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第24話 こんな結末が待っていたなんて誰が決めたの?
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「あら、私の大事な友人を巻き込もうなんて、ひどいじゃないの」
突然現れたビクトリアに、リーナは混乱する。しかし、つい今しがたオルガから目撃者に指名された少女がホッとした表情でビクトリアの元へと駆け寄ると、絡み合っていた糸がほどけ、一本の真っ直ぐな糸に繋がった。
(ああ、やっぱり彼女はビクトリアの取り巻きだったのね。・・あら、これじゃあヒロインが悪役令嬢で、悪役令嬢がヒロインじゃない・・・)
あべこべの関係にリーナは、内心ため息をついた。
(私が堪能すべき役は、推しのオルガじゃなくビクトリアだったのね。あの部屋でこっそり王子と逢引きしていたのを見ていたじゃない。何で気付かなかったかなぁ・・・あれ?でも私、いまセドリックからずっと抱えられてるけど、ビクトリアはそこ突っ込まないの?)
そう考えながら、リーナはビクトリアを見つめた。
「人に罪をなすりつけるなど、言語道断だな」
「ええ、殿下。私の友人は現場など見ておりませんわよ。何故ならそこに加わったのは、数分前ですもの。それまでは私とずっと一緒にいましたのよ」
「自分を慕う友人の顔さえ知らんとは、公爵令嬢の名が泣くぞ」
ビクトリアの種明かしにセドリックは満足そうに頷き、オルガは彫刻のような顔をビクトリアへ向けていた。そしてセドリックがレオナに顔を向けると、言った。
「さあ、お前はどうする?ここで素直に白状するなら、温情を与えてやってもよいが?」
この言葉に真っ青になっていたレオナの頬に僅かに赤みが差し、セドリックを見上げる瞳に希望の色が滲む。そうして口を開いたレオナの言葉は、オルガの公爵令嬢としての地位を足元から崩した。
「全てお話しします。私にリーナを突き落とすよう命令したのは、オルガ様で間違いありません!それだけではありません!彼女への数々の嫌がらせも、全てオルガ様のお考えです!」
ビクトリアの取り巻きだと思われていたレオナは、実は最初からオルガの手下だった。ビクトリアの周囲に張り込ませ、彼女の動向を探っていた。もちろん王子妃候補の唯一のライバルとしてビクトリアを出し抜くためだ。
しかし、ここでオルガも予想外のことが起こる。突然、セドリックが全くの圏外だったリーナに執着し始めたことだ。
オルガからリーナを何とかしろと言われたレオナは、オルガからリーナを攻撃する方法を暗に伝えられ、それを実行する。オルガの取り巻きからだと思っていたリーナへの直接の嫌がらせは、すべてレオナの仕業だった。もちろん全てオルガの指示だ。
頭上から大量の水が降ってくる一件も、レオナだ。彼女はオルガから密かに魔法を発動する玉を預かり、それによりリーナをずぶ濡れにしようとした。しかし思惑は外れ、リーナは異世界の友人からの魔力によって守られたのだ。まさに目には目を歯には歯をだった。
そして先程の食堂での嫌がらせも、最初に足をかけたのはレオナだった。そして二度目に足をかけたのは、オルガだった。今まで直接手を下さずレオナにやらせていたオルガが、初めてリーナに直接手を下した瞬間だった。一度消えたと思っていたリーナが、再びセドリックの相手に上がってきたことに心を乱し、オルガの冷静な判断を奪ったのだ。
セドリックが今日、昼休みにリーナの元を訪れなかったのも、オルガの仕業だった。自分の父親である公爵をセドリックの元へ向かわせ、緊急の案件だと足止めさせていたのだ。
全て白日の下に晒されたオルガの悪事に周囲からは、驚愕と動揺が伝わってくる。そしてオルガを取り囲んでいた取り巻きたちもいつの間にか距離をとり、オルガは断罪劇の主人公として一人ポツンと立たされていた。
リーナは、ただ驚きとともにようやく訪れるであろう穏やかな学園生活に安堵しながら、目の前の光景をただただ見つめていた。
突然現れたビクトリアに、リーナは混乱する。しかし、つい今しがたオルガから目撃者に指名された少女がホッとした表情でビクトリアの元へと駆け寄ると、絡み合っていた糸がほどけ、一本の真っ直ぐな糸に繋がった。
(ああ、やっぱり彼女はビクトリアの取り巻きだったのね。・・あら、これじゃあヒロインが悪役令嬢で、悪役令嬢がヒロインじゃない・・・)
あべこべの関係にリーナは、内心ため息をついた。
(私が堪能すべき役は、推しのオルガじゃなくビクトリアだったのね。あの部屋でこっそり王子と逢引きしていたのを見ていたじゃない。何で気付かなかったかなぁ・・・あれ?でも私、いまセドリックからずっと抱えられてるけど、ビクトリアはそこ突っ込まないの?)
そう考えながら、リーナはビクトリアを見つめた。
「人に罪をなすりつけるなど、言語道断だな」
「ええ、殿下。私の友人は現場など見ておりませんわよ。何故ならそこに加わったのは、数分前ですもの。それまでは私とずっと一緒にいましたのよ」
「自分を慕う友人の顔さえ知らんとは、公爵令嬢の名が泣くぞ」
ビクトリアの種明かしにセドリックは満足そうに頷き、オルガは彫刻のような顔をビクトリアへ向けていた。そしてセドリックがレオナに顔を向けると、言った。
「さあ、お前はどうする?ここで素直に白状するなら、温情を与えてやってもよいが?」
この言葉に真っ青になっていたレオナの頬に僅かに赤みが差し、セドリックを見上げる瞳に希望の色が滲む。そうして口を開いたレオナの言葉は、オルガの公爵令嬢としての地位を足元から崩した。
「全てお話しします。私にリーナを突き落とすよう命令したのは、オルガ様で間違いありません!それだけではありません!彼女への数々の嫌がらせも、全てオルガ様のお考えです!」
ビクトリアの取り巻きだと思われていたレオナは、実は最初からオルガの手下だった。ビクトリアの周囲に張り込ませ、彼女の動向を探っていた。もちろん王子妃候補の唯一のライバルとしてビクトリアを出し抜くためだ。
しかし、ここでオルガも予想外のことが起こる。突然、セドリックが全くの圏外だったリーナに執着し始めたことだ。
オルガからリーナを何とかしろと言われたレオナは、オルガからリーナを攻撃する方法を暗に伝えられ、それを実行する。オルガの取り巻きからだと思っていたリーナへの直接の嫌がらせは、すべてレオナの仕業だった。もちろん全てオルガの指示だ。
頭上から大量の水が降ってくる一件も、レオナだ。彼女はオルガから密かに魔法を発動する玉を預かり、それによりリーナをずぶ濡れにしようとした。しかし思惑は外れ、リーナは異世界の友人からの魔力によって守られたのだ。まさに目には目を歯には歯をだった。
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セドリックが今日、昼休みにリーナの元を訪れなかったのも、オルガの仕業だった。自分の父親である公爵をセドリックの元へ向かわせ、緊急の案件だと足止めさせていたのだ。
全て白日の下に晒されたオルガの悪事に周囲からは、驚愕と動揺が伝わってくる。そしてオルガを取り囲んでいた取り巻きたちもいつの間にか距離をとり、オルガは断罪劇の主人公として一人ポツンと立たされていた。
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