太陽の国

沢庵

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昔は。

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   太陽の下で騎士とお姫様が誓いを立てる。
   この国では有名なおとぎ話の名シーンで。

   そんなおとぎ話を模したステンドグラスの下で結婚を申し込まれるのが、この国の女性たちの憧れである。
   と、友人が言っていたのを「少女趣味だね」と笑いとばしていたのだが、まさかそんな、実際自分が体験するとは思うはずないだろう。


「結婚しましょうか」


   既に決定されているかのように言ってくる男は、アエスタース・カエルレウス・アルボル。

   この太陽の国の全女性の憧れ、麗しの王子、勇者と共に魔王を倒し世界を平和へと導いた張本人である。

   そして、女性の嫉妬を全て買い受けるような申込みをされてしまったあたしは、この王太子と一緒に魔王を倒した、所謂異世界より召喚された女勇者である。

   高校二年生の夏、部活が終わって学校から家までの坂道を汗だくになりながら自転車で一気に上り、汗を飛ばす様に坂から一気に下るという楽しみは、この瞬間を境になくなった。

   坂を下る時に受け止める風を感じたのは一瞬だけで、気がついたら西洋風の異世界。

   そしてお決まりである「おぉ! 勇者よ! 魔王を倒してくれ!」と知ったこっちゃないことを言われ、なんやかんやあり、太陽の国の王子と魔法使いと僧侶と鍵師に聖女様と一緒に旅にでて、五年かけて魔王を倒し、凱旋帰国をした。

帰ってきたらそりゃもう国中いや世界中は大騒ぎで、飲めや歌えの大騒ぎ。オカマな仲の良い僧侶にしこたま酒を飲まされて、聖女様に助けを求めるが彼女は彼氏の鍵師とイチャイチャするのに忙しいらしく、あたしのSOSに気づかない。
   しょうがない、自力で逃げよう。「逃げんじゃないわよ!」と叫ぶオカマ僧侶に「せんりゃくてきとうそう! といれっ!!」と叫び、トイレへ向かい用を足す。

   洗って濡れた手を振って水分を飛ばしながら沢山の笑い声が聞こえる方へ足を向けて、立ち止まった。

   なんだか、戻りたくない気分だ。王城の大広間で、今日は無礼講で門が開いて誰でも自由には入れるからってその辺にいるおじさんおばさんとか子どもも大騒ぎして喜んでいる。
   そんな楽しい場所なのに戻る気にならなくて、千鳥足で辿りついたのは王城の敷地内にある教会で「あーセーブポイントはどこじゃい」とある筈もない記録する本を探す。

   探すのにも疲れて、神様には申し訳ないけどと祭壇の近くに腰をおろしなんとなしに月明かりに照らされ輝くステンドグラスをみる。


   ステンドグラスに描かれている太陽はこの国の信仰だ。神様と言ってもいい。

   神様なんてもんは信じてないけど、この五年間死にかけたわりには死ななかったので、一応拝んでおくかとあたしは手を合わせる。

「貴女に信仰心なんてあったんですか」
「……臨機応変に神様を信じる国民性なもんで」

   「何の用事ですか?」といつの間にか現れて、話しかけて来た男に振り向く。


   この太陽の国の王子、太陽を思わすプラチナブロンドのサラサラ髪、宝石のルビーのような赤い瞳は強い意志が伺える。また剣の腕は国の騎士団長よりも素晴らしく、魔法は魔法団長よりも強い。
   「チートじゃないかそれ」と聖女様に言ってから五年もたつのか、そりゃ王子がますますイケメンになって色気もつくわけだと今更ながら思う。
   今幾つだっけ、二十五? あらやだ適齢期じゃないの、さっさとどこかのお姫様を捕まえればいいものを。

「用がないと貴女の側にいてはいけないのですか?」
「いや、だって王子は主役じゃないですか」
「勇者アオ、貴女が主役ですよ」

   「まぁ少々疲れましたし、あれだけ大騒ぎしていたら主役がいなくてもいいでしょうがね」とあたしの隣に座る王子に「ですよねー」と適当に頷く。

   魔王はやっぱり魔王だったとか。魔王四天王のぼんきゅぼんのお姉さんが可愛くて倒すのがアレだったとか。旅の途中で行ったカジノで案の定鍵師はハマったけど、すって一文無しになったとか。道中急に魔法使いが行方不明になったと思ったら、うねうね動く触手植物に捕まって大騒ぎしたこととか。懐かしいと旅の思い出を王子と話す。
   話していると「やっと終わったんだなぁ」なんて、魔王を斬ったときは何にも思わなかったのに今更冒険の終わりをしみじみ感じる。

   そいやこの後あたし元の世界に帰れるのか? と今後の生活の心配と言う名の現実を考え始めたところで

「あぁ、そうだ」

   と、思い出したように王子が言った。そして冒頭に戻る。いや戻りたくないんだけど!

「えっと、むり、っす」
「元の世界には戻れないし、どうやって生活する? 魔物はまだ残
ってるから仕事はあるだろうけど、それも期限付きですよ。俺と結
婚すれば王族として永遠に褒め称えられる、贅沢もし放題です」
「そんな重要なことを今言われたくなかった! です!」

   「帰れないの!? あたしの今までの頑張りはなに!?」と頭を抱えながら、少しずつ下がる。ばれないよう、帰れないとしって慌てている風を装って。

   帰れないのは何となく察してた、だからこれといった衝撃はない。

「逃げようとしても無駄ですよ。国王と国民には俺と貴女の結婚を
伝えてあります。誰にも邪魔はさせません」
「あ、あたしの意志は……?」

   腕をつかまれ、抱き寄せられる。密着する体に心臓が煩い。
   王子の顔が近づき、耳を舐められ「うぇええっ」と声を上げたあと「何すんだこの変態王子!」とあたしは叫んだ。

   今のいままでそういった、まぁ少しだけ口説かれてはいた気はしていたが、媚びてこない女が珍しいだけだと思ってかわし続けていた。
   しかし、それが違うということはわかったからやめて! あたしの中の王子様像を壊すな!!

「アオ、俺のこと好きでしょう?」
「じっ自意識過剰じゃないですか?」

   「ふふっそういうアオも、好きですよ」とまぁ甘ったるい声で囁く王子との密着度がますます増す。
   この際王子があたしの好みで、口説かれて少しときめいていたことは認めよう! 認めるよもう!! しょうがねぇな!!

「アオ、俺のアオ、アオっ」

   王子の手があたしの身体を撫でる。名前を呼ばれるたび頭は冷静になるが、身体の熱は冷めることなく、まぁアレだよね。大人の階段のぼったよね。






   目を覚ますと知らない場所。ふかふかベットの上で隣には鼻血でも出せそうなくらい寝ていても色気たっぷりの王子の寝顔。

   うん、王子の部屋だな。まさか天蓋付きベットを楽しめるとは、人生なにがあるかわからんね。

   気持ちよさそうに眠る王子の頭を撫で、額に口付けを落す。

   ベットの上から降りて、下半身の違和感に顔をしかめつつ窓を開けて外へでれば朝露に濡れた草木に迎えられた。
   流石太陽の国の王城、今まで主となる王子がいなかった部屋の庭でも手入れが行き届いているようだ。城下はあんなにボロボロなのにね。
   まぁ所詮は王族か、王子が国王になったら変わるだろうからそ
の辺は心配していないけど。


   裸足のまま、庭を歩く。空気も朝露に濡れていて気持ちがいい。空を見れば朝日が昇る、少し前のようだ。
   薄い色の青空に「今日は晴れるね」と呟きながら、あたしは人差し指を小さい円を描くように振る。すると魔法陣の中から愛刀の日本刀が出てきて、掴み抜刀。

   若干の手ごたえ。反撃を喰らい腕から血が流れ出すが、量の割には深くはない。

「めんどくさいな、」

   魔王の身体は全部消し炭にしたと思っていたが、少しばかり残っていたらしい。
   反撃で力がなくなったのか、逃げるように飛んでいく魔王の肉片に「待てっ!」と叫び追いかける。

   あとでもいいのだが、探すのが面倒臭い。あとあの王子があたしを外にだすかぶっちゃけ怪しい。なんか、嫌な予感もするから不穏分子はさっさと消すに限る。

   街に住む人々がまだ寝ているのをいいことに、あたしは斬撃をとばし肉片を袋小路に追い詰める。

「チッ、さっきより大きいな」

   さっさと消さないとと手のひらを肉片に向け、詠唱しようと口を開いた時、視界が闇に覆われる。

「黒髪の勇者よ、貴様もここまでだ」

   「共に、朽ち果てようぞ!!」というダミ声と火の魔法を向けられた時に感じる熱気を背後に受け取る。振り向けば、倒した筈の魔王が自分の身体すべてを使う魔法の呪文を唱え終えていて



「あぁ、だめだこれ」とあたしは目をつむった。







   ふっと目を覚まし、隣にいる愛しい人を抱き寄せようとして、手が空をきる。そこに愛しい人がいたという温もりが微かに残っているから、起きてさほど経ってはいないだろう。
   初めてであれだけ激しくしたのに、動けるのか。と今後の夜の生活計画について考えながら起き上り「アオ」と愛しい女の名前を呼ぶ。

「アオ、俺のアオ」

   トイレか? とトイレの扉をあけるが、いない。どこに行ったのだろうか。と集中してアオの魔力をたどり探し、俺は息を止めた。


アオの魔力が、感じられない。


   何かの間違いだともう一度集中して探すと、微かに庭の方から魔力を感じた。
   慌てて庭へと向かえば、芝生が赤黒く血で染まっている。血から感じられる魔力はアオのもの、ということはこの血はアオのものということで、

「っアオ、アオ! どこにいる!!」

   この血の色からさほど時間は経っていない。しかし量が多すぎる、アオに何があった!? 

   慌てて部屋の中へ引き返し、ズボンしか纏っていない格好で廊下へ出ると、起こしに来たのであろう侍女の悲鳴があがるが構っている暇はない。

   廊下を走りながらもう一度アオの魔力を探すと、街の方から微かに感じた。走るのがじれったくなり、周りの迷惑も考えず風の魔法で走る速度を加速させる。


   色々なものを飛ばしながら辿りついた先には、騎士団長とその部下たちが集まっていて「邪魔だっ」と声を荒げながら、騎士たちが囲っていたものの元へと、辿りつく。

   白い家の壁に、見知った女の身長と体型にそっくりな形にそって白い跡が残り、周りは黒く煤けている。

  白い跡から微かに感じる魔力はこの世界を平和へと導いた勇者の、昨日俺の下で啼いていた女の、俺の愛しい女アオのもの。
   微かに感じるアオの魔力と混ざって、魔王の魔力も感じた。怒りが込み上げ魔力が放出し、耐えきれなくなった騎士が倒れていくのも気にもせず、煤けた壁に近づく。

「う、そだろ……っうそだっ、うそだっうそだうそだうそだぁっ!
!!!」

   白い跡に手を這わせるが、感じるのはアオの少し高めの体温ではなく、冷たい壁の感触。

   手が黒くなるのも気にもせず、昨夜のように白い跡を撫で続けるが、やはり温もりは感じられない。それどころか時間が経つにつれて消えていくアオの魔力に「消えるなッ!!」と叫ぶ。


   やっと、手に入れたと思った。


   やっと、あの笑顔を俺だけのものにできたと、アオの心も、身体も全て手に入れて、この女を幸せにできる、俺の手で幸せになっていく愛しい女の一生を、隣で見続ける。はずだったのに……っ!


「アオ、俺の愛しい人、なんで、なんでなんですか、ねぇ答えてく
ださい、お得意のはぐらかしは駄目ですよ……? ねぇ、アオ? 
お願いです、お願いですから声を、姿をみせてくださいよ、俺は、
おれはっ貴女がいない世界なんて、アオがいない世界で、生きていけるはずが、ないんですよ? 知っているでしょう? ねぇ、アオ、アオ……俺の、俺の愛しい人っ……!! お願いだっお願いだから、俺をおいていかないでくれっアオぉ……っ!」




   王子様は泣きました。ずっと、ずぅっと、愛しい人を思って。

   国民も泣きました、英雄を称えて。

   太陽も泣きました、雨を降らせて。


   そうして、世界は平和になりましたが

   王子様はまだ、愛しい人を思って泣いています。
   
   だから雨が降るのです。
   
   国の太陽となる人が愛しい人を思って泣くから、雨が降るのです。

   そうして今日も、空は泣いています。










ーーーーーーー




「っていう風にしてきたんですよー」


   あたし女優になれると思う。と力説する目の前の女を海の国の王、トリトン王は殴りたい衝動を抑えて「馬鹿者がっ!!!!」と一喝した。

   「なーにが王子様は泣き続けるだ! 本当はどうした? どうやってきた!! ことによっては太陽の国と戦争せねばならんのだぞ!!」
「大丈夫だってさっきから言っているじゃないですか、あっちはあ
たしは死んだと思ってます、そう思うように小細工してきたんだか
ら、あとはあたしが魔力を隠し続けて、トリトン様がバラさなけれ
ば、無問題ですよ」

   実際はこうだ。王子に抱かゲッフン、した後、王子にキスをして睡眠を深くする魔法をかけた。あの王子だ、効きはあまりよろしくないだろうが、掛けないよりましだと思って魔法をかける。

   その後ベランダへ行き、愛刀と愛用している魔法の鞄を仕舞っていた異空間から出す。痛いのを我慢して手に傷をつけ、芝生に自分の血をぬったくる。

   その間下半身に大変違和感、というか毎月のアレは終わった筈なのに、モノが流れ出す感覚に「うわぁあああああまじかよおおおお」と叫んでいたのは誰も知らない筈だ。

   そして街へ向かい、適当な壁に火の魔法で細工をする。黒で白抜きするのが楽しかったとか言わないよ。妙な技で本当は解毒するときに使う高等魔法なんだけど、魔法使い達がみたら「何て勿体ない使い方を!」とか言うだろうけど、まぁ言わなきゃ誰も分からないし、いいよね。

   仕上げに魔王城から拝借してきた魔王のマントを手のひらサイズに縮め、封印していた結界から出し気配を周辺に纏わせ燃やし消す。
   灰も何もかも残らない様に消さなければ魔王はまた復活するから面倒臭い。

   細工を終えて、髪の毛と目の色をこの国によくある茶色に変えるバングルとチョーカーをつけ魔力を封印する。
   魔法使いの部屋から拝借してきた飴をポケットから出し食べるとその辺によくいる茶トラ猫に早変わり。

    そうして猫の姿で太陽の国をでて、湖の国や砂の国なんかを経由しながら、ゆっくり時間をかけて目的の海の国へ。

   理由は、海の国は許可が無いと入れないようになっているから。許可が下りるまで結構かかるのだ、何せ海の底にあるからね。

  それに海の国の王は何故かあたしの事を気に入ってくれて、娘のように可愛がってくれる。
   本当は頼るつもりはなかったのだが、頼らざるおえなくなってしまう問題が起きたのだ。

   溜息を吐き、頭を抱えるトリトン王はチラリとあたしのお腹をみて、また溜息を吐いた。

「太陽王の子か」
「一発で仕込まれたんですよ? やばくないすか!」
「色んな意味でやばいわい!!」


   まぁいい、とりあえず落ち着くまで世話をしてやる。というトリトン王は、生まれた双子にやられ孫大好き爺と化している。

   本当は産んですぐにでていくつもりだったが、そこは太陽の国の王子のように甘くなかった。直ぐに捕まり、海の国で薬師という仕事をしながらあたしは子どもと共に生きている。

   髪と目の色は海の国特有の青色に変えた。名前も青木夏のアオではなく、本名のナツを名乗っているからか、誰も元勇者なんて気づかない。

   風の噂で太陽の国はすごいとか、貿易都市とか、一番住みよい国とかなんとかを聞くし、王子が死んだとかも聞かないので、王子、いや国王は生きているだろうし、……幸せなんだろう。

   何で逃げたのか、とトリトン王に聞かれたことがある。面倒をみて貰っている上、親のように感じている王に嘘はつきたくなかったので、あたしは正直に答えた。

「魔王を倒したら、あたしの存在理由はありません。それにあの国
に必要なのはお金です、あたしが嫁ぐのではなく周辺の国から嫁さ
ん貰った方が国にとってもいいと思ったんですよね」

   それに、あの人をあたしは幸せにできないと思ったのだ。

   あの人を、王子を幸せに出来るのは魔王よりも強い化け物のようなあたしじゃなくて、美人で可愛いけど芯の強い、王子の一歩後ろで助言が出来る様な人だ。あたしの場合頭もよくないから助言なんぞ出来ないし、知識も戦闘魔法とこの世界の一般常識に関してしかない。

「あの人には幸せになって欲しいんです」

   そう言って笑うとトリトン王が号泣していたのであたしは慌ててハンカチを渡した。

   本当は逃げて、知らない場所で誰にも必要とされずに死んでいくつもりだったのだけど、死ねない理由ができたから、あたしはこの子たちの為に生きて行く。

   魔王を倒したご褒美がこの子達なのだろうから、有り難く受け取るわ。

「海、空、じいじのところにいくよ」

   「うぃ!!」と舌足らずな可愛い可愛いあたしの愛しい男の子と女の子を抱き上げて、あたしは玄関の扉を開けた。

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