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椎名君のシルエット(※)
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曲が終わったら椎名君も僕も黙ったままだった。それに耐えかねてか椎名君は鞄からタオルを出して汗を拭う。
僕はゆっくり立ち上がり、少し溢れそうな涙を拭った。
「おっさんまた泣いてるのか……」
椎名君の言葉を遮る形でキスをしてしまう。また怒られるだろうかと少し震えた。でもやっぱり椎名君が口角を上げるのが唇から伝わって、嬉しさから涙が出てしまう。
唇を離した時、椎名君が僕の涙を責めようと息を吸ったからすかさず言った。
「好きって、して……」
椎名君は吸った息をそのまま漏らして、僕の頬に鼻を押し当ててくれた。
「もっと?」
「もっと……」
椎名君は鼻を合わせておでこをつけたら、何度も優しいキスをしてくれる。
「椎名君……汗もかいたし、お風呂入ってきて。炊飯器のスイッチ入れとくから」
「ん……」
「お風呂出たら椎名君にお願いしたいことあるんだ……」
僕の後頭部を柔らかく掴んで、椎名君の舌が口の中に侵入してくる。口の端から息を漏らして、僕はその快感に耐えるが、椎名君が腰を引き寄せたから、全然我慢できていないことがバレてしまった。椎名君は嬉しそうに笑い、僕の頭を何度か撫でたらお風呂に向かった。
「おっさんどこいったのかと思ったよ」
声がする方を見て度肝を抜かれた。椎名君はパンツ一丁で寝室に入ってきた。その破壊力の高い、いい体に僕は顔を背ける。
「おっさんも風呂入ってくるだろ?」
僕の決意は揺らぎそうだった。でも、今度そうなったら言うんだと決めていたことがあった。
「し、し、椎名君!」
「ん……」
椎名君が容赦なく僕のシャツのボタンを外しはじめたから、僕はその手を握って遮った。
「椎名君、き、きいて」
「お風呂入りたいんだろ?」
「う、うん、まあそうなんだけど、その、ここ座って」
自分の座っている横をバンバン叩きながら必死に訴える。椎名君はクスクス笑いながら横に座ってくれた。
「あ、あ、あの! 本当に変な誤解とかして欲しくないんだけど!」
そう言って椎名君を見たら、椎名君が一気に真剣な顔になった。
「この前、すごく、すごく! 気持ちよくて! 死んじゃうかと思ったんだ!」
椎名君は目を逸らさない。
「でも、僕は、心の準備とか全然できてなくて! もう少しだけ、椎名君とゆっくりお付き合いしたいんだけど、ダメかな!?」
椎名君はぶはっと笑ってベッドに倒れ込んだ。ついでに横になって腹を抱えて爆笑する。僕が真剣にお願いしているのにこの仕打ちである。恥ずかしさから身体中の血液が沸騰する熱に耐えていたら、椎名君が腰のあたりに抱きついてきた。
「エステも……行かないとだもんな……」
笑いを堪えてとぎれとぎれに馬鹿にされる。
「馬鹿にすればいいよ! アンチエイジングにドン引きするくらいお金かけちゃうんだから!」
「わかった……わかった……ごめん……」
しばらくいい体を震わせていた椎名君は、僕の背中を撫でたかと思ったら、起き上がって横から優しく抱いてくれる。
「そのままで十分だから……ゆっくり付き合おう?」
絶対心の中で、どっちが大人かわからないって思ってるよねぇ! 僕は膝で握っていた拳をギュッとする。椎名君はその手に手を乗せてた。
「ほら」
そう促され椎名君の方を向いたら、僕の頬に鼻をつけて好きと言ってくれる。
「おっさんが、他の男にフラフラしないで、約束守るならいいよ」
「フラフラしないよ!」
「ん……でもちょっとは触っていい?」
「ちょっとなら……。し、椎名君……」
僕は椎名君の膨らんだ場所に手を伸ばす。
「なんか言ってることとやってること違うよな?」
「先週……約束したもん……」
そっか、そう言って椎名君は僕から少し体を離した。僕はすかさずベッドから下りて、椎名君の足の間に座る。伸ばした手が下着に差し掛かった時、椎名君が僕の頭を撫でた。
「だ、ダメ……?」
「おっさんが……」
「好きな人にしてあげるの、ずっと夢だったんだ……」
そっか、そう言って椎名君の手が僕の頬を優しく触れる。僕が下着を掴んで顔を近づけたら、そのまま後ろの髪を撫でてくれた。
椎名君の若いそれは、自分もかつてはこうだったのだろうか? と疑問を覚えるほど熱く、硬かった。手で触れれば大きくしなって先端から蜜が漏れ出す。僕はそこに唇をつけた。
椎名君が低く唸る。
いつも椎名君がしてくれるように、優しくキスを落とした。乱れた息遣いが頭の上から降ってくる。それがどうにも嬉しくて先端の膨らみを口の中に入れた。
初めてで勝手が分からなくても同じ男なんだから快感を感じる場所なんてわかる。だから僕はそこを丁寧に舐めた。
「なぁ……おっさん……」
「ん……んっ……? ご、ごめん。きもちよくない?」
「もうイきそうだよ」
「えへへ……じゃあこのまま出して……?」
「おっさんに触りたい」
「え? えーー!?」
椎名君は僕のほっぺたをつまんで笑う。
「うしろ触らなきゃいいんだろ?」
「い、いや……まぁ……そう……いや……そういう問題じゃ……」
「どういう問題なんだよ?」
ん? と首を傾げて顔を覗き込んでくる。顔を背けると、椎名君は脇に手を差し込み僕を立ち上がらせる。そのまま抱きつかれ、ベッドに押し倒された。
僕はゆっくり立ち上がり、少し溢れそうな涙を拭った。
「おっさんまた泣いてるのか……」
椎名君の言葉を遮る形でキスをしてしまう。また怒られるだろうかと少し震えた。でもやっぱり椎名君が口角を上げるのが唇から伝わって、嬉しさから涙が出てしまう。
唇を離した時、椎名君が僕の涙を責めようと息を吸ったからすかさず言った。
「好きって、して……」
椎名君は吸った息をそのまま漏らして、僕の頬に鼻を押し当ててくれた。
「もっと?」
「もっと……」
椎名君は鼻を合わせておでこをつけたら、何度も優しいキスをしてくれる。
「椎名君……汗もかいたし、お風呂入ってきて。炊飯器のスイッチ入れとくから」
「ん……」
「お風呂出たら椎名君にお願いしたいことあるんだ……」
僕の後頭部を柔らかく掴んで、椎名君の舌が口の中に侵入してくる。口の端から息を漏らして、僕はその快感に耐えるが、椎名君が腰を引き寄せたから、全然我慢できていないことがバレてしまった。椎名君は嬉しそうに笑い、僕の頭を何度か撫でたらお風呂に向かった。
「おっさんどこいったのかと思ったよ」
声がする方を見て度肝を抜かれた。椎名君はパンツ一丁で寝室に入ってきた。その破壊力の高い、いい体に僕は顔を背ける。
「おっさんも風呂入ってくるだろ?」
僕の決意は揺らぎそうだった。でも、今度そうなったら言うんだと決めていたことがあった。
「し、し、椎名君!」
「ん……」
椎名君が容赦なく僕のシャツのボタンを外しはじめたから、僕はその手を握って遮った。
「椎名君、き、きいて」
「お風呂入りたいんだろ?」
「う、うん、まあそうなんだけど、その、ここ座って」
自分の座っている横をバンバン叩きながら必死に訴える。椎名君はクスクス笑いながら横に座ってくれた。
「あ、あ、あの! 本当に変な誤解とかして欲しくないんだけど!」
そう言って椎名君を見たら、椎名君が一気に真剣な顔になった。
「この前、すごく、すごく! 気持ちよくて! 死んじゃうかと思ったんだ!」
椎名君は目を逸らさない。
「でも、僕は、心の準備とか全然できてなくて! もう少しだけ、椎名君とゆっくりお付き合いしたいんだけど、ダメかな!?」
椎名君はぶはっと笑ってベッドに倒れ込んだ。ついでに横になって腹を抱えて爆笑する。僕が真剣にお願いしているのにこの仕打ちである。恥ずかしさから身体中の血液が沸騰する熱に耐えていたら、椎名君が腰のあたりに抱きついてきた。
「エステも……行かないとだもんな……」
笑いを堪えてとぎれとぎれに馬鹿にされる。
「馬鹿にすればいいよ! アンチエイジングにドン引きするくらいお金かけちゃうんだから!」
「わかった……わかった……ごめん……」
しばらくいい体を震わせていた椎名君は、僕の背中を撫でたかと思ったら、起き上がって横から優しく抱いてくれる。
「そのままで十分だから……ゆっくり付き合おう?」
絶対心の中で、どっちが大人かわからないって思ってるよねぇ! 僕は膝で握っていた拳をギュッとする。椎名君はその手に手を乗せてた。
「ほら」
そう促され椎名君の方を向いたら、僕の頬に鼻をつけて好きと言ってくれる。
「おっさんが、他の男にフラフラしないで、約束守るならいいよ」
「フラフラしないよ!」
「ん……でもちょっとは触っていい?」
「ちょっとなら……。し、椎名君……」
僕は椎名君の膨らんだ場所に手を伸ばす。
「なんか言ってることとやってること違うよな?」
「先週……約束したもん……」
そっか、そう言って椎名君は僕から少し体を離した。僕はすかさずベッドから下りて、椎名君の足の間に座る。伸ばした手が下着に差し掛かった時、椎名君が僕の頭を撫でた。
「だ、ダメ……?」
「おっさんが……」
「好きな人にしてあげるの、ずっと夢だったんだ……」
そっか、そう言って椎名君の手が僕の頬を優しく触れる。僕が下着を掴んで顔を近づけたら、そのまま後ろの髪を撫でてくれた。
椎名君の若いそれは、自分もかつてはこうだったのだろうか? と疑問を覚えるほど熱く、硬かった。手で触れれば大きくしなって先端から蜜が漏れ出す。僕はそこに唇をつけた。
椎名君が低く唸る。
いつも椎名君がしてくれるように、優しくキスを落とした。乱れた息遣いが頭の上から降ってくる。それがどうにも嬉しくて先端の膨らみを口の中に入れた。
初めてで勝手が分からなくても同じ男なんだから快感を感じる場所なんてわかる。だから僕はそこを丁寧に舐めた。
「なぁ……おっさん……」
「ん……んっ……? ご、ごめん。きもちよくない?」
「もうイきそうだよ」
「えへへ……じゃあこのまま出して……?」
「おっさんに触りたい」
「え? えーー!?」
椎名君は僕のほっぺたをつまんで笑う。
「うしろ触らなきゃいいんだろ?」
「い、いや……まぁ……そう……いや……そういう問題じゃ……」
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