仕事のお話させてもらえませんか? 企画は発明的側面もあるので、もし切り口とかの考察でお役に立てれば……」
僕は黙って頷いた時に涙を溢した。ずっと孤独に戦ってきた。転職してくる人たちは、誰も本気で取り合ってくれなかった。自分の実績を残すことに一生懸命で、日夜頑張ってる商品開発部の人や、我が社の製品を買ってくれる善良なユーザーの幸福など、見向きもしなかった。
「会社に……格別な思い入れがあるわけではないんだけど……ぐすっ……みんなが一生懸命働いてるのに……うっ……会社が沈んじゃうのは……ふっ……嫌なんです……」
涙脆いとはいえ、自分でもドン引きした。なんでこんな号泣してるの……。
「黒崎さんにも……助けて欲しい……ひーん」
本心だった。度重なる転職者の心ない企画に翻弄され、部署はおろか会社が疲弊していた。頑張っているなんてそんな精神論ではどうにもできないところまできてしまった。毎日感じる虚無感。それは全社がそれにかけると満場一致で賛同できるような企画を作れない自分の実力不足に薄々勘付いていたからだ。それを見つめる勇気さえなかった。
0
あなたにおすすめの小説
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話
タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。
瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。
笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる