【R18】童話の世界に異世界転移〜○○○なコトしてくれなきゃ帰れません!〜

玄野クロ(星屑灯)

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アカズキン(狼×女主/狩人×女主/ヘタレ/擬人化/ロリ)

*好きなら構わない_2

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 ノイはエミリーから聞いていた。エミリーが薬を取りに家を出ると、ライガが家の前をウロウロしていたらしい。中に入るかと声を掛けたが、断った為、少し世間話をしていたそうだ。

 そうして話をしている内に、二階の窓からノイが叫んだ。

 ただ事ではないと感じただろうライガは、一瞬でエミリーの目があるにも関わらず、狼に変身し、二階に飛び込んだ。
 これを教えてくれたエミリーは、何処か羨ましそうに話していたから、そんな王子様のような男性に、心の何処かで憧れていたのかもしれない。それに、ライガのことを良く思っているとも感じた。
「本当に、素敵だったわ」
「……あ、り、がとう……」

 俯き加減で真っ赤になるライガが可愛い。こうして改めて喋っていると、ノエルがライガのことを恐らく、好きであろう気持ちも分かる気がした。

 ――私達は今、ライガの家にいた。

「なぁ。……男と二人きりになって、平気か?」
「ライガは特別よ?」
「ぐっ……」
「……ん? どうしたの?」
「……いや、なんでもない」

 私はライガと会って間もないが、私の中にあるノエルは、きっとずっと、ライガのことが好きだったんだろう。

 ライガといると、胸が熱くなる。

「……なぁ、ノエル」
「……なに?」
「あのさ、俺……お前のことが好きだ」
「……えっ?」
「こんな時に言うことじゃないのはわかってる。でも、あんなことがあったから、もっと近くで、お前のこと守りたいんだ」
「……ライガ……」

"良かった。アレで物語は終わるわけじゃないみたいね"

「……私も、好きよ。ライガ」

 きっとノエルなら、そう言うだろう。私はノエルであって、ノエルではない。だが、一つ言えるのは、『ノエルならこうするだろう』『ノエルならこうしたいだろう』と考えることが、自然と『自分が望むこと』のように感じられるのは、今私が、ノエルだからだろう。

 ――だから、私が望むことをする。だって私は、ノエルなのだから。

「ん……」

 ライガの唇が、遠慮がちにノエルの唇に触れた。
 そっと目を閉じ、ライガの温もりを感じる。

「……ごめん、その、ノエル」
「……なぁに?」

 唇を離して喋るライガの顔は、先ほどよりも赤くなっている気がした。

「……俺、我慢出来ない、と思う」
「……え? ……っ! きゃっ……!」

 ベッドに腰掛けて話していたのも一因だろうか。あっという間に、ベッドに押し倒されていた。

「ごめん。嫌なら、止めるから。嫌われたくないし、その、ノエルが大事、だから」

"そんな泣きそうな顔しないでよ、ライガ"

「大丈夫よ。……でも、優しくして、ね?」

 ノイは両手でライガの顔を包んだ。そして、微笑む。

「……っ……!」

 ライガは、もう一度ノエルにキスをした。今度は、力強く。

「んんっ……ふ……ん……」

 唇をこじ開け、舌が入り込む。貪るように時に乱暴に、労わるように時に優しく。

 ライガはノエルの服に手を掛けると、ボタンを外し始めた。

 無骨な手は硬かったが、それが心地良い。

「んっ……」

 衣服を剥ぎ取ると、首筋から胸元へ、ライガは舌を這わせていった。

「あっ……んん……ふ……ぅっ……」

 ウタの力もあるのだろうか。すぐにノエルの体は火照っていった。呼吸も息遣いが聞こえる程に。

「ああ……っ……んっ──!」

 乳首を甘噛みされ、ピクンと身体を跳ねさせた。

 そしてノエルは気付く。

"あ──私──今子ども──よね──?"

 そう考えると、ライガの体がより一層大きく見えた。
 そして、服を着ていてもわかる程下半身でいきり勃つソレも特段に。
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