18 / 145
【名演技篇】第四章 シンデレラ物語ではない
0401 シンデレラじゃない
しおりを挟む
回復お祝いのパーティはイズルの叔父――博司が経営するガーデンホテルで行う。
イズルがCEOになってからの社交デビューなので、親戚や関係者たちにかなり注目されている。
イズルに万全な準備をさせるために、博司は彼に専用の休憩室を用意した。
嫌な行事だけど、イズルはこのパーティーの重要性が分かっている。早めにホテルに到着して、準備を始める。
イズルは石のように重い肩を動かして、スーツの袖に腕を通す。
ネクタイを締めながら、青野翼と一問一答をする。
「今日の注意点をもう一度確認させていただきます――」
「博司さんは基本的に敵ではありません。権力や利益のためにCEOのおだてをするだけです。甘い汁を分けてもらえるという幻想を与え続ければ、敵にならないでしょう。ちょっと面倒なのは、セールスマンのようなうるさいところです。その勧誘に負けないように心かけをお持ちください」
「問題ない。神農グループ最近四十年の廃案を資料室から引っ張り出した。これらは祖父が残した未完成の壮大計画かもしれないと、彼に研究を依頼するつもりだ。早くても一年かかるだろう」
「一番敵意を持っているのは、卓三さんです」
卓三というのは、イズルの祖父の弟の長男。
「CEO一家に一番不服なのは彼の陣営です。グループでの決策でもよく違う意見を唱えていて、CEOの継承権を最後まで強く反対しました。このパーティーでCEOは完璧なパフォーマンスをみせれば、彼らも口を挟むチャンスがないでしょう」
「だが、お前たちはオレの継承権を押し通した。奴らの反対理由は不十分、ほかの人からも支援をもらえないだろ。奴らにかまう暇はない。博司さんかほかのお節介親戚に任せる。万が一の場合、お前がいるじゃない」
答えを求めるように、イズルは横目で青野翼を見た。
今まで青野翼の仕事はほぼイズルの叩きと下手演技の披露。
秘書らしい仕事をちゃんとさせないと。
青野翼はイズルの意味が分かっていて、一応その頼みを引き受けた。
「そうですね。また、脅威と言えない程度のことですが、従兄の潮さんは二人の『お友達』を連れてきました。トラブルがないように気を付けましょう」
「彼は小さい頃からその手しかない。もう飽きた。今のオレは昔のようにやさしくない。不穏な行動でもしたら、このパーティーを彼の恥さらし大会にする」
イズルは鼻で笑った。
「それから、伯母さんの英子さんを始め、CEOにお見合いを勧めようとするご婦人は大体5、6名がいます」
英子というのは、イズルの祖父の兄の長女。イズルの両親の代で、一番年上の「姉」。実力を持つ伯母だ。
反逆なイズルでも、彼女の前で自粛していた。
「『あいつ』がいる。あいつをオレの『恋人』にすれば、おばさんたちの矛先はそっちに向かうだろう」
イズルは休憩室のもう一つの扉に目を向けた。
その扉は隣のリカのいる休憩室につながっている。
「おばさんたちの攻撃でやばい場面になったら、オレはあいつの前に立つ。実際に守る力を見せれば、もうオレを馬鹿扱いしないだろう」
「名案です」
青野翼は薄笑いを顔に浮かべた。
「でも、姫様を守る騎士になるのは、前提条件があると思いますよ」
「どういう意味?」
その冷やかな口調に気になって、イズルは問い詰めようとした。
その時、廊下につながる扉がノックされた。
青野翼は秘書としてイズルの代わりに対応しに行った。
イズルは鏡に向かって、身を拘束するスーツをもう一度整える。
彼は正装が嫌いだ。どんな高級製品でも、身にまとうと、虫にかまれたように全身のくすぐったい。
でも、今日の調子がよくないのはこのスーツだけのせいではない。
青野翼の地獄訓練は十日も続いた。いくら運動に長けているイズルでも付き合いきれない。
体はもう自分の物ではない感じさえした。
肉体感覚の退化は精神的な力の覚醒に有利だの、予想通りの訓練の効果だの、青野翼は喜んでいたが、イズルは納得できなかった。
どう見ても、遊ばれている。
しかし、イズルは異能力の知識が全くない、反発する理屈を見つからない。
異能力に関して、青野翼、あるいは彼の後ろの「新登場」に頼らない方法はないのか……
そう思うと、ふっと、何かを思い出したように、イズルは隣の休憩室につながる扉に視線を向けた。
――あるかも知れない。
「どうしたました?シンデレラの華麗なる変身に期待していますか?」
青野翼はイズルの視線の方向に気付いたら、揶揄な口調で聞いた。
イズルはいたずらをする少年のように、片方の口元を上げる。
「華麗とは限らない。地味の可能性もある」
「地味?」
「六セットのドレスを用意してあげた。イギリス、フランス、スペインの中世期宮廷風ドレスそれぞれワンセット、てんとう虫柄のがワンセット、ドリアンモチーフのがワンセット、コーギーの着ぐるみがワンセット。どのように変身するのか、楽しみだ」
さすが、青野翼もこの堂々としたいたずら、いいえ、嫌がらせに呆れた。
「本当に彼女の夫になるつもり?そんなことをして、トラブルになったら……」
「トラブルが起きたほうがいい。彼女はトラブルに遭わなければ、オレにアピールするチャンスがない」
「僕が言っているのは彼女とCEOとのトラブルです」
「減点で解決できるものだ。構わない」
「日々の恨みを晴らしたい気持ちは分かりますが、こんな大事な時に真面目にやらないと、復讐計画は台無しになりますよ」
どうやら、イズルはリカを「守りたい」ではなく、ただ彼女に恥を晒させたいようだ。
無理もない。
合計マイナス50万点の恨みもあるから。
青野翼はああだけど、やはり任務のことを考えなければならない。とりあえず冗談を止めて、イズルを説得しようとした。
「減点のことなんですけど、正直、彼女はルール通りにやっています。点数付けは確かに厳しいが、コメントは客観的なものです」
「客観的?冥王星の客か、海王星の客か?」
二人は睨み合っている間に、またドアノックがあった。
今回は隣の休憩室につながる扉からのものだ。
イズルが「入っていい」と言ったら、
リカは静か扉を開いて、にこっちの休憩室に入ってきた。
「!!」
リカが着替えたドレスは、イズルが用意したものではない。
普通の物だった。
――
水色の七分丈ドレス、デザインはかなり簡単。
左肩に白い花が二輪、花びらをモチーフにした柔らかい裾。
布の質は豪奢よりも肌に優しい材料。
長い髪は頭の後ろに結ばれていて、装飾に水色のリボンが付けられている。
髪の間に、小さな白い花の髪ピアスがいくつ挿されている。
シンプルな格好だけど、全体的に優しくて心地よいイメージだ。
これならトラブルにならないだろう、と青野翼はほっとした。
大人げないのは一人で十分だ。
「CEOのファッションセンスのレベルは赤ん坊だったら、そっちは博士ですね」
「……」
計画失敗のイズルは言うこともない。
リカの容姿はもともと整っている。
身なりも適切で、文句を付けるところが見つからない。
悔しいけど、黙って二度見以外に何もできない。
青野翼は先にリカに向かった。
「リカさん、ちょっと報告があります。先ほどスタッフが知らせに来ました。CEOの登場にインパクトをつけるために、私たちは二階のバルコニーから登場します。真っ暗の中で、頭の上からいきなりスポットライトが差し込みます。それから盛大な拍手とチャイコフスキーピアノ協奏曲1番が入ります。かなり衝撃的な音量だと思いますので、心の準備をして置いてください」
その「飛び切り」の演出を聞いたリカの表情は、明らかに軽蔑するような感じになった。
でも反対はしなくて、ただ心配しそうにイズルに視線を投げた。
「心の準備をするのは私じゃないでしょ。ちょっと待って、忘れ物がある」
それを言ったら隣の休憩室に戻った。
「……なんだ、その目線」
「保護者が発表会に出る子供を心配している目線だと思います」
「それはない」
(どうぜ、また馬鹿扱いだろう。)
彼はその演出を聞いた途端に、迷いなく巍然な態度で断った。
なのに、リカは何の反応もなかった。まさか、そんな恥ずかしい形で登場しても平気なのか?
それとも、何か対策を用意してあるのか?
いたずらのドレスセットを見せた時も、変人を見る目で自分を見ただけで、何も話さなかった。まさか、ドレスを持ってきたとは。
「でも、こんなふざけた演出に眉一つも動きませんでした。シンデレラのメンタルはかなり強いものですね」
青野翼はやれやれと笑ったけど、イズルは鼻でフンをした。
「何がシンデレラだ――彼女は、もともとこっちの人間だ」
イズルがCEOになってからの社交デビューなので、親戚や関係者たちにかなり注目されている。
イズルに万全な準備をさせるために、博司は彼に専用の休憩室を用意した。
嫌な行事だけど、イズルはこのパーティーの重要性が分かっている。早めにホテルに到着して、準備を始める。
イズルは石のように重い肩を動かして、スーツの袖に腕を通す。
ネクタイを締めながら、青野翼と一問一答をする。
「今日の注意点をもう一度確認させていただきます――」
「博司さんは基本的に敵ではありません。権力や利益のためにCEOのおだてをするだけです。甘い汁を分けてもらえるという幻想を与え続ければ、敵にならないでしょう。ちょっと面倒なのは、セールスマンのようなうるさいところです。その勧誘に負けないように心かけをお持ちください」
「問題ない。神農グループ最近四十年の廃案を資料室から引っ張り出した。これらは祖父が残した未完成の壮大計画かもしれないと、彼に研究を依頼するつもりだ。早くても一年かかるだろう」
「一番敵意を持っているのは、卓三さんです」
卓三というのは、イズルの祖父の弟の長男。
「CEO一家に一番不服なのは彼の陣営です。グループでの決策でもよく違う意見を唱えていて、CEOの継承権を最後まで強く反対しました。このパーティーでCEOは完璧なパフォーマンスをみせれば、彼らも口を挟むチャンスがないでしょう」
「だが、お前たちはオレの継承権を押し通した。奴らの反対理由は不十分、ほかの人からも支援をもらえないだろ。奴らにかまう暇はない。博司さんかほかのお節介親戚に任せる。万が一の場合、お前がいるじゃない」
答えを求めるように、イズルは横目で青野翼を見た。
今まで青野翼の仕事はほぼイズルの叩きと下手演技の披露。
秘書らしい仕事をちゃんとさせないと。
青野翼はイズルの意味が分かっていて、一応その頼みを引き受けた。
「そうですね。また、脅威と言えない程度のことですが、従兄の潮さんは二人の『お友達』を連れてきました。トラブルがないように気を付けましょう」
「彼は小さい頃からその手しかない。もう飽きた。今のオレは昔のようにやさしくない。不穏な行動でもしたら、このパーティーを彼の恥さらし大会にする」
イズルは鼻で笑った。
「それから、伯母さんの英子さんを始め、CEOにお見合いを勧めようとするご婦人は大体5、6名がいます」
英子というのは、イズルの祖父の兄の長女。イズルの両親の代で、一番年上の「姉」。実力を持つ伯母だ。
反逆なイズルでも、彼女の前で自粛していた。
「『あいつ』がいる。あいつをオレの『恋人』にすれば、おばさんたちの矛先はそっちに向かうだろう」
イズルは休憩室のもう一つの扉に目を向けた。
その扉は隣のリカのいる休憩室につながっている。
「おばさんたちの攻撃でやばい場面になったら、オレはあいつの前に立つ。実際に守る力を見せれば、もうオレを馬鹿扱いしないだろう」
「名案です」
青野翼は薄笑いを顔に浮かべた。
「でも、姫様を守る騎士になるのは、前提条件があると思いますよ」
「どういう意味?」
その冷やかな口調に気になって、イズルは問い詰めようとした。
その時、廊下につながる扉がノックされた。
青野翼は秘書としてイズルの代わりに対応しに行った。
イズルは鏡に向かって、身を拘束するスーツをもう一度整える。
彼は正装が嫌いだ。どんな高級製品でも、身にまとうと、虫にかまれたように全身のくすぐったい。
でも、今日の調子がよくないのはこのスーツだけのせいではない。
青野翼の地獄訓練は十日も続いた。いくら運動に長けているイズルでも付き合いきれない。
体はもう自分の物ではない感じさえした。
肉体感覚の退化は精神的な力の覚醒に有利だの、予想通りの訓練の効果だの、青野翼は喜んでいたが、イズルは納得できなかった。
どう見ても、遊ばれている。
しかし、イズルは異能力の知識が全くない、反発する理屈を見つからない。
異能力に関して、青野翼、あるいは彼の後ろの「新登場」に頼らない方法はないのか……
そう思うと、ふっと、何かを思い出したように、イズルは隣の休憩室につながる扉に視線を向けた。
――あるかも知れない。
「どうしたました?シンデレラの華麗なる変身に期待していますか?」
青野翼はイズルの視線の方向に気付いたら、揶揄な口調で聞いた。
イズルはいたずらをする少年のように、片方の口元を上げる。
「華麗とは限らない。地味の可能性もある」
「地味?」
「六セットのドレスを用意してあげた。イギリス、フランス、スペインの中世期宮廷風ドレスそれぞれワンセット、てんとう虫柄のがワンセット、ドリアンモチーフのがワンセット、コーギーの着ぐるみがワンセット。どのように変身するのか、楽しみだ」
さすが、青野翼もこの堂々としたいたずら、いいえ、嫌がらせに呆れた。
「本当に彼女の夫になるつもり?そんなことをして、トラブルになったら……」
「トラブルが起きたほうがいい。彼女はトラブルに遭わなければ、オレにアピールするチャンスがない」
「僕が言っているのは彼女とCEOとのトラブルです」
「減点で解決できるものだ。構わない」
「日々の恨みを晴らしたい気持ちは分かりますが、こんな大事な時に真面目にやらないと、復讐計画は台無しになりますよ」
どうやら、イズルはリカを「守りたい」ではなく、ただ彼女に恥を晒させたいようだ。
無理もない。
合計マイナス50万点の恨みもあるから。
青野翼はああだけど、やはり任務のことを考えなければならない。とりあえず冗談を止めて、イズルを説得しようとした。
「減点のことなんですけど、正直、彼女はルール通りにやっています。点数付けは確かに厳しいが、コメントは客観的なものです」
「客観的?冥王星の客か、海王星の客か?」
二人は睨み合っている間に、またドアノックがあった。
今回は隣の休憩室につながる扉からのものだ。
イズルが「入っていい」と言ったら、
リカは静か扉を開いて、にこっちの休憩室に入ってきた。
「!!」
リカが着替えたドレスは、イズルが用意したものではない。
普通の物だった。
――
水色の七分丈ドレス、デザインはかなり簡単。
左肩に白い花が二輪、花びらをモチーフにした柔らかい裾。
布の質は豪奢よりも肌に優しい材料。
長い髪は頭の後ろに結ばれていて、装飾に水色のリボンが付けられている。
髪の間に、小さな白い花の髪ピアスがいくつ挿されている。
シンプルな格好だけど、全体的に優しくて心地よいイメージだ。
これならトラブルにならないだろう、と青野翼はほっとした。
大人げないのは一人で十分だ。
「CEOのファッションセンスのレベルは赤ん坊だったら、そっちは博士ですね」
「……」
計画失敗のイズルは言うこともない。
リカの容姿はもともと整っている。
身なりも適切で、文句を付けるところが見つからない。
悔しいけど、黙って二度見以外に何もできない。
青野翼は先にリカに向かった。
「リカさん、ちょっと報告があります。先ほどスタッフが知らせに来ました。CEOの登場にインパクトをつけるために、私たちは二階のバルコニーから登場します。真っ暗の中で、頭の上からいきなりスポットライトが差し込みます。それから盛大な拍手とチャイコフスキーピアノ協奏曲1番が入ります。かなり衝撃的な音量だと思いますので、心の準備をして置いてください」
その「飛び切り」の演出を聞いたリカの表情は、明らかに軽蔑するような感じになった。
でも反対はしなくて、ただ心配しそうにイズルに視線を投げた。
「心の準備をするのは私じゃないでしょ。ちょっと待って、忘れ物がある」
それを言ったら隣の休憩室に戻った。
「……なんだ、その目線」
「保護者が発表会に出る子供を心配している目線だと思います」
「それはない」
(どうぜ、また馬鹿扱いだろう。)
彼はその演出を聞いた途端に、迷いなく巍然な態度で断った。
なのに、リカは何の反応もなかった。まさか、そんな恥ずかしい形で登場しても平気なのか?
それとも、何か対策を用意してあるのか?
いたずらのドレスセットを見せた時も、変人を見る目で自分を見ただけで、何も話さなかった。まさか、ドレスを持ってきたとは。
「でも、こんなふざけた演出に眉一つも動きませんでした。シンデレラのメンタルはかなり強いものですね」
青野翼はやれやれと笑ったけど、イズルは鼻でフンをした。
「何がシンデレラだ――彼女は、もともとこっちの人間だ」
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
夫「お前は価値がない女だ。太った姿を見るだけで吐き気がする」若い彼女と再婚するから妻に出て行け!
佐藤 美奈
恋愛
華やかな舞踏会から帰宅した公爵夫人ジェシカは、幼馴染の夫ハリーから突然の宣告を受ける。
「お前は価値のない女だ。太った姿を見るだけで不快だ!」
冷酷な言葉は、長年連れ添った夫の口から発せられたとは思えないほど鋭く、ジェシカの胸に突き刺さる。
さらにハリーは、若い恋人ローラとの再婚を一方的に告げ、ジェシカに屋敷から出ていくよう迫る。
優しかった夫の変貌に、ジェシカは言葉を失い、ただ立ち尽くす。
彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる