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新しい日常
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「須藤さん! なにしてるんですか!?」
僕の腕を掴み、立ち上がらせようとしたのは、黒崎さんだった。スーツが、と僕の後ろを手で払う。かくいう自分は、警察かと思ってビックリしたから、黒崎さんの顔を見て少し安堵していた。事態を把握したら僕を気遣う黒崎さんの手を遮る。
「黒崎さん、帰り道こっちじゃないよね?」
その言葉に黒崎さんは顔を背けたから、僕を尾行してきたんだと理解することができた。次の瞬間、反対側の腕を掴まれる。
「おいおいおい、普通にかっこいいじゃねぇか。おっさんの目は節穴か?」
椎名君がまた阿修羅になっている。椎名君が一目で黒崎さんを見抜くあたり、本当にすごいなと感心してしまう。でも僕は前のような迷いもなかったから、冷静に受け答えができた。
「椎名君、こちら黒崎さん。この前一緒に飲んだ人だよ。黒崎さんこれから時間ある?」
僕の腕を掴んでいた両人が、僕の言葉に絶句する。意図が伝わらなかったかな? と思って僕は言い直した。
「黒崎さんも一緒に見ない? すごくかっこいいんだよ?」
黒崎さんがなんとも言えない表情で、はい、と答えたら、椎名君も掴んでいた手を離して友達の元に戻った。ちょっと前だったら僕は“そんな顔”をしていたと思うけど、きっとそうじゃないから椎名君は腕を離したんだと信じることができる。
「スーツで地べたに座るのすごく背徳感があっていいんだよ。黒崎さんもやってみない?」
黒崎さんは明らかに狼狽していたけど、僕が先に座ったら大人しく後に続いた。僕がいつでも録画できるよー! と声をかけたら、お友達が結構大きなスピーカーを取り出して僕に合図を送る。僕は録画ボタンを押して、オーバーリアクションで合図を返した。
大音量で曲が流れ始めた時、胸が高鳴る空気がこの場を、この場にいる全員を、支配した。みんなの目が輝き出して眩しい。曲は椎名君が僕のためにアレンジをお願いしたあの曲だった。でも前にお友達も踊っていた曲だったからみんなの息はぴったりだ。縦横無尽にダンスで駆け巡り、椎名君1人で踊っていたときとは比べものにならないほどダイナミックだった。ぴったり合った動きと、ソロパート。僕が後ろを振り返らなくても、通行人が足を止めて、感嘆と歓声を上げているのがわかった。裏打ちの手拍子をお友達が誘導し、僕の後ろから手拍子のリズムが鳴って、曲が加速する。
チラッと黒崎さんを見たら、仕事をしている時以上に目がキラキラして眩しかった。きっと今だったら僕の正確な心の形が伝わるだろうと思った。
「黒崎さん、待っててくれても、多分黒崎さんとは付き合えない」
黒崎さんは驚いて僕を見る。
「僕が椎名君と別れても、またこうやって心が千切れちゃうくらい好きになる人を探すと思う」
「そうですね……びっくりするくらい、かっこいいですね、彼ら」
「でも黒崎さんとは、仕事はしていきたい。ずるい大人だからさ。黒崎さんの好意を利用してコキ使ってさ、さも自分の功績のように出世したりすると思う。それでも僕のこと好きでいてくれるかな?」
黒崎さんが吹き出して笑う。
「ガラにもないこと言うもんじゃないですよ、須藤さん。でもそうしてもらいたい自分もいたんで、そっちの方が嬉しいです」
黒崎さんが見つめる目がすごく眩しくて、目を細めて笑った。
「幼馴染のこと、今度聞かせて。恋愛経験少ないんだけど、ピンポイントで語れる事案だから」
「事案って」
黒崎さんがまた爆笑して僕の肩を叩く。そうこうしているうちに歓声が一気に大きくなり、ダンスがクライマックスだった。全員が息を合わせ苦しい後半なのに加減することはなかった。椎名君と目が合う。椎名君は嬉しそうに目を細めてターンをしたら曲が途切れ、かわりに大歓声が彼らを包んだ。
先週駆け寄っていた女子2名が彼らに駆け寄ったかと思ったら、今日は他にもいろんな女性が駆け寄っていた。その対応をしている椎名君がチラッとこっちを見たと思ったら、黒崎さんが立ち上がった。
「須藤さん、思った以上に嬉しかった。違う形でもいいので、これからもよろしくお願いしますね」
僕も立ち上がり黒崎さんに向かい合う。
「僕の方こそ、いつか黒崎さんが顔を歪めて、騙されたって言うの楽しみにしてるね」
黒崎さんと僕は顔を見合わせて笑い合う。そこに椎名君が気まずそうに歩いてきた。
「いつも須藤さんにはお世話になってます。黒崎です」
すごい音量で黒崎さんが喋り出して、僕も椎名君もびっくりする。
「椎名君は、ジャズダンス出身なのかな? バレエもやってたの?」
唐突な専門用語に僕は固まり、椎名君は驚いて、ぽろっとはい、と溢した。
「今はここで踊ってるだけなの?」
「い……はい……でもおっさんの部屋改造して来週からそこで練習させてもらうんで……」
「須藤さん……ベタ惚れだね……」
黒崎さんは肩を震わせて笑う。僕は恥ずかしさと言い訳で必死だった。
「僕はダンスのことわからないからこれくらいしか……! 黒崎さんってダンスやってたの!?」
「はい、学生の頃は入賞とかしてましたよ。大怪我して断念したんですけど、教えることくらいだったらできます」
「おっさん、なんで黙ってたんだよ!」
「えええええ!? 普通に生きててダンスやってましたよねって質問しないよねぇ!?」
「まあまあ、今度スーツじゃない時にゆっくり話しましょう?」
「おっさん、部屋できたらこの人呼んでくれよ」
ええええ、とんでもない展開にチビりそうで内股になってしまう。
「須藤さんが、顔を歪めて騙されたって言うの楽しみだなぁ……」
黒崎さんの顔は本気だった。僕は椎名君にしがみついて、黒崎さんに抗議する。
「ダメ、ダメ! 椎名君は! 椎名君はダメ! 黒崎さんかっこいいからダメ!」
「おっさん、またそんな顔して……」
しがみついた椎名君から非難の声が漏れる。それを見た黒崎さんが優しく笑った。
「椎名君、それは許してあげてよ。大人になればなるほど臆病になるんだ」
椎名君はしばらく無言になって、そして僕の頭を撫でながら、そっか、と呟いた。
「おっさんは俺のもんだけど、ダンス教えてよ」
黒崎さんはまた爆笑する。うんうんと頷きながら、黒崎さんはしばらく腹を抱えて動けなくなってしまった。
僕の腕を掴み、立ち上がらせようとしたのは、黒崎さんだった。スーツが、と僕の後ろを手で払う。かくいう自分は、警察かと思ってビックリしたから、黒崎さんの顔を見て少し安堵していた。事態を把握したら僕を気遣う黒崎さんの手を遮る。
「黒崎さん、帰り道こっちじゃないよね?」
その言葉に黒崎さんは顔を背けたから、僕を尾行してきたんだと理解することができた。次の瞬間、反対側の腕を掴まれる。
「おいおいおい、普通にかっこいいじゃねぇか。おっさんの目は節穴か?」
椎名君がまた阿修羅になっている。椎名君が一目で黒崎さんを見抜くあたり、本当にすごいなと感心してしまう。でも僕は前のような迷いもなかったから、冷静に受け答えができた。
「椎名君、こちら黒崎さん。この前一緒に飲んだ人だよ。黒崎さんこれから時間ある?」
僕の腕を掴んでいた両人が、僕の言葉に絶句する。意図が伝わらなかったかな? と思って僕は言い直した。
「黒崎さんも一緒に見ない? すごくかっこいいんだよ?」
黒崎さんがなんとも言えない表情で、はい、と答えたら、椎名君も掴んでいた手を離して友達の元に戻った。ちょっと前だったら僕は“そんな顔”をしていたと思うけど、きっとそうじゃないから椎名君は腕を離したんだと信じることができる。
「スーツで地べたに座るのすごく背徳感があっていいんだよ。黒崎さんもやってみない?」
黒崎さんは明らかに狼狽していたけど、僕が先に座ったら大人しく後に続いた。僕がいつでも録画できるよー! と声をかけたら、お友達が結構大きなスピーカーを取り出して僕に合図を送る。僕は録画ボタンを押して、オーバーリアクションで合図を返した。
大音量で曲が流れ始めた時、胸が高鳴る空気がこの場を、この場にいる全員を、支配した。みんなの目が輝き出して眩しい。曲は椎名君が僕のためにアレンジをお願いしたあの曲だった。でも前にお友達も踊っていた曲だったからみんなの息はぴったりだ。縦横無尽にダンスで駆け巡り、椎名君1人で踊っていたときとは比べものにならないほどダイナミックだった。ぴったり合った動きと、ソロパート。僕が後ろを振り返らなくても、通行人が足を止めて、感嘆と歓声を上げているのがわかった。裏打ちの手拍子をお友達が誘導し、僕の後ろから手拍子のリズムが鳴って、曲が加速する。
チラッと黒崎さんを見たら、仕事をしている時以上に目がキラキラして眩しかった。きっと今だったら僕の正確な心の形が伝わるだろうと思った。
「黒崎さん、待っててくれても、多分黒崎さんとは付き合えない」
黒崎さんは驚いて僕を見る。
「僕が椎名君と別れても、またこうやって心が千切れちゃうくらい好きになる人を探すと思う」
「そうですね……びっくりするくらい、かっこいいですね、彼ら」
「でも黒崎さんとは、仕事はしていきたい。ずるい大人だからさ。黒崎さんの好意を利用してコキ使ってさ、さも自分の功績のように出世したりすると思う。それでも僕のこと好きでいてくれるかな?」
黒崎さんが吹き出して笑う。
「ガラにもないこと言うもんじゃないですよ、須藤さん。でもそうしてもらいたい自分もいたんで、そっちの方が嬉しいです」
黒崎さんが見つめる目がすごく眩しくて、目を細めて笑った。
「幼馴染のこと、今度聞かせて。恋愛経験少ないんだけど、ピンポイントで語れる事案だから」
「事案って」
黒崎さんがまた爆笑して僕の肩を叩く。そうこうしているうちに歓声が一気に大きくなり、ダンスがクライマックスだった。全員が息を合わせ苦しい後半なのに加減することはなかった。椎名君と目が合う。椎名君は嬉しそうに目を細めてターンをしたら曲が途切れ、かわりに大歓声が彼らを包んだ。
先週駆け寄っていた女子2名が彼らに駆け寄ったかと思ったら、今日は他にもいろんな女性が駆け寄っていた。その対応をしている椎名君がチラッとこっちを見たと思ったら、黒崎さんが立ち上がった。
「須藤さん、思った以上に嬉しかった。違う形でもいいので、これからもよろしくお願いしますね」
僕も立ち上がり黒崎さんに向かい合う。
「僕の方こそ、いつか黒崎さんが顔を歪めて、騙されたって言うの楽しみにしてるね」
黒崎さんと僕は顔を見合わせて笑い合う。そこに椎名君が気まずそうに歩いてきた。
「いつも須藤さんにはお世話になってます。黒崎です」
すごい音量で黒崎さんが喋り出して、僕も椎名君もびっくりする。
「椎名君は、ジャズダンス出身なのかな? バレエもやってたの?」
唐突な専門用語に僕は固まり、椎名君は驚いて、ぽろっとはい、と溢した。
「今はここで踊ってるだけなの?」
「い……はい……でもおっさんの部屋改造して来週からそこで練習させてもらうんで……」
「須藤さん……ベタ惚れだね……」
黒崎さんは肩を震わせて笑う。僕は恥ずかしさと言い訳で必死だった。
「僕はダンスのことわからないからこれくらいしか……! 黒崎さんってダンスやってたの!?」
「はい、学生の頃は入賞とかしてましたよ。大怪我して断念したんですけど、教えることくらいだったらできます」
「おっさん、なんで黙ってたんだよ!」
「えええええ!? 普通に生きててダンスやってましたよねって質問しないよねぇ!?」
「まあまあ、今度スーツじゃない時にゆっくり話しましょう?」
「おっさん、部屋できたらこの人呼んでくれよ」
ええええ、とんでもない展開にチビりそうで内股になってしまう。
「須藤さんが、顔を歪めて騙されたって言うの楽しみだなぁ……」
黒崎さんの顔は本気だった。僕は椎名君にしがみついて、黒崎さんに抗議する。
「ダメ、ダメ! 椎名君は! 椎名君はダメ! 黒崎さんかっこいいからダメ!」
「おっさん、またそんな顔して……」
しがみついた椎名君から非難の声が漏れる。それを見た黒崎さんが優しく笑った。
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