330 / 353
330 カオル、おめでと~
勇太、ルナ、梓、カオルは帰路についた。
前の日も4人でセッ●スした。なんだか、肉食男女でカオルを攻める感じだったが、そこはいい。
最後の日は大分県の別府市を中心に観光。夕方にパラレル別府駅から東九州リニアに乗る前には、駅前に名物と看板があったし2月だけど冷麺を食べた。
店を出ると口コミで集まった地元の音楽女子から勇太が囲まれる事態は起きたが、おおむね順調だった。
ちなみに福岡県のパラレル小倉駅で乗り換えた。地形の関係上、小倉がひとつの起点となるのは勇太の前世と同じだ。
勇太は、福岡、広島、岡山、新大阪、名古屋、東京くらいしか前世の東海道新幹線の駅を知らなかった。その駅名はパラレル世界にもあった。
改めて全部の新幹線の駅を見ると、恐らく前世ではなかっただろう駅名も幾つかある。そして思い出した。
ぼそっ。「そもそも、原礼留駅と書いてパラレル駅なんて、前世の日本には絶対になかったよな…」
つぶやく勇太を見て梓、ルナ、カオルは、ほっこりしている。
「また、ユウ兄ちゃんの不思議ゾーンが出たよ~」
「今度は駅名のことで何か言ってる」
「梓、あれがおめえが言う、性格が良くなったあとの勇太とのセットなんだろ」
「うん。最近は、あれが出ると安心するんだよね」
「ああ~、前の暗かったって噂の勇太は知らないけど、なんだか分かる~」
「アタイも何だか分かるぞ、ルナ」
今回の旅で勇太と梓&カオルが結ばれただけではない。
女の子3人も肉体的にも繋がった。この男女比1対12世界ならではの、女性同士の精神的な絆を感じている。
この感覚はまだ、男女比1対1世界で成長した勇太には分からない。
リニアモーターカーが大分県中津市で海の近くを通った。暗い中でも、ライトに照らされたパラレル中津城が見えた。
「おお、あれが黒田官兵衛の中津城か!」
「らしいね。ユウ兄ちゃんって、日本史が好きだったんだね」
「へ~、ナントカカンベーとか、よく知ってるな勇太」
「黒田だよ、カオル。歴史で習ったでしょ」
戦国期、幕末の日本史が好きな勇太からすると、黒田官兵衛は戦国期のビッグネーム。本当はパラレル中津城にも来たかったが、別府市から離れていたし嫁ズ3人が興味なかった。
なので、城だけ見てスルー。
勇太はパラレル官兵衛も調べていた。生まれた年は知らないが、1600年頃までは前世官兵衛と同じ道を辿った。
豊臣秀吉の家臣となってパラレル竹中半兵衛とともにパラレレル秀吉の片腕として名を馳せた。
ただ才能が溢れすぎて、天下人となった秀吉さえも恐れさせた。功績からすると少なすぎる福岡50万石に封じられても、なおパラレル秀吉を怖がらせた。そのために、家督を息子に譲り自分は中津に引っ込んだ。
時は過ぎ、1600年の関ヶ原の戦いに乗じて天下を取ろうとして失敗。勇太前世では、官兵衛の夢はここで断たれた。
しかしパラレル世界の日本では1603年に男子減少の原因となった疫病が横浜から蔓延し始めた。
情報網を張り巡らせていたパラレル官兵衛は挙兵し、瞬く間に小倉藩に迫る勢いで進軍した。
しかし病原菌は九州にも上陸。パラレル官兵衛は無事だったが敵味方を問わず男子がバタバタと倒れた。またも断念。
パラレル官兵衛は、この時の無理がたたり翌年の1604年に死去。享年59歳も勇太の前世と同じだった。
◆◆
夜9時過ぎ、4人はパラレル駅に降り立った。すると嫁ズのみんなが待っていた。
「勇太く~ん」「先輩~」「みんなお帰りなさ~い」「カオル、おめでとう」
「あれ、みんな来てくれたんだ」「お土産あるよ~」「ただいま~」「おう、勝ったぞ!」
音楽活動で九州を回っている純子、3日後の世界柔道に出場するために隣県に行った不知火マイコを除く嫁ズだ。長谷川三姉妹もいる。
ファミレスに入った。
早くもスマホを構えて撮影している女子がいる。12人まで膨れあがった勇太ファミリーのうち10人が揃っている。
なぜ嫁ズが、わざわざ集まって駅に来たかといえば理由はある。
キヨミがカオルの前に出てきた。
「貫通」。左手の人差し指と親指で輪っかを作って、右手の人差し指をずぼずぼしている。
「えっ、誰から聞いたんだ? あの、まあ、こ、こんなとこで、な、分かるだろ、キヨミ」
「やっぱり、済ましたっすね」
「おめでとうございます。カオルさん」
「え?」
勇太もルナも、梓もバラしていない。
カオルが恥ずかしいから黙っていてくれと言った。だから3人は沈黙していたのに、キヨミの誘導にカオル自身が引っかかった。
周囲の女子が、むしろざわざわしている。カオルはすでに、勇太とヤりまくりと思われていた。
そんな事情を知らない女子はともかく、勇太ファミリーではカオルに限ってみんなが心配していた。奥手な方の嘉菜でさえも。
『カオルは勇太と、きちんと男女の仲になれるのか』と。
なので、柔道の優勝祝い20パーセント、処女喪失の安心と祝福80パーセントの気持ちで駅に向かえに来た。
梓達も疲れているけど、祝福してくれるし全員でファミレスに入った。
お土産を渡したりと盛り上がった。
ただ最後に、ぶっとび麗子が言い出した。
「次に勇太君に処●膜を破ってもらうのは誰かな。留学前に嘉菜&真子かな? 前倒しで私でもいいよ~」
油断していた勇太は、飲んでいたウーロン茶を、ぶほっと吹き出した。
勇太の嫁ズは今のところ11人。勇太の嫁ズになる前から非処女だったのは花木純子のみ。
前世感覚が残る勇太は、3人の初めての相手になったことでもすごいなと、一昨日の夜中に思った。
前を見ると長谷川三姉妹が、自分達もいつでもOKとサインを出している。
嘉菜と真子は顔を赤くしながらも、次は自分達だよとアピールしている。
ぼそっ。「前の世界なら普通、修羅場だよな」
改めて、男女比1対12の世界ってトンデモないとこだなと思う勇太だった。
前の日も4人でセッ●スした。なんだか、肉食男女でカオルを攻める感じだったが、そこはいい。
最後の日は大分県の別府市を中心に観光。夕方にパラレル別府駅から東九州リニアに乗る前には、駅前に名物と看板があったし2月だけど冷麺を食べた。
店を出ると口コミで集まった地元の音楽女子から勇太が囲まれる事態は起きたが、おおむね順調だった。
ちなみに福岡県のパラレル小倉駅で乗り換えた。地形の関係上、小倉がひとつの起点となるのは勇太の前世と同じだ。
勇太は、福岡、広島、岡山、新大阪、名古屋、東京くらいしか前世の東海道新幹線の駅を知らなかった。その駅名はパラレル世界にもあった。
改めて全部の新幹線の駅を見ると、恐らく前世ではなかっただろう駅名も幾つかある。そして思い出した。
ぼそっ。「そもそも、原礼留駅と書いてパラレル駅なんて、前世の日本には絶対になかったよな…」
つぶやく勇太を見て梓、ルナ、カオルは、ほっこりしている。
「また、ユウ兄ちゃんの不思議ゾーンが出たよ~」
「今度は駅名のことで何か言ってる」
「梓、あれがおめえが言う、性格が良くなったあとの勇太とのセットなんだろ」
「うん。最近は、あれが出ると安心するんだよね」
「ああ~、前の暗かったって噂の勇太は知らないけど、なんだか分かる~」
「アタイも何だか分かるぞ、ルナ」
今回の旅で勇太と梓&カオルが結ばれただけではない。
女の子3人も肉体的にも繋がった。この男女比1対12世界ならではの、女性同士の精神的な絆を感じている。
この感覚はまだ、男女比1対1世界で成長した勇太には分からない。
リニアモーターカーが大分県中津市で海の近くを通った。暗い中でも、ライトに照らされたパラレル中津城が見えた。
「おお、あれが黒田官兵衛の中津城か!」
「らしいね。ユウ兄ちゃんって、日本史が好きだったんだね」
「へ~、ナントカカンベーとか、よく知ってるな勇太」
「黒田だよ、カオル。歴史で習ったでしょ」
戦国期、幕末の日本史が好きな勇太からすると、黒田官兵衛は戦国期のビッグネーム。本当はパラレル中津城にも来たかったが、別府市から離れていたし嫁ズ3人が興味なかった。
なので、城だけ見てスルー。
勇太はパラレル官兵衛も調べていた。生まれた年は知らないが、1600年頃までは前世官兵衛と同じ道を辿った。
豊臣秀吉の家臣となってパラレル竹中半兵衛とともにパラレレル秀吉の片腕として名を馳せた。
ただ才能が溢れすぎて、天下人となった秀吉さえも恐れさせた。功績からすると少なすぎる福岡50万石に封じられても、なおパラレル秀吉を怖がらせた。そのために、家督を息子に譲り自分は中津に引っ込んだ。
時は過ぎ、1600年の関ヶ原の戦いに乗じて天下を取ろうとして失敗。勇太前世では、官兵衛の夢はここで断たれた。
しかしパラレル世界の日本では1603年に男子減少の原因となった疫病が横浜から蔓延し始めた。
情報網を張り巡らせていたパラレル官兵衛は挙兵し、瞬く間に小倉藩に迫る勢いで進軍した。
しかし病原菌は九州にも上陸。パラレル官兵衛は無事だったが敵味方を問わず男子がバタバタと倒れた。またも断念。
パラレル官兵衛は、この時の無理がたたり翌年の1604年に死去。享年59歳も勇太の前世と同じだった。
◆◆
夜9時過ぎ、4人はパラレル駅に降り立った。すると嫁ズのみんなが待っていた。
「勇太く~ん」「先輩~」「みんなお帰りなさ~い」「カオル、おめでとう」
「あれ、みんな来てくれたんだ」「お土産あるよ~」「ただいま~」「おう、勝ったぞ!」
音楽活動で九州を回っている純子、3日後の世界柔道に出場するために隣県に行った不知火マイコを除く嫁ズだ。長谷川三姉妹もいる。
ファミレスに入った。
早くもスマホを構えて撮影している女子がいる。12人まで膨れあがった勇太ファミリーのうち10人が揃っている。
なぜ嫁ズが、わざわざ集まって駅に来たかといえば理由はある。
キヨミがカオルの前に出てきた。
「貫通」。左手の人差し指と親指で輪っかを作って、右手の人差し指をずぼずぼしている。
「えっ、誰から聞いたんだ? あの、まあ、こ、こんなとこで、な、分かるだろ、キヨミ」
「やっぱり、済ましたっすね」
「おめでとうございます。カオルさん」
「え?」
勇太もルナも、梓もバラしていない。
カオルが恥ずかしいから黙っていてくれと言った。だから3人は沈黙していたのに、キヨミの誘導にカオル自身が引っかかった。
周囲の女子が、むしろざわざわしている。カオルはすでに、勇太とヤりまくりと思われていた。
そんな事情を知らない女子はともかく、勇太ファミリーではカオルに限ってみんなが心配していた。奥手な方の嘉菜でさえも。
『カオルは勇太と、きちんと男女の仲になれるのか』と。
なので、柔道の優勝祝い20パーセント、処女喪失の安心と祝福80パーセントの気持ちで駅に向かえに来た。
梓達も疲れているけど、祝福してくれるし全員でファミレスに入った。
お土産を渡したりと盛り上がった。
ただ最後に、ぶっとび麗子が言い出した。
「次に勇太君に処●膜を破ってもらうのは誰かな。留学前に嘉菜&真子かな? 前倒しで私でもいいよ~」
油断していた勇太は、飲んでいたウーロン茶を、ぶほっと吹き出した。
勇太の嫁ズは今のところ11人。勇太の嫁ズになる前から非処女だったのは花木純子のみ。
前世感覚が残る勇太は、3人の初めての相手になったことでもすごいなと、一昨日の夜中に思った。
前を見ると長谷川三姉妹が、自分達もいつでもOKとサインを出している。
嘉菜と真子は顔を赤くしながらも、次は自分達だよとアピールしている。
ぼそっ。「前の世界なら普通、修羅場だよな」
改めて、男女比1対12の世界ってトンデモないとこだなと思う勇太だった。
あなたにおすすめの小説
異世界帰りのハーレム王
ぬんまる兄貴
ファンタジー
俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。
で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか?
異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕!
異世界帰りのハーレム王
朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら
普通
恋愛
男性は弱く、女性は強い。この世界ではそれが当たり前。性被害を受けるのは男。そんな世界に生を受けた葉山優は普通に生きてきたが、ある日前世の記憶取り戻す。そこで前世ではこんな風に男女比の偏りもなく、普通に男女が一緒に生活できたことを思い出し、もう一度女性と関わってみようと決意する。
そこで会うのにまだ抵抗がある、優は出会い系アプリを見つける。まずはここでメッセージのやり取りだけでも女性としてから会うことしようと試みるのだった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。