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何も無い中のヒトトキ
1 side悠
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「急な話だったのにありがとうございます、菊原先輩」
「いやいや!可愛い玲衣のお願いだからね!」
それは暗に俺らがお願いしてもダメなのか…?
少しだけそう思ったが何も言わずにスルーすることにした。
「それにしてもはらっちゃんお金持ちだね~」
「と言っても親の別荘だからね」
ベランダつきの別荘で、地下1階地上3階建ての3LDK(らしいけどもっとあるでしょ…)と言っていた。
ベランダに出ると目の前は海。
別荘の裏山は菊原先輩の両親が買ったらしい。
曰く、海があるなら山も欲しいと言って裏山も購入したそうだ。
金持ちの考えることは分からないね!
「それにしても広いね~!どこでべんきょ~する~?ベランダ?」
「外で勉強はしたくない。亜月、2階の広い部屋使ってもいい?」
「ん、いいよ。好きに使って」
「…それと亜月、近い!」
「恥ずかしがらなくてもいいよ?」
「違うわ!暑い!」
暑さの他にもあるだろうと思うくらい赤くなっている玲衣。
菊原先輩は玲衣の腰を自分の方に寄せて首筋の匂いをたまに嗅いでいる。
「暑いから離れろ!汗臭いから!」
「んー?玲衣はいい匂いだよ」
「いいから離れろ!」
ベリッと言いそうなくらいの勢いで菊原先輩を離れさせた玲衣は一瞬で離れて梨衣の後ろへ隠れた。
「れ~は恥ずかしがり屋ですね~」
「そうだねぇ…でもそれが玲衣だから」
微笑ましそうに梨衣と菊原先輩は玲衣を見つめていた。
「いやいや!可愛い玲衣のお願いだからね!」
それは暗に俺らがお願いしてもダメなのか…?
少しだけそう思ったが何も言わずにスルーすることにした。
「それにしてもはらっちゃんお金持ちだね~」
「と言っても親の別荘だからね」
ベランダつきの別荘で、地下1階地上3階建ての3LDK(らしいけどもっとあるでしょ…)と言っていた。
ベランダに出ると目の前は海。
別荘の裏山は菊原先輩の両親が買ったらしい。
曰く、海があるなら山も欲しいと言って裏山も購入したそうだ。
金持ちの考えることは分からないね!
「それにしても広いね~!どこでべんきょ~する~?ベランダ?」
「外で勉強はしたくない。亜月、2階の広い部屋使ってもいい?」
「ん、いいよ。好きに使って」
「…それと亜月、近い!」
「恥ずかしがらなくてもいいよ?」
「違うわ!暑い!」
暑さの他にもあるだろうと思うくらい赤くなっている玲衣。
菊原先輩は玲衣の腰を自分の方に寄せて首筋の匂いをたまに嗅いでいる。
「暑いから離れろ!汗臭いから!」
「んー?玲衣はいい匂いだよ」
「いいから離れろ!」
ベリッと言いそうなくらいの勢いで菊原先輩を離れさせた玲衣は一瞬で離れて梨衣の後ろへ隠れた。
「れ~は恥ずかしがり屋ですね~」
「そうだねぇ…でもそれが玲衣だから」
微笑ましそうに梨衣と菊原先輩は玲衣を見つめていた。
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