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ハイカブリ(同居人×女主/王子×女主/複数/媚薬/歪/二穴)
*シアと一緒に_4
しおりを挟む「あぁ……っ……うー……ぁ……はぁ、は……ぁ……っ、く……」
“きっ……気持ち良すぎて……。ほ、ほか、他になんにも……考え、られ……ない……”
シアの言っていた花の蜜とハーブの組み合わせは、主に娼館や快楽拷問、奴隷の調教に使われるようなモノだった。効果が強く、何時間も続くわけではないとはいえ、効果を維持したままの時間もそこそこある。その手に使えば非常に優秀な効果ゆえ、一般には出回っていなかった。出回らせてしまっては、危険なのである。
もともと、見分けのつきにくいハーブや花の蜜を薬用として、また食用として使う者は一部であり、ある程度の知識がないと正しく使うのは難しい。シアはその知識が豊富にあり、用法容量を守って正しく使っていた。……使っているつもりだった。
「……しかし、おかしいですね? フレリアなら、小瓶の中身が分かると思いましたが……」
「はっ……あ……っ……」
「まさか……。『わざと』あの小瓶の中身を入れましたか?」
まだ抜いていない指をフレリアの膣の中で掻き回しながら、ブツブツとシアは呟いた。愛液をそのに掻き出すように引っ掻き回している。その度にトロトロと体外に排出される愛液で、シーツはあっという間にビショビショになっていた。
「うっ……く、うぅ……!」
「……まぁ、どちらでも私は構いませんがね? ……都合よく口実も手に入れることが出来たわけですし」
「あぁぁ――」
「……良いですよ? 何回でもイッてください」
「ぐ、う、ぅ……っ……く、ぅ……ぁ……」
淡々と決まった作業のように膣とクリトリスを刺激するシアの手に、フレリアはただ絶頂を繰り返しながら、口を開いて惚けるだけになっていた。
――実のところ、シアの指摘は間違ってはいなかった。本来のフレリアであれば、小瓶の違いが分かったのだ。過去にオレンジ色の小瓶の中身を、今回出したハーブティーに目の前で混ぜ入れ、安眠と睡眠改善のお茶として差し出していたからだ。だから、もし。フレリアがこの場に居合わせていたら、間違えることはなかっただろう。しかし、今目の前にいるのはフレリアの見た目をしたノイである。ノイにはその中身の違いは分からない。『甘くて美味しいならあっているだろう』という、なんとなくの感覚から、間違った選択肢を選んでしまったのだ。
――わざと間違えたわけではない。うっかり、本当にうっかりだった。むしろ、正解を知らないという点では正しい方を選んだのかもしれない。
この世界から、抜け出すために――。
「はぁ……ん……っ……ぅ……」
「……ココはこんなに赤くなるんですね? クリトリスがひどく充血していますよ」
「あっあっあっあっ」
ウタから与えられた感度も、通常では考えられないものだった。それに合わさって、今回の媚薬。普通に生活していたら、まず体験することはないだろう快楽に襲われている。この快楽から逃れるためには、あと何回イケば良いのだろうか。あと何回、声を漏らせば良いのだろうか。……シーツを掴み、愛液を垂らして、唇を震わせながら悶えれば良いのだろう。
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