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329 結ばれた4人の阿蘇観光
カオルからすると、いきなりだった勇太との初夜を過ごした次の朝。
朝食会場に現れた勇太、カオル、ルナ、梓の4人。
ルナと梓は、勇太がいても普通通り。だけどカオルは勇太と結ばれただけでなく、勇太というか、男性の裸を見たのも昨日が初めて。
まだドキドキしすぎて、足元がおぼつかない。3人に交互に手を引かれながら歩いている。
今は観光シーズンから少し外れた2月。食事を摂る大広間にはハーレムグループが2組いた。年齢層は40歳前後。
カオルの動きを見た御夫人が優しく声をかけてくれた。それから少し話した。その人のハーレムグループは、この旅館の常連。
数年前、メンタル弱めの夫が気疲れしない旅行先を探していたら、2月の阿蘇に行き着いたそうだ。
ルナがメモを取っていた。
今日はまず、勇太前世と同じく活火山のパラレル阿蘇山に行く。
夕方になる前に阿蘇東原ファザーズ牧場。男性が妻達の手を借りて、自分中心で観光農園を経営している、珍しい人気スポットだ。
それから大分県に入り、パラレル湯布院で泊まる。
途中に景観がいいスポットがあり、色々と立ち寄るから時間的にはギリギリ。
阿蘇山は火口近くに駐車場がある、世界でも珍しい火山。
なので車は、最も火口に近い位置に停めた。何気に希少な男子の優遇制度を利用した。
「ギリギリまで火口に近付こうよ」
「空気が済んでて、空が綺麗だな~」
「ただ硫黄の匂いもすげえな~」
「カオル、写真撮ろうぜ」
みんなではしゃぎながら、前世なら草千里に当たる場所、パラレルな道の駅などを見て回った。
「ファザーズ牧場に着いたよ」
「バイキングで肉食えるんだろ、勇太」
「おう、食べ比べするか?」
ここは勇太の前世なら山間部の観光地によくあった、家族が中心に経営していた、ご飯がおいしい牧場。
だけどファザーズ牧場の名の通り、男性みずから動物の世話をして経営している。
勇太一行が食べ物をオーダーすると、いきなり別のテーブルの人から声をかけられた。
「おお、勇太じゃねえか!」
「え?ああ、原山さーん。お久しぶりです」
1952年生まれ。昭和のハーレム野郎、原山良作である。
「こんなとこで会えるなんて、びっくりしました~」
「おめえらは新婚旅行か?」
「婚前旅行で~す。4人で式を挙げるのは来月ですよ」
原山さんは今回、奥さん5人と来ている。最初の奥さんの依子さんもいる。阿蘇が好きというより、ファザーズ牧場のオーナーと仲良しだそうだ。
そうこうしているうちに、ツナギを着た男性が現れた。
「よっ、原山さん、よく来てくれたね」
「おう西田。おめえのピザが食いたくなって、はるばる来たぜ」
西田民雄50歳。72歳の原山さんとは少し年が離れているが気が合うそうだ。
何より、男女比1対12の世界でも、可能な限り自分が働らいて嫁を養おうとする気持ちが、共感できたそうだ。
原山さんの声が大きいから、若い女性だけの4人グループが撮影を始めた。
一応の名目は防犯目的だ。本音は勇太を見付けたから。
「へえ~、おふたりとも格好いいですね」
「バカヤロー、おめえもだろ」
「へ?」
「なんか曲作りで頑張って、10人以上の嫁さんを食わせていこうとしてるらしいなど」
「ああ、君が最近噂の坂元君か。もう可愛いお嫁さんが3人いるんだな。やるなー」
「ええ、みんな自慢の彼女ですよ~」
勇太は少しの間だけど、『生計』というものに対する感覚が近い男の人に出会って、楽しく話せた。
ピザも美味しくて、結局はカオルと競って食べることとなった。
「じゃあ原山さん、失礼します」
「おう、またな。近いうちに、家にも来いや」
3つのハーレムで女性同士が話していると大騒ぎだったけど、みんな楽しそうに話していた。
梓とルナは、100人規模の『良作村』を取り仕切ってきた依子さんに内政のことを教えてもらう。
最初に訪問する日を決めていた。
カオルは若い頃は強かったであろう叔母様方に囲まれ、男子警護の要点を教えられていた。
完全に『護衛枠』で嫁になると誤解されている。
ついでに、牧場で飼われている牛、羊、ヤギ、ウサギなどを見て回った。
「いやあ~、楽しかったな~」
「だね~」
「ピザうまかったな~」
「カオルちゃん他の感想は?」
「ラム肉も旨かった」
「あははは」
阿蘇から大分へと続く独特の景観を見ながら、湯布院に到着。
もう日が暮れていた。今日の宿も大浴場付き。ご飯の前に汗を流すことになった。
男子同伴浴場の脱衣所に4人で入ると、今日は誰も見当たらなかった。貸し切り状態だ。
「わあ、露天風呂だ」
「寒い~」
「早く暖まろうぜ」
「お、おう」
勇太の裸に慣れているルナと梓は、通常モード。
タオルを置いて、かけ湯して湯船に浸かった。ルナも梓も何も隠していない。
カオルはモロに勇太のアレを見て固まっている。
昨夜、処女は捨てたが、豆電球だけの部屋の中。昨日の風呂でも勇太を直視できなかったし、勇太のモノをはっきり見たのは今が初めて。
湯船に浸かる前から顔がカッカしている。
「アタイ、よくこんなオープンなファミリーの仲間になれたよな…」
今更になって、そんなことを呟いている。
朝食会場に現れた勇太、カオル、ルナ、梓の4人。
ルナと梓は、勇太がいても普通通り。だけどカオルは勇太と結ばれただけでなく、勇太というか、男性の裸を見たのも昨日が初めて。
まだドキドキしすぎて、足元がおぼつかない。3人に交互に手を引かれながら歩いている。
今は観光シーズンから少し外れた2月。食事を摂る大広間にはハーレムグループが2組いた。年齢層は40歳前後。
カオルの動きを見た御夫人が優しく声をかけてくれた。それから少し話した。その人のハーレムグループは、この旅館の常連。
数年前、メンタル弱めの夫が気疲れしない旅行先を探していたら、2月の阿蘇に行き着いたそうだ。
ルナがメモを取っていた。
今日はまず、勇太前世と同じく活火山のパラレル阿蘇山に行く。
夕方になる前に阿蘇東原ファザーズ牧場。男性が妻達の手を借りて、自分中心で観光農園を経営している、珍しい人気スポットだ。
それから大分県に入り、パラレル湯布院で泊まる。
途中に景観がいいスポットがあり、色々と立ち寄るから時間的にはギリギリ。
阿蘇山は火口近くに駐車場がある、世界でも珍しい火山。
なので車は、最も火口に近い位置に停めた。何気に希少な男子の優遇制度を利用した。
「ギリギリまで火口に近付こうよ」
「空気が済んでて、空が綺麗だな~」
「ただ硫黄の匂いもすげえな~」
「カオル、写真撮ろうぜ」
みんなではしゃぎながら、前世なら草千里に当たる場所、パラレルな道の駅などを見て回った。
「ファザーズ牧場に着いたよ」
「バイキングで肉食えるんだろ、勇太」
「おう、食べ比べするか?」
ここは勇太の前世なら山間部の観光地によくあった、家族が中心に経営していた、ご飯がおいしい牧場。
だけどファザーズ牧場の名の通り、男性みずから動物の世話をして経営している。
勇太一行が食べ物をオーダーすると、いきなり別のテーブルの人から声をかけられた。
「おお、勇太じゃねえか!」
「え?ああ、原山さーん。お久しぶりです」
1952年生まれ。昭和のハーレム野郎、原山良作である。
「こんなとこで会えるなんて、びっくりしました~」
「おめえらは新婚旅行か?」
「婚前旅行で~す。4人で式を挙げるのは来月ですよ」
原山さんは今回、奥さん5人と来ている。最初の奥さんの依子さんもいる。阿蘇が好きというより、ファザーズ牧場のオーナーと仲良しだそうだ。
そうこうしているうちに、ツナギを着た男性が現れた。
「よっ、原山さん、よく来てくれたね」
「おう西田。おめえのピザが食いたくなって、はるばる来たぜ」
西田民雄50歳。72歳の原山さんとは少し年が離れているが気が合うそうだ。
何より、男女比1対12の世界でも、可能な限り自分が働らいて嫁を養おうとする気持ちが、共感できたそうだ。
原山さんの声が大きいから、若い女性だけの4人グループが撮影を始めた。
一応の名目は防犯目的だ。本音は勇太を見付けたから。
「へえ~、おふたりとも格好いいですね」
「バカヤロー、おめえもだろ」
「へ?」
「なんか曲作りで頑張って、10人以上の嫁さんを食わせていこうとしてるらしいなど」
「ああ、君が最近噂の坂元君か。もう可愛いお嫁さんが3人いるんだな。やるなー」
「ええ、みんな自慢の彼女ですよ~」
勇太は少しの間だけど、『生計』というものに対する感覚が近い男の人に出会って、楽しく話せた。
ピザも美味しくて、結局はカオルと競って食べることとなった。
「じゃあ原山さん、失礼します」
「おう、またな。近いうちに、家にも来いや」
3つのハーレムで女性同士が話していると大騒ぎだったけど、みんな楽しそうに話していた。
梓とルナは、100人規模の『良作村』を取り仕切ってきた依子さんに内政のことを教えてもらう。
最初に訪問する日を決めていた。
カオルは若い頃は強かったであろう叔母様方に囲まれ、男子警護の要点を教えられていた。
完全に『護衛枠』で嫁になると誤解されている。
ついでに、牧場で飼われている牛、羊、ヤギ、ウサギなどを見て回った。
「いやあ~、楽しかったな~」
「だね~」
「ピザうまかったな~」
「カオルちゃん他の感想は?」
「ラム肉も旨かった」
「あははは」
阿蘇から大分へと続く独特の景観を見ながら、湯布院に到着。
もう日が暮れていた。今日の宿も大浴場付き。ご飯の前に汗を流すことになった。
男子同伴浴場の脱衣所に4人で入ると、今日は誰も見当たらなかった。貸し切り状態だ。
「わあ、露天風呂だ」
「寒い~」
「早く暖まろうぜ」
「お、おう」
勇太の裸に慣れているルナと梓は、通常モード。
タオルを置いて、かけ湯して湯船に浸かった。ルナも梓も何も隠していない。
カオルはモロに勇太のアレを見て固まっている。
昨夜、処女は捨てたが、豆電球だけの部屋の中。昨日の風呂でも勇太を直視できなかったし、勇太のモノをはっきり見たのは今が初めて。
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「アタイ、よくこんなオープンなファミリーの仲間になれたよな…」
今更になって、そんなことを呟いている。
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