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緊急集会
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今日、学園で緊急集会が行われた。
珍しい事なので周りの生徒達はソワソワしていて話し声が聞こえた。
俺はそんな事より操り糸のコントロールをどう上手くやるかを考えていた。
ここでやるわけにもいかないから指を動かしてシュミレーションをする。
ざわめきがより大きなものに変わり、集中が途切れた。
「神龍様と英雄様!?」「こんな間近で初めて見た」と聞こえて、視線を前に向ける。
そこにいたのは、今朝校舎前で見た青い髪の神龍様と呼ばれる騎士団長ジークスと腰まで長い茶髪を一つに結んでいる中性的な容姿の英雄様と呼ばれるトワ。
普段の騎士団の服装とは違い、先生達と同じ黒いローブを着ている。
服装が変わるだけで印象も変わるもんなんだな、俺もリアルで二人を見たのはこれが初めてだ。
創立記念パレードは毎年行われていて、当然騎士団長と副団長も護衛として参加している。
でもその時期は操り師のテスト期間と被っているから見た事はない。
ゲームでの二人しか知らないから余計に違う印象に感じるのかも知れない。
「共に未来を背負う者同士、高め合っていきたい」
「我々が君達に教える授業は普段のもっと先を行くもの、高魔術だ」
話はどんどん進んでいき、騒いでいた周りはピタリと静まり返っていた。
ジークスとトワはより強い魔法使いを育成するためにこの学園の先生になった。
わざわざ騎士団長や副団長が出なくてもいいんじゃないかとという疑問が生まれるのは当然だ。
それに関してもちゃんと理由があり、彼らが教えるのは高魔術だからだ。
世界で数えるぐらいしか使えない高魔術、そして彼らはそれをさらに上回る魔力を持っている。
普段部下達に戦い方を教えているからこそ、教師になっても生徒達を導いてくれるだろう…って事らしい。
当然、全校生徒に教えるわけではなく高魔術が身につく素質がある人達を集めて新しいクラスが出来る。
突然強い魔法使いを育成するなんて、なにか起こる前兆の気がする。
両親も操り師としての力を早く自分達のように完璧にしたいという魂胆が丸見えだ。
ゲームの事を考えると、あまりいい事ではない。
二人が先生になるのも驚きだが、ゲームでそんな話あったのかな。
俺が見逃しているだけでも、この世界にゲーム機というものはないから確認しようもない。
緊急集会が終わり、俺は教室に向かって歩いていた。
関係ないと思っていたのはつかの間の安らぎだった。
早速廊下に張り出されたクラス表、明日から新しいクラスに皆浮き足立っていた。
人の群れはジークスとトワのクラスに注目していた。
ある人は肩を落とし、大喜びで飛び跳ねる人もいた。
高魔術を学びたいというより、あの二人に会いたい人がほとんどなのだろう。
俺は普通クラスからゆっくりと自分の名前を確認する。
自分の名前を見つけた人から教室に戻っていき、一人一人と減っていく。
可笑しいな、もうそろそろあってもいいのに俺の名前が見当たらない。
五十音順に並べてくれたらいいのに、探すのが一苦労だ。
「あれ、まだ残ってる子がいる」
名前を探していたら、何処からか声が聞こえてきた。
不思議に思い、周りを見渡すと俺以外の生徒は一人も残っていなかった。
声を掛けたのはジークスの肩に腕を乗せて寄りかかっているトワだった。
それを鬱陶しそうに払うジークスは「名前が見つからないのか?」と聞いてきた。
俺の名前、忘れ去られたわけじゃないよな…何処にあるんだろう。
探していない残りのクラスは高魔術クラスだけだ。
いくら強い魔力を持ってもゲームではそこまで強くない敵キャラクターだ。
俺はゲームの悪役からどうにかして外れたくて、魔力を鍛えて努力でここまでやってきた。
全てはあの家から独り立ちするためだ、操り師の力を強くしたのも万が一追っ手が来た時に足止めに使えるからだ。
努力で高魔術クラスに入れるなら誰でも入る事が出来る。
緊急集会でも言っていた、高魔術クラスは潜在能力を高めるのだと…俺の力は努力の結晶だ、他の能力を見込まれた人達とは違う。
珍しい事なので周りの生徒達はソワソワしていて話し声が聞こえた。
俺はそんな事より操り糸のコントロールをどう上手くやるかを考えていた。
ここでやるわけにもいかないから指を動かしてシュミレーションをする。
ざわめきがより大きなものに変わり、集中が途切れた。
「神龍様と英雄様!?」「こんな間近で初めて見た」と聞こえて、視線を前に向ける。
そこにいたのは、今朝校舎前で見た青い髪の神龍様と呼ばれる騎士団長ジークスと腰まで長い茶髪を一つに結んでいる中性的な容姿の英雄様と呼ばれるトワ。
普段の騎士団の服装とは違い、先生達と同じ黒いローブを着ている。
服装が変わるだけで印象も変わるもんなんだな、俺もリアルで二人を見たのはこれが初めてだ。
創立記念パレードは毎年行われていて、当然騎士団長と副団長も護衛として参加している。
でもその時期は操り師のテスト期間と被っているから見た事はない。
ゲームでの二人しか知らないから余計に違う印象に感じるのかも知れない。
「共に未来を背負う者同士、高め合っていきたい」
「我々が君達に教える授業は普段のもっと先を行くもの、高魔術だ」
話はどんどん進んでいき、騒いでいた周りはピタリと静まり返っていた。
ジークスとトワはより強い魔法使いを育成するためにこの学園の先生になった。
わざわざ騎士団長や副団長が出なくてもいいんじゃないかとという疑問が生まれるのは当然だ。
それに関してもちゃんと理由があり、彼らが教えるのは高魔術だからだ。
世界で数えるぐらいしか使えない高魔術、そして彼らはそれをさらに上回る魔力を持っている。
普段部下達に戦い方を教えているからこそ、教師になっても生徒達を導いてくれるだろう…って事らしい。
当然、全校生徒に教えるわけではなく高魔術が身につく素質がある人達を集めて新しいクラスが出来る。
突然強い魔法使いを育成するなんて、なにか起こる前兆の気がする。
両親も操り師としての力を早く自分達のように完璧にしたいという魂胆が丸見えだ。
ゲームの事を考えると、あまりいい事ではない。
二人が先生になるのも驚きだが、ゲームでそんな話あったのかな。
俺が見逃しているだけでも、この世界にゲーム機というものはないから確認しようもない。
緊急集会が終わり、俺は教室に向かって歩いていた。
関係ないと思っていたのはつかの間の安らぎだった。
早速廊下に張り出されたクラス表、明日から新しいクラスに皆浮き足立っていた。
人の群れはジークスとトワのクラスに注目していた。
ある人は肩を落とし、大喜びで飛び跳ねる人もいた。
高魔術を学びたいというより、あの二人に会いたい人がほとんどなのだろう。
俺は普通クラスからゆっくりと自分の名前を確認する。
自分の名前を見つけた人から教室に戻っていき、一人一人と減っていく。
可笑しいな、もうそろそろあってもいいのに俺の名前が見当たらない。
五十音順に並べてくれたらいいのに、探すのが一苦労だ。
「あれ、まだ残ってる子がいる」
名前を探していたら、何処からか声が聞こえてきた。
不思議に思い、周りを見渡すと俺以外の生徒は一人も残っていなかった。
声を掛けたのはジークスの肩に腕を乗せて寄りかかっているトワだった。
それを鬱陶しそうに払うジークスは「名前が見つからないのか?」と聞いてきた。
俺の名前、忘れ去られたわけじゃないよな…何処にあるんだろう。
探していない残りのクラスは高魔術クラスだけだ。
いくら強い魔力を持ってもゲームではそこまで強くない敵キャラクターだ。
俺はゲームの悪役からどうにかして外れたくて、魔力を鍛えて努力でここまでやってきた。
全てはあの家から独り立ちするためだ、操り師の力を強くしたのも万が一追っ手が来た時に足止めに使えるからだ。
努力で高魔術クラスに入れるなら誰でも入る事が出来る。
緊急集会でも言っていた、高魔術クラスは潜在能力を高めるのだと…俺の力は努力の結晶だ、他の能力を見込まれた人達とは違う。
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