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1章 寝取られ惣助
幕間2
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がちゃり、と扉の開く音が静かな応接室に響いた。
女が反射的にそちらを見ると、臙脂色の扉からちょうど出てきた青年と見つめ合う形になった。
しばし、お互いに何が起こっているのかわからなかった。
がちゃん、と扉が閉まる音に、弾かれたように、青年が口火を切った。
「あの、すいません、俺、なんかうっかり部屋に入っちゃったみたいで……」
青年が言い終わるのも待たず、女の顔がみるみる怒りに歪んでいく。
「この、バカ!能無し!うっかりじゃないわよ!」
ずかずかと青年に近づくと、女は襟首を掴んで締め上げた。
「あんた、やらかしたわね!」
女が反射的にそちらを見ると、臙脂色の扉からちょうど出てきた青年と見つめ合う形になった。
しばし、お互いに何が起こっているのかわからなかった。
がちゃん、と扉が閉まる音に、弾かれたように、青年が口火を切った。
「あの、すいません、俺、なんかうっかり部屋に入っちゃったみたいで……」
青年が言い終わるのも待たず、女の顔がみるみる怒りに歪んでいく。
「この、バカ!能無し!うっかりじゃないわよ!」
ずかずかと青年に近づくと、女は襟首を掴んで締め上げた。
「あんた、やらかしたわね!」
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